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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

孤独のグルメ【新装版】ようやく入手しましたので

 紹介させていただきます。ホントはBLACK徒然草とか有名な紹介サイトを見ていただくほうが早いとは思うんですが。

 拙ブログでも以前、10年ぶり特別編が世に出た際にどんな作品か、という部分についてはご紹介させていただきましたので、今回は新装版と文庫版の違いについて見ていきたいと思います。

 まずなにより特別編が収録されている点が一番の差異ですが、特別編を持っている私としてはむしろ紙質が良くなっているほうを押したい所です。最初の大きな版のほうは友人に見せてもらったきりで手元にないので比較対象とする事が出来ないのですが、文庫版と比較しますとその差は歴然です。この紙のほうが谷口先生の画が映えているので、この改善は大変好選択だったと言えるでしょう。
 そして、それと並ぶ大きな違いとして、私がコレクター根性以外の部分でも購入意欲を刺激された巻末の鼎談について触れたいと思います。
 原作の久住昌之先生、作画の谷口ジロー先生にどういういきさつか不明ですが川上弘美という作家さんが加わったもので、分量にして10ページほどありました。
 読んでみてよく分かったのがまず川上さんのこの作品についての知識と愛情です。作品の内容についてだけなら驚かなかったんですが、この漫画が『金魚屋古書店』という作品で取り上げられた話を振ってきた時には正直ぽかーんとしました。その割に実写版孤独のグルメがようつべに上がっているという話は知らなかったので、ネット経由ではなくたまたま読んで知ったのでしょうけれども、侮れないなと思いました。
 最初対談じゃなくて鼎談だというのを知った時には「この人はインタビュアーか?」くらいにしかとらえていなかったんですが、読後にはむしろよくぞこの人を加えてくれたという思いになりました。

 また、個人的に文字書きとして大変勉強になったのは久住先生の「食べ物の漫画で食べているシーンは濡れ場」という発言でした。この漫画という部分、小説に置き換えても十分通じるものがあります。自分が文章を書く時にどうやって、またどこまで生かす事が出来るか分かりませんが、大変勉強になりました。

 最後に表紙の話を。
 私は絵かきではないので技術的な事はよく分かりませんが、都内某所と思われる(看板に地下鉄 京王の文字があり)ごちゃごちゃっとした横丁のなかに一人たたずむゴローちゃんの姿は存在感があって大変キャッチーでした。今風ではない絵柄ですがだからこそ引き込まれるものがあります。「お、どの店にに入る気なのかな?」「これはむしろ迷った挙げ句別の所に行く可能性もあるな」とか深読みしてしまえるだけの物語を内包していました。

 本屋を何軒も巡って入手した甲斐がありました。

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フダンシズム1巻 感想

 この作品は眉目秀麗文武両道の少年宮野数(あまた)が道を踏み外していくお話です。「おまかせ☆てんてる」という架空の作品に萌え、浸る姉を持ったがために、そして恋した相手が腐女子だったがために…。

 最初は朱雀の付け合わせ程度で考えていたんですが、これがなかなかどうして。最近オタ回帰路線の私には良い気付け薬でした。

 どんな話かというあたりを、以下ネタバレでお送りします。

 発熱してイベントに行けなくなった姉の代わりとして売り子を手伝う時に女装されられたのが全ての始まり。このとき数は「アマネ」と名乗り、恋する相手小西望とイベント会場で出会ったことから抜け出せなくなり、彼女と接点を持つためにやおい本を読み、主題歌を覚え、あげくに小西望と女装した状態で腐女子交流してお泊まりまでしてしまいます。が、アマネとして女装したままなのでの蛇の生殺し状態。

 お泊まりして一緒の布団で寝ることになって「非常に不味い」事態に陥り、何とかしようとしたところ「余計大変なことに」なっていくあたりは笑いなくして読めません。

 あとは、姉と保健医に丸め込まれてうまい事利用されていく数くんがなんとも不憫で。「落とすなんてことはこの僕がさせはしない」と決意したところメイドのコスプレまでさせられて「お嬢様方」とか言わされて。あげくにファミレスで製本の手伝いですよ。それもこれも小西望のため。しかし親しくなっていくのはあくまで女装したアマネであって、数ではない。

 この他にも小西望にアピールするために数の状態で通学中の電車内でクリアファイルを手にしてみたり、剣道の素振りしながらてんみこてんみこ(本作の中で主に取り上げられているカップリングが「てんてる×みこと」略して「てんみこ」です)と繰り返し唱えてみたり。これを不憫と言わず何と言いましょう。

 「てんみこ」は本作全般を通じてのキーワードでもありまして、あちこちに出てくるのですが、ハイライト的なものとしては腐女子3人が「これからも『てんみこ』で」と手を握り合うシーンがあり、ここは三銃士を彷彿とさせます。

 幕間の4コマと姐さん講座も愉快でした。姐さん講座は腐女子の生態と「おまかせ☆てんてる」の紹介をしております。「腐反応」「腐具合」とかいう単語が素敵で。変身シーンにハァハァする姉が素敵で。コピー誌の素晴らしさを力説する姉がほんとうに素敵で。平野先生とはまた違った方向性ですが、もりしげ先生も同人活動がお好きなんだなぁと感嘆する次第でした。

 広くお勧めするにはちょっとためらわれるものもありますが、腐ネタOKという方、むしろ「こんな青春を送りたかった」という深度の進んだ方はぜひご一読ください。

 読後、引き返せなくなってもその辺は自己責任でお願いします。

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鋼の錬金術師19巻買いました

金沢に行くときにたまたま見かけたので購入しました。月刊誌のマンガなのに発刊ペース早いですねぇ。18巻は年末の発売だった気がするんですが。特装版のおまけがカルタだったし。
 さて。
 この巻でいよいよラストシーンに向け色々なものが見えてきました。黒幕の正体と目的、それに2人のオヤジホーエンハイムの正体と目的。その割にあんまり衝撃的でもなかったのは道中の暇つぶしで読んでしまったからでしょうか。よくよく振り返ってみると大きな伏線が回収されているターニングポイントだったんですよねこの巻。いいのかこんな読み方で。
 まぁ、アル&エドが知らないうちは話自体としては動かないと思っているので、今回は舞台裏をのぞかせてもらった程度に感じています。あの内容をアル&エドが知った時こそ物語は大いに加速していくのでしょう。
 

 あと、どんな環境でもいつものペースを崩さない大佐と中尉の掛け合いが大好きなのですが、この巻でも健在で嬉しかったです。掛け合いの陰に隠れてやってたことは大変な内容でしたが。

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アオイホノオ.1について

 まず表紙をめくると「この物語はフィクションである。」と書いてありますが、これは大人用語なので「フィクションということにしておく」もしくは「事実に基づいたフィクションである」と読むのが正しいようです。

 この作品の舞台である1980年代初頭と言えば、私が物心つきはじめた頃だったもので記憶もそんなに鮮明ではないのですが、少年サンデーよりもコロコロコミック、少年ビックコミックよりも小学館の学習雑誌を読んでいました。

 この「アオイホノオ」は燃える漫画家島本和彦の過去話を基軸にした作品で、どこまでが事実でどこまでがフィクションなのかは不明ですが、そういうことを気にせず読む方が面白いようです。

 タイトルの「アオイホノオ」は、青い頃の自分、という意味と炎は実は赤い部分よりも青い部分の方が熱い、ということがかかっているのではないか、ととらえています。

 

 デビュー前の庵野秀明、山賀博之、南雅彦、矢野健太郎らが出てくるだけでも買った甲斐があったというものですが、中でも伝説の「庵野秀明ジャージでウルトラマン」がマンガで読めたのはオタク冥利に尽きるというものです。
 こういうそうそうたる面々を自分のマンガのキャラとして動かせる力量はさすが島本和彦というべきでしょう。

 この作品は島本流名言集の数々が溢れていますので以下抜粋してみます。
 
・名言集
P30、P32「俺だけは認めてやろう!」
この読者の上から目線。ファンはこの立ち位置でいいと思うんです。同じ土俵に立っちゃったらダメでしょうけど。
私自身上から目線自体は今でも持ってます。あんまり使いませんけど。立ち位置が違うというのを言い訳にしてます。プロを目指しプロになれなかった人間に残された数少ない特権だと思ってます。


P48「アニメーターになって責任ある立場に立てば人気声優に会える!きっと、会い放題だぜ!?」
私は絵が描けない人間なのでこの発想はなかったですが、これ、別のところでも読んだ覚えがあるので、誰もが一度は通る道なのでしょうか。


P63「俺だけのあだち充じゃなくなったーっ!!?」
この「あだち充」を別の名前に置き換えれば、マイナーな頃から追っかけていた作家がメジャーデビューした時に同様のセリフを口走ったり心の中で叫んだりした人は結構多いのではないでしょうか。


P135「漫画ばかり描き過ぎて…3回留年!!いまだに一年生だ!!」
矢野健太郎先輩の名言というか炎の告白。さすがヤノケン。私が中学生だった頃この人には「らぶ・しみゅれーしょん」で私のハートと股間を射抜かれたものですが、スタートラインから既にこんなんだったとは。


P201「ああっ、やられたーっ!!!」
同じこと何度叫んだかなぁ。一番近いところでは「ハルヒ」でしょうか。あれでどこか心の中に残りくすぶっていたプロへのわずかな望みも完全に諦めました。
書くこと、書き切ることの大切さ、どんな面白い話も頭の中にあるだけじゃダメなんだ、逆にどんなつまらない話でも書き切ればそこから始まるものもあるんだってことを今でこそ分かってますが、学生時代は「つまらないものを書くとそこで自分が、この設定が終わってしまう!」とか言い訳してました。

 すいません。色々とよぎってしまいましたので今回はこの辺で。

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謎の彼女Xについて

 3巻だけレビューしてもご存じない方にはさっぱりですので、作品全体を通しておはなししていきたいと思います。当然ネタバレですので、それは困る、という方はこの先はお読みにならないようお願いいたします。


「この世にSEXというものが存在することをはじめて知った少年はー誰もがこう思うに違いない」「自分がそれを初体験する相手は一体どんな女性なんだろうかーと」
 これがこの作品の1巻の1ページ目です。

 これを眼にして、今自分が高校生でなくて良かったな、と思いました。ひねくれて老成したつもりになっていた高校時代の私はきっとこの作品を素直には読めなかったでしょうから。

 椿明が卜部美琴という少女に出会い、彼女のよだれがきっかけで恋に落ち、この物語は始まりました。やや風変わりに、そしてまた時にはオーソドックスに、2人の恋愛は歩を進めていきます。

 1巻で「よだれを舐める」「パンツを見る」「告白する」「ベッドインする夢を見る」「写真を撮らせてもらう」「パンツを渡される」まで進展します。

 2巻では「水着姿を見る」「水着姿を可愛いって言ったら彼女の照れる顔を見る」「彼女の家に行く」「彼女の部屋に入る」「彼女の部屋のベッドで寝てしまう(しかもエッチをする夢を見る)」「初デート」「お見舞いにきてくれる」「うなじにさわる」「ガーターベルトを見る」「2人で亡き母のお墓参りへ行く」「おしゃれ姿を見る」と来て最後に、お墓の前でよだれを舐め合ったあと「わたしたちこれから先ーもっと不謹慎なことすることになるんだから」というセリフで2巻終了です。

 高校時代ならおそらく告白のシーンあたりで色んなものがこみ上げてきて本を投げつけていたことと思います。そのくらい何というか、私にとっては距離を置かないと読めない漫画です。らぶかゆ物の文章を書き連ねてきたからこそ落ち着いて読めますが、何もなかったようでいて、何かがあったようでもあって、実はやっぱり何もなかったあの頃だったら。

 とか言いながら遠い眼になっている時点で完全に私の負けなのです。


 そして先日発売になった3巻。
 
「キス直前まで行く」「汗を舐める」「下の名前で呼ぶ」「日焼けあとを見る」「間接的に胸に触る」で終わってます。しかも最後は「もしあなたが望むなら…直接自分のてで触ってもいいわ…」です。

 このマンガは所謂サザエさん時空で何度も夏が来たり冬が来たりして17歳を繰り返しているのでこのまま進展しないままもどかしさだけを追体験して終わるのかな、と思っていただけに最後の胸の話には驚きました。

 ここまでも徐々に徐々に卜部と椿の距離が短くなっていく展開ではあったので、アレが予兆ではあったのかも知れませんが、私には意外でした。このまますんなり行くわけはないと思いつつ、この作品にどうしようもないまでに深く深く引き込まれていくのでありました。

 あと、おまけの性別逆転4コマ最高でした。もっとやってください。

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谷川史子「くらしのいずみ」買いました

 買ったのはちょっと前だったんですが、ここのところ書くネタが詰まっていたので後回しになってしまいました。

 谷川史子と言うと東京マーブルチョコレートのキャラクターデザインというのが現時点では一番知名度が高いのでしょうか。

 私の谷川作品との出会いはもうちょっと古く、結婚時に妻が嫁入り道具として持ってきた多数の本の中に入ってまして。ある日ふと手に取って読んであっさりとハマり、その後今はなきアワーズプラスという雑誌に掲載されていたので追っかけていました。

 そのアワーズプラスが休刊になり、掲載されていた作品が軒並み単行本化される中、谷川作品だけはなかなかそうならずやきもきしていましたが、このたびようやく出版され、喜び勇んで購入した次第です。

 
 もともとこの方は少女マンガ家なので、その手の作品に慣れていないとちょっととっつきにくいかも知れませんが、今風ではなく古き良き少女マンガの世界観なので恋愛ものとしてしっかりできています。この人にしか描けない作品になっています。セリフ回しとか絶妙です。

 本作「くらしのいずみ」はオムニバス形式で色々な夫婦の形、愛情の形が描かれています。うちもかなり特殊と言うか変わった夫婦なので(と言っても谷川作品のモチーフになるような方向性ではありませんが)読んでいて共感したりうらやましくなったり。
 そういう意味では対象年齢の高い作品かも知れません。でも面白い作品のでここで紹介しておきます。お勧めしておきます。

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オトナアニメvol.7買いました

・万世橋仮面と目つきの悪い先生と頬を赤らめる交の表紙
・絶望少女達(野中藍、井上麻里奈、小林ゆう)INTERVIEW
・龍輪直征副監督が語る第1期さよなら絶望先生
ほぼこの3つのために。

オトナアニメvol.7
(売れるのか売れないのかこの表紙)

 買ったあとで「魁!男塾実写版」「もやしもんINTERVIEW」「JAniCA芦田豊雄INTERVIEW」あたりも読むところだったのに気づき、買った時に覚悟したコストパフォーマンスよりだいぶ安くなったので助かりました。嫁への言い訳的に。

 なんで小学生の頃から本の買い方が変わってないのか。なんでいちいち本を買う時に「こことここを読むからこの値段でも元取れてるから。無駄遣いじゃないから!」とか考えないといけないのか。

 ちなみに今回メロンブックスのポイントで購入したので現金は使わずに入手しました。なのに言い訳から入るというこのチキンぶり。
 若者のみなさんはこういう三十路にならないようにご注意下さい。


 さて。
 メインの絶望少女達INTERVIEWですが、INTERVIEWというよりは実際は座談会に近いものでした。

 出だしでは「神谷さんが先生みたい」とか「学校のクラスみたい」とかアフレコ現場の雰囲気が伝わってくるエピソードがたくさん語られていました。多分読みながらニヤニヤしていたと思います。

 また、新房監督について聞かれた時に一同沈黙してしまうところは何回呼んでも笑えます。その後井上さんのフォローが入り野中さんがうまくつなげますが、小林さんが絵の話をしてくれたのでまた笑ってしまいました。

 音響監督のむちゃぶりで一番大変なのが神谷さんとかいきなりNOVAうさぎやってくださいと言われる小林さんとか当日に急に台本渡されたとか、声優さんって凄いなぁとしか言えません。

 久米田先生の消息も話題に出てました。月に一回くらいスタジオに顔を出し毎回高級スイーツを差し入れるとか。みんな久米田先生大好き、とか物腰が柔らかとかいう話題の直後に『ハヤテのごとく!』の話題が出てくるあたり読み手が何を期待しているのかを分かっている構成だと思います。

 途中まで伏せていたとか話題に出た瞬間久米田先生の目つきが変わったとか。でも井上さんは和解させようと頑張っているそうです。

 MAEDAXについても皆さんフォローしてましたが野中さんが「前田さんがつぶれているのを見ました。つぶれている前田さんはかわいかったですよ」とさっくりやってくれました。

 新房監督がキャラソンから作品にフューチャーしていきたい考えをもっているらしいということなので、油断しない程度に期待しておきます。

 最後のシメで小林さんがカエレモードと楓モードを使い分けていたのが素敵でした。ぜひ音声で聞きたいのでここの部分CDでもDVDでもしてください。買います。


 龍輪副監督の裏話コーナーは逐一突っ込むと長くなるのでまとめます。

・MAEDAXの声優化はこの人が仕掛け人だったのか。しかも「ずっと思っていた」とか。その他の部分でもアドバイスを受けているらしいのでそのうち「監修:MAEDAX」になる可能性も。
・教室のプレートはわざとだけど、奈美の出席番号はリアルで間違えたそうで。奈美と新谷さんカワイソス。
・ナディアの色っていうのは10年後には用語として定着しそうな気がします。ナディアンブラウンとか。
・ハマショーについては「使えなかったのは後悔」だそうですが、それは渡れなくて良かった綱だと思います。
・「この週逃すとチャンスがない」とか「ギリギリ差し込みました」とか崖っぷち感満載。
・「千里が畳の目に沿って掃いてないのは失敗した」というのは見逃しちゃったのであとで見直してみます。

 その他の記事については語る余力がないので触れずにおきますが、ちゃんと読みましたのでまた機会があれば触れたいと思います。

 さらっと上にキーワードだけ書いちゃったので、検索に引っかかっちゃって来られた方おられましたら誠に申し訳ありません。

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キスシス(kiss×sis)2巻買いました

 すいません。とっくに出てたのに気がつきませんでした。最近情報を追い切れてないのは何が原因なのでしょうか。情報収集は欠かしてなかったはずなんですが。うかつでした。

 ご存じない方にご紹介させていただきますと、このマンガはあの「まほろまてぃっく」の作者ぢたま某先生の描くらぶこめです。具体的に言うと中学3年生の弟を大好きな双子の姉2人のお話です。ほぼそれだけです。

 画像は↓をご参照ください(画像を使いたいだけなのでリンクは踏んでいただかなくて結構です)。



 それにしてもこのキスシス、直接的なエロスを抜きにして18禁未満でどこまでやれるかの実験マンガみたいな話ですね。私はこのマンガのおかげで放尿はセーフという貴重な知見を得ました。

 あと、ありがちな妄想で申し訳ないですがこういう姉がいたらどうしたかなぁということを思わずにはいられません。うちは愚弟が一人いるだけですのでこういう話にはどうしてもリアリティを抱けません。すなわちファンタジーの領域なので、何をどう描かれても「実際は結構こういうもんだよ」とか言われると素直に信じてしまいます。

 たとえあり得ないとは分かっていても、信じた方が楽しいじゃないですか!嬉しいじゃないですか!

 というわけで以下感想いきます。
 
P39「圭太が飲んでくれる?」「ご冗談を」「そうね何ゴトにも順序ってものがあるわけだし」飲尿に至るフローチャートを示していただけると幸いです。
P40「漏斗があれば!」ホントにぢたま先生は尿がお好きで。
P66「え!えっちなのは?」「いけないと思います!」やっちゃったー。
P106「ごっごめんっ 汚しちゃった…」死ぬまでには一回言われてみたいなぁー。
P121「生えてる?」「生えてるわよっ!!」
P130「長いよ」ここに至るまで約4ページ妄想シーンでしたから。高校女子の妄想ってのが救いですが。
P131「違うわよ!トイレで一本ヌイてくるの!!」ラジオドラマにしないかなーこのマンガ。
P133「私間違ってた一本一本がすごく大事だって…私やっと今わかったの…」盲腸の時に一回剃られたきりでそれ以降は(自粛)だからなぁ。ちなみに異性のを剃ったことはあります。
P140「こういうのを若毛の至りって言うのかしら」おやぢギャグ好きですよねぢたま先生。しかもかわいい女の子に言わせるのが。心底オヤヂですな。
P154「備えあれば憂いなし」備えない方がいざというときドキドキが増すというメリットもありますよね。どっちを選ぶかはその人次第ですが。
P165「ヤってしまった」このマンガ初のれずシーン終了。
表3 他社なのに充電ちゃんの広告が入ってますがこれは一体どういう流れでこういうことになっているのやら全く不明です。
 
 えー。まー。その。チョイスには色々異論反論抗議等ございましょうが個人ブログですのでご容赦ください。

 3巻が楽しみです。

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孤独のグルメ復活!

 久住昌之原作、谷口ジロー作画のオヤジ食道楽マンガ「孤独のグルメ」が特別編という形で復活しました。これ、読み切りなのか連載開始なのか。原作者久住さんのブログでは「1回限り」ということでしたが、雑誌には新章始動って書いてあるんですよね。

 今はなき「パンジャ」という雑誌に連載していたのは10年以上前(94〜96年)、その後単行本化されたのも97年、文庫化したのもの2000年。私が持っているヤツは2002年というふるーいマンガなのですが、これがネット界隈で話題になり、息の長ーい売れ方をして今回の復活につながりました。

 これ、どんなマンガかと言いますと、酒が飲めない個人貿易商の井之頭五郎があちこちで食事をするというだけのマンガです。「だが、それがいい」わけです。特に私のような食べ歩き大好きオヤジには心に来るモノがあります。

 たった1冊、全184ページのマンガを何回も何回も読み返し、その挙げ句同じコンビの「散歩もの」というマンガや、この路線に微妙なクロスをしている「深夜食堂」というマンガも買ってしまいました。

 深夜食堂にゴローちゃん登場したら面白いなぁ。豚汁定食と酒しか品書きになくて、あとは注文すれば大体のものは作ってくれる食堂に行ったら何を頼むのかなぁ、とか考えて楽しんでました。

 そんな状態でしたもので、特別編が掲載された今週号のSPAを買いに走ったんですが、これがどこの本屋・コンビニにも売ってませんでした。買えたのは最寄りから2つ離れた駅のキオスクでした。SPAがそんなに売れていた記憶がないので、今週号は孤独のグルメ効果だったのか、それとも売れないから今年から扱う店が激減したのかその辺は分かりません。

 今回は入院した主人公が病院で「うん しみてるしみてる」と独り言を言ったり、モノローグで「食べ始めているのにさらに腹がへっていくようだ」とか呟いたりしてました。
 食べるということが特別な楽しみになる病院の中でいつもの調子を貫くゴローちゃんに改めて惚れ直した次第です。

 私のところも昨年の六月に妻が入院しまして、その際に病院食のご相伴にあずかる機会があったんですが、今の病院食は結構おいしくなってますね。「この野沢菜マジメな味」とか素敵なフレーズは出てきませんでしたが。


 1ページ目に夕食が出てきますが、ちゃんと見て分かる絵であるにも関わらずキャプションが付けてあって「カレイの煮付け」「一緒に煮たネギ」とか書いてある訳です。これが「ネギ」ではなく「一緒に煮たネギ」であるところが私にはツボなのです。

 「そんなもんわかんねー」という方は多分正常です。「分かってくれ」とも言いません。今回のブログは「孤独のグルメ」にちなんでオヤジの独り言ということでご容赦ください。

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今更ながら「育ってダーリン!!」にハマってみる

 昨日に引き続き育ってダーリンの話を。

 このマンガは週刊少年サンデー増刊に1994年〜1996年にかけて連載されたものの謎の中断を経て2002年に突如復活して完結した作品です。

 作中で作者の久米田先生が「これは何かの罰ですか?」と書いてますが、6年で絵柄も作風も変わってしまったのでラスト2話が大変な事になってます。でもちゃんと読めてちゃんとオチているのはさすがだと思いました。

 久米田先生にはファンも多く、分析サイトもあるので今更語る事もないんでしょうけども、ブログなんであえてその辺は無視して好き勝手に書いてみます。

 このマンガは羽留うらら(16歳)が「理想の男がいなければ理想の男を育てるまで」という発想に基づき坂本冬馬(11歳)を青田買いして同棲するお話です。ワガママでエゴを押し付ける割にちゃんと反省するうららと、けなげに期待に応えようとする冬馬が萌え対象です。
 
 現在の作風とは違うので、黒いギャグを期待して読むと肩すかしに遭いますが、歳の差のギャップをうまくギャグにしながら、ハートフルに話をまとめているので、ちゃんと読める話です。
 実はウチも歳の差夫婦なので(男女は逆ですが)結構ズガンと来る部分があったりして、暇があるとつい手に取ってぱらぱらとめくってしまいます。
 
 見かけたらぜひ手に取ってみてください。

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