鋼の錬金術師第25巻 感想
・恐怖すら覚える表紙でした。ゾッとするというよりも、凍りつくような…。
・「シンの人間ハ」「盟約を必ず守ル」こういう流れにはグッと来るなぁ。
・「ブリッグズの峰よりすこし高い所へ」敬礼!
・父子再会のシーンとしては、ちょっと父ちゃんが愉快な状態過ぎる。
・人柱とは扉を開けた者。私が勝手に「博士」って呼んでるこの老人、口調も言動もそのままのはずなのにどんどん狂気がむき出しになっていくのがいいなぁ。
・すっげぇダイレクトな脅迫。首はやめろよ首は。死んじゃったら脅迫になんないよ?
・「奴が笑って逝ったのなら」「我らが泣く訳にはいかん」こういう指揮官の元で働きたい。死ぬほどこき使われるの確実だけど。
・「この女が死んだら錬成するかね?」この神経紙ヤスリっぷりと言ったら。
・「わかったよ中尉」「人体錬成はしない」血を吐くような思いで絞り出したんであろう、このセリフの重み。
・「そんなだから貴様は足元をすくわれるのだ」冷静な判断力と観察力。やはり幹部になる男は違うなぁ。
・片方の武器でもう片方を貫くところも歴戦の軍人っぽいですな。
・メイ、よくやった。
・「私の目配せに…」「よく気付いてくださいました」「付き合い長いからな」「それに「人体錬成なんてしたら撃ち殺してやる」」「…てな形相で君が睨むのでね」我が家もこういう夫婦関係でありたいと思います。
・「今の私には止めてくれる者や正しい道を示してくれる者がいます」こういうつながりを英語だとソーシャルボンズとかソーシャルキャピタルとか言うようですが、人とのつながりはホントに『財産』だな、と思います。
・『お父様』とセリムが来て、形勢逆転。状況の動かし方の巧みさはいつもながら見事の一語。
・大総統と大佐、直接対決。やっぱり戦闘力が違うなぁ。
・博士、退場?
・「君はどこを持っていかれるかな」大総統、博士とは役者が違うな。
・望まぬままに送り込まれ、そのまま送り返される大佐。
・しかしもちろん、『そのまま』ではなかった。
・「人間が思い上がらぬよう正しい絶望を与える」「それこそおまえ達人間が神とも呼ぶ存在…「真理だ」」正しい絶望。奪われた者たちに、与えられた者たちに、突き刺さる言葉。
・アル、ついに身体と邂逅。しかし、そこで身体を拒まねばならない無念。
・『5人』『揃った!!!』揃っちゃった。
・「そんなスジの通らねぇ真理は認めねぇ!!!」世は理不尽で満ちている。
・イシュヴァール人たち、動く。
・スカー対ブラッドレイ。この2人がベストバウトだろうと思っておりましたので、始まってグッと来ました。そして、ここでヴェールを脱ぐ隠し球。ブラッドレイの戦闘民族な表情が驚愕に染まる。
・で、おまけが全てを持っていく。物理攻撃&精神攻撃。「動物園のにおいがする…」で『ああ、中尉も動物園に連れて行ってもらったことあるんだ』とか考えちゃいました。色々すいません。
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