楽園 Le Paradis 第3号 感想
表紙
・挑戦的で、そして本屋でレジに出しにくい表紙でした。
・このお風呂に入ってる女性、最初は挑戦的できつい印象だったんですが、何か気になったので何度も見直しているうちに目に涙が浮かんでいることに気がつきました。さすがだシギサワ先生。
総扉
・二宮先生のイラストでしたが、南の島の夕焼けか朝焼けかっぽいシチュエーションで薄手のワンピースにノー下着という大胆不敵。
・幼い感じの女性の表情が、より無防備な感じで良かった。
すきなひと
・現場に遭遇。
・妹だったのが不幸中の幸い…ではなかった模様。
・友達から恋人にステップアップできると、確かに絆はより強い気がします。
・妹さんが祝福してくれて良かった。
・会うたびにやってて、それで付きあってないってのもなぁ。端から見たら『何だそりゃ』なんですが、恋人でも友達でもなく、でも身体だけは繋がっている関係ってあるんですよね。セフレとかそっちじゃなくて、不思議な中2階というか。
14歳の恋
・思春期って厄介。私の場合傷だらけになりながら、それでも何とか切り抜けたっていうのが正直なところです。
・大人になりかけ、というややこしい心と身体を抱え、子供に戻れる時間と存在はどれほど貴重なことでしょうか。
・そのかけがえのない時間を共有できる相手と、ぎこちなく過ごす1日。そして気付いてしまう。自分たちの位置を。
・でも、子供に戻る時間は大切にしてほしいですね。
全ては一つの空の下
・シギサワ先生は色んな手札をお持ちなんですねぇ。この展開は正直想像できませんでした。
・そして、一読し、ああ、この話はギャップ萌えのお話なんだな、と理解した次第です。
・男のキャラが今イチ刺さらないと言うか消化不良を起こしていると言うか。気に入らないとかそういう状態ではないんですが、もうちょっと読み込めばこのキャラの魅力に気付けるんだと思います。
・それとも、男女を入れ替えれば私にも理解できるかな。
・私も前カノに半年付き合ってるのを隠されたなぁ…。ちょっと遠い目。
・私の場合は別れちゃいましたが、このお話の2人はなんだかんだで長く続くんでしょうねぇ。
・お互いをちゃんと分かり合うのに時間はかかるかも知れない。でも、恋人になるのには時間はそれほどかからないのかも知れない。
・「楽そうに思われると逆に燃える」か。分かるなぁ。
・猫突っ張りに大笑い。
・着けるものは着けましょう。
・いいな、と思った感性は大事にしましょう。私もなんだかんだ山谷たくさんありましたが、結局その相手と結婚しましたし。
・何物にも代え難い存在になってしまうとダメなんですよねぇ。どんだけムカついてもいらだっても、その人と一緒にいないではおれない。理想より何より、大事になってしまう。
楽園からのハッピーバースデー
・沙村先生のSFはいつも入り口が私好みです。急角度と言うか何と言うか。そんな入り口ねーよって言いたくなるような不思議な場所にある感じで。
・四〇歳で妖精王か。五〇歳で妖精神というのも気になるな。
・そして女王と結婚へ。にしても女王の写真がサッポロビールなことがすごい気になります。
・そして女王はサンマに憑衣。有りかそんなの。
・触感は説得力あるよね。うん。でもそれで二次元卒業できちゃうのはもともと素質があったんだろうなぁ。
・あっさり人類滅亡。二〇万年後にネコミミ王国になってるけど。
ひたひた
・いつもながらツルケンの描く猫はいいなぁ。
・ああ、これForget-me-notの伊万里だ。
・ゆるーい空気が脳に染みます。
テオブロミン
・タイトルはカカオの苦み成分の名前でした。
・女性の病み方と、男の深みにハマっていく様が私個人としてはすごくツボなんですけども、この雑誌の想定読者層とはマッチングするんでしょうか。それだけが疑問です。
・好きになることが怖い、好きになられることが怖い、幸せが怖い、そして何もかもが怖くなって、逃げる。
・身体が全てを解決する訳ではないけれど、確認できることはある。
白昼夜夢
・夜夢は病む、なのかなぁと要らない深読みをしてみたり。
・見たい未来だけを見られれば良いのにね。
・見ても見ても、見果てぬ夢。「待って…」の表情が歳不相応に幼くなってるところとかいいですね。
・どれだけ悪いものが見えても、やっぱり『今』が『現実』が自分を動かしていく。
・未来は変わる。知っていても、知らなくても。なんて素敵な結論。
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