コミケ参戦記2日目
明けて14日。朝早くに、宿から程近くにある某神社で昇殿参拝し、諸々祈願。
終了後、宿に戻ってチェックアウトし、いざ有明へ。ただし、今回も直行はしない。この日はまず東京駅に出て、荷物を最低限に絞る。バッグの中身のほとんどをコインロッカーにしまい込み、身軽になってからいざ有明。
東京から有楽町へ。有楽町から豊洲へ。そして再び国際展示場正門駅へ。乗り換えの手間はかかったが、駅からの移動距離が短い利点はやはり捨てがたいので。
昨日と違って開場直後なので、駅からの眺めが人が8割で通路が2割、みたいになっている。また、経路も昨日と違って大回りをさせられるが、これは事前に覚悟していた。しかし、りんかい線国際展示場駅方面へ回り込むことになったため、これならば素直に新木場まわりで来るべきだったかも知れない。
などという反省をしている間もあらばこそ。足はせっせこせっせこと会場を目指す。今回は絶望放送ブースの前に行くところがあった。東館シ53b、サークル名さうんどすとっく。ご存知の方も多いと思うが、絶望放送の同人誌を作成しておられる上に、今回の不安ブックのデザインも担当されたさとちさんのところを目指して一路ひた走る…ことはできないので、ひた歩いた。前後左右ひたすらに人、という状況下、気温と湿度がさらに追い討ちをかけてくれたおかげで時折「死の行軍」なんて単語も脳裏をよぎったりしながらも無事に到達することができた。
さて。困惑したのはこの時。ネタにしていただければと思って、台湾版さよなら絶望先生をお渡ししようとしたのだが、しかしこういう場は久しぶりすぎて、どう渡したものやら迷う。考えていてもどうしようもないので、購入ついでに売り子の方に「すいません、こちらをさとちさんにお渡し願えますか」とお願いした。この時購入したのはクモハ通信の11と12。11は7月18日のさよなら絶望先生オンリーイベント『絶望想会』で新刊として初出のもの。一緒に買えてラッキーだった。
挨拶もそこそこに今度は再び絶望放送ブースを目指す。
体力ゲージに不安があったためどこかで休憩を挟みたかったが、一度気を抜くとかえって危険だと思い、そのまま行軍続行。昨日同様外から階段を上がって西館到達。
この日は海浜幕張には行かなかったようで、絶望放送ブースにはシュガーちゃんことマヨネーズ佐藤こと佐藤ディレクターとマーガリン田原こと構成Tのコンビがおられた。佐藤さんは「原作連動企画にも関わらず売れ残っている」AKB(アカバネ)84Tシャツを売り込んでおられたが、田原さんはそれを笑顔で見守っておられた。交代制なのだろうか。
私は申し訳ないと思いつつもAKB84Tシャツをスルーして昨日売り切れていたSZBH納涼セットときばっちテレカを購入。ちなみにみんな大好きおっぱい党Tシャツはこの時既に完売。あったら絶対買ったのに…。
SZBH納涼セットはうちわ、タオル、ミネラルウォーターと、それを入れるトートバッグという組み合わせ。タオルには『神谷クリーニング』と書いてあって、大いに笑う。
さて。このあとをどうするか。もう1カ所2カ所回ろうかとも思ったものの、やはり帰る道のりが長いことを慮れば、ダメージが軽いうちに撤収するのが賢明だろうと判断してゆりかもめの国際展示場正門駅を目指す。
体力があるうちに撤収したので、駅に貼ってあるポスターを見る余裕もある。この時見つけたのが、3つ先の駅にある船の科学館で行われているエルトゥールル号の企画展ポスター。エルトゥールル号は今から100年以上に和歌山県沖で沈没したトルコ軍艦で、600人近くが亡くなる惨事になる一方、救助された69人が無事帰国し、これを機に両国の親交が始まったと言う日本トルコ両国にとって絆の艦でもある。また、イランイラク戦争時、テヘランに取り残された200名以上の日本人を「エルトゥールル号の恩返し」とトルコ救出してくれたエピソードにも繋がる。
これに関しては以前からちゃんと一度系統立てて見てみたいと思っていたので、急遽寄り道決定。これも余裕を持って撤収したおかげである。
まぁ、この件はブログの主旨からは外れるので簡潔に記すと、企画展もさることながら、もともと私が船好きなので通常展示も含めて思いのほか長時間堪能してしまった。企画展に関しては図録も購入した。
その後、新橋からアキバに出て、汗まみれの身体をスーパー銭湯江戸遊で洗い流す。既に服が汗まみれなので身体だけ洗っても臭いはあまり軽減されなかったかも知れないが、行かないよりは遥かにマシであるし、体力の回復度合いも違う。
いつもより長めに入って念入りに身体をほぐし、マッサージイスのお世話にもなって、また水分もしっかり補給したことでだいぶ元気を取り戻す。ということで、コミケ延長戦とばかりにアキバ巡りを決行。K-BOOKS、とらのあな、メロンブックスといった定番どころを主にサーチしてまわり、幾ばくかの戦果を得た。メイド喫茶にも行きたかったのだが、流石にこの日は大混雑だったので断念。
あとは東京駅に出て、新幹線で帰途についた。1泊2日の繚乱旅行はかくして幕を閉じたのである。
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