マンガで分かる心療内科2巻 感想
・2巻はレギュラーが1人増えて、より手に負えない感じが増しておりました。具体的に言うと心理士の療、看護師のあすなに、あすなの姉のいやしが加わったんですが、ボケとツッコミでやって来たものをボケ倍増にするとツッコミが過労死する感じです。姉のほうはむしろボケでもツッコミでもなく暴走にカテゴリするのが正しいのかも知れませんが。
・2巻は色と心理、適応障害、バウムテスト、パニック障害、露出症、オイディプスコンプレックス、季節性感情障害、窃視症、睡眠障害、後悔の心理について取り上げられておりました。割とここだけ読むと普通の学習漫画っぽいかも知れませんが、うっかり職場の人間に貸したり出来ない仕様になっております。
・というか先日、職場でうっかりこの漫画の話をしてしまい、貸してくれと言われて大いに困りました。「いやいや、ギャグ漫画ですから」と言ったんですが、それが余計に先方の興味をそそってしまったようで。
・今回一番印象的だったのは本編ではなく解説の「うつや不眠は本人が苦痛だから治療するけど、性嗜好に関する病気は社会生活ができなくなるまで治療にこない、というお話でしたまぁ、逆に言うと性嗜好なんて言うものは、法に触れたり社会生活を阻害したりしない以上はそれでいいと思います。どうしてもそれが許せない人がなんか色々うごめいているようですが、ああいうのが一番困りますねぇ。むしろそっちのほうが病気だろう、と。
・漫画本編のほうで一番のインパクトは睡眠障害の回での「寝室を、睡眠と性行為以外に使わない」というアドバイスですね。「なんで性行為もプラスしてるんですか!?」というツッコミが、いつもはボケ役のあすなから行われたので余計印象的だったんでしょうけども。心理関係の文章ってたまに『え?それ必要?ホントにそこまで言及しなきゃダメ?』ってのがありますが、これはまさにその典型例かと。
・ともあれ、笑って学べるというキャッチコピーには偽りない内容でした。もしこれから読まれる場合は、油断せずお読みください。
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