さくらデモクラシー! 感想
とは言え、マーク付きですので、本文は分けさせていただきます。お読みになりたい方はお手数ですが「つづきはこちら」をクリック願います。
・今回一番好きなコマは、カバー下漫画の、媚薬の仕込まれた桜餅の毒味をさせられておかしな事になっている金魚です。毒に当たってプカッと浮いてる金魚は見た事ありますけど、媚薬にやられた金魚なんて見たの初めてです。高津先生はやっぱりすげぇなぁ。
・メインディッシュである所のその手のシーンが良い出来である事以上に、繰り出されるキャラクターのイキの良さと細かい所にちりばめられた小ネタが秀逸でして。
・キャラで言いますと、主人公草一郎の母にして不当に若い造形の初名(はつな)の、己に正直な生き様がお気に入りです。前作「それは歴史にカかないでっ!」でもヒロインの母が己に正直で非常に微笑ましかったんですが、今回も秀逸でした。というか、ロリ母という存在がこんなに刺さるとは自分でもビックリです。
・これだけだとさすがになんですので、ちゃんと主要素についても言及しておきますと、キャラのセリフ回し、アングル、動きを感じさせる描写に絶頂時の表情と、どれを取っても私好みでした。特に、最初は余裕綽々なのに、途中から主導権取られた初名の溺れっぷりが良かったですね。やはり堕ちる、落とす、というところに男のロマンを感じます。
・その他、隣の奥さんとの仲を取り持ってもらおうと悪魔を召還したら当の本人が悪魔として召還されてしまった「だってだっての悪魔さん」、ドS妹とドM兄の幸せな日常を描いた「ネジレバネ」、既婚女性と近所に住む少年とが祭りの夜に交わる「祭りの夜が終わるまで」の3作に、エロスで愉快という路線をきっちり維持した描きおろし16ページの「さくらデモクラシー!その後」が収録されております。という訳でボリューム的にも大満足でした。
・あと、読んだ方にだけ分かる話で申し訳ありませんが、「お義母様の莫迦はどこへ行かれましたかッ!」はこち亀の部長のパロですよね。こういう漫画でこういう事やってくるのが大好きです。
・好評であればマーク付き漫画の感想も増やしていきたいと思いますので、コメントや拍手等でご意見たまわれましたら幸いに存じます。
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