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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

オタ夫婦旅行記 長浜編

 うちの夫婦は揃ってオタクな上にあちこち出かけるのが大好きなのは既にこのブログでも何度か書かせていただきましたが、これからはシリーズとしてまとめていくことにしました。

 今日は唐突に「出かけよう」ということに。理由は特になく、強いて言うなら昨夜私が妻の帰りを待たずに寝てしまったためご機嫌直しが必要だったからということくらいか。
 問題は目的地をどこにするか。買い物するなら梅田に出よう、観光しになら名残の桜を見に行こうという絞り込みをかけ、買い物は別に今日でなくていいということで名残桜を見に行くことに。京都からほどほどの距離でどこかまだいい咲きぐあいのところがないか探すと、長浜という候補地が見つかる。
 長浜というキーワードに記憶の奥底を刺激されたのでちょっと探ってみると、「海洋堂フィギュアミュージアム」が見つかった。

 ああもうこれは行くしかなかろうということで、掃除洗濯が終わったあとでちょっと遅めの出発。しかも京都駅で昼食を食べてしまったため、長浜に到着したのが3時半というかなりな出遅れ。

 とにかくフィギュアミュージアムが18時で閉まってしまうので、まず向かう。せっかくの古風な町並みをほぼ素通りして目的地に無事到着。

 入り口には画像を駆使した看板がいくつもある上、ゲートの両脇にケンシロウと大魔神。ゲートの上にはレッドドラゴンまでいる。これなら日本語がわからない外国人観光客でも一目瞭然と言う有様。

 中へ入ると1階はミュージアムショップになっていて、無数のフィギュアが販売されているため思いっきり引っかかりそうになるがかなりの努力で振り払って受付カウンターに。
 入場料を払うとプレゼントフィギュア用ガチャガチャコインをもらう。回してもらえるのは「ドラゴン」「ドンキホーテ」「コウテイペンギン」のうちのどれか。
 コウテイペンギン狙いで回したらドラゴンが出た。一方で妻は見事コウテイペンギンを引き当てる。このへんの引きの強弱はもうどうしようもないくらいに動かしがたい。

 展示のある2階にあがる階段にはウェルカムフィギュアとでもいうべきか、ピラミッド上に並んだ綾波とアスカが。いきなりこれか。
 一発目から強烈なパンチを食らってその衝撃が冷めぬまま、「ああっ女神さまっ」の等身大三女神が視界に入ってさらにしてやられる。

 階段を上がり切ったところにあったのが動物フィギュア。噂に聞いていたマイワシの群れを生で見て「フィギュアだと分かっていてもうまそう」と私の中の最上級の褒め言葉で称える。
 ほかにも映画の撮影でも使われた等身大トリケラトプスとかあって、当初はさっさと流すはずだった動物フィギュアに結構な時間を費やす。

 しかもその先にあったのが東海道五十三次をフィギュアにより再現したもので、妻はほぼスルーだったのに私は完全に足止めを食う。すげーすげーと感嘆しながら2周する。

 足止めを食う私を妻が迎えにきて、今回の主目的であるアニメ特撮区域へ連れ去られる。ここには色々なアニメ・マンガ・特撮作品の名場面がジオラマ形式で展示されているのだが、中でもイングラム対グリフォンは見事の一語でまた貼り付く。

 ようやく見終えて、いよいよ真骨頂「ガールズゾーン」へ到達。メジャーからマイナーまで数々取り揃えてずらり並んでいる女体フィギュア。さすがにメモは取らなかったので覚えているままに書くと、ヴァリス、ときメモ、エヴァ、ナデシコ、サムスピ等々。どれもこれもハイクオリティで「ボーメさんすげー」の言葉しか出てこなかった。中には乳首が露出しているものもあっていいのかなーと思ったりもしたが、ここに来るような人ならまぁ無問題だろう。ヴェネチアでやってたオタクの部屋をコンセプトにした展示も再現されていたりしてこれも嬉しかった。

 一番奥には社長の個人コレクションコーナーがあったりして、この会社の根っこ部分を見ることが出来た。

 一通り見終わって、一階のミュージアムショップへ戻る。リボルテックダンボーを見つけてかなり購入意欲を刺激されたが、手持ち資金の関係から保留する。アニメ・漫画・特撮関係以外にも戦国モノとかご当地モノとか幅広く備えてあり、1つ買うとどれも欲しくなるため絞り込みをかける。

 絞りきれないまま気分転換のつもりで同じ建物のオルゴール堂へ行ってみたところ、いきなりジブリグッズコーナーがあってほんとうにオルゴール堂なのかと思うが、よく見たらオルゴール堂なのは一部で、建物の他のスペースには地元のお店が色々出店している。
 その中に1つ、我が家に多数転がっている戦国武将を猫にしたグッズを扱っているところがあった。ワゴンの中に、既に発売されているのを知らなかった「いしだみつにゃん」のぬいぐるみがあったのですかさず購入決定。
 これで購入資金が尽きてしまったので、海洋堂のミュージアムショップには戻らず外へ出た。

 その脚でもう1つの目的であった桜を見物するべく駅を挟んで反対側にある、長浜城跡の豊公園へ向かった。

 桜は一部が盛りを過ぎていたが、それでも多数がまだまだ見応えがある状態で踏みとどまっており、来た甲斐は十分あった。結構広めの公園なので、ぶらぶらするだけでかなりの時間をかけて桜を楽しめた。そのまま琵琶湖の湖畔へ出て、ぶらぶら歩きを継続。どんなトラウマに由来するのか不明だが、私は水辺に来るとそれだけで嬉しくなってしまうので結構冷たい風に晒されながらも延々湖畔を歩く。

 ヨットハーバーまで出たところでさすがにだいぶ身体が冷えてきたので駅まで撤退。構内の喫茶店に入ろうとしたら「すいません、もう終わりです」と言われてさらに撤退。駅となりのマクドナルドに入ったが、どうにもコーヒーを飲んだ気がしなかったので海洋堂ミュージアム近くのサイフォンコーヒーの店に出向く。案内された席が海洋堂仕様で360度ぐるっとフィギュアに囲まれている上、海洋堂社長を初め山口さんボーメさんらのサインまで並んでいるという濃厚ぶりはどうしたことか。外観には一切触れられていなかったのは店内の雰囲気を守るためかも知れないが、偶然ここに入れて良かった。

 夕飯を茂美志屋というところで「のっぺいうどん」というあんかけうどんを食べて帰った。

 出発が遅かった割にはなかなか濃密な時間が過ごせて良かった。

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