コミック乱九月号 感想
・三冬がすっかり味をしめたというかなんというか。「なんというはしたないまねを…」いいではないですか。
・「もうお帰りになるのでございますか?」嘉助の表情がなんともさみしげで。そのあとの月一度は泊まりに来るから、と言われたときの嬉しそうな顔との対比がおみごと。
・「三冬殿…今夜はまた二人きりになれる」「はい」こっちもまた嬉しそう。
・間宮道場に訪れた道場破り。「むさ苦しい風体」とか言われているが、腕前は確か。
・門弟がことごとく打ち倒されたため、大治郎登板。
・派手ではないが確実に優劣が示され、道場破り鷲巣見平助は「まいった」と声をあげる。
・道場破りのはしごをする鷲巣見。「急に金が要ります」とは言え、ハードなことやってるな。
・お礼に、間宮孫七郎謹製の木刀が。
・鷲巣見はその後2つまわって金十両を得る。しかし「あと四十両は欲しい」って。
・鷲巣見は捨て子だった。しかも、鷲の巣の中という一風変わった場所に捨てられていた。そんなところにセンスを発揮されても困るだろうなぁ。でも拾ってくれた人がいい人でよかった。
・5年鍛えてひとかどのものになり得た上、「いずれはこの道場の跡をついでくれい」とまで言われたのに、両親を探す旅へ。
・探しきれなかった上、道場は閉鎖…。
・でも旅の空で子をなしていたのか。その子のための荒稼ぎだったのか。納得。
・「一期の冥利にぜひとも真剣で闘ってみたい」との想いから果たし状。
・察してもあれこれと問いつめたりしない三冬はできた嫁。
・思い残すことなく、眠りにつく鷲巣見。しかしそこに火の手が…。しかも銃持ってる奴まで居る。念入れすぎだぞ。
・道場破り相手の恨みか。剣に生きるものは剣に死すのはまだしも、火と鉄砲って。
・大治郎、きっちり無念を晴らす。
風雲児たち幕末編
・「精忠組は全員脱藩!?」で拍手喝采のあとに「すると薩摩藩士は動いてくれぬのか……」と落とすところはネガティブ。
・勅を欲しがったというのは水戸の水戸たるゆえんですなぁ。
・討ち入り作戦を覆した一蔵ドンの手紙。そして、その手紙を覆そうとする有村兄弟。
・「アウトドアは人目についてよろしくない……」武装集団が白昼堂々行軍できたら大変です。
・まだ続いてたんですよね、宸翰返納騒動。忘れかけてましたけど。
・井伊大老、完全にブレーキが壊れている。で、協力関係にあった筈の存在、間部と太田が辞職、と。水野忠邦を思い出す展開になってきました。嗚呼、歴史は繰り返す。
・「たとえ殿の御命令でも開けてはならぬっ」「と殿に命じられてござるっ」あるある。
・御三家のひとつを取り潰す、なんてできるんしょうか。将軍を出すかもしれない家柄なのに。
・水戸藩が無政府状態に…。
・「話の中で何日経ってるのかなぁ〜〜〜〜」この漫画でそれを気にしたら負けな気が。
・いずれの家臣か?というのは当時の武士には重い質問ですね。
・で、話も一段落してようやく登場した田中新兵衛。何ヶ月越しの登場だったのか。
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