純潔のマリア2巻 限定版 感想
・本編、通して読むとやっぱり重い漫画ですね。連載の時はドタバタ展開に救われていた部分もありましたが、こうやって単行本でまとまると、それでは打ち消しきれない重さがどっとのしかかってきました。
・状況に乗っかるもの、状況を諦めるもの、状況に流されてしまうものといる中でマリアだけがあがいている。どうしようもない、どうにもならないと知っていて、なお。ううん。重い。
・本編ではないですが、差し挟んであった広告によると、もやしもん一番くじが11月下旬に発売になるそうで。どれを見てもハズレ無しな感じなので今から楽しみです。狙うはラストワン賞。
・さて。画集の方の感想を。ほぼ見覚えのあるもので構成されていて、自分がいかにがっつりと本作を追いかけて来たのか思い知りました。おかしいなぁ、書店配布用イラストとかもあったのに。
・そんな私ですが、流石に初見だったのが純潔のマリアの原型とも言えるコンピエーニュの魔女です。純潔のマリアも暗いですが、こっちはさらに暗そうですね。
・あと、初見と言えば「エロすぎてお蔵入り(石川先生談)」になったアルテミスのイラストも今回初めて見ました。このローアングルからの見上げる構図の生かし方はさすがの一語です。
・貴重なのが、ユーストで幸村先生と対談したときに、互いのキャラを描きあった時のイラスト。アルネイズよりも脇の2人にどうしても目が行ってしまうのはどうしたものでしょうか。
・最後に。モノクロでの緻密な描写も、カラーでのセンスある色の置き方もそれぞれ楽しめて大変満足でした。またいずれ、このような企画をお願いします。
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