昭和生まれの平成懐古話 第1回 「メグ姉の時代」
そもそものきっかけは『糸色望のオールナイトニッポンR』を確実に聞く為に、そして感想を書く為にラジ録というソフトを購入したことです。
実にお手軽にradiko経由で録音ができるので、調子に乗っていくつかアニラジを録音してみたのですが、番組表を見ていくうちに「お、Tokyo Boogie Nightってまだやってたのか」と気づき、録音して聴いてみました。いやぁ、変わんないですねぇ。
往年のリスナーだった私はこれを機に段ボール箱から林原さんのCDを引っ張りだして聞き直してみました。発掘してみると出てくる出てくる。ファーストアルバムの『Half and,Half』から始まって、『WHATEVER』『Perfume』『SHAMROCK』『SPHERE』『Enfleurage』。聞き直して色んな記憶がフラッシュバックしてきたため、勢い余ってiTune storeで『Give a reason』と『Get along』も購入しちゃいました(注釈:『bertemu』買ってなかったので入ってなかったのです。実家に帰れば上記2曲のシングルCDはあるんですけどね。今のMacは8センチのCDが入らない仕様なのでインストールしてなかったというわけです)。
いやぁ、いいですわぁ、メグ姉。なんだか心身ともに変な力がみなぎっていくようです。アニメやラジオドラマのオープニングテーマだったりエンディングテーマイメージソングだったりする曲が多いから余計に記憶の逆流に威力を発揮したみたいです。その作品に触れたことがなくても、歌が持っている時代の空気に包まれていると思わず「懐かしいなぁ」と口走ってしまいます。
魔神英雄伝ワタルのヒミコ、らんま1/2の女乱馬、スレイヤーズのリナ・インバース等々、挙げればキリがありません。今で言う『萌え』のポジションではありませんでしたが、いつも画面の向こうやラジカセのスピーカーから元気をくれたのがメグ姉の声でした。
綾波やら灰原やらの方が今は有名なんでしょうけども、私の世代ではメグ姉と言えば元気キャラでございました。とか言いつつ、お姉さんキャラや大人キャラも好きなんですけどね。アルバムの曲で言うと『Sad Man』なんてたまりません。今聴いても十分いけます。
私の人生の中で「メグ姉の時代」というべき頃が確実にありました。
この声と歌は折れそうな心とか行き場のない怒りとか壊れそうな頭とかその他諸々を抱えてどうしようもなく、またどうにもならない時に、私を支えてくれたもののひとつでした。ありがとうございました、というのも変かも知れませんが、私は感謝しております。
手持ちのアルバムを夜通し聴きながら迎えた朝は、不思議といつもより明るい気がしました。
あと、今回ラジオドラマに全然触れられなかったので、その辺もいつか書きたいですね。熱血電波倶楽部の思い出とか。
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