昭和生まれの平成懐古話第8回「1995年」
さて。この年に始まったアニメは多数ありますが、その中でも『新世紀エヴァンゲリオン』『新機動戦記ガンダムW』『スレイヤーズ』『飛べ!イサミ』『天地無用!』『神秘の世界エルハザード』あたりが個人的に熱かったタイトルです。多分実家を漁れば今挙げたタイトルはまだ当時録画したビデオテープが残ってるんではないでしょうか。
エヴァに関してはまぁ紹介不要でしょうが、個人的な思い出としては、『ふしぎの海のナディア』『トップをねらえ!』ですっかりガイナックス作品にハマり込んでいた私でしたが、事前情報の不足から第1話は友人が録画していたビデオで見る事になってしまったのが痛恨事でした。最初は家族と一緒に見てたんですが、アスカが来た回あたりからのラブコメ展開に気まずくなって、ビデオ録画を後で一人で見る形式に切り替えました。その後、どんどん過激なシーンが増えていったのでこの選択は正解だった問いまでも思っています。まぁ、もっと言うとエヴァの情報量の多さから何度も何度もビデオを見返したり、果ては気になったポイントをメモに取ったりまでしたので、集中するためにも1人で見て正解だと思いました。
また、当時友人から電話で「今度のガンダムは見ろ!主人公の決めゼリフが『お前を殺す』なんだよ!」と強く勧められた『ガンダムW』はそれから10年以上の時を経て妻の嫁入り道具として我が家にDVDがやってきて、約半年をかけて見ることになりました。まだファーストガンダムの呪縛から逃れられずにいた当時の私には、まだ敷居が高かったんですよねぇ。今でも結局W以外はちゃんと通して見てませんが、これは機会が無いからで、機会さえあればGとか0080とか見てみたいものは割とたくさんあります。
また、上記に列挙したアニメの中でも特筆したいのが『飛べ!イサミ』です。なんと言うか、入り込むのが遅かったんですが、入り込んでからは割とどっぷりでしたねぇ。メインの3人がタツノコアニメ『未来警察ウラシマン』『赤い光弾ジリオン』等を思い起こさせる立ち位置で、かてて加えてご町内アクション路線というのが私の好みのど真ん中だったもので。気に入ったあまり漫画版も全巻揃えてしまう程度にはハマり込みました。しかし、まさかこの作品の主演声優さんを後日野球関係でお見かけする事になろうとは、この時は夢にも思いませんでした。
また、アニメ関係で触れておかねばならない件としては、この年に『永遠のルパン3世』の山田康雄さんや『ミスターお爺さん』の宮内幸平さん、『説明せねばなるまい』の富山敬さんがそれぞれ亡くなり、個人的に耳馴染んでいた声優さんが世を去られたということで忘れがたい年でもあります。
また、ゲームで言うとこの年には『ドラゴンクエストVI』『鉄拳』『第4次スーパーロボット大戦』『バーチャーファイターリミックス』『三國志V(パソコン版)』等が発売、そしてサテラビューシステムやバーチャルボーイなど任天堂が新しい試みを開始した年でもありました。個人的には友人宅でわいわい楽しみながら遊んだ記憶が強い時期です。成人していたというのに、ノリが完全に中学生でお恥ずかしい限りです。
さらに。この年はコミケが20周年を迎え、それを記念して夏に初の3日間開催を行なわれております。また、東京国際見本市会場の閉鎖に伴い、この年の冬で晴海の定期開催が終了しました。このころはほぼ毎回参加をしておりましたが、本を売ったりもせず、始発で出発したりもせず、勿論コスプレもしないという感じで実にぬるい参加態度でございました。どうしても買いたいものがある、というよりはお祭りに参加する事自体が楽しみというレベルでしたので。コミケ自体の空気も、まだまだ牧歌的なものが残っていたように記憶しています。
曲がりなりにもイベントで売るような本に書き手として参加するのはこれからさらに2年後のことになります。この本では迂闊にも実名で18禁小説を書くという暴挙に出ましたので、うっかり他人に見せたりあげたりできない困った代物です。
イベントで思い出しましたが。確かアニメ関係者による阪神・淡路大震災チャリティーイベントがこの年の4月にあって、そこで私が東映動画見学権を落札した記憶があるんですが、詳細が思い出せない上にググっても特に情報が出てきませんでした。情報をお持ちの方は是非お寄せください。
というところで、いつも以上にグダグダですが、今回はここまでとさせていただきたいと思います。記憶の裏を取る為に調べていくうちに書きたい事がたくさん出てきてしまい、書ききれなかった内容も多いので、機会があればまたこういう形で書いてみたいですね。
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