コミック乱三月号 感想
・初っぱな状況整理してもらえたのは正直ありがたかった。並行していろんな事が起こってるので。
・「これについて詳しく描くためにはまた正月に…」いやまぁ、完結するんならいいですけどね。
・「直弼にとって安眠できる日はなかったのである…」「ぐおわ~~~」「ごさあ~~~」初期にもこのギャグあったな。確か秀忠ので。
・江戸名所図鑑に江戸城が描いていないのは納得ですが、今の今まで気付きませんでした。何年読んでも勉強になります。
・大名オタク、鉄っちゃんならぬ武っちゃんですか。隠居前最後の登城とかだといい場所の取り合いになってケンカしたりするのかしら。
・「拙者は晴海の頃から通いつめておるわ」このおっさんはモデルが居そう。
・「お父っつあん あたい次からメイドさんのコスプレしようか?」「せんでええヨ」冷静なお父っつあん。
・「来たっ」「御三家尾張公じゃっ」この視界でこの早さは異様。あと、ケータイで行列を撮影しても無礼討ちにされないのは江戸城のすぐ側で揉められないからと解釈。
・ドラマと実際の検証は大いにうなずくところがありました。特に門からちょっと出て見張ることもこともしなかったのだから、誰も襲われる心配なんかしてなかったというところは目から鱗。
・「羽織を脱ぐのが早いっ」「刺客丸出しだっ」でも気付かれなかったのは、井伊家側の油断もあるでしょうが、天候による視界不良も大きかったのではないかと。所謂桶狭間の戦いを思い起こさせますなぁ。やはり奇襲は相手の油断と天候が成功要素か。
・大名オタどもが空気読まず歓喜してたら苦笑いだったんですが、さすがにそういう事はなかったか。
剣客商売
・「わしなぞ今にして後悔をしているのじゃ。剣のかわりに包丁の修業でもしたほうがよかったかと……」「まさかに……」「いや、ほんとうじゃよ。」冗談に聞こえないから困る。
・「むかしはいかに暑くとも汗など出なかったものじゃが…」現代の感覚だと汗をかかない方が不健康な気がするんですが、戦地を想定して水を飲まなくても動ける身体を鍛え上げていた結果なんでしょうかね。
・今回の事件は子供の勾引(かどわかし)。安心の小兵衛先生クオリティで無事救出。
・しかし、爺やは…。合掌。
・我が孫の命を救われて礼にも来ないのは確かにおかしい。ソレに対して「叱りつける」ことが「きまってるじゃあございませんか こんなことじゃあおひざもとの暮らしが成り立ちません。」と言える事がちょっと羨ましい。
・「越後屋半兵衛というお人は、我が孫の危難を救った者へ奉公人をつかわして礼をするようなお人なのかえ。」「そういう主人の許ではたらくのもなかなか辛いことだろうな、ええ……」「お帰り。」ここでうっかり「はい」と言っちゃうところは正直者だな奉公人。
・「御内聞に」か。人目についた上にある程度役所も絡んだ騒ぎになってるんだから、小兵衛先生だけ口止めしてもなぁ。
・「そのみなさまへもいちいちおたのみを致しまして……」どんだけ金品ばらまく気だよ。
・「帰って主人に申せ。このようなまねをしても人の口を閉じることは出来ぬぞ。」おっしゃるとおりです小兵衛先生。
・「返すのじゃ。」「もったいない。」おはる、主婦だなぁ。
・そしてまたひとり、人が死ぬ。
・口止め金は突っ返した上で、自腹を切って事情を探らせる。これが何とも言えずかっこいいのですよ。
・ここにもうひとり、御用聞きの湯島の長兵衛という人物が浮かび上がる。
・手代の首吊り自殺。しかも駆け落ちが捕まってひどい折檻の末に。これは後ろ暗いことこの上ない。
・湯島の長兵衛は御用聞きなのに、茶店の女主人を妾にしとるのか。こいつはなにかあるとしか思えない。
・密談しているメンツがどう見ても悪人です。
・保護している人間が保護されている人間をさらうのだから失敗のしようがない。
・…と思ったら行く手に小兵衛先生が。さすがすぎます。そして、一刀一閃。
・やっぱり折檻で死んでいたのか手代。悪事を隠蔽しようとして強請られるというのは定番ですが、失うものが多い人はどうしても我が身をかばおうとして、その定番に身を落としてしまうんですなぁ。
・人の恐怖を煽るためだけに人を殺せる人間を外道と言う。
・悪と、その悪につけ込んで悪事を為した人間は退治されましたが、それよりも不幸な目に遭った娘がささやかな幸せを身に寄せている事にホッとします。
PR