ムダヅモ無き改革7巻特装版付録 第一次ラグナロク大戦報告白書 感想
・レポートは序文とレポート1〜13、ステッカーとポストカードで構成されております。ポストカードは真田二佐で納得の人選ですが、ステッカーがプーチン大帝とティモシェンコ閣下の旧ソ連コンビなのは何故でしょう。ティモシェンコ閣下が『ユーリヤたん』と称したくなるような杖を持ってるのは何故なんでしょうか。
・一応、「国防総省刊」と銘打ってますので、ホンモノとよく似たマークが表紙と裏表紙を飾っていますが、この辺の怒られると怒られないの境界線、訴えられるとられないの境界線をよく心得ている竹書房でなくては出来ない悪ふざけ。
・さて。レポート内容ですが、概ね悪ふざけと『MMR』や『ムー』的ノリに満ちております。本文もさることながら、ヤルタ会談のキャプションに『連合国最強雀士』って付けたりするところとかは何度見ても笑えます。
・奥付によると写真は無断転用ではなくちゃんと共同通信から提供を受けてる模様。まさか共同通信もこういう用途に使われるとは思うまい。分かってて提供したら同罪だが。
・麻雀博物館をCIAの秘密基地にしているところはセルフパロって言って良いやら悪いやら。
・松川事件や三鷹事件をUFOの仕業にしているのはかなり『ムー』っぽい。というか、そこだけ見ると『ムー』と区別がつかない。
・こういうものの本文を引用するのは控えたいのですが、それでも敢えてひとつだけ拾うとすればレポート5の最後、「アイヒマンは雀荘で多牌してしまい、それを隠そうと握り込みまで行ったため、店のマスターによって告発。1960年にイスラエルに連行され、翌61年には裁判でオープンリーチへの振り込みを命じられ絞首刑になった。」でしょうか。高レベル電波にも程があろうよ、という名文です。ツッコミどころしか存在しません。
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