ながるるるるるこ 感想
・本作は宇宙を放浪する少女るるるこが地球を目指す?いや、あんまり目指してない気がする…。とにかくまぁ、少女るるるこが飼い猫のふーナと共に宇宙を放浪するお話です。
・時系列が行ったり来たりするのでるるるこが大きくなったり小さくなったり。逆に言うと何処から読んでも大丈夫な安心仕様となっております。
・見どころはるるるこ&猫のふーナのほか、個性豊か過ぎるキャラクターたちです。とかげ宇宙人のサールス、図書館の司書先生、宇宙海賊、犬の軍鑑の犬たち…自分で書いておいて何ですが、未読の人を完全に置いてきぼりですな、ここ。拙ブログは一応好きな作品の感想を書いて未読の方にも興味を持っていただきたいというのが趣旨のひとつにあるんですが、本作についてはかなり難しい気が。
・感覚としては絵本を楽しむように読むのが良いようです。本作の場合、ストーリーを追うのも悪くないですが、1話8ページの中にちりばめられた不思議と愉快と可愛いと堪能するのも良いと思うのです。それこそ絵本のように。
・そういう意味では小さい子に読ませてみたくなるのですが、その場合はその場合で漢字が難しかったり設定や状況が特殊だったりするので、やっぱりこれは竹本ワールドにどっぷりひたり続けてきた先生のファン向け作品なんでしょうかねぇ。ぜひ、これまで竹本先生の作品に触れた事が無いという方に本作を読んでいただきどう思ったかを聞いてみたいところです。
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