おひとり様物語4 感想
・母は母でペネロペだし。似たもの親子。でも実家帰ったら家の中でもフラメンコの格好してるのはショッキング映像にも程がある。
・全部を「面倒くさい」で流しているのは心情としてはよく理解できます。そうなるころからひとりを持て余し始めるところとかも。まぁ、趣味が多すぎて持て余す事がほとんど出来なかった人間も居る訳ですが。
・「お料理の特訓を」「しようと思います」唐突な母の決意。架空の存在である「あちらのお母さま」に「申し訳ない」とか言っちゃうよく出来たお母さん。
・「5つ離れた駅に暮らす母の味がここにある」受け継ぐということは、繋がっているということ。
・31歳のバイト巫女…。長く続けてればバイトでも貫禄あるだろうなぁ。
・バイトとは言え、新郎が元カレか。私は式そのものを挙げなかったのでこういう愉快な経験は出来なかったのはちょっと惜しい。
・出会いは学園祭かー。遠い世界だなー。
・17歳と21歳。昔は何の問題もなかった出会いなんですが、今、この組み合わせで実際に付き合うと条例だ何だとうるさくなってしまいました。
・社会人と学生で付き合うと、社会人が金銭的に良いところを見せようとしてしまうのは男女どちらが社会人でも変わらないなぁ。
・「ちゃんと回収できそう?」友人の生々しい発言。たぶん私もこう言われたら反発するでしょうけど、言う側の心情自体は理解します。
・先の見えない状況で、帰ったらゲームやってましたという。心の折れる音が聞こえるね、これは。
・「おめでとうございます」言ってやりたい事はたくさんあったはずなのに。口をついて出たのは祝福。おめでとうって良い言葉だよなぁ…。生きていて、心底からこの言葉を何回言えるか。
・サボテンの鉢植えに仕込まれた小袋。このお話はコメディ&ホラーでちょっと経路が違いますね。ギャグも多めで。でも最後はちゃんといい話なのが谷川節。
・幽霊の遺した花の種を、ふたりで分ける。遺した種は芽を出し、いずれ花を咲かせるでしょう。
・部屋が汚いというのは我が家も同様なのですが、外面のいい人は大変でしょうね。ていうかせめてこのくらい外面を気にした方が良いような気がしてきました。
・ステキ女子詐欺の片棒担ぎは男の子が好きな男。そういう人との距離の取り方ってどうなんだ。難しい気がするのに、この2人は肩の凝らない良いポジショニングしてるんですよねぇ。
・最後は押し入れに押し込める。押し入れって便利だよね、うん。
・招き入れてみれば、自宅なのにアウェー。トラップだらけ。
・「なんでヤカンは使わないの?」ダメか。鍋でお茶淹れちゃダメか。
・本気になれば何でも出来るはず、という幻想はいつか自分ではぎ取らなければならない仮面。とりあえず、最初は小さなところから。
・「私たちは今日からおひとり様です」2年間の偽装結婚って長いよなぁ。よく続いたもんです。というか、きっかけが酔った勢いって。ちゃんと両方市役所に来ちゃうあたりは似たもの夫婦なのか。
・「一生一緒にいるとは言い切れないで生きてきました」「でもチームなら作れる気がします」「やっぱり僕と結婚しませんか」我が家のプロポーズも似たような感じだった気がしますが、一応6年続いてます。
・焼き肉丼がある喫茶店なのか。割とフリーダム。
・事前にきっちりルールを決めておくのは、偽装ではない結婚でも大事な事です。どうせ途中で変更やら追加やら出るんですけどね。
・東京への転勤で、あっさり解散。「無理だよねえ」「うん 無理」という流れはさすが偽装。
・でも、一緒に過ごした思い出は残っている。ちゃんと、しっかり、まちがいなく。
・同窓会、成人式の時に流れで参加して以来ずっと縁がありません。やってはいるらしいですが、声すら掛かりません。
・呪いの言葉ってあるよねぇ。日本には言霊という考え方がありますが、割とこれがなかなかどうしてバカに出来ない。
・「ごめん…」「覚えてない…です」「そ」「そりゃそうだよ〜〜〜」言われたほうは忘れないんだよね。
・新しい呪いをかけて去るような真似は、逆立ちしても出来そうにありません。
・なくした傘を追いかけて。1人2役とか合コン話とか、今回もややギャグ多め。
・傘は、哀しい経緯を経て、でも素敵な役割を果たして戻ってきました。
・あとがきがわりの告白物語、ラストの話が実話に基づいていたという衝撃のネタバラシ。これ読んで、もらった傘を盗まれた哀しい出来事を思い出してしまいました。
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