絶対可憐チルドレン第31巻 感想
・「相手をしておやり。」「僕の可愛い子供たち(チルドレン)…!」もうひとつのチルドレンがここに。
・たくさんのプロトタイプ悠理。どうしてもエヴァのあのシーンを連想せざるを得ない。
・「感覚が全て奪われた!」「まずいな。」「これじゃどうにでも料理できる。」ここの『奪われた感覚』って五感なのかな?少なくとも触覚は生きてたみたいに見えますが。
・「局地迎撃超能力・「震電」!!」「火炎重爆防御・「呑龍」!!」嗚呼、軍オタとしては熱くならざるを得ない。ちなみに震電はプロペラが後ろについている珍しい設計の実戦に間にあわなかった幻の局地戦用戦闘機、呑龍は別名一〇〇式重爆撃機呼ばれた重武装重防御な重爆撃機です。
・「君はかつての仲間の能力が使えるんだね…?」「それが君の複合能力の秘密…!」しかも目の前で死んだ戦友の能力を引き継いだのか。これは確かに軽々には語れない。
・「気にすることはないよ。」「コストはかかるが代わりはいくらでもいるからね。」「僕の体から作った、」「僕の所有物(クローン)だ。」「どうしようと僕の勝手だろう?」何とも胸の痛くなる暴論。コイツぁぶっ壊れている。
・「よくも…!!」「この外道……!!」こうなってしまうと、フェザーの忠告も耳に届かず。こういうところは欠点でありつつ、それを補ってあまりあるほどの美点とも言える。
・「このままじゃ歴史を…」「繰り返してしまう!」歴史を変えるということは、どこかにひずみが出るんですよ。
・(奴は人間を—)(エスパーを工業製品として生産してやがる。)これがすべての理由。未来のチルドレンたちが皆本と袂を分かって、パンドラに合流した理由。
・影武者を応酬した結果、空中捕獲な目にあうギリアム。
・「僕を人質に取っても無駄だ。」「普通人に超能力を普及させるという理想の前では—」「僕の命に価値などないんだ。」前半は美しい嘘で後半は苦い本音だな。
・「死に勝る苦痛」が口撃。椎名作品らしいなぁ。
・「ユーリが家出してやっとお前に出番が来たんじゃないのか?」「金と技術を費やしてようやく役に立つダメエスパー…」「僕のカンではこう言われて育ったんじゃないか?」「「お前は役立たずだ」…ってね。」という真実がギリアムの心の一番脆弱な部分を剔抉する。
・死にかけた京介はテレポートで虚数空間へ。そしてようやく長い長い回想が終わる。
・一方、悠理は平和の直中にて肉球堪能中。この平和を守るためにこそ、人は武器を取る。
・残された兵部京介の欠片を巡って、バベルとパンドラで奪い合い発生。パンドラに引き渡そうとしたものの、当の本人が渋るという…。姉の威厳が通じないため、物理の力で反省室へ。この辺の解決方法も姉と弟という関係性が変わってないと痛感する。
・ギリアム、お叱りタイム。パパンはかなりお冠。おかげで、押しちゃいけないスイッチを押してることにも気づかず。まぁ、パパンはその発言がスイッチだなんて思ったことが一度もないのかも知れませんけども。
・「ユーリは天才ですが、」「1人の天才に頼るシステムでは長く繁栄できません。」もしかしてこれ、オタ業界の隠喩でもあるのかな?と思ってみたり。
・「僕は世界の形を変える。」「二度と戻れない姿に…だ。」「世界は僕という存在を永久にその形に刻むだろう。」矮小な精神の尊大な野望。これはギリアムとしては『復讐』なのだろう。
・そんな荒廃した精神の歪みに翻弄されるであろうはずのチルドレンたちの、束の間の平和な日常は、女子同士の王様ゲーム…おいお前ら。
・「エロい遊びは元気でますもんねー。」確かにエロスは生命活力活性化の切り札だが、いいのかそれで。
・そんなことを言っている間に、プロトタイプ悠理襲来。今度こそ幻覚ではなく本物かな?
・管理官と賢木のコンビ。この2人の戦闘シーンって割と貴重。
・大人らしくクレバーな戦闘方法。
・「超能力がなきゃ俺たちゃ、」「ただの子供とズルい大人なんだなぁ。」でも逃がしちゃうのな。
・未解決問題の解決に向けて、バベルとパンドラとで鳩首会談。
・「ヒゲ…」「コワイ!」「剃って!!真木ちゃんホラ早く!!」「ダメだ姐さん!!」「真木さんの本体はむしろ髭の方!!」「やかましい!!」1%あるかないかぐらいの部分が残りを支配しているのか。
・「皆本くんは問題児の育成に定評あるし、」「任せてみるか…」安心の皆本児童園。しかし、当の園長が受け入れ拒否を。しかも主に私怨由来で。
・賢木に入り込んだウィルス的な何か。「わからないのか!?」「これは超能力攻撃だ!!」そこで発揮される年の功。
・「仲間のことは任せる。」「僕は…」「戻る…」「時が来たら」アイシャルリターンと宣言して、去る。
・「僕は人間じゃないから」「たぶん敵の影響は少ないはずだよ」便利だね、ちび京介。
・賢木の中に入り込んだのは、真っ黒で純粋な悪意。それはまるでガン細胞のように広まり、蝕む。
・今回の襲撃に込められた、ギリアムの、自己満足にも似た伝言。どっちがメインなのかねぇ。
・(生まれつきの能力を持っているお前らは、)(憎悪され、引きずり降ろされて当然なんだ。)(そうするのが力弱き者の本能—)(「黒い幽霊」はその代理人なんだよ…!!)自分の中の問題性を巧みにすり替える。
・薬液を霧状にしてガン細胞に直接アタックかけられる治療法は理想的ですねぇ。副作用も減らせますね。
・しかし、どんなプログラミングの結果なのか、攻撃されると一直線に脳を目指し始め、あっという間に…。知能のあるガン細胞って手に負えないのう。
・そして暴走賢木を止めるために戦いが始まる。
・「皆本さんかっこいいー!!」「そのままそのエロ医者を殺っちゃえ!」本音がだだ漏れる紫穂。最近意図的に漏らしてないか。
・鎮静剤でおとなしくさせた後で、サイコダイブ。今回はちび京介ことフェザーも加えてクアドラプルで。4人チームの初駆動。
・褒められてムフーするちび京介は微笑ましい。
・ちゃんと4人で機能するのは、やはりフェザーの中にある京介データの賜物か。
・「翼がないのは貴様のせいじゃない。」「だが、その悲しみを他人の翼を折ることで慰めるというなら—」「貴様には……」「未来など必要ない。」兵部京介の、怒りとともに吐き出された本心。
・無事解決するも、すっきりしない皆本。
・おまけはとにかくシガさんが気の毒。
さぷりめんと
・28巻と29巻の限定版は買ってません。すいません。
・賢木とチビロボどもが続き物になるとは思いもよらなかった。
・「美少女3人と一晩同じ布団に入ってた水だよ?」「末端価格でかなりの値がつくんじゃ…」直接触れていた水ならね。
・バレンタインネタはもうそろそろ本編でやる余裕もないだろうし、ここで消化するしかないか。愛情三千分の一でも、もらえるだけ良いと思うんだが。
・「面倒なときには面倒なことが重なるのだ!」これは実感がこもっている気がする。
・「女子キャラの服が透ける」…ナオミ、出番これだけか今巻。よりによって。
・ハーマイオニどもは役に立たない。
・「二度と一緒に寝るな!!」「二度とだ!!」「ナンデ!?」「お前の夢がテレパシーで混じるんだよ!!」とんだトバッチリがモモンガに。
・ブラのお話は…。こう生々しいとコメントしづれぇなぁ。
・「これは……」「英才教育を始めるべきね…!!」やめてやれ。あと、『てへとぺろ』は読んでみたい。
・野望はメモするな。漏れるから。
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