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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

ここだけの話 第25話 続・ホワイトデーの話 後 感想

※標題の作品はこちらからお読みいただけます。

・予定をぶっちぎって前編からそのまま感想書いております。このままのメンタルで日常生活なんて無理!と心が悲鳴をあげたので。
・ひとり、家路をゆきながらよぎるのは痛みを伴う記憶。
・『馬鹿みたいだな 勝手に期待して浮かれて』『みじめってこういうことをいうのか』重い言葉だなぁ。そう、恋に破れるっていうのは心がどこまでも寒々しくなるんだ。
・『なんだ』『ちゃんとした相手がいたのかよ』『俺は結局』『ただの友達くらいに思われてたんだろうか』こういうのは一度火がつくと止まらないもので。どこまでも自分で自分の傷を抉っていくのですよね。ええ。
・「そうたくん!」滅入る思考を切り裂き、斬り破る言葉。
・「何で追いかけてくるんですか」拗ねてる拗ねてる。
・「そりゃ誤解もしますよ」「毎日のように都合よく連れ回されて」「彼氏がいるならちゃんと教えといてもらわないと」「だからそれが誤解なんだって!」「信じてもらえるかわかんないけど」「あれ兄です!」「彼氏とかそんなんじゃ絶対ないから」信じるも何も、彼氏だったらほっぽって追いかけてこないわけで。まぁでもそんなロジックが通じる精神状態じゃないからな青年。
・「このまま話し込むわけにもいかないんで」「うちきますか」「忘れものもあることだし」もしこうならなかったら打ち捨てられることになっていたかも知れないソレは『忘れもの』に返り咲きました。
・アップルワイン。シードルの名でも知られているお酒ですね。葡萄のワインに比べて度数が低いので下戸にはありがたいお酒でした。
・こうして見ると結構兄妹似ている。
・「新商品の試作だけどよかったら一緒に食べなさいって」「干しりんごとかのドライフルーツの詰め合わせくれて」「今度一緒に飲めたらいいなって思ってたんだけど」表情の理由、判明。良かったな青年。あれはお前のためのものだったんだぞ。
・「一度くらい一緒に飲めたらたのしいかもって」「ホワイトデーにノンアルのワインと揃いのグラス‥」「高いものじゃないですけど」『一度くらい一緒に飲めたらたのしいかも』は、きっとさわちゃん先輩がずっと思ってたことかも知れない。そう思えばこれは最高のプレゼント。
・青年見栄っ張りだから最後の言葉はあまり信用ならないなぁ。
・「へへ」「すごい」「すごいうれしい」「‥ありがとう」戻ってきたふたりの時間に乾杯。
・「その」「勝手に誤解してすみませんでした」「あっ ううん」「それは私も悪いので」じゃあどうすれば良かったのかと思考実験を巡らせてみましたが、これを回避するための方法が『面倒なことになる前にとっとと付き合っておく』くらいしか浮かびませんでした。
・「酔ってないってことは 寝て起きても忘れないってことですよね」電光石火の早業。こういうところは、実に手練っぽいんですよねぇ。その青年があんだけ高校生みたいな右往左往してしまうのだから、お前どんだけさわちゃん先輩のこと好きなんだよって話ですな。
・しかし。確認してからこうしたということは。酔っている時に何かがあって、それを忘れられてしまうことが嫌だったんですね。気持ちはわかります。だって必死の思いで踏み出してどうにかこうにか彼氏彼女になったと思ったら次の日には無かったことにされたらたまらんですからね。
・一方で。失いかけて、失ったと思い込んでようやく腹を括った感もありますね。
・「好きです 佐和さんのこと」よくやった。よく言った。彼がこの一言を振り絞るためにどれだけの勇気を覚悟が必要だったかを思えば、そうしか言えません。同時にしている事はまぁ賛否両論あるでしょうけれども。彼なりの蛮勇をかき集めた結果なんでしょうな。




 いつも隙あらば自分語りで本当に申し訳ないんですが。私の初恋も佐和さんという方でして。私は青年のように直接言葉にして投げかける根性がなかったので手紙で告げました。
 様々な紆余曲折を経て結局人生を共に歩むことは出来なかったんですが、彼女が私のために割いてくれた時間は今でも大切な宝物です。
 うまくいかなかったのは私の不甲斐なさに起因するところ大なので本当に申し訳ないと長い時を経た今でも思っています。
 だからというわけではありませんが。青年とさわちゃん先輩には、どうか幸せになっていただきたい。一読者、一ファンとしてただただそれだけを願っています。

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