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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

ここだけの話 第84話 どこかの話 感想

※標題の作品はこちらからお読みいただけます。

・「おはよーそうたくん」「朝弱いのは高校生になっても変わらないねえ」‥すみません最初そういうプレイなのかと思ってしまいました。
・「また私のこと先輩って呼ぶの?」付き合ってるんだからちゃんとさわって呼ばないとって思ったらそうではないご様子で。
・「昔はさわちゃんさわちゃんって呼んで」「ずーっとあとついてきてかわいかったのに」「知らない知らないなにその記憶!?」そっちのほうが幸せな世界線の可能性あるかな?ないのかな?
・「あと5分‥」から『‥あれ』『逃げられた‥』ってことは過去にやって逃げられなかったんだな!こやつめ!その場面めっちゃ見てみたいです!
・ここの照れ困惑さわちゃん先輩の感情入り混じり具合が最高すぎて。
・こんな幼馴染はどれだけ徳を積んだら得られますか?人生2回分は頑張らないと無理そうですね。
・『制服の先輩を生で見たからこんな夢見てんのかな‥』だとしたら相当だぞお前。まぁ、この青年はさわちゃん先輩ご本人から『昔の話すると誰かさん妬くから』とか言われちゃうくらいなので。私も嫁さんの、知らない過去を知ってみたいという想いがないと言ったら嘘になりますが。
・『どうせ都合よく改変するならちゃんと付き合ってる設定にしとけよ』多分功徳ポイントが足らなかったんじゃないかなぁ。
・『先輩と制服デートとかあわよくばそれ以上とか‥』制服デート、現在の年齢と世界戦でも青年が誕生日プレゼント聞かれた時に土下座して頼んだらやってくれそうな気配がなきにしもあらず。というか青年、制服で『それ以上』をするための場所には入れないぞ。
・自分とこの高校の制服があんまり好きではなかったんで個人的には制服デートに憧れとかないんですけども、登下校を一緒にするほうが青春っぽくて良くないか青年。‥あー、そうか。今の彼にはそれでは物足りないか。失敬。
・「そうたくーん」「今日いっしょに帰れる?」「あ はい」「よかった」「じゃあまた放課後にね」『これっていわゆる放課後制服デートってやつ‥?』お気づきになられましたか。自分から誘ってくれて「よかった」って言ってくれるの最高すぎませんか?
・今回最高すぎるを多用しているのは文字書きとしての引き出しのなさを露呈していて本当に恥ずべきことなんですが、申し訳ないことに他の言葉が浮かびません。
・「いいよなー かわいくてけなげな年上の彼女」「彼女じゃねーんだって」『まだ』とか『残念ながら』とか『この世界線では』だったらいいんですけどね。ちょっと怖いことが浮かんじゃいました。
・「お前もいるのかよ」ここ、青年とハモりました。
・『先輩が俺の彼女じゃないってことは』『先輩が他の人を好きな可能性もあるってことで』私の危惧が青年のマイナス思考と合致してしまいました。というかさわちゃん先輩に関することは大体こうなっちゃうのなお前。どんだけ好きなんだよ。
・「もう一緒に帰るのやめよっか」我慢して我慢しきれないものが零れ落ちる表情に最高すぎる以外の評価なんかできません(開き直り)。
・「私ね」「好きな人がいて」「でもきっと私の片思いで」「そのひとは私といてもうわのそらだし」「それならこれ以上迷惑かけたくないし」こっちでも向こうでも動機が『迷惑かけたくない』なのがなぁ‥。胸を締め付けられます。
・「それにここを離れたらその人はきっと私のことなんて忘れてしまうから」「あきらめる前にせめてなにか思い出がほしいなって思ってたの」非常に高校生らしいというか。違う人生をスタートさせるために何か宝物をもらいたかったというのは、我が身にも周囲にも覚えのある話です。
・『あんだよ誰だよそいつ』『なんでこんな思いさせてんだよ‥!』『俺なら絶対にそんなこと』‥君、向こうの世界線でなにしたか、どんな表情させたのか覚えてないのかい?
・「だから」「今朝事故でも抱きしめられてうれしかった」「え‥?」目尻に涙を溜めて、溜めきれないものが零れ落ちようとしているさわちゃん先輩の痛々しくも美しい乙女の姿。
・「あっ!内緒だよ?この話はここでおしまい」「きれいに忘れてね」こうなっちゃうとね。どれだけこっちが本当の気持ちを伝えても『気を遣って言ってくれてるんだ』になっちゃうんでしょうねぇ。‥手強い。
・「ん‥?どした?」「こわいゆめみた?」夢で良かった。本当に夢で良かった。青年にとっちゃ死ぬより怖い夢だったでしょうな。
・「ちゃんと先輩だ‥」「うんうん そうたくんのだいすきなさわちゃんです」冗談めかしてとはいえ、さらっとこういう物言いができるようになったんですねぇ。
・ここ、もしかして青年泣いてたかな?まぁ泣くだけのことではあったからいいと思うよ。抱き止めてくれる人がいるありがたみを満身に感じながら泣くといい。
・「まあそのままで聞いてよ」「‥私さあ」「不思議な夢を見たんだ」あらら。そちらもですか。まぁ、同衾していると稀によくありますからな(経験あり)。
・こっちの世界線も切ないなぁ‥。うわぁってなっちゃいました。なおこちらの世界線では年齢その他は変わりないようなのでやはり制服云々は青年の願望が反映した模様。
・『あるとき そうたくんの 左手の薬指に 指輪がはまるの』うわぁ‥(2度め)。2人してなんでそんな切ない夢を見るのかと言いたくなるところですが。ここまでの長く細く曲がりくねった道のりを思えば無理もないのですかねぇ。
・お互い、目が覚めた時に夢だってわかるシチュエーションで本当によかった。もし一緒じゃなかったら、夜が明けるまでずっと不安にさらされたままでいなきゃいけませんからね。
・「世界にはきっと」「そもそも出会わなかった可能性とか」「出会っても特別な関係にならなかった可能性とか」「いろんなもしもがあって」「そういうたくさんの可能性の中から」「今こうしてそうたくんといられるっていうのは」「実はものすごい努力と奇跡の賜物なのかもね」ここまでのお話を読み通してきて、この2人よくぞここまで辿り着いたなって思わぬことはないので『今?今気づいた?』と言いたくなる一方で。今ここでそれに気づけた2人はきっと、努力と奇跡の末に好きな人が隣にいてくれるありがたみを忘れることはないのでしょうね。
・「夢の中の俺」「不甲斐ないわ見る目ないわ散々でごめん」寝起きでこういうことさらっと言える青年が心底羨ましい。
・「でも」「今ここで先輩とこうしている俺が全宇宙の俺で一番幸せだと思うから」「その幸せ確かめてもいい‥?」以前だったら意味もわからず頷いてたんでしょうが、今は意味をわかって頷けるようになりました。さわちゃん先輩の成長を感じる素敵なシーン。
・『もし ちがうどこかで 出会っても また君の 特別になりたい』これに我が未熟な語彙から付け加える言葉はありません。なので一つの和歌を引用したいと思います。

 瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ(崇徳院)


 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。

 85話の感想はこちらへどうぞ。

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