ここだけの話 第37話 お月見の話 感想
・平和だ〜。平和大好き!ずっといちゃいちゃしててください。いや、そうもいかないのは重々承知しております。
・二人並んでお団子作りとかもうカレカノ通り越して夫婦ですよ夫婦。
・かつて住んでいた関東はこういう丸いやつでしたが京都は里芋型と言われる細長丸いやつでして。これ素人が作るの難しそうだなって、売り場で見かけるたんびにいっつも思わずにはいられません。しかもアンコを巻き付けますし。
・「え?そんなの知らんぞ!?」という方はこちら(伊藤軒さんのサイトへ飛びます)をご覧ください。
・耳たぶのかたさがピンとこなくて苦心する青年へ「だいたいでいいんだよ だいたいで」と実に為になるアドバイスを飛ばすさわちゃん先輩。そう。大体でいいんです。
・「それではお団子もできたことですので」「お月様に乾杯〜」ここ、お兄さんあたりの口調を受け継いでるふうにも見えました。
・「先輩って時々丁寧なくらししてますよね」冬至に柚子湯入ったり、わざわざ実家宛で年賀状出したり。
・「実家でよくやってたからかも」「俺のうちは年中行事みたいなことやらなかったなあ」この辺の違いを話すのもまた楽しかったりするもので。
・「小さいころお兄ちゃんと一緒にお団子丸めたのとかよく覚えてるよ」「ふーん」ここで青年がむすっとするのが最初不思議だったんですが。
・「私の昔話とかどうでもいいよね」その自虐もおかしいけどね‥。ちょこちょこ垣間見せてくる闇がガッツリ深いですよね。
・「その‥昔の話されると 俺の知らない先輩のこと考えちゃって」「どうやってもそれを取り返せないことが悔しくなっちゃうというか」「‥‥それだけのことです」どう考えてもそれだけって言葉でカタがつくほど軽くないけどな、その発言内容。
・「ちょっとさすがにキモすぎたので今のナシでお願‥」次からは言う前に気づこうな青年。
・「私ね」「もし家を出てからひとりのままだったら」「こういうこともいつかそのうち面倒になってやめちゃってたと思うんだ」「だからこれまでの思い出も大切だけど」「それと同じくらい今こうしていられることも」「私にとってはうれしいことなんだって知ってってほしいかな」青年、わかってるのかなぁ。家族と同じくらい大事な存在だって言ってもらったんだけど。キャッチボールで豪速球投げて失敗したと思ったら返球がもっとすごいの帰ってきたでござる状態なんだけど。
・「ね!」この「ね!」が綺麗なまでのトドメですよ。
・2人で綴る2人のこれからに乾杯。
作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。
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