ここだけの話 第59話 裏目の話 感想
・初手から濃厚なシーンが。まぁ、当然妄想なわけですが。大丈夫か青年。社会的に。
・「何枚コピーしてるんですか」「済んだらどいてください」会社だとミスですむけど自腹で何十枚もミスコピーすると悲しみもひとしおですよ、ええ。
・「なんなんですかもぉー」恋に破れた(と思い込んでいる)男の姿は大体こんな感じです。
・「あの男になにもされてないか気が気じゃなくて」杞憂でもなんでもないから切ないというかなんというか。
・野上さんが話聞いてくれるのありがたいねぇ。こんな百年の恋も冷めるような有様を目の当たりにしてるのに。
・「あーいや」「振られた俺にそんな口出しできる筋合いないんだけど‥‥」「ないんだけどさぁ‥‥」ウジウジ&ショボン。そらあ野上さんもイラァしますわ。
・「だって振られてしつこくして逆に嫌われたくないし」「さては自分から告って振られたの初めてか???」黒野上だ、黒野上がおる。というかこれが本性っぽいな。
・「えーい いじけてる暇があるなら連絡しろっ」男前か。
・「お‥‥」「お久しぶり‥‥です?」気まずそうな青年と、少しだけ困った顔のさわちゃん先輩と。痛々しい。
・「いつもなに話してたんでしたっけ」記憶する限りではメートルの上がったさわちゃん先輩が一方的に喋ってて青年が聞き役だったような。つまり青年から切り出すとなるといつものペースにならないという。
・読み手は事情知ってるから納得なんですが、青年にしたら手を伸ばしてビクッとされたら色々勘繰っちゃうでしょうねぇ。
・「なんか困ったことがあればいつでも呼んでくださいね」「恋愛感情とか抜きにしても」「俺たち友達なんでしょ?」実にスマートだ。流石青年。でも今それ地雷ワードなんだよ。
・ああ、踏み抜いちゃった。踏み抜いちゃったよ‥‥。
・「今の私にはそのやさしさがちょっとしんどいや」あわせる顔が無いって思ってるところにこれですからねぇ。そんなふうにしてもらう資格なんかないって思ってそうな。そんな表情。
・青年にしたら、桜井なる人物と近しくなって自分を遠ざけたいのかなって思っちゃうような。そんな反応。
・「こんなつもりじゃなかったのに」「ごめんね どうしても私わがままになっちゃう」これにも勘ぐりワードしこたま入ってるんですよねぇ。『わがまま』っていう言葉の意味が多分話し手と聞き手で全然違うやつ。
・「今度の懇親会までにはきっと元通りにするから」「しばらくはそっとしておいてもらえないかな」ここから『落ち込んだ気持ちをどうにかするから待っててねそうたくん』が読み取れたら青年はエスパー。
・「率直に言ってヤバい」「完全にすべてが裏目に出た」「今度こそダメだと思う」まぁそうなるな。
・「いい機会だから乗り換えちゃいます?」それ言っちゃいかんやつ。発端になったやつが一番言っちゃいかんやつ。野上さんさぁ‥‥。
・まぁ、正直野上さんが青年と付き合っても多分半年持たずに野上さんの方から飽きるんじゃないかなぁと。そんな気がしてます。
作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。
PR