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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

ここだけの話 第80話 最低な話 感想

※標題のお話はこちらからお読みいただけます。

・怯えたような表情する青年。その理由が「今から私の処女もらって?」という発言だとしたらとてもとても悲しい話。
・「酔ってるときにそんなこと言ったら」「あとで後悔しますよ」「だいたいそんな急に言われてもゴムとか持ってないし」このとき彼が冷静であれば。「だって今からしたら先輩覚えてないでしょ?やですよ俺 せっかくの初めてを覚えてもらえないなんて」と至極真っ当な理由で回避することは十分可能なはずでした。それを言わずゴムに逃げたのは彼らしからぬことですな。言い出してくることを予期してなかったという何より雄弁な証拠だと思います。
・「‥‥やっぱりこんな年まで守っちゃった処女なんて重いかあ」むしろこれを言わせた方が不甲斐ないし罪が重い。愛する人に愛してもらえない理由を自分の中に見ちゃう辛さを思うとジクジクとした痛みを覚えます。
・「慎重にって」「私それなりに待ったよ」「はしたないかなって思ったけど誘ってもみた」「でもなんの意味もなかったじゃん」「そうたくんずっと私の負担を言い訳にして」「時間を稼ごうとしてるみたい」全部バレてたんだな。青年の逃避。まぁ、一番近くにいるんだからそりゃわかるよね。
・「私が初めてじゃなかったらこんなに悩まないで済んだっていうなら」「処女なんてどっかで捨ててきたらよかっ‥‥」「冗談でも言っていいことじゃないだろ!」言わせたのは誰だい青年。ここまで言わせてしまったのは、一体誰だ。
・「好きな人の初めてなんてそりゃ欲しいよ」「めいっぱい甘やかしてとことんまで気持ち良くさせて俺しか知らない体にしてやりたい」そんなパーフェクトゲームを夢想してたらそりゃ手なんか出せないよ。君に求められているのは完全試合を達成することじゃない。どんな結果になろうともマウンドに上がって対戦相手と真っ正面から向き合って勝負することだ。
・「‥‥ほらそうやって先送りして」「私の気持ちはどうなるの‥‥?」見えないところ、描写されていない場面でもきっとこの手のやり取りが延々繰り返されてきたんでしょうね。
・「‥‥‥‥‥わかりましたいいですよ」「なにを焦ってるのか知らないけど」「そんなに抱かれたいなら好きなだけ抱いてあげます」「その代わり痛くても怖くてもやめませんから」「いいですよね?どうせ捨てるはずの処女なんだし」「じゃあゴム買ってくるんで」「いやなら逃げるか鍵かけるかしといてください」一見、捨て台詞。でも実際は心の悲鳴。
・自制の効く理性ある大人はこんな捨て台詞吐かないって自分でわかってんのがなぁ。
・ゴムを持ちつつ何もなければいいとか、ただ俺が先輩に拒絶してほしいだけとか。彼は彼で鬱屈した悩みを抱えていたことがわかります。わかりますが、まぁ、許されるなら馬鹿野郎って言ってやりたいですね。
・好きな相手を神格化してしまうというのは私にも身に覚えのあることですので、まぁあんまり口幅ったいことを言う資格もないんですが。まぁ、その苦い経験から言わせてもらうとすれば。崇拝と愛情とは似て非なるものなので。崇拝がしたいなら彼氏彼女になるべきではない、ということですかね。
・どうしてこうなっちゃったかって、そりゃ君が告白なんかしたからだよ。おままごとじゃないんだ。生身の人間なんだ。男女が出会って恋に落ちればどうなるかなんて、神代の時代から変わらない営みでそれこそ古事記にも書いてある。そして君は経験者だ。知らぬわけがない。
・戻ってみれば素裸で。不退転の覚悟を示していて。それはもうこれ以上言いくるめられないための姿で。でも照れ隠しであれこれしゃべっちゃうところがやっぱり乙女で可愛いです。
・重力に負けない立派なクーパー靭帯が支える豊かに実ったお胸。
・首筋から鎖骨にかけてのエリアを舐めてんのがやっぱり複数経験者なんだなって思ってみたり。
・「ごめん」「乱暴にしたいわけじゃない」‥‥見ていた印象としては言うほど乱暴でもなかったような。でも致す前に腕時計は外そうな。思わぬ所に当たって傷つけることがあるから。
・震えるのも、乱暴だったからなのか初めてだったからなのか。すみません私には差が読み取れませんでしたが。まぁ、優しくするなら甘い言葉を囁きながらもっとゆっくりと時間をかけるべきだったと言うならそうでしょうな。でも冷静でいようとすればするほど今度は奮うべき部分が奮わなくもなるものでねぇ‥‥。
・「ぶち壊しにするのはこんなにも簡単なんだな‥‥」そうだよ。築くのにはとても時間がかかるけど、壊すのはあっという間だったりするんだ。
・この表情、だからいやだったのにって言いたげにも見えてしまう。
・「もういいよ」「もういいから」「ね」優しいなぁ。優しくて、そして篠崎聡太という愛する彼氏への情の深さを感じます。
・「無理言ってごめんね」「‥‥ううん」「あの‥‥さ」「どの面下げてって話なんだけど」「まだ俺とこういうことするのいやじゃないって思ってくれるなら」「次はもっと丁寧にいっぱい気持ちいいことしたい」「もし許してくれるならやり直すチャンスを俺にください」過去いち必死で、そしてとてもいい顔つきだ。許しを得るために、許しを得て先へ進むために。自分のために愛する人のために。よく言ったと思います。一歩間違えば破局していてもおかしくなかったですからね。
・「やっとちゃんと言ってくれたね」待っていた言葉。欲しかった言葉。これを聞くためにどれだけの苦悩と尽力があったのか窺い知ることもできませんが。おめでとうと言いたいですね。
・「今度こそ約束だよ」ここの表情の対比が切なくて。青年ちっとも嬉しそうじゃないのが、その理由が痛いほどにわかってしまうから。
・2人に幸あれ。幸多かれ。

 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。


 というわけで。全話感想、リアルタイムのほうに追いつきましたので81話以降の感想につきましては更新済みのものをお読みください。81話の感想はこちらからどうぞ。
 翌日以降につきましては企画物をいくつかアップいたしまして。その後は‥‥すみません未定です。

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