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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

ここだけの話 第107話 言語化の話 感想

※標題のお話はこちら(pixiv版)、もしくはこちら(ジャンプルーキー版)からお読みいただけます。

・メガネ似合うなぁ‥‥。
・OLにOLの格好をさせるのは実に変態度が高い。私服通学の高校生にセーラー服を着せるが如し。
・もしくは。昔々、セブンの店員にローソンのコスプレしてもらった友人がおりますがそれに近い狂気を感じます。
・まぁ、さわちゃん先輩の場合何着せても似合ってしまうので「これはこれで」になってしまうわけですが。
・「そうたくんはコスプレのどういうところが好きなの」素朴にして当然の疑問。
・「改めて言語化しようとすると難しいな‥‥」好きな食べ物の理由同様、性的嗜好も意識してのものでないのでなかなか困難なものです。
・好きな人の好みについて解像度を高めようという試みは大変乙女っぽくて可愛らしいですね。
・「まず前提として制服って精神的かつ肉体的な拘束具なんですよ」あ、これ長くなるやつだ。
・制服フェチにも色々バリエーションが存在しますが、制約とそれにより浮かび上がるものに価値を見出すのはなかなかに業が深い。
・そして話が長くなりそうだからとお茶を淹れにいくあたりの解像度の高さよ。普通ならこれで十分なんですが、なおも更なる高みを目指そうとするさわちゃん先輩もまた業が深いと言わざるを得ません。
・青年が語っているのは美学や哲学にも似た何かなんですが、いつものようにさわちゃん先輩が本当に訊きたくて知りたいことにはなかなか辿り着いていないという。
・「コスプレの妙味はそこに生まれるかりそめの倒錯感」まさに然り。要はごっこ遊びなんですが、大人がやると主従関係だったり先輩後輩だったり、あるいは兄妹もしくは姉弟だったり。色々と複雑化させることが出来るので、それにより味わえる倒錯感はごっこ遊びの域を超越して濃密で深いものになりえるわけです。
・本物に反応できないもうひとつの理由こそ、実はさわちゃん先輩が本当に訊きたくて知りたかったことのような気もします。
・そして当の本人は今回もまたおいてきぼりなのでした。
・ここの「わかった!」は本質を掴んだという意味においては正しい言葉。
・髪型ひとつとっても多大な労力が費やされているというのを今更「そうだったのか‥‥」とか言うな青年よ。ここが今回のそういうとこポイントですね。
・「そういうことはその場で言ってよぉ!!」そしたらああまではこじれなかったのにねぇ。
・スマート&スタイリッシュなはずなのにこういうところは人並み以下なのが、スペックは優良物件のはずなのに長く空室だった理由でしょうね。
・「っていうのをちゃんと言葉にしたらいいんだな」「学習する」「よろしい」ここからまた長い旅路が始まりそうな予感。
・「これ俺が押しつけるみたいに俺が贈ったやつだよね」「ちゃんと身につけてくれてありがと」株価の乱高下も甚だしいぞ青年。さわちゃん先輩が温度差で風邪ひいちゃう。
・「俺の人生こんなはずじゃなかったんだから」「‥‥ちゃんと責任とってね」「お互いさまだよ」食べられなかったものがいつしか食べられるようになったり、見えなかったものが見えるようになったり。染めあい、乱しあい、時に高めあったりもする。そんな相手のことを『運命の人』というのですよ。
・「俺自身はあんまり設定に介入したくないんだけど」「かといって俺以外の奴とさわさんがよろしくしてるとこ想像したくもないし‥‥」わかりみが深すぎてため息しか出ない。突き詰めると色々めんどくさいんだよこの手のごっこ遊びは。
・「だいたいもうただのコスプレじゃん」「ハロウィン関係ないじゃん」世にいう地味ハロウィンというやつですな。世の中にはこの日だけ堂々と人前で駅員の格好ができることに歓喜する鉄オタもいたりするのでその辺は日本式ということで。
・最低オブ最低なトリックオアトリートを見た。
・「いいんだよ口実なんかなんでも」お前の美学はどこへ行った。
・「OLのポッケにはお菓子が忍ばせてあるものさ」大阪のおばちゃんもね。
・いやぁ、落語のような切れ味のオチでしたね。お見事!そら青年もきゅんとします。


 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。

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