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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

ニコニコはどこへ行く

ニコニコ動画、映画やアニメの二次創作作品を削除へ--日本映像ソフト協会らの要請で

 CNETJapanのページより以下引用

    動画コミュニティサービス「ニコニコ動画」において、社団法人日本
   映像ソフト協会などの会員が持つ著作権を侵害した動画が削除された。
   権利者団体の要請に基づくもので、MADと呼ばれる二次創作作品も含ま
   れる。

    これはニコニコ動画を運営するニワンゴの親会社、ドワンゴが7月2日
   に明らかにしたもの。

    ドワンゴによれば、ニワンゴは、有限責任中間法人日本動画協会(AJ
   A)、社団法人日本映像ソフト協会(JVA)、社団法人日本映画製作者連
   盟(MPPA)の3団体と、各団体の会員の著作権を侵害している動画への
   対応について協議してきたという。

    3団体に対してニワンゴは、ニコニコ動画内にすでに投稿されている著
   作権侵害動画について、MAD動画を含めて削除すること、新規に投稿され
   た動画について監視し、MAD動画を含む著作権侵害動画を速やかに削除す
   ることを申し入れ、受領されたという。
   (後略)

 以上引用終わり。 

 というわけで、技術の発達とルールとのギャップでまた1つ嫌な話が出てきてしまいました。MADというのは大昔、アニメの音声をテープに落としてそれを編集し、愉快な内容にするところから始まりました。友人から借りて聞きましたが、同じ声優さんが演じているのをいいことに沖田艦長と銭形警部のセリフを組み合わせたりとか呼吸困難に陥るような出来のものがたくさんありました。
 そして今はそれが動画で可能になり、しかもニコニコのおかげでコメントまでつけて見る事ができる。いい時代になったと思ったもんですが、ここにルールの壁が来てしまいましたか。

 私の場合は「MADがなくなったら何を見るんだ」とまでは言いませんが、DVD垂れ流しはともかくとして素人のお遊びにまで削除をかけるとは。おそらくクレームをつけるのが仕事の人達が動いているんでしょうけども、それで一体いくらの損害が出たんでしょうねえ。
 「そーいう問題じゃねーよ」という声も聞こえてきそうですが、そもそもそれを言ったら著作者の権利は今のこの状態を想定しないで制定されたものですから一旦とことん検討・議論をしてどこからどこまでを保護するべきなのか決め直す時期に来ているはずですが。今の魔法の杖みたいな使い方が正しいとは思えません。

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