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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

便乗して前から気になっていた事を

 なにやら「タメ口問題」が話題になっているようなので、前々から気になっていた「才能と人格」について書かせていただきます。

 私の愛読する漫画の1つに『寄席芸人伝』というのがあるんですが、その中にこんなセリフがありました。

   「芸人の優劣を決めるのは…芸でしかねえんだよ」
   「好人物だが腕の悪い医者に…てめえの身体まかせるか!?」
   「人柄ァいいがノコの使い方も分からねえ大工に…普請を頼むかよ?」
   「その厳しさ、それが職業ってもんよ」
   (『寄席芸人伝4巻』「第50話横紙破りの橘丸」P135〜6より)

 もうなんかこれでこの話結論でちゃってるんじゃないか、終わっていいんじゃないかという気がしてきましたが、もうちょっと書かせてください。

 もちろん業種によって人格が重視される仕事もたくさんあります。というか、一般的には人格的に問題がある人は職業人としてもうまくいかないものですが、才能が最重視される世界においてはそうではありません。締め切りをどれほど破ろうとも、本当に面白くてたくさん売れる作家のところには依頼が来ます。

 才能がないのに揉み手や枕で仕事を取ってきて、その挙句に叩かれてしまうより、たとえタメ口きこうとも仕事はしっかりやってくれる人、代わりのきかないものを持っている人のほうがよっぽど良いと思います。少なくとも私は支持します。

 それよりも。「誰々がタメ口を聞いてくる」とかそういうみっともない内幕を自ら媒体を駆使して明らかにしてしまう事自体、社会人としてどうなんですかね?少なくともうちの業界なら一発でアウトですがね。

 まぁ要は、「王様は裸だ」と言う場合、言った人は言う前に自分も裸でないかどうか確認したほうが良いですよ、という事です。

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