新少年快報(台湾版週刊少年マガジン)34号 感想
本編が頑張って翻訳されているのはもちろんのこと、本編の後に「糸色望之絶望講座」という見開き2ページの特集があります。
ここではまず絶望先生今週の使える一言(絶句教學〜毎週一句超有用)という名前で日本語と繁体字文章の対比をやってます。この号では「世の中そんなのばかりです!」が例題でした。ちゃんとローマ字で発音も書いてあります。
そして。この特集で一番スペースを割いているのは羅列ネタの解説です。結構本格的にやってます。
今回一番ツボだったのは「動画と独裁国家(原文「動畫與獨裁國家」)で、フィリピンマルコス政権下でテレビアニメ「ボルテスV」が視聴率90%を超える大人気番組だったのですが、最終回が独裁政権を倒す話だったので放送中止しちゃったというネタを解説してます。この話、よく調べたなあ…。日本人でもそんなに知ってる人多くないと思うんですが。
そう言えば、これ読んで思い出しましたが、息子が日本のアニメにハマって大学受験に失敗したのを逆恨みして日本アニメ禁止令出しちゃった大統領もどっかの国にいるそうですね。
また、「ACTION!絶望偵探團(原文ママ)」というコーナーでは毎週毎週所謂義務の中からある特定のキャラを選んでどこにいるかをクイズにしています。ちなみにこのクイズ、34号の出題はきよ彦(台湾名:清彦)でした。
なんというか全体的によく分かっている人が編集部にいて、しかも愛情を注いで作っているのがひしひしと伝わってくる2ページでした。次号予告でも大きく取り上げられてますし、なんかむしろ日本より扱い良くないですか?
一大イベントに久米田先生が招かれる(しかも大河原大先生と同格で)のも当然なのかも知れません。
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