「おひとり様物語 1巻」買いました
この本、出ている事を知らず本屋で見つけて思わず飛びついてしまいましたが、それにしても今月は見落としが多すぎです。谷川先生に関してはどこで何を連載しているかをちゃんとおさえていないので発売予定表のどこの出版社を探したら良いのか分からず、見落としがちです。
さて。無駄話はこの辺にしまして、本の内容についてですが、この作品はオムニバス形式で、それぞれ色んな「おひとり様」が主人公になっています。
女性が1人でいることは、男性が1人でいる事よりも大変なのかも知れない。というのが私の読み終えて真っ先の感想でした。
色々な偶然と必然とが絡み合って奇跡的に結婚してしまった私ですが、当然のようにおひとり様の時期は大変長かったので、男女の差こそあれ、本作に出て来る「おひとり様」の「おひとり様」ゆえの言動や悩みなども分かるつもりでいます。
男は1人である事を身軽と捉える事が比較的しやすいと思うんですが、さらに言えばそう捉える事が同性の理解も得やすいと思うんですが、女性はそうでもないようですし、なかなか大変だなぁ、と。勿論昔ほどには生きていきづらくないとは思いますが、それでも大変だなぁ、と。
だもので、おひとり様な本作の主人公達にはひときわ愛着がわく言うか、「かわいいなあ」と思えてしまいます。苦悩する人、行動する人、変わらない人、それぞれに対してそう思えてしまいます。まぁそれは多分私がおっさんだからだと思いますが。おそらく、実際に似たような境遇におかれている人にはまた違う感想があるでしょう。私も独身時代(しかも完全独り身時代)に読んだらきっと今とは違う感想になっていたと思います。
そんな訳で今回は己の読み方に年齢を感じてしまいました。
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