かもすぞジャパン@メイリッシュに行ってきました
寝台を使って朝7時前には東京に入ったおかげで、あちこちに寄り道してもなお開店30分前には悠々とメイリッシュに到着できた。
この時点で既に6名が並んでおり、とりあえず店の前に貼られているもやしもんイベント告知ポスター各種を携帯に納めてから7番めの客として列に加わる。並んでいる人を見ると女性の方が多かったりするのだが、やはりこれももやしもん人気に由来するのだろうか。
(今回のイベントのポスター)
(大変分かりやすい誘導。踏むのがためらわれる)
今回の注目点は
・かもし料理とは何か?
・かもされメイドとは?
の2点に尽きる。これについては後ほど判明した。
開店20分前になると、列は12名まで延び、これが5分前にはさらに延びて階段下からビルの敷地ぎりぎりまで並んでいた。
全く関係ない話だが、ここメイリッシュの近くにある昌平小学校の校章はもやしもんの舞台某農大の物と似ていたりする。
閑話休題。
開店時間を少し過ぎて、私はようやく中に入れた。
入り口で、テーブル席とカウンターとどちらにするかを聞かれる。テーブルは上に菌ぐるみが各1ずつ置かれているのでそれに惹かれてテーブル席へ。
このイベント中はメイドさんがもやしもんのキャラコスをしている。この日はゴスロリ版の蛍、農大ツナギを着て金髪の直保、前にも後ろにも『攻撃』と書かれたチアコスの人、帰国直後のツナギ武藤の計4人がいた。
チーム長谷川が見られなかったのはいささか残念ではあったが、学祭バージョンも面白かったのでこれはこれで良しとしたい。
さて。肝心の品揃えだが。
まず、もやしもんゆかりの酒として、作品に登場した和歌山の希少な銘酒『龍神丸』の大吟醸原酒と、それを作った酒造会社がもやしもんとタイアップして作った『かもすぞー』がある。
どちらも、どこをどうやって入手したのかと問い詰めたいほど貴重な一品なので店内の貼り紙も「お一人様一杯まで」と注釈がついている。久々に好事家精神が発動して、酒に弱いくせに両方注文する。
『龍神丸』は作中で語られていたとおり甘くて良い香りがする。フルーツ系という表現がピッタリ来る香り。淡麗で、私の乏しい表現力では「うまい」か「すごい」しか言葉が出てこない。こんな酒が造れるのかと驚くほかなかった。
『かもすぞー』は龍神丸に近いが、香りは龍神丸よりもやや淡く、飲んだ後味もあっさりめ。でも凡百の酒が及ぶところではない美味。この辺は好みが分かれるところではあると思う。私は龍神丸の方が好み。
また、農大カクテルというのがあったので、全ては飲めないものの『カリブの黄色いジュゴンちゃん』を注文。パインベースのカクテルとのことで、飲んでみると確かにパイン味。くどくないのでくいくいと飲める味。
飲んでばっかりではない。今回は食べる方も頑張った。
かもし料理こと、もやしもんイベントの特別メニューは以下のとおり。
・沢木直保の手料理セット
納豆、焼き茄子、味噌汁、白菜の漬け物とご飯の定食。別名A・オリゼー定食。
納豆は藁ヅト入りという本格派。茄子も美味。
・樹教授の媚薬セット
トリュフチョコ、カクテル、イモリ型クッキー、漢方的なもの(干しぶどう)
これは再現率の高さが素晴らしい。
・農大カルピス
濃いめらしい。飲んでみると、カルピスが乳酪製品であることを思い出す味わい。むしろカルピスウォーターの牛乳割りという印象。
・マリーの父の手作り葡萄ジュース
ワイングラスに入って出され、一見するとワインと見まごう。飲んでみると味もかなりワインに近い。食事と一緒に飲んで楽しめるジュース。
ということで読んでいただければお分かりのように、全て注文してしまった。どれも魅力的だったのでしぼりきれなかったのである。
食事が来るまで待っている間に店内を見回すと、各種展示されているもやしもん関連のアイテムが充実している。第58話の原画展示を筆頭に、もやしもんかもされTシャツなどなど。
一番インパクトがあったのは液晶モニターで延々流れていた『シュールストレミング開けてみた』動画。メイリッシュのメイドさんの一人(かのんさんというらしい)が強風に煽られる中、野外で傘とカッパを駆使して開封し、食べるまでのドキュメンタリー。一部がニコニコ動画風にアレンジされたりと色々工夫がされていて面白かった。食べる手を止めてしまうくらいに。
そして窓際の壁には
『それー
メイリッシュさん
かもすぞー
石川雅之』
と書かれたサインが。すげー。
そんなこんなでかなりメモをとりとり濃密な時間を過ごした。
ちなみにイベント中ということで、オリゼーキーホルダーともやしもん4コマシールをもらう。オリゼーは来店した客全員に各1ずつ、シールはイベント用メニュー一品につき1つということで、私は4つもらってしまった。できた順に料理を持ってきてもらったので料理が来るたびに1枚ずつシールが増えていく様はなかなか愉快だった。
しかしカクテル1杯に日本酒2杯と常にない飲み方をしたので顔を真っ赤にして店をあとにすることとなった。
持ち時間にはまだ若干余裕があったようなので酔いが醒めるまで店内に居座ることもできなくはなかったが、外で寒い思いしながら待っている人がたくさんいることは察せられたので酔い覚ましはマンガ喫茶にて行うことにして店を出た。
(並んだ時にはまだ出てなかった看板。もやしもん仕様)
久々のアキバだったのであちこち見て回りたかったが、酔いが醒めて顔の赤さが通報ライン以下になるのをマンガ喫茶で2時間ほど待つ事になってしまった。
今回は色々ラッキーが重なってのイベント参戦だったが、代償以上のものが得られたので、また何か機会があれば怖じずに参加したい。三十路オタとしては、好きなものを好きなように追いかけていく姿勢で。
(今回の戦利品)
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