アオイホノオ3巻 感想
3巻は前半が上京編、後半は大阪雌伏編(勝手に命名)でした。もちろん、いつもどおり危ないネタも結構盛り込まれてます。ナチュラルに。うっかり見逃しそうになるくらいに。「月刊サンデー作らないのかな?」「作らんだろ!!」とか。単行本派は油断するとスルーしてしまいがちですが、本作の掲載誌が月刊サンデーな事を私は某ラジオ番組のおかげで思い出せました。
まぁ、あとやっぱり持ち込みって一大事件ですよね。「アシスタント伝奇ケイカ」を読んだ時も思いましたけど、自分が全身全霊突っ込んだモノをプロの評価の俎上に乗せるという事は物書きにとっては事と次第によっては好きな異性に告白するのと同等かそれ以上のでかいイベントではないかと。うまくいって欲しいから、色々小細工を施したりするところとかもよく似ているように思えます。私はその告白すらできなかった軟弱者なので何も言う資格はありませんが。
大阪雌伏編では、個人的にムテキングが懐かしかったです。タツノコのオリジナルギャグとしては谷間的存在であんまり有名じゃなかったですが、タツノコフォーマットに忠実に作られた名作だと思います。
あと、久々登場の庵野監督が今回も今回とて「今も昔も全然変わっていないぜ!」なので「ああ、やっぱり」とニヤニヤしました。すげぇなぁこの人。
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