路地恋花 1巻 感想
・「やむおち」が凄く好きです。描かれなかっただけであったのか、それとも無かった事にされてしまったのか。色々深読みのし甲斐があります。個人的なお気に入りは「夏菊」のそれです。これは描いてないけどあったほうで解釈したいですねぇ。
・京都の実在の路地がモデルだそうで。さもありなん。奥行きとか距離感とか非常にリアルでした。
・私は京都人とは言え京都市内在住ではないのですが、それでも「あるある」と言いたくなるような、それこそ日常を切り取ってきたような存在感が本の中から香ってきます。京都独特のあの香りがします。
・短編連作ながら、各々お当番回以外でも名脇役として良い味を出しているのも嬉しいところです。この辺も登場人物が生きていると感じられる所以の1つだと思います。
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