限界集落温泉 1巻 感想
・金をうまなくなったものにアイディアや労力をしこたま注ぎ込んで蘇らせるという、所謂「繁盛記もの」ですね。
・本作の場合、そのキーになるのはオタクなわけですが、しかし通して読んでみてもみそ先生のオタクに対するスタンスが未だ以てよく分かりません。「腐はショタである可能性が高い」とかは最大公約数的には間違ってないと思うんですが。
・賢い少年と可愛い女の子は商品価値が高いですよね。この辺は異存のないところですが。
・ヒロインと言っていいんでしょうけども、壊れたお姫様こと有名レイヤーアユポン。天然なようでいて意外と計算高く、抱えた闇もそこそこ深そうなのでどこまで化けるか楽しみです。
・異能集団による楽園構築は成功するのかしないのか。結局「広げた風呂敷をどこまでたためるのか」「人をどこまで納得させられるのか」に尽きると思います。フィクションでも現実でも。そういう意味でも、本作はこれまでのみそ漫画の集大成になるような気がします。
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