コミケ参戦記1日目
まず、カタログは必須なので京都のメロンブックスで購入。今回は表紙が「もう1人のピロシ」こと田丸浩史先生だったのでコレクターズアイテム的にもアリ。ただし、時間的精神的余裕の無さから詳細なチェックはできずじまい。そして、汗をしこたまかくであろうから、塩分補給必須なので干し梅を用意。水分は現地調達。体調面とは別の準備としては、差し入れ用にパイナップルケーキを1箱と塩飴を用意。さらには絶望放送リスナーの方々にお会いできた時のためにパイナップルケーキを1箱分バラして用意。また、絶望先生台湾版1集や台湾版少年マガジンである新少年快報も用意。どう見ても海賊版なDVDもネタになるかと思って持って行く事にした。
日帰りにするかどうかかなり迷いつつ1泊2日で決定。宿は実家に泊まるかどうか悩んだ挙句都内のホテルに投宿を決定。
ここまで段取りをしておきながら、準備でヘマをして新少年快報を忘れるというミスをしでかす。
他にも細かい忘れ物をうっかりたくさんしながら、9時16分京都発ののぞみ4号に乗る。東京着は11時33分だが、私は終点まで乗らずその手前の品川で降りる。
品川から新橋へ出るのではなく、山手線に乗る。そう。私は有明ではなく、一路笹塚へ向かったのである。東京に出てくると立ち寄らずにはいられない台湾物産館がそこにあるから。
新宿から京王線に乗り換えて1駅。甲州街道を渡ってすぐのところに、それはある。ちなみに目印は赤い柱。そんなに目立つわけではないので、もし行こうと思われた方は見逃さないように注意されたい。
まず、台湾で購入して大いに気に入った「お茶の葉っぱを入れられる水筒」をここで買おうとすると、店頭に無い。店員さんに聞いてみると、在庫を探しにいってくれた。
「これだけしかないんですけどいいですか?」と、店員さんが手に持ってきてくれたのは中型サイズのもの。どうやらこれが最後の1個の模様。確保できて何よりだった。まずこれをキープしてから、台湾ソーセージ香腸の冷凍仕様を4つと台湾産冷凍鰻2つを確保。これは自宅にクール冷凍便で送りつける手はず。
あと、パイナップルケーキの残数が心もとなくなってきていたので確保してこれも発送。さらに騎虎の勢いで私の大好きなパパイヤ牛乳も確保し、今日飲む用に4つと送付用に6つ購入。全部合わせて送料がいくらになったか考えたくもなかったが、台湾に行くよりは安いので良しとする。
ちなみに水筒は実家のおふくろ用なので、伝票はクール冷凍便と自宅用と実家用の計3枚。めんどくさい事この上なかったが、店員さんがイートイン用のテーブルを作業用に貸してくれたので感謝しながら粛々と記入。
時間に余裕があればいつものようにイートインで何か食べて行くのだが、流石に今日はそうも言っていられない。書き終えて伝票を店員さんに渡すと「いつもネット通販でお買い求めいただいている方ですか?」と言われる。「ええ」と、隠す事でもないので正直に言うと非常に感謝された上、「ネット上で在庫無しになっていても、店頭に在庫があればお送りできますので、ご希望のものが無い時はお電話でお問い合わせください」と非常にありがたいお言葉をいただく。
今後の日程を考えれば身軽であるべきにも関わらず荷物を増やしてしまったことには明らかな失態だが、今回コミケに匹敵する重要な目的だったので悔いは無い。
12時24分発の笹塚始発都営新宿線に乗って市ヶ谷まで。市ヶ谷から東京メトロ有楽町線に乗って豊洲へ。豊洲からは今回初乗車になるゆりかもめで国際展示場正門駅へ。さすが都内、乗り継ぎの待ち時間もほとんどなく、スムーズに乗り継げた。
国際展示場正門前駅ホームからの眺めで既に人間が通路の面積よりも多くなっていることを見て腹をくくる。このとき、事前に絶望ネーム:エノデンが好きさんからメールでリアルタイムの現地情報をいただいていたことも幸いした。エノデンが好きさんには改めて感謝したい。
予習していた知識と、いただいた事前情報とアドバイスとを勘案して、目指す絶望放送ブースまでたどり着くためのベストのルートを選択。すなわち、外階段から一気に西館を上り、外から中へ直進するのである。途中、コミケスタッフの「この階段はドMですので1段1段しっかり踏みしめてあげて下さい」という注意に笑ってしまう。こういう注意はただ「走らないで下さい」というよりも遥かに効果的であり、この暑さの中でのウィットに富んだ言葉の選択能力にうなる思いである。
館内から外に大いにはみ出しているpixivや文化放送の大行列を横目に競歩な歩き方でガシガシ進んで建物の中へ。館内は強烈な日差しが遮れるので入った直後は涼しく感じたが、熱気は人口密度の分むしろ外より増していたような気がした。
にゃんぱいあのブースに眼を奪われた他は特に足を留めるような事も無く、競歩で一気に絶望放送ブースまで到達。
列ができていたので、スタッフの方に「最後尾はどこですか?」とお聞きすると「すいません、今長くなりすぎてお並びできない状態なんです」との回答に困り果てる。とりあえず状況が変わるまでこの辺りをうろつくしか無い。そんなわけで路上で『駐車じゃなくて停車だよ』と言い張り続ける自動車のように不審な動きを続ける。
そんな状況下で私の携帯電話は全く役に立たなくなっていたのだが、エノデンが好きさんの携帯電話はなぜか通じるようだったので近くにあった公衆電話から連絡をとり、無事に合流を果たす。
日頃のお礼方々、台湾土産を渡したり。エノデンが好きさんは始発組なので、絶望放送ブースのここまでの流れもお話しいただいた。タケさんが誘導したり看板持ったりと奮闘していたそうで、いつもの愉快なイメージとはまた違う一面を垣間見た気がした。
そんな話をしているうちにようやく絶望放送ブースが行列開始になる。既に買い物を済ませているエノデンが好きさんとここで一度分かれ、私だけ列に並ぶ。あっという間に長蛇の列になり、つくづくこの番組がとんでもない存在だということを再度認識。
販売員の方の努力の成果で列はすいすい進み、列の長さの割にはあまり待たされることもなくブースに到達できた。納涼セットやおっぱい党Tシャツは完売ということなので不安ブックとDJCDのみ購入し、エノデンが好きさんと再度合流。どうやらTさんも佐藤さんも来てないそうなので、この後どうしましょう、という話に。後日、お2人はなぜか幕張メッセに行っていたそうで、それを知ったときは大いに笑ってしまったが、この時は残念至極であった。
さて。この後どうしましょう、というお話になった。とりあえず最低限の目的は2人とも果たしていたし、このまま絶望放送ブース周辺にとどまっていることもできないので、撤退決定。
エスカレーターで1階に下り、西館を後にする。その後、北へ向かいビッグサイトからりんかい線国際展示場駅へ。ゆりかもめにしなかったのは駅が遠目にも人が溢れていたのと、乗ったその後の行き先を考えてと、あと鉄オタ的にまだ乗ったことの無いりんかい線に乗ってみたかったと言う事情なのだが、りんかい線国際展示場駅も人が溢れていた。どこの大手サークルかという勢いで大行列。入場制限どころの話ではない。
2人ともこの後の予定があったので「じゃあタクシーにしましょう」と社会人的発想で計画変更。タクシーには行列がなかったので、すぐに乗れた。運ちゃんに「新木場駅まで」と告げると、あとはエノデンが好きさんと本日の収穫について語り合う。普段、『会話』という形態でオタ話をする相手が妻しか居ないもので、この時間は非常に貴重だった。あと、次の予定的にクーラーの効いた車内で座って移動できたのもありがたかった。
ここまでの混雑が嘘のように道は空いており、新木場駅まではあっという間の道のりだった。
ここからは京葉線に乗る。新木場駅も『嘘のように』ではないにしても、常識的な人の数で、ほっと一息。京葉線の車中で「お疲れ様でした」と挨拶して途中駅で二手に分かれた。
私はいざ、海浜幕張駅へ。途中、どこかでTさん佐藤さんとすれ違っていたのかと思うと、非常に不思議な感覚だった。
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