乙嫁語り 1巻 感想
それでも書かずにはおれないので書かせていただきます。
とりあえず内容の紹介からさせていただきますと、舞台は19世紀中央アジアコーカサス地域。20歳の花嫁アミルと12歳の花婿カルルクの結婚物語です。
いやぁ。いいです。非常に良いです。森先生の作品を読むときは、環境音楽を聞くかのように、紡ぎだされ描かれる世界に身を浸して楽しむようにしているのですが、本作はその読み方が特にピタリとハマりました。二次元に入ってしまう感覚と言うか何と言うか。じい様が彫刻掘るシーンなんか動いているように見えましたからねぇ。丁寧かつ緻密な作画の力だと思います。
ぜひ読んでいただきたいのであまり内容には触れませんが、大家族の中で育まれていくアミルとカルルクの愛情が時に和み、時にかゆくなり、時にうらやましくなり。うちは嫁さん年下なんですが、こういう話を読むと「姉さん女房もよさそうだな」とか思ってしまいますね。どうしても。
何せアミルは森先生曰く「明日死んでも悔いのないキャラ作り」でして、「野生」「天然」「強い」「でも乙女」「でもお嬢様」「弓が上手」「姉さん女房」「なんでもさばける(鶏とか兎とか)」と各種要素取り揃えております。いずれかの要素にピンと来た方はぜひご一読を。
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