アニメ「かくしごと」第2話 感想
Aパート「ビーサンとB4」
・出だしが順番入れ替わっていきなりスタジオの様子から入ったり、時計がデジタルからアナログになっていたり、十丸院がいなかったり。色々変更点がありますね。こういう差異を楽しむのもアニメ化ならではですが、違い探しが楽しくなって感想を書くのがどんどん遅くなります。
・「原稿?なにそれ」酸素欠乏症っぽいこの言い方。
・「そんなの原稿終わってからでも」「出来るだろう!」でも包むまではしないと原稿はなぜか進まないのだ。なぜか。
・「餃子作ったから間に合ったんだろうが」「このドシロウトが!」改めて全面的に支持します。
・そして。
こういう事を書くとイメージがかぶらないように演じておられる声優さんには非常に失礼かも知れませんが、神谷浩史さんと佐倉綾音さんという久米田作品TVアニメ二大主人公の中の人が共演するというのは絶望先生アニメ化のニュースに驚愕していた人間からすると非常に感慨深いです。
・ニコニコ動画で「文化的すぎる」と大絶賛のオープニング。全く百見様の多いアニメだ(おまいう
・「今、私たちは臨海学校に来ています」臨海学校、地引網…うっ頭が。翔んで埼玉で千葉の地引網シーンを見て『みんなネタだと思ってるだろうけど臨海学校で地引網を実際やるからな』と内心微苦笑していたのは私です。
・「お父さんのカレー、甘くておいしいね」何度でも言おう。甘くて美味しいカレーが理解できない。
・何度見てもキャンプファイヤーのシーンで『かってに改蔵』を思い出さざるを得ない。
・「そして」「さびしい」くそうカワイイな。ここは中年男性を可愛く演じさせるならやっぱり神谷浩史だな、と思わせる名演。
・アシじゃなくて先生が運転しているところに違和感があったりなかったり。多分免許持ってるのが先生だけだったりとか、そもそも後藤先生自分の車を他人に運転させるの嫌がりそうだなとか、色々想像が広がります。
・「鎌倉病のおかげだ」「今日行くのは千葉だけどな」拙ブログで過去に書いたかも知れませんがもう一度。千葉の御宿とメキシコのアカプルコは姉妹都市ですが、リゾート感でいうと絶望的に鎌倉の圧勝。
・「遠すぎてアシスタントがこない!」これは今だとリモートワークで解決しそうですね。昭和は遠くなりにけり、という話なのか。
・「暗くなるから漫画の話禁止だって」なぜか『野球の話禁止』に聴こえてしまった私。飢えているのか疲れているのか。
・坂降りるシーンの疾走感を見て思ったんですが、この作品で一番アクションシーン多いのは後藤先生。
・「不審者!」「後藤先生何やってるんですか」ホントにな。
・「照れるー」この言われ慣れてない感!素晴らしい。
・千葉でヘラクレスオオカブトが見つかっても『ああ、飼われてたヤツが逃げんたんだろう』でおしまいだろうとかそういう冷静な思考を求めてはいけない。父親というのは娘が絡むと判断力が豆柴並みになるそうで。
・「ナーニ ワタシの息子 キンタマシマシのファンよ」黒歴史にしている割には色々活用しているな。そしてワールドワイドな人気のきんたましまし。
・「もしかして後藤先生私の事…」「でもダメよ一子 生徒の父親じゃない」これに『被愛妄想』という秀逸なコメが付いていた事をご報告させていただきます。こういうセンスの人がSZBHでレジー賞もらったりするんでしょうねぇ。
・「ママに教わらなかったの?」ここから一子先生のターン。それまでのポケポケイメージから一転教師の顔になるのが秀逸。
・「子供は子供なりに」「現実逃避しているのかもしれない」いじめられる等辛い事が多いと上手くなりますよ現実逃避。それをプラスにするかマイナスにするかは本人次第。
・アシの愚痴が追加されているのは生々しくて良いですな。
・「部屋で水着着るのやめてもらえますか?」直視できてないのが実に良いです。
・「現代の若者は物が無いと時間も潰せないのか」ここだけ聞くとおっさんの昔語りですが、この後の内容が時代無関係のヤバいやつという…。
・紙と鉛筆があったら即席でボードゲーム作れるだろうとか考えてしまう私。
・「漫画描いてるんだよ」「オレにも描かせろ!」現実逃避でやるのが一番楽しいんだよ。何事も。
・「カレーって」「何味?」こども哲学。
Bパート「おかない かかない しあげない」
・クッションネタオールカットという大胆な手法。でも知らないひとは気づかないくらい違和感なく仕上がってますね。お見事。
・ここの火災警報器の音かっこいいなぁ。
・「まんが臭を消せ!」まんが臭とは一体。ホワイトの臭いとかですかね。デジタル化で失われた文化のひとつなんでしょうか。
・姫ちゃんのモノマネする筧さんが後で後藤先生に怒られるシーンは毎回脳内補完しています。作中だと絵だけに突っ込まれてますが、きっと演技にも不満だったに違いない、と。
・「ヘンタイ」娘にデレる父親は変態では無いと思います。
・「出張中で北海道にいるんです」編集者、出張、北海道で『ああ、荒川先生か島本先生絡みか』と即座に回る私の脳。
・解説シーンの『昔は風俗のチラシや看板などによく見られた』は当然オールカットされております。円盤で足してくるような事はたぶんあの会社ではないのでやらないと思います。
・それにしてもお面、わたがし、射的とグッズが制覇してたらピカチュウ並みですな。
・警報器再び。訓練は実戦のごとく、実戦は訓練のごとく。
・羅砂はサービスシーン担当だなぁとつくづく。
・「公安警察です」これ実際のエピソードが元だそうですが、顔も似せたんでしょうか。
・「ビニール袋に入った白い粉は!」「わたがしです」上手いよねこのつなげ方。
・「誤解される恐れがあります」描き方、だからセーフ。
・「こんな漫画家の仕事場があると思うか」「です…よね」営業成績ではなく読者の人気投票順位グラフが貼り出されていた仕事場は見た事があります。ライバル漫画家さんと比較になっていて抜いた週は赤丸が付いていたり。
・「こんなものが」ここで一番ツボなのは女性がいるのに女性用タイツが問題視された事ですかね。
・藤田先生ネタはオールカット。他の漫画家の仕事場ネタも。楽しみにしていたのに!
・「うそつけ!証明できるものはあるのか」「まぁ私物ですけど」これが本当の証明写真。
・「全裸写真は見逃してくれたんだ」「そもそも出版してるし」出版当時セーフだったものが今はアウトというものもあります。何とは言いませんが。
・ここから先をグダグダ書くのは無粋というもの。ギャグパートの直後にしんみりする話持ってくると涙腺に効く。
エンディング
・普通に見た後、目を閉じて本編を脳内再生しながらもう一度聴きなおすとまた違った味が出てきました。
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