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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

『蝉丸Pのつれづれ仏教講座』読み終わりました

 Amazonと佐川が頑張ってくれたおかげで発売当日には我が家に存在していたのですが、ちゃんと読むのに時間を要しましたので出遅れてしまいました。

 大変ありがたいその内容もさることながら、大変豪華な帯と応援イラストのメンバーが大注目です。みなさん『編集に言われてよく分からないうちに書きました』という感じが皆無で素敵でした。

 その帯に加えて、禿頭描かせたら随一な田丸浩史先生描くところの表紙がキャッチーすぎて眩しいです。で、それをめくったら袈裟の上から武装した蝉丸Pの総天然色写真が。この辺とか完全に"知ってる"人仕様なんですが大丈夫なんでしょうか。いやもう今更心配しても遅過ぎるのは承知の上ですが。

 で。本書は総ページ数が440ページに及ぼうとする上に大変濃密な内容ですので簡潔明瞭にご紹介することはできませんが、雑感的につらつら書かせていただきますと。

 ああ、仏教って、宗教ってそういう性質のもんだったな、と。既に仏教講座の動画を見ていたはずなのに、生放送も何度か聞いているはずなのに。今回読んでみて改めて思い至ったのはそういう部分でした。なぜ宗教があるのか、なぜ宗教というものが今まで続いてきたのか、改めて考えさせられました。

 とまぁ、まず固い部分について書きましたし、本書の内容自体はしっかり硬派なのですが、噛み砕き方が大変蝉丸P独特の流儀、というか当世オタク風というか。大量にネタがつまった本文読んで、それを実にイイ感じに解きほぐした注釈読んで、ということをやっていたらページ数の倍以上の内容を読んだ心持ちがしました。インド哲学の概念のひとつを解説するのに『アイマス』を使用するのは多分世界で蝉丸Pだけでしょう。

 ともあれ。いい歳こいたおっさんになってしまった自分が、これから何をすべきで何をすべきでないのか、そういうものを指し示していただいたと思っています。簡単に実践はできないと思いますが、せっかく読んだ以上は読んだなりのことをしていくつもりです。

 割と気軽に勧められる値段でもページ数でもありませんが、機会があれば手にとっていただきたい1冊である事は間違いありません。

 興味がある、という方はこちらからどうぞ。

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後藤沙緒里のいろはにほへと第195回「車があったら」感想

・「なんと、きゅうじゅう、じゃない」100回分どこかへ行ってしまってます。
・「200回目が見えてきました」「もう長い事続けさせてもらえてるんですね。ありがとうございます」「200回はなんか、なんかやろう。なんかします。私が?」なんだろう。一体スタッフさん達は何を仕掛けてきてくれるんでしょうか。さおりんはどんなサプライズをご用意なさっておられるんでしょうか。やって欲しい事は…多分無理でしょうけどゲストにりく様そら様とかどうでしょうか。
・「『さおりちゃんは、部屋にカレンダーある?』なんか急に来たな」「『そろそろめくり忘れてる人居ません?』」「『スタッフの家は4月で止まってたらしいですよ』」我が家は例年ミュシャのカレンダーを愛用しておりまして、気に入った絵が出てくるとその月で時間が止まってしまいます。
・「私ね、ファンの方からいただけるんですよね」「猫ちゃん、とか、ワンちゃん、とか」「でもね、あんまり出せないんですよ」「スケジュール帳でまかなえちゃうんですよね」「カレンダーの絵柄だけ見て『ハァ、ハァ…かわいい、かわいい……パタ』」さおりん、熱演過ぎます。
・「今週もみなさんからいただいたメールをご紹介していきます」「さおりんは確か以前運転免許を取ったお話をしていたと思いますがその後、運転はしていますか?」「私も早く免許欲しいなと思っているのですが、周りでは大学受かったら教習所通う、と言う人が多いみたいです」ということは、このメールの送り主の方は高校生ですか。まぁ、18歳から免許は取れますからね。何だかんだで免許って取るのに1〜2カ月はかかりますから、大学合格がよほど早くないと入学までに間にあわない気が。
・「それを逃すと、タイミングを逃してしまう」私は結局就職間際の3月末にギリギリで取得しました。こういう事にならぬよう早めに取っておくと良いと思います。
・「後藤はですね、乗れていないぜ」「せっかくの免許だから乗りたいわ」「レンタカー?どうやって借りるの?分からない」「じゃ買おっか?いや待て待て沙緒里」天使と悪魔ではない、さおりんAとさおりんBとでも言うべき素敵な脳内会話を堪能させていただきました。
・車は購入もさることながら維持費もかかりますし、持つのも一苦労でございます。
・「買ったら家に帰らなくなりそうなんですよね」「車に住んでそうなイメージを、今自分でしてる」「おそろしや〜」その心理は、自分の持ち物っていうところに帰巣本能が働いちゃうんですかね。
・「弟がバイクの免許を取ってぶいぶいやってます」「なるほど、と思って。あたしもそっちでいんじゃねーかとか思って」「ちょっと弟に情報を聞きつつ、そっちのほうに足を伸ばしてみようかしら」バイクに乗る後藤さんというとただいま入院中の後藤邑子さんのほうをイメージしてしまうんですが。強弱コンビでツーリングとか素敵すぎて脳汁が大量に出ます。
・「大学受かったら教習所に通う」「大学始まっちゃったらタイミングが、無い?」夏休みとか絶好の機会かと。
・「手前の女子持ってましたっけ。免許」「『大学2年の時に合宿で2週間くらいでとりました』」ああ、合宿。そういうものもあるのか!
・「がしゅきゅ!」そう噛む方が難しいだろ、という噛み方をしばしばなさいますな、さおりんは。
・「でもきっと、楽しいと思うよ、運転」慣れると楽しいと思います。
・「運転楽しいと思うのでぜひぜひタイミングを逃さず」「安全運転で楽しんでいただけたら良いなぁって」そうですね。安全運転で。
・「閃乱カグラの予約受付ポスターを見たのですが、もしかして今度は蛇女のメンバーが主役なのでしょうか」今しがたググって見てみましたが、メインでばーんと出てました。
・「『ギッタギタにしてやる〜』なんてセリフ、ジャイアン以外で初めて聞きました」この名セリフは『閃乱カグラ-少女達の真影-』の公式サイトの未来のページにあるVOICE2で聞けますので、ぜひぜひ聞いたことのない方は一度お試しあれ。
・「私、未来という役で」「まさかこんな台詞を言うとは」「非常に面白いキャラクターです」「まだまだつかみどころが分からないなーとは思っている」『百花繚乱』の服部半蔵、『さよなら絶望先生』の加賀ちゃんに続いて3つ目の忍者役ですが、それぞれタイプがまったく違うのがまた面白いですね。
・「アニメ化ということで、また演じられるなんて、嬉しいな」おめでとうございます。
・「3DS」「紅蓮の少女達」「8月30日発売なので」告知は大事です。
・「前回では敵として出ていた蛇女のメンバーが主役」「見せ場も多くって。見せ場?」見せ場でいいと思いますよ。
・「アニメ化もします。しますよ。出番あるかな」最後の一言が…。

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『ふしぎの海のナディア』デジタルリマスター版第11話「ノーチラス号の新入生」雑感

・新メンバー加入問題で会議は踊る。潜水艦のような閉鎖空間、特にノーチラス号はその特異な目的と行動可能性から迂闊なことができないのでモメるのも当然ながら、真っ向反対なのはエレクトラさんだけな模様。
・サンソンの服の件は小ネタの部類ですけど、キャラの印象づけとしては有効かと。
・ノリノリの姐さん。鏡に向かって一人芝居始めちゃうもんなぁ。サンソンハンソンどころかナディアやジャン、マリーまで居るのに。そして総員ドン引きという…。
・グラタン一味ことグランディス一家、新加入決定。しかしエレクトラさんは決定に不満がお有りなご様子。
・「誰がそんなこと言いだしたんです?」サンソン、それ、言うまでもないと思うんだが…。
・「この船を勉強したいんだ!」いつもまっすぐなジャン。
・「エレクトラさん、私は何をすればいいの?」「私も働かせて下さい」「前から自分で食べる分くらいは自分で稼いできました」ナディアのプライド。
・「では説明しよう」以下、SFな時間の始まり。プラズマイオン推進は小惑星探査機『はやぶさ』についていたものですね。あれを知って『SFに現実が追いついてる!』と歓喜したもんです。対消滅エンジンについてはまた後程に。
・興味津々でお勉強のジャンに対して、不満たらたらでお勉強のマリー。
・「マリー子供じゃないもん!」この上なくコドモなセリフ。
・足し算ができるキングのドヤ顔。
・船内服を魔改造するナディア。どうしてもヘソは出さないとダメか。
・潜水艦としてはほぼ理想的な調理室。19世紀には有り得ないオール電化。
・にしても解説するコック長がノリノリです。
・深海魚を見て固まるナディア。ああ、思い出した。この回、ギャグ回だ。
・「しっかし、魚ばっかりだね」海の中なのに肉ばっかりだとSFじゃなくてホラーになりそう。
・「よくお魚なんて触れるわね」「だってそれみんな死体よ」「何言ってんだい。これはお料理!」ナディア節もグランディス姐さんには通用しない。
・「後は愛情!」姐さん絶好調。
・グランディス姐さんの手料理を前に緊張した面持ちのネモ船長。それはまるで死地に赴くかのよう…。こないだの戦闘でも震えたりしなかったと言うのに。
・「俺たちは水とスープだけか?」「おだまり!若いんだから死にはしないよ!」ネモ船長の分しか考えてなかったのか。というか、あの大量の深海魚はどこへ行ったのか。
・勇気を持って口にするネモ船長。さすが人の上に立つ人は違う。
・「うまい!」「見てくれは悪いがこりゃあ結構イケるぞ」なお一言多い模様。
・「ナディアなんですが」「何をやっても失敗ばかりしています」「そうか」「今まで誰も教えてくれる人が居なかったんだろう」「私にも居ませんでした。そんな人」切ない会話してるなぁ。
・そしてジャン、ナディア、マリー、キングと3人組もお食事。何と言うか、こう、格差がクッキリと。ナディアがちゃんと野菜オンリーなのは優しいところだが。
・「マッシュポテトだって?それは全部魚の白身だよ」あの大量の深海魚はここに。
・「ちょっと胡椒が足りないのかね」ハイ、ギャグ回のギャグ回たる真価はここから始まります。
・姐さんが胡椒ドバーからのキングお料理奪取。当然大量の胡椒がかかっているため食べてしまったキングは暴走を開始するわけですが…。キングは賢い割に所謂動物的な危機回避が弱いようで。
・逃げるキング、追うグランディス。止めにかかる他の連中。もう細かい所は拾いきれないくらい色々詰め込まれてます。
・「そんな固っくるしいことばかり言ってるから年より老けて見えるんだよ!」姐さんは人の言われたくない事を的確に指摘するなぁ。というか、実年齢いくつなんだっけエレクトラさん。
・「一体これはなんなんだろう」「これが本艦の心臓部、対消滅エンジン」「水素と反水素を対消滅させて、その質量の94%をエネルギーに変える。唯一の永久機関だ」「使い方によっては星の海を渡る事もできる」これだけのエンジンなので極わずかの燃料から大量のエネルギーを取り出せるという訳です。核分裂でも質量がエネルギーに変わる割合は10%に満たなかったはずなので、いかに効率よいシステムか、ということです。
・「このエンジンは使い方を誤れば、地球そのものを破壊しうる兵器にもなりうる」効率がいいという事はそういう事ですね。
・「科学は知恵の実を食べてしまった人間の罪も背負っているのだよ」「それを忘れてはいけない」内容もさることながら語りかけるネモ船長の表情に、むしろ引き込まれてしまいます。
・「一体何の騒ぎだね」さっきとは打って変わって厳しい表情のネモ船長。この辺の切り替えはさすがです。
・「怒った顔のネモ様も素敵だったねぇ」今回ギャグ回ですから。ええ。
・浮上シーンは何回見ても良いものです。
・「本船は24時間、浮上のまま航行する」通常の潜水艦は換気や充電のため一定の割合で浮上航行を余儀なくされますが、ノーチラス号の場合は乗組員の気分転換が主な目的かも知れませんね。
・科学に良し悪しが生まれるのは、人の心の反映。
・「使い切れない大きな力は、それだけ大きな不幸も呼ぶ」おっしゃるとおりです。しかし、世の中のある一定数の方々が常に主張なさる『人間にはどうせ使い切れないんだから大きな力なんか存在しない方がいい!』という意見には組しえない私です。
・夜の海。語り合う二人。いい雰囲気だけど、そういう内容にならず哲学的な会話になるのはやむを得ないのか。

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近代麻雀2012年7月15日号 感想

ムダヅモ無き改革 獅子の血族編
・またも歌って踊る宇宙的な何か。以前マナーがどうこう言ってた人が居たと思いましたが…。
・「わかった?」「イエス マスター」なんという見え見え過ぎる通し。あと、マスターっていう表現が単なるその場のノリなのか、それとも深い意味を持つ伏線なのかが気になるところです。
・「ファイヤー立直は対面のツモにアタリ牌を仕込む技!!」そう考えると普通のイカサマ技ですよね。
・あたふた騒ぐタイゾーをレバーに一発かまして沈める真田。
・「宇宙!」「宇宙!!」「宇宙!!!!」3コマめが殴りたい程にウザい。
・「かかったのは…」「どっちだったかな!?」「混一小三元(ブラストオフ)!!!」爽快。
・「効ィたァァ!!!」「愛の目覚め〜〜〜!!!」なんでゼンダライオン(@ゼンダマン)なんだよ。あと、ポーズがムダにカッコイイ。
・「リーチ界のCIWSだッ!!!」なんだよリーチ界って。
・これで真田はトップに。片や鳩山はピクピクヒューヒューしている模様。
・不安要素、タイゾー。


雀荘うえだ繁盛記
・麻雀最強戦2012における植田さんの戦いの記録が記されておりました。
・通して読んで分かるのは、大勝負において冷静である事やいつもどおりを貫く事の難しさですね。
・麻雀に出会ったのが遅すぎた、と植田さんはおっしゃるのですが、そう思える競技に出会えて良かったですね、と私などは思うわけです。
・まぁ、ぶっちゃけ植田さんより雀歴だけならずっと長い私は正直植田さんと打って勝てる自信は皆無です。こういうのは場数も大事ですが、それが全てではないので。
・ともあれ、最強戦お疲れ様でした。また次の機会に、良き戦いを。


むこうぶち
・気がつけば299話。次号で300号ということで、とっとと始末されてしまう3人。
・ラス親傀の第1打がドラの伍萬切りに対する反応が相変わらず協調性皆無。
・桐谷は8種8牌からブラフ国士断念の流れですが、狙うのがチャンタか三色か、だったら9ピンは残しても良かったのでは?私なんぞは6ソー切るもんだと思って読んでたのでビックリしました。
・悪循環の輪の中に囚われる橋場と桐谷。特に桐谷は国士の目もあったのが痛恨。
・挙句国田も裏目る。結局牽制しあった結果、我欲に走った結果、と。最後は迂闊に鳴いちゃって傀にアガリ牌が回る。
・3回戦。前に出て打ち取られる橋場と桐谷。オリても親カブリで12000払いの国田。打つ手無し。こうなる前に何とかしなければならなかったのに、という悔いのみが残る。
・オーラスはダブリーからの一発ツモで終わり。
・「本当に色々と勉強になるぜ たかが麻雀が!」「天国ってヤツぁ地獄のすぐ手前にある…と知ったよ」この勉強料は高かったのか安かったのか。いずれにせよ、こうも完膚なきまでにしてやられたら前を向くしか無いでしょうね。

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レセプタクル 感想

 タイトルの意味が分からないので調べたら「器」でした。

 本作タイトルを見た時は、レセプタクル自体は『楽園』本誌に掲載されていた時は短編2本だけだったので『あ、これは短編集かな』だと思っていたら、実はweb増刊の方でまさかまさかなストーリーが展開されていたという事実にまずビックリしました。

 本作のヒロインが同じ黒咲先生の『放課後プレイ』初代彼氏(名前の出てないキャラなので以下この表記で)の姉だったとは。
 姉の彼氏が付き合う前から初代彼氏の友人で、告白前に相談受けるところまでは割とニヤニヤだったんですが、姉・初代彼氏・初代彼女の3すくみ場面から『あれ?思ってたのとちょっと違うよ?』と思い直し、姉・姉の友人・姉の彼氏の3すくみに展開していくところから『あ、ヤバい。この話はヤバい』と警報が鳴りました。
 どろどろ展開自体はむしろバッチこいなんですけど。レズ親友関係に立ち向かわされ振り回される男の姿が実に痛々しいというか。挙句に自分を軸にしないハーレムエンドとか羨ましいようで羨ましくないですよ、これ。ほだされちゃって受け入れさせられちゃってる自分が悔しくって挙句3Pお断りしちゃうところとかはナイス意地っ張り具合です。
 私としてはエロエロでショタ好きでレズという業の深い親友がむしろ好みです。こういう異性の友人が欲しかった。遠慮なくエロ話できる女の親友とか最高ですよね。

 あと、初代彼氏とその姉に何がしかの接触関係(ド直球に言えば肉体関係)があったっぽいのも衝撃でしたねぇ。

 で。最後に掲載されていた書きおろしでは、初代彼女が初代彼氏の首を抱きながら「私… もう聞いてますから」「大丈夫です」と姉に告げるわけですが、どこまで聞いちゃったのかが凄く気になります。多分『全部』なんでしょうけど。
 一晩かけてじっくりその話を聞いた挙句、慰めと若干の嫉妬とで明け方まで濃密な時間を過ごしていたりしたのかなぁ、とかそんな想像をさせる、穏やかな表情でした。その辺は裏表紙にも現れていたりしたわけですが。実は影の主役は初代彼女だったような、そんな気がしました。

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夏の前日3巻 感想

 色々悩んだ結果、連載中の感想を若干アレンジして再掲載し、付録部分を新規に感想書くというパターンにしてみました。


第13話「奇行」
・哲生の表情が初期と別人のように輝いている。そして繰り広げられる、晶と哲生のキャッキャウフフ。
・哲生の鼻歌って初めて出た気がする。絶好調だな。
・「俺が読むものくらい 晶は全部知ってると思ってた」「まさか」「哲生から教えて貰ってること たくさんあるもの……」似たような事の経験があるので、ニヤニヤしちまいます。
・「でも同じ本を持っていたかったから」をとめだなぁ、晶。
・「乱暴はいや」「乱暴にしていいのはあたしだけなんだから」真顔で何言ってんだ晶。
・「今だ」「今描きたい」「今の俺ならもっと美しい花が描ける……!」満ちている。
・「俺絵を描くのが好きなんだ!」満ち足りすぎて、若干暴走気味。でも、ずっと言いたかった言葉なんでしょうなぁ。
・「俺は今自由だ」ようやく進むべき道を見据えた哲生に幸あれ。
・「青木君」「結婚してくれ」振られるとそういう衝動に駆られることは否定しないが。
・「ふたりがとてもお似合いなので」の言葉にコロッといってしまう晶。「なんだって好きなのおあがんなさい」って。チョロいなぁ。
・そんな絶好調のふたり。でも、哲生からははなみの存在が去らない。その「俺は…」「あなたを見ているといい絵が描けそうな気がする!!」ってのは聞きようによっては愛の告白でも通るからなぁ。


第14話「衝動」
・大正百年。モガと画学生。どっちもよく似合うなぁ。実に良い表紙です。
・「俺はべつに」「はなみを描きたいわけではない筈だ……」ひねくれてるなぁ。
・「じゃあ仕事とあたしどっちが大事って言われたら即答できるの!?」「そういうことはちゃんと仕事してはじめて言われんの!」名言だ。名言過ぎる。
・「くだらねえ質問だ」「晶はそんな愚かなこと言う女じゃねーよ」本音じゃ。本音が出た。哲生の貴重なのろけ。
・晶は晶で夢見てるし、幸せだな、こいつら。
・初めて見るスーツ姿に硬直する哲生。分かりやすい。分かりやすすぎるぞコイツ。もちろん、一緒に帰れて嬉しそうな晶も分かりやすいわけですが。
・「あっ」「待っ」哲生慌てすぎ。晶が「かわいい」という理由がよく分かる。
・「なんなのかしらこれは…」こっからサービスシーンなのに笑ってしまってダメだ。哲生が分かりやすすぎてダメだ。ちょっと怒り気味の晶も面白すぎる。ま、もともと「年上のお姉さんに優しく叱られたい」とか言ってたし。
・「哲生は……」「こっちのほうがいいんだ?」「……和服より」「なに言ってるんだ」「和服はいいものだ」「とても!!」ピロートークがフェチ談義って業が深いと思います。でもみんな一度は通る道だと思う。
・「俺ひまわりを描くよ」「描くときは晶のことは忘れる」「ストッキングのことも?」「ストッキングのことも足袋のこともだ」イヤミのつもりだったんだろうなぁ…。通じてねぇよ哲生。
・「でも描いてる時だけだから」それ以外はずっと思ってるって事ですね。分かります。
・はなみのことは吹っ切れたのかな?
・「描こう」「描きたいんだ」「描けば満足する」そして哲生は筆を執る。


第15話「矛盾」
・「配達頼む」「月下画廊さんに……」「俺行きます」哲生は分かりやすい。キリッて。吹きましたよ、ここ。
・「雨の日にこの道を歩くと」「思い出すんだよな」「今でもあの夜の一連の記憶は……」「抜ける」お前は真顔でなにを言っているのか。
・そして、哲生が来ているとはつゆ知らず、いい表情で大自慢大会の晶。
・傘もささずに追っかけてくるからかわいいなぁ、晶。
・「ごめんなさい」この表情、絶品。
・「怒った顔がかわいいとか言うくせに」「都合が悪くなると許しを乞うのか」こいつは手厳しい。
・「……あたし本当にあんたのことかわいくて仕方ないから」「自慢したくなっちゃうの」「馬鹿にしたりそんなつもりじゃ絶対にないのよ」ド直球の謝罪。ああもうこいつらときたら。
・「破局?」「してません」大人の会話だ。
・「ひと入れたことないし入れたくない」「ガードが固いのね」犬だからな。
・やっぱり晶の柔らかそうな肌が素晴らしい。実に魅力的。触ってみたくなる。
・「全然駄目」嘘つきだな、晶。
・精一杯の勇気を振り絞ろうとした哲生を、キスで黙らせる。晶さんさすがです。
・「哲生」「あんたは飼われるなんていやなんでしょ?」「そう言ってつっぱねたのあんたよね?」「今更好きとかなんとか言ってあたしに媚びるつもりじゃないでしょうね」「自分から犬になるなんて許さない」やっぱり手強い晶でした。ムカつきつつ嬉しそうな哲生の表情がニヤニヤものです。
・「もっと困らせてすがらせてあたし無しじゃ生きていけないようにしたいもんだわね」分かるなぁ、その気持ち。
・「なんだ ほんとに来たのか」これは晶も惚れるわな、という笑顔。
・晶が作ってきた弁当は、俵おにぎりにタコさんウィンナーにたまご焼き。これは想定外。
・「ふん……」「俺に惚れてるくせに」「そうよ」「なんで上から目線なんだよっ」道端でこの会話…お前ら爆発しろ。末永く爆発しろ。
・「あたしを見つけたからって」「その満ち満ちた孤独を失わないで」全てはこの言葉に集約されている。自分と言う存在で哲生そのものを包み込んでしまいたいが、そうしてしまうことで、哲生を壊してしまいたくない。晶の、どうしようもない矛盾。この苦悩は、解決しない気がするなぁ。切ないけど。



第16話「触れる」
・「初めてだった」「人に触れて」「あたたかいことを知った」また晶があったかくて柔らかそうだもんなぁ。あと、手触りも良さそうだ。
・猫をモフる哲生。なんとうらやましい。
・しかも、モフり終わったあとに猫が事後みたいに横たわってんのがまた…。
・「まだ時間あるし」「昼メシなんか作る?」「青木君俺の嫁になれよっ!!」「俺は君が好きだ!!」「君も俺が好きだろ!?」その願いを叶えるには、晶を倒してからだ。
・で、フラワーパーク。ひまわりに囲まれて、真剣な表情の哲生。しかし、なんつー手つきだ。そらあ「青木君今チカンみたいだった」と言われても仕方あるまい。
・んで、またいい笑顔してんなぁ哲生。
・挙句、ひまわりランチをたのむとか。挙句「かわいーっ」呼ばわりされるとか。楽しまれてるな。
・読んでて植物園に行きたくなるなぁ。
・「青木先生」「ん」お前こういうところだと別人のように目つき悪いのな。
・「講評は以上です」「がんばったな」「1枚ずつ確実によくなってる」いい先生じゃないか哲生。
・「花や野菜はどうやったら上手に描けますか!?」「田村君は……」「無機物が好きなんだな」「はいっ!」「計算しつくされた完成されたものに美を感じます」「描く前に触ってみたらどうかな……」「重さは」「においは」「かたいのかやわらかいのか」「冷たいのかあたたかいのか」「触ってたしかめる」私は絵は描けませんが、色々な角度から触れてみて深く知ることが大事なのは文章も同じです。
・晶の足の爪にマニキュアを塗る哲生。塗られてる晶に浮かぶよろこび。
・「海に行かない?」「哲生週末は空いてる?」「まだはやいだろ」「7月に入ったらあたしすこし忙しくなるのよ」「泳ぎはまた改めてでいから……」「キャンパスを持って行かない?」「きっときれい」こういう誘われ方をしてみたいなぁ。
・「うん」「いいな」ホントに、初期の頃とは別人のような表情をする。
・「でもキャンパスなんて持ってったら」「おまえほんとに待ってるだけになっちまうぞ」「ん 待ってる」幸せそうな晶と哲生。
・「妙な女だと思った」「平気で踏み込んできて俺の中に入ってきた」「俺はそれが本当は」「とても嬉しかったんだ」「初めてだったんだ」「人に触れて」「あたたかいことを知った」「晶」「晶に見ていてほしい」「俺はこれまで自信がなかったから」「だけど」「この絵は」俺が描いたって胸張って言える」「きっとそういう作品になる」「それが晶の気持ちに応えることにならないだろうか」「それくらいしか」「できることない……」もう、言葉がありません。この想いが晶に伝わる時が来るといいなぁ…。


第17話「はなみ」
・はなみ…。今回あれ?表紙が無いな、と思って読んでいたら…。思わぬ切り口からスタートした急展開に、ついに怖れていたものが始まっちゃったなぁ、という気持ちです。
・「「はなみ」の夢を見たんだった」「思えば彼女が実態である必要はないのだ」「対象への興味は勿論あるが知らなくてもいいとも思う」「「はなみ」が非現実的であればそれだけ想像の余地は大きい」創作への刺激という意味では非常に正しいことだと思うのですが、それでも二次元を愛好する猛者達とベクトルが似ている気がしてしまうのです。
・ああ、森君の新しい彼女だったのか。にしても、最初はなみしか視界に入ってないところは笑えるけど笑えない。
・「今日バンドの練習見に来たいって」「いいかな」その直後の哲生の眼が。
・「つきあってんの?」そして暗転。これ、心象風景だよなぁ。
・もう、会話が耳に入ってない哲生。痛々しい、というか、痛い。
・「なにこれ」「夢かな」コレはヤバい。もう…。
・「どうして…」会話をして実体を持っちゃったから、これからギリギリと苛まれるんだろう。


第18話「海に行く日」
・力の入った表紙です。晶、水着になると印象がだいぶ違いますねぇ。
・「おはよう」「朝ごはん食べてきた?」遅れて来た哲生を責めず、笑顔で出迎える晶さん。
・「絵の道具は?」「……」「忘れた」切ねぇ表情。もう口の中が苦いです。そら晶も言葉を失うわ。
・この列車は何線なのか、とか普段なら色々考察するところですが、今回はもうそれどころじゃない。
・手に触れようとしてギクッとなる哲生の反応。「なにがあったの」「なにもないよ」明確な嘘。しかし、それを問いつめない晶。
・「うそつき」それでも、うそをつかざるを得ない哲生の心のうちを思って、聞かない晶の心中こそいかに。
・「ひどい」「なんにも話さないで閉じこもって拒絶だけして」「ひとりで辛気臭いカオして」「ひとりで泳いで」「ひとりで……」「いっつも……」「関わられちゃ迷惑みたいな顔してもだめよ」「あたしめいっぱい関わるんだから」晶の決意。カッコいいねぇ。関わりたくて関わりたくて今こうしているんだものねぇ。
・「なんだか」「すごく遠くへ行ってしまいそうな」寂しそうな目をしている。重たくて痛いものをグッと飲み込んでいる表情をしている。
・「おかえり」さっきまであんな表情してたのに。
・わしわしわしわし。幸せの構図。ほだされる哲生、分かるわぁ。
・「ここにいてよ」「ばかね」「どこにも行かないわ」そんな事を分かってても、それでも行って欲しくなかった。そして、晶もそれを分かっているから、どこにもいかない。
・「向こうから」「よく見えたよ」「待ってる晶の姿が」「だから俺は」「晶目指して戻ってくればよかった」「ん……」迷走した時、道しるべとなる存在の大きさ。
・「ずっとこうしてたいな」はなみは創作意欲を刺激する存在。晶は心を安らがせる存在。晶の絵は本人からせがまれても描けなかったけど、はなみの絵は自分から描こうとした。はなみを失い、晶を得ている事が哲生の絵描きとしての今後にどう影響するのか考えると胃が痛くなりそうです。


閑話「にゃつの前日」
・ズルい!声高に叫ばせていただこう。ズルうい!この扉絵は反則過ぎます!
・晶は猫だよなぁ、確かに。似合うなぁ、この姿。
・バスからキリンが顔出してるのはシュールだなぁ。
・哲生のいい笑顔。もともとこういう笑顔をするヤツだったのかどうかは分かりませんが、個人的には晶が与えた笑顔じゃないかなと思ってます。
・そして哲生は…黒豹?ドーベルマン?嬉しそうな晶。女性にこういう表情をさせる男になりたいものですなぁ。
・こういう番外編なら大歓迎です。またやってください。


よくわかる『夏の前日』
・8コマでダイジェストする大胆企画。ちゃんと分かるのが凄い。
・晶猫にスカーフがついてたりついてなかったりするのは、それが本編中における服のポジションという事なのでしょうか

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邑子姐さんのブログがふたたび更新されておりました

 元気な素顔をご披露されて嬉しい限りでしたが、髪型がなんだか若干可符香っぽいと思ったのは私だけでしょうか。髪留めもあったし。というか、一瞬だけとは言え「あれ?可符香の物真似?」とか思ってしまってすいません。

 あと、化粧なしでこんなに可愛らしい人もなかなかいないかと。目の下のクマが若干痛々しいですけど。闘病中なんだよなぁ…。御平癒祈願。

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近代麻雀オリジナル7月号感想

 すいません。なんだかんだやってたらすっかり遅くなってしまいました。

雀荘のサエコさん
・初手から店長泣かせの名言炸裂。どんなドMでも閑古鳥から店の名前を取る店長はいないでしょ。「ちゅんちゅん」っていう名前自体は、イーソーのスズメにも中のトイツともかかっているのでなかなか雀荘の名前としては良いと思うんですけどね。
・強くて美人の店員ってそれだけで看板としては十分以上ですから、そりゃ引き抜きにもあうし、ホームページで変なコピーもつけられますわ。その上、本人動じてないっぽいのがまた。
・美人店員が麻雀のプロ級、店長が料理プロ級。これで流行らない理由が分からない。
・「麻雀連合三天王」(なぜもう一人入れない!!)5人いる四天王とどっちがマシなんだろう。
・「素晴らしい… こういうのを待ってたんです」「強い相手と麻雀を打つのが私の生きがいですから」喜びに頬を紅潮させるサエコさん萌え。
・と思ったら熱発か。強い相手と戦えるから顔赤かったんじゃなかったのか。それでも勝つんだからケタが違う。
・ともあれ客が増えて何より。


ライオン
・川本、帰還。しかしそれは生還と必ずしもイコールではない…。
・朦朧とする意識の中、走馬灯のように巡る記憶は甥っ子との思い出。楽しかったこと、そして、断絶…。
・「俺は」「まーくんに償わなくちゃいけない」ギリギリのところで覚醒。
・もう動かないであろう身体に鞭打って、残った右手で牌を掴む。
・(ダメだ)(この男には託せない)(この男でなければならん)死地をくぐってきた男の判断力は堂嶋を選ぶ。
・どうにか13枚を引き寄せる川本。しかし、そこまで。
・そして、そこまでで十分にしてしまう堂嶋。ここでの「天和」はヤバイ。超カッコイイ。
・甥っ子を託して、川本逝く。
・3試合で5人の死者か。やっぱり多いよ…。鷲巣麻雀より死亡率高いよ。
・戸村、現金で20億持ち込んでたそうですが、マジレスするとスーツケース20個分。
・解放された戸村が堂嶋に何かを持ちかけるが、飲んだのか飲まなかったのか。
・明けて朝、決勝戦開始。


aki
・往年の名作『アウターゾーン』のミザリィを思い出させる謎の店長登場。
・麻雀を覚えたのがファミコンだというのは私も同じですが、私の場合任天堂の『麻雀』じゃなくてナムコの『ファミリー麻雀2』でした。私も初代『麻雀』はやったことはあるんですが、当時はルールが覚えきれなかったので。にしてもウラワザ懐かしい…。
・2人揃って同じなのか覚えた経緯。
・「…でも」「その後の人生で大きな差がついたわね」そういうのは勝負が終わってから言うとカッコイイのに、闘牌中だと負けフラグに見えるよね。うん。
・中を絞って伍萬をだしたらそっちが当たり…。でもここで一萬は切れませんわな。
・焦って前に出ると浮いた牌で当たられる。悪い時の形ですよね、これは。
・飛んで、次の半荘。回し打ちしたら裏目。悪いときのあるある。
・一方のひまわりは絶好調。大きな手をアガり、勝ち続ける。
・「おいおいお嬢ちゃん」「ひまわりちゃんを意識するのはわかるけど」「麻雀は4人で打つもんだヨ?」こういう状況でこういうことを言える大人は割と貴重な存在。
・そしてラス半のオーラス。変わらず走り続けるひまわりに、立直で抵抗。が、ツモられてラスト。
・お金がない二階堂さんに助け船。おお、やっぱり謎のミザリィっぽい店長は浦田和子さんだったのか!


ワシズ-閻魔の闘牌-
・英字仕様の麻雀牌って、ドラゴンなんていう牌があるんですか。
・謎の存在、鬼束正宗。4巻収録の第24話に出てきた鷲巣様の兄弟子がここに来てまた名前だけとはいえ登場。今シリーズは色々話が広がってますねぇ。ぼちぼちシメにかかってくるかと思ったらさらにここからもうひとつネタを振ってくるとは。
・場面戻って監獄六区。脱獄に賭ける男と、それを止める男と。
・死にかけ同然の鷲巣様に何かヒントを得たようだが…。
・収穫祭。薬でもキメてるのかと言いたくなるくらいにテンションが高い所長。
・「奴が刈るのは麦ではないが………ね」何を刈る気だ。首とかか。
・かかしだと思っていたものはコンバインでした。
・學天則に関しては本作中に書いてある解説のとおりです。ちなみに復元品は大阪市立科学館に展示されております。
・「まさかの人型コンバイン」お互いに『その発想は無かった』ことから起きてしまった悲喜劇。
・点棒に学ぶから学点則ですか。
・各棟の代表が卓を囲んで闘牌開始。鷲巣様はどこへ…。

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