忍者ブログ

ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

後藤沙緒里のいろはにほへと第189回「動物ネタは癒されます」感想

・「連休中、遊び過ぎて疲れていないでしょうか」野球観戦に2試合行っただけなので疲れるほどではなかったです。あとはひたすら文章打ってましたねぇ…。
・「ゴールデンウィーク中ですか?」「もう終わってますか?」終わってます。終わってない人も居るみたいですけど。
・「波平さんのおまじない情報を探してみましたが、やはり見つけられませんでした。何情報だったんでしょうね」これは私も見つけられませんでした。また、これは絶望放送が続いていれば投稿したかったネタのひとつでした。
・学生時代のおまじない、色々ありましたねぇ。私の通っていた小学校には戦前から建っている校舎があったので、そこはもう格好のネタになっていました。
・「お腹の音がならないようにするには、波平さんの頭を思い浮かべろ、みたいなのを私がどこかで聞いたんですよ」「くびかしげない!絶対聞いたんですってば」「なかったですか?」すいません。似たようなものですら聞いたことがないです…。
・「あたし未だにやっちゃうのに」「あれ?なんであたしだけなんだろ」この辺の妙なネタはぜひ新谷さんにたずねてみたいです。なんか真相の一端を握ってそうな気がします。
・「お腹が鳴らないようにする方法は
1:息を大きく吸う
2:息を止め、お腹に力を入れる
3:息を吐く
これを3回繰り返すといいのだそうです。伊東家で昔やっていたようです」検索したらことごとく『伊東家でやってました』が枕詞になっててビックリです。一部『伊藤家』になってましたけど。誠か。nice boatか。
・「お腹に空気を入れて腸が運動するのを抑えることができるそうです」「空気入れちゃうと、活発になるような気がしません?」お腹に空気を入れるとゲップが出そうな気がしてします。
・「なべぞうさんからいただきました」「最近犬を2匹飼い始めてみたものの、キャラにちなんでつけた名前と性格が一致しなかった、というメールを送ったなべぞうです」「名前が気になるという事だったのでちょっと捕捉ですが、おとなしいけど要領がいい感じでちょっと腹黒な子がエドと言います」「元気でオバカなのがロイと言います。ロイは僕が帰るといつも全力でタックルしてきます。何だか違和感が」「でも楽しい日々です」帰宅するたびに全力タックルしてくれる生き物がいると、人生それだけでハッピーだと思いますよ。
・「エドと、ロイ。アレですね」鋼が錬金しちゃうタイプの漫画ですね。
・「ちがいますかね、逆な感じなんですかね」エドも全力タックルはしない感じですけどね。
・「わたしも実家帰った時に、みんなが出迎えてくれるので」「タックルをしてくるのがりくで、『ずっとだっこしろよ!』って言ってくるのがりくで、だっこしてあげたら途端になめまくります。顔中を」「化粧はまずいよって言うんですけど全然言う事聞かなくって」「全力でおかえりを表現してくれるので、たまらんなぁって」何という素敵なヤンチャ系オバカ犬。
・「しゅんは、一番お兄さんの子ですけど」「フッてあたしのほうに近づいてきて尻尾を微妙にフッフッフッて振ってくれて、おかえりって言う目線を捧げたらフッていなくなります」一番上は他と違うリアクションをとりたがるものです。
・「そらが一番下の子ですけど、あいつツンデレなので」「おかえりって超尻尾振んのに、ただいまってだっこしてあげようとしたら怒り始めるんです」「謎な子なんです」もしかしたらだっこ嫌いなんじゃないですかね?
・「みんな動物そうだと思うけど、性格が全然違いますよね」違いますね。そりゃもう個性豊かな生き物たちです。
・「動物ネタ、やりません?」「昔ありましたよね。こんなコーナー」うちの子最高!というコーナーがございましたねぇ。再開するなら、妻の実家の猫の画像を使用する許可が出てますので、さっそく投稿に向けてご用意させていただきますが。

拍手[1回]

PR

アニメ版『じょしらく』キャスト発表

 別冊月刊マガジン誌上でカラーページを使って発表されておりました。なかなか力が入ってましたね。

 さて、その気になるメンバーですが暗落亭苦来役の後藤沙緒里さん以外は総取っ替えという結果になりました。蕪羅亭魔梨威役に佐倉綾音さん、波浪浮亭木胡桃役に小岩井ことりさん、防波亭手寅役に山本希望さん、空琉美遊亭丸京役に南條愛乃さんという布陣でアニメに臨む事になりました。

 さおりんだけでも残留なのは嬉しいです。あとの皆さんについては「ああ、今期はスケジュールが合わなかったんだな。残念」という便利な呪文を唱えて自分を誤摩化す事にしておきます。でもこの呪文も新キャストの皆様に若干失礼かな、ということで「新しい出会いに期待」と付け加えておきます。いや、実際楽しみです。特に南條さんの丸京はメガネ暴力ッ娘をどう演じるのか、今からかなりワクワクです。

 にしても、このメンバーだと南條さんが最年長ですが、それでも27歳かぁ。最年少は佐倉さんで18歳…。凄い世界だなぁ。

拍手[3回]


絶望先生SS(二次創作) 『素直な気持ちにひねくれた約束を(注:R−15)』

(注:本作には若干の性的描写が含まれます。あらかじめご了承の上お読みください)


 心の中に強く刻まれた甘い匂い。ごくわずかな時間のことなのに、なぜか確かな記憶。
 初めてだった。
 あれが大人の香りなのか。
 異性を惑わせ陥れる魔の香り。あの人は知らないのだ。自分がどのような馨しさを備えているか。そしてそれがどれだけの女性を不治の病にかからせているのかを。

 あの時。確かにあの人は側にいた。同じベッドで。無防備な姿で、甘い匂いを漂わせて。極わずかな時間の記憶だったが、いつでも、そしてどれほど経っても鮮明に思い出せた。まるで、脳裏に焼き付けられてしまったかのように。

 そして、その記憶が夜ごとに彼女を苦しめる。

 それまでの千里であれば、布団に入ればすぐ就寝し、起きる時には目覚ましが鳴りだす前に目が覚めてきっちり7時間半の睡眠時間を守ってきた。その千里が輾転反側を繰り返すようになったのは、あの日からだった。

 こういうのを恋というのだろうか。

 小学生の時、手作りチョコをあげた男の子が緊急入院して以来、そういうことに縁がなくなった千里にはよく分からなかった。単なる性欲の発露ではないのか。発情期を迎えた動物のように身体が心を突き動かし、惑わしているだけではないのか。

 だとすれば。

 とても自分から動くことなどできなかった。
 身体から始まるつきあいなどきっちりしていないことこの上ないではないか。
 別に「最初は交換日記から」などと古風なことを言うつもりはないが、せめて心と身体のバランスがとれてからでなくては、正面からの告白などできはしない。「身体だけでもいいからあなたのものにして下さい」などとは、とても…。


 毎夜同じことを考え、そしてまた同じ結論に至る。 
 最後には満たされぬ身体を抱えて、火照りを鎮める”作業”に入るのが日課のようになっていた。

 パジャマのズボンはきっちり30cmだけ下げる。下げすぎると足が自由に動いてしまい、大きな音を立ててしまいそうだから。
「………っ、くふっ。」
極力、声は立てない。立てそうになったら、枕に顔を埋めて耐える。音も声も出していいのは30デシベルまで。
 毎日決まった様式で、務めて機械的に事を行おうとしていた。あくまできっちりすることで精神の平衡を保とうとしていた。

 そうしなければ、自分が自分でなくなってしまうから。

 他の女子がうらやましかった。
 人目をはばかることなく愛を告げ、己が魅力をあらわにして愛する者の愛を得ようとする姿が。自分にはできない。自分には示すべき魅力がない。未熟な肉体とその割に歳不相応な肌年齢では、ありのままの自分をどのようにしてさらけ出してもあの子達には到底叶わない。

 そう思えば思うほど、千里の指は激しく自らの秘めた部分を責め立てた。湧き出てきた自らの潤みを指で掬い集め、そのまま一番感じる部分におしつける。2つの指で挟み込み、わずかに上下させると火照りが増していった。
 毎日しているためか、快楽のスイッチは以前よりやや大きさを増したように思える。その分だけ、得られる快感も増しているようだ。
 鎮まれ、私の身体。早く鎮まれ…。

 最後は、ついぞ自分には向けられたことのない、あの男のあたたかな笑顔を思い浮かべながら、極みに達した。 


 コンナワタシデハ、アノヒトニアイサレルハズガナイ。

 その呪文は、いつも、彼女を縛り、苦しめている。



 それから数日後。千里が思い詰めた表情で向かった先は、SC室だった。ちょうどお茶をいれたところだから、と智恵は湯気の立つティーカップを勧めながら、千里の様子をそれとなく眺めると、いつもならきっちりしている髪がわずかにほつれ、眼の下にも窪みが目立つ。
 だいぶ重症のようね、と心の中でつぶやいていると、千里はいきなり切り出してきた。
「なぜ私だけ糸色先生からああいう扱いを受けるんでしょうか。」
「そおねえ」
この子はいつもそうだ。会話の流れとか、タイミングとかが考えられないのだ。それを受け止めるのが自分の仕事だから気にはならないが、糸色先生を初め周囲の人間は気苦労が絶えないだろうとひそかに同情した。
 そもそもこの質問に対する回答も『やっかいだから』では納得も満足も得られるものにはならないだろう。確かに、他にも厄介な生徒はいるが千里に対する接し方はなにか違いがある。それをそのまま告げてもこの相談の解決にはつながらないだろう。
「じゃあ、まず、あなた自身の話をしましょう。あなたは糸色先生に、『責任をとる』ために一緒になって欲しいの?」
「違います。」
一緒になる、という言葉を聞いてほんのりと頬を染めるところは実にかわいらしい。普段の言動からはとても想像できない愛らしさだ。
「その本当の理由、ちゃんと理解してもらえてるかしら」
「どういうことでしょうか?」
「あなたは、自分が先生を好きなことは、そんなことは当たり前で、それが先生に伝わってないなどとは考えたこともないでしょうけど、ちゃんと言葉にしないと伝わらないこと、態度で示しすぎるほどに示さないと分かってもらえないことってあるのよ」
『先生を好き』とあからさまに言われて、さらに顔中を紅潮させてしまう千里には、やはりもうちょっと婉曲に言うべきだったかな、と反省しつつ智恵は言葉を継ぐ。
「糸色先生はちょっと極端だけど、大人はあなたたちよりちょっと長く生きている分、余計なものも見て来たりして、そのせいで物事がありのままに受け止められない事も珍しくないわ。あなたの気持ちが本当なら、本当だとわかってもらわなきゃ、スタートラインにも立てないんじゃないかしら?」
「私の気持ち、ですか。」
「そう。ちゃんと伝えた?」
千里は両頬に手を添えて記憶の糸を手繰った。思い返せば、結婚を迫ったことはあっても、自分が糸色望に好意を持っていること、愛情を抱いていること、心奪われてしまっていることを、ちゃんと伝えていなかった。
「そうすることで事態が好転するか悪化するか、それは分からないけれど、でも、必要なことでしょ?」
「でも、私は他のみんなのようにスタイルも良くないし、先生を虜にするような魅力なんて何一つないから、きっと先生から愛されたりしない…。」
なるほど。
 智恵は思わぬところから見つかった糸口に早速手を伸ばした。
「だから『責任』という言葉で縛ろうとしたのね。そしてそのあとは結婚という制度で縛ろうとした。でもね」
一旦言葉を切って、表情をうかがうと、千里はその集中力のすべてを耳と瞳に集結させて、智恵の話の一切を聞き漏らさないようにしている。
「それでもし結婚したとして、あなたも糸色先生も幸せかしら」
集中していただけに、この言葉は覿面だった。言われた瞬間、千里の表情が劇的に変化する。
「自分の存在が愛する人を不幸にしてしまう現実に耐えられるほど人間は強くないわ」
「でも、それじゃあ私は先生を諦めなきゃいけないってことですか?」
髪を振り乱し、食って掛かるような勢いで詰め寄る。眼に宿す光には尋常ならざるものがあったが、智恵はそれを冷静に見据えて言葉を紡いだ。
「自分に自信を持ちなさい。あなたはちゃんと魅力的よ。糸色先生だって虜にできるくらいの素質は備えているわ。あんまり自分を卑下しちゃダメ」
「そうなんですか?」
「そうよ。あなたがあんなにあからさまに糸色先生にべったりでなければ、同級生の男子たちだってほっとかないくらいには、十分にね」
「私は、自分がきっちりしていることだけが取り柄だと思っていて、それ以外のことなんて考えたこともありませんでした。」
真顔で言う千里に、内心吹き出しそうになりながらも、そこはプロなので表情態度には一切それを表さない。ああ、最近の子は変に擦れてしまっているクセになんとかわいらしいのかしら、と脳内で呟く程度である。
「もし、どうしても自分に自信が持てないのなら、糸色先生に聞いてみると良いわ。自分には何がたらないのかって」
ようやく千里の表情が晴れた。いきなり告白して拒絶されたら取り乱して何をするか自分でも分からないが、それくらいなら聞けるし、明らかに一歩進む。
「智恵先生、ありがとうございました。」
「立場上、あまり『頑張って』とはいえないけど、うまくいくといいわね」
深々と礼をし、吹っ切れた笑顔で去っていく千里を見送ったあと、智恵は「いいわねぇ」と呟きながら冷めた紅茶をすすり直した。その言葉の対象は千里に対してなのか、それともそこまで慕われている望に対してなのか。


 宿直室。すっかり糸色望の私室と化したこの部屋に、千里が訪れたのはその相談から30分ほど経ったころだった。
 夕方というには早く、しかし既に昼というにはそぐわない。そんな微妙極まりない時間帯。
「先生、進路のことでご相談したいことが」
「急になんですか?」
「どうしても聞いておきたいことと、どうしても聞いて欲しいことがあるんです」
その言葉と、それを口にする千里の思いつめた様子を見て、まず小森霧が糸色交の手を取った。
「先生、私交くんとちょっと出てくるね」
「ああ、小森さん。お気遣い感謝します」
「さ、行こう」
「ねーちゃん、買い物だったら今度できたスーパー行こうぜ」
なにかねだりたいものがあるらしく、瞳を打算で一杯に輝かせている。
「だめよ。私は学校の外に出られないんだから、購買部に行きましょう」
「えー、あそこお菓子の品揃え少ないんだぜ」
「学校なんだからしょうがないでしょ」
そんな会話をかわしつつ、2人がまず去っていった。
 そして。
「というわけで常月さん、あなたも遠慮してください」
「私は先生の影ですからお気になさらないでください」
もう一人の住人である常月まといはそのまま床下に潜みかねない様子であった。が。
「今は個人情報を保護する法律とか色々あるので、そういうわけにもいかないのです」
と、諭すと、かなり渋ったがまといも席を外すことに同意した。
 かくて。
 いつもはとてもにぎやかなこの部屋から人の気配がなくなり、静寂が訪れた。
 2人はこれまでになかったこの状況にやや戸惑いながらも、ちゃぶ台を挟んで差し向かいに座った。
 目の前には煎茶が2つ。霧が出がけに、気をきかせていれておいてくれたらしい。あとでちゃんとお礼を言っておかなければ、と思っていると、千里が話を切り出した。
「私はどうしたら、先生にふさわしくなれますか?」
「ちょっと待ってください。進路の話ではないんですか?」
話が違います。そう言いたげに千里を見据えたが、それも一瞬だった。基本的に望は誰かと見つめ合えるようにはできていない。そういう風に己を作り上げているのだから。
「私には進路を決める上でどうしても聞いておかなくてはならない大切なことなんです。」
「私にふさわしい女性など、いないのです。私は一人で、これまでも、そしてこれからも生きていくのですよ」
もとから自嘲気味な望の表情がひときわ大きく歪む。まるで、そう聞かれた事によって心が大きく傷つけられたとでも言いたいかのように。
「今日は本当のことを聞いて欲しいんです」
「ほんとうのこと?」
望の眉がくいっと上がる。
「はい。私は、私は…先生のことが好きなんです。」
常日頃の行動様式からはまるで別人のように口ごもりながらも、心の奥底から振り絞るように最後まで言い切った。
 しかし。
「保健室で、一緒に寝たからですか?」
それを聞いた望は唇の端だけで薄く笑うと、たまりかねたように言葉を吐き出した。
「いいかげんになさい。木津さん、あなたはたまたまベッドで近くに寝ていただけの男を生涯の伴侶に選ぶのですか?」
口調とともに、眼鏡の奥からの光もやや強まったように感じられた。
「あなたは別に私の実家の財産目当てという訳でもなさそうですし、一体何が目的なんですか?」
うさんくさげに眺める表情は、教師の仮面を脱ぎ捨てたものだった。
「私は私自身を理由にして人から選ばれたことがありません。これまで私に近づいてくる人間は皆、男性も女性もすべて家柄や実家の財産や肩書きばかりが理由でした。しかし、あなたはそれ以上だ。『隣で寝ていたから』とはなんとも斬新ではないですか」
怒りと悲しみを混ぜたらこんな声になるのだろうか。心の傷から流れる血の様相を音にしたらこんな風に響くだろうか。
 聞いている千里の心にも刺さるような痛みが疼いた。
「あなたは誰でもいいのですか!たまたま隣で寝ていた人間と結婚するのですか!」
「違います。あの時は先生だったから。」
たとえ否定されても。それでも伝えたかった。だから、目をそらさなかった。
「だから、これ幸いと、だって、あんな偶然を利用しなかったら、私、先生に告白なんてできなかった。」
「心が弱くて、死にたがりで、理屈屋で、偏屈で、そんな人間を愛するなんて、自分を不幸にするだけですよ」
望はいつものシニカルで自嘲気味の薄い笑みに戻ったが、それでも珍しく眼は千里をちゃんと見ていた。
「この先、進学して、就職して、たくさんの出会いがあります。あんなことは3年もしないうちにきっと笑い話の種にもならなくなるものですよ」
と言って話を打ち切ろうとした望は、千里の姿を見て絶句した。
「何をしているんですか、やめなさい!」
おもむろに立ち上がって制服の上着を脱ぎかけている千里を慌てて制止するが、それを巧みによけて、千里は脱ぎ続けた。
「私は枯れた大人ですからね。色仕掛けは通用しませんよ!」
「先生、私の気持ちと覚悟をきっちり確認してください。」
有形力の行使による制止をあきらめ、言葉でやめさせようとしたが、それすらもものともせず、千里はあっという間に文字どおり一糸まとわぬ姿になる。しかし、言葉とは裏腹に、羞恥が強く残っているのだろう。頬と言わず耳といわず顔全体をこれ以上ないほどに紅潮させ、両手は精一杯胸と下腹部を押さえ、隠している。
 精一杯振り絞っても、さすがにそこまでが限界なのだろう。
 そうするほうがそうしないよりも遥かに男心をゆさぶるということを知らないだろうに、自然とそうしてしまうのだから、やはり女性には魔性が備わっているのだろうか。
 千里の白く柔らかそうな肌を視界に入れないようにしながら、そんな事を考えてしまう。
「あなた、自分で何を言っているか分かっているのですか?」
「先生になら、見られても平気ですから」
「木津さん、そういうことは場の勢いで言うべきことではありませんよ」
ややトーンを下げてたしなめた。
「先生に私の気持ちを分かって欲しいんです。それだけです。あとは何にもいりません。私は、先生に見て欲しいんです。こころもからだも、私の全部を。先生以外には見せたくありません」
瞳に強い光を宿して、振り絞るような言葉が響く。望はその光からどうしても眼をそらせなかった。
「うれしい。先生がこんな私を見てくれて。」
「ここであなたから目をそらす事は、私の寿命に大きく影響しそうですからね」
冗談めかしてそう言ったが、笑みを浮かべる余裕までは無かった。
「これが、ありのままの、私です。」
そう言うと、己の姿を隠す両腕を大きく開き、その姿態の全てを望にさらす。すらりとしたラインの中に潜む、ゆるやかな丸み。夕方の傾いた陽光を浴びて輝くその肉体は、祭壇に捧げられた生贄のように弱々しく、そして美しかった。
「私は、私を先生に押し付ける事で頭がいっぱいでした。私は、先生を私に縛りつける鎖が欲しかった。でも、そんなものは存在しない。そうですよね?」
「制度であれ物理的なものであれ、縛るということ自体は可能でしょう。しかし、心を縛ると言う事はなかなかに難しい。だからと言って身体だけを縛ったところで、心と分離した身体は朽ちていくだけです。私をそうしたいですか?」
その問いに、千里はかぶりを振る。
「私は、私そのものを先生にぶつけるのが怖かった。ぶつけて、否定されるのが怖かった。だから、縛る事で安心したかった。でもそんな事をしても仕方が無い。結局ぶつけるしかないって。ぶつけて、もし否定されても、それ事で全てが終わる訳じゃない。否定されたら、何が、どこが、どんなものが不足されているのか分かる。そして、それを身につける努力が出来る。」
千里の瞳はいつも強い光を宿している。そしてそれはいつも人を怯えさせる作用ばかりを果たしてきた。しかし、今彼女の瞳から放たれているその光は、呪縛ではなく魅了の役割を果たそうとしている。
「だから、私の何処が足らないのか、教えてください」
「木津さん。あなたはまっすぐですねぇ」
その言葉は深いため息とともに吐き出された。
「まったく、私のようなものにはどうしたらいいのか分からなくなるくらいにまっすぐだ。そのまっすぐさを受け止められるほどに、私は強くない」
その言葉は、まるで自白のように。
「むしろ私は私の弱さを受け止めてくれる存在を探しているのですよ。そして、そんなものはどこにも存在しないことを日々再確認しながら生きているのです」
その言葉はまるで懺悔のように。
「木津さん。あなたの気持ちは大変嬉しい。あなたは私自身を理由に私を選んでくれた。私には生まれて初めてのことで、それをどう表現していいのか分からないくらいにうれしいことです。ですが、残念ながらその気持ちを受け入れられるほど、私は強くないのです。あなたは言いましたね。『私の何処が足らないのか、教えてください』と。足らないのはあなたではない。私なのです」
その言葉は、まるで嘲笑のように。
「私は人を愛せるほど、強くない。そして、私には人を愛せるほど強くなれる事も無いでしょう」
そして、望は許しを乞う。
「木津さん。不幸な出会いだったと嘆くか、それとも怒りとともに私を叩き伏せるか。どちらを選びますか?」
千里はそのまま無言で望に駆け寄る。殴り掛かってくるのかと、その拳を受ける覚悟を固めてぎゅっと目をつぶった。
 しかし、次の瞬間望に与えられたのは固い拳ではなく柔らかい唇だった。
「先生が私を愛せないなら、私が2人分愛します。」
熱い感触が望の唇からゆっくりを離れ、そう告げた千里はそれまで見た事も無い、慈愛に満ちた表情をしていた。
「先生が『私を』愛せないと言うのでしたら、あきらめようと思っていました。でも、『誰も』愛せないというのでしたら、もうちょっと頑張らせてください」
「予約、ということですか?木津さん、知っていますか。入荷未定の商品は予約を受け付けないんですよ」
「それでもいいんです。」
「やれやれ。浪費も青春の特権、というやつですね」
かないませんね。二、三度首を左右に振りつつ、大きく大きくため息をひとつ。
「木津さん、入荷未定のその商品がもし万一入荷したら、あなたにお知らせしましょう。もしかしたら、あなたの意に添わないものになっているかも知れませんが、それでも構いませんね?」
「はい!」
「では、約束です」
差し出された小指に、一瞬赤い色の糸を見てしまったのは、さすがに乙女が過ぎるだろうか。その白く柔らかい指に自らの小指を絡める。
「では木津さん。私からのお願いも聞いてもらえますか?」
「なんですか?」
「そろそろ、服を着てもらっていいですかね」
「ご、ごめんなさい!」
なぜか謝ってしまう千里の姿を見つめる望の目は、これまでにない柔らかなものだったが、慌てふためく千里には気付くすべも無かった。



                                     終わり

拍手[1回]


またも業務連絡

 すいません。絵心のかけらも無いのにpixivに登録してしまいました。

 私のマイページは こちらとなっております。
 

 今のところ拙ブログで既に発表済みのものばかりです。というかおそらく今後も拙ブログで先行発表してからアーカイブとして活用する感じになると思います。

 現在

・『日塔奈美の日記』シリーズを4本ずつまとめて1本にしたもの
・絶望先生と化物語のコラボSS『ちりクラブ』
・『二次創作キャラクターコメンタリー偽物語かれんビー其ノ壹 闇音声』

が投稿済です。

 なんだか手を広げすぎて危なくなってきた気もしますが、やはり小説を読みにくる人がいる場、というものの持つ魅力にはあらがえませんでした。 

拍手[0回]


『ふしぎの海のナディア』デジタルリマスター版第5話「マリーの島」雑感

・いよいよ影のヒロインマリーの出番が。
・「空を飛ぶって気持ちいいのね」落ちる心配さえ無ければ、ね。
・「またおっこっちゃう前に早く降りたほうがいいわよ」「女の子には空を飛ぶロマンってのが分かんないのかな」いや、学習しているだけかと。
・島に上陸しているグランディス一味、瓶詰め缶詰のお食事。この頃はまだまだ『保存が効くだけ』だったらしいので、味としては極力食べたくないレベルだったそうで。
・「あたしが何か悪いことをしたのでしょうか」「してるよな」サンソン、即答。
・「なんかイヤーな予感が」さすが野生児。
・「あなた着陸するの初めてじゃないの?」「もう不時着はイヤよ」水上機だから着水ですね。もし陸地に降りようとしたらその時点で既に不時着です。
・島から謎の攻撃が。何事?
・「ブルーウォーターを狙ってるヒドい連中に違いない」「そりゃあアンタじゃない」サンソン、懲りずに即答。
・「子供の命とどっちが大事なんだい!」姐さんはツンデレだなぁ。
・飛行機がバラバラになっていくところは庵野さんの好きそうな演出ですね。
・まずナディアが目覚める。
・「ジャン?キング?」あ、ちゃんとジャンを先に呼んでる。
・「じゃ、すぐ探しに!」ジャンくんの男前な事と言ったら。
・「動くな!動くと命は無いぞ!」このデザインもいいなぁ。
・撃たれた男性の、コートの穴が生々しい。出血も。
・「ジャン、この子生きてる」なんとも悲しい出会い。
・兵隊多いよ兵隊。この小さな島に一体何人居るのか。
・キングも無事合流。何より何より。
・「あなたは?」「マリー」「ねぇ、ママは?」「ここには居ないのよ」「パパは?」「パパも居ないのよ」つらい展開が続きます。
・涙を流してマリーを抱きしめるナディアの優しさを見ると、今までのワガママもだいぶ許せてしまいます。こういうバランスが本当に本作は絶妙です。
・そういう演出なんでしょうけど、マリーの無邪気さが痛い。胸を刺します。
・そうか、撃たれたところまで覚えてるのか。
・悲しみに沈むナディア達に追い討ちをかける砲撃と銃撃と。
・「待って!出て行くから撃たないで」「ようし、分かった」「出てきたら一斉に撃て」鬼畜っすなぁ。正しい悪役の姿でもありますが。
・それを切り抜ける、ジャンの機転。この頃の技術では小銃は連発出来ませんからね。相手に撃たせて、弾込めの隙に逃げるのは賢い選択。
・「パパやママにも会える?」逃げ切ってホッとしたところでまた胸を刺すセリフが。
・グランディス一味捕虜となる。悪行の報い、というほどには悪いイメージないですけど、今までの悪役を超越した存在の演出としては上手ですよね。
・ブルーウォーター、広告でその存在が知れたとかいうのも斬新でしたねぇ。
・「折角来たんだ。君らには死ぬまで働いてもらおう」このシーンはどうしてもカイジを連想してしまう。
・まだ来ていないのと、もう来れないのと。その意味するところの差はあまりに大きい。
・マリー&キングを含めて川の字になって寝ようとするも、寝られないジャンとナディア。
・マリーが目を覚ます前にやらなきゃならないこと。そしてそれは、とてもつらく悲しい作業。
・「ジャン、1人で出来る事じゃないでしょう」ぼちぼちコンビネーションが出来上がってきましたね。
・岬に墓標が3つ。祈りを捧げる3人と1匹。
・両親と愛犬の死を理解出来ないマリーに「分かってよ」というジャン。ここまでお人好しで来ているだけに、ここでの強い言葉はジンと染みますね。
・亡くなった、という言葉の意味は分からなくとも、もう会えない、と言われれば別離のつらさは理解出来る。泣きじゃくるマリーが痛々しい。
・今回は全編つらい内容でしたね。全39話と言う長いストーリーの中ではこういう話も必要ですが、とりわけ今回はキツかったなぁ。

拍手[1回]


アニメ版めだかボックス第5箱「勝って得よ!」感想

・今回から2話構成ではなくなってますね。
・アバン、どこの年度末かと。
・両手で文房具扱えるとか便利っすね会長閣下。あと、どうしてもその姿はガハラさんを連想する。
・ボーリング部は穴掘ってそう。
・部活のために私財を投じる生徒会長ってのはちょっとイヤっス。
・さりげなく自分の仕事を減らすスキルは社会に出てから役に立ちます。
・予算増額レース、ボツに。
・この学校、水泳大会無かったのか。プールが出来たばっかりとか、超意外。
・ミスド!ミスド来た。やはり来ましたな西尾先生。にしても何個食った半袖。何個じゃなくて何箱か。
・業務に必要とあらば半袖に即土下座する善吉の熱意。
・「あの2人の仲のよさが気持ち悪い」同意。
・「あのお嬢様は無敵であっても決して無敗じゃないんだから」よく見てるなぁ。さすが半袖。
・水泳部3人衆、目標がカネのプールなのか。雑誌の裏表紙の広告か。
・ミリタリー部ってなんだ。自由過ぎるだろ、この学校。あと、UFO研にちょっと笑っちゃったのは『もやしもん』の影響。
・引退しても部活のためには一肌脱ぐ前部長の心意気。
・「戦争の時間だ!」問題発言です。
・「欲しいものは勝って得よ!」それは正論ですが。
・「楽しい楽しい愉快なボーナスルールを提案する」「我々生徒会執行部も参加する」「執行部より成績が上だった部活は私が私財を投じ、無条件で予算を3倍にしよう」3倍。シャアザクですか。
・「どうしてもやめてって言ったのに」お前ら、イキロ。
・「水の中なら俺らのほうが上だ」確かに
・「最高でカネ、最低でもカネだ!」分かりやすい標語。
・部活動対抗水中運動会っていう標示具、わざわざ作ったんだろうなぁ。このためだけに。
・放送部部長代行の阿蘇短冊って打とうとしたら『短ザク』って出るうちのパソコン。おかげで何書こうとしたか忘れました。
・お手玉が丸めたぱんつに見えるのは視聴しているのが早朝だからでしょうか。
・解説役に半袖が。また何か食ってる。
・「あいつ、私が落とした消しゴム拾ってくれたのー」多分嘘だ、これ。
・堂々と卑怯。いいフレーズだ。でも公言するな。
・会長閣下、お色直し。でもなんかこの方の露出は『狼と香辛料』の賢狼様同様、脱ぎっぷりが良すぎて逆にあんまりエロスを感じないと言う…。
・プール深すぎます。何考えて作ったんだこれ。飛び込み専用か。
・プールサイドでくつろぐ善吉と阿久根。「邪魔しちゃいけませんから」だそうで。
・「王道と覇道がめだかちゃんの志」王道と覇道は矛盾します。
・冷蔵庫!冷蔵庫!何かと思ったら…。それ、半袖専用か。
・「みんな真似しちゃいません?」真似したら上手く出来るってもんでもありますまい。
・絶息による強制潜水は確かに危ないが、そんな死ぬかも知れん構造なのがそもそも問題かと。
・「1円に笑って1円に死ぬのさ!」マネー、オア、ダイ。いっそ清々しい。
・水中二人三脚という種目名よりもソフトクリームを愉快食いする半袖に目がいってしまう。分かりやすいトラップに一々引っかかってる私も私ですが、それでもやっぱりずるいなぁ、アイツ。

拍手[0回]


自分の限界に挑戦!二次創作キャラクターコメンタリー偽物語かれんビー(上)其ノ壹 闇音声

アバン
八九寺真宵(以下真宵)「はい、というわけで全国100ミリオンのロリかっけぇみなさまコンバトラー!八九寺真宵です!!」
忍野忍(以下忍)「忍野忍じゃ」
真宵「今回は書き手が恐れ多くも二次創作でキャラクターコメンタリーに挑戦!という無謀な企画に我々が駆り出されてしまいました!」
忍「そういうわけじゃから、引き返すが吉じゃと儂は思うぞ」
真宵「正直私もあんまりお勧めできませんねぇ~。ま、時間があまってあまってしょうがない人向けでしょうか。あとですね。書き手からメッセージを預かっております。『セリフと画面の尺があちこち合わないと思いますが、その点はあらかじめご了承ください』だそうです」
忍「ずいぶんとなめくさっておる発言ではあるまいか?にしても、大体なんで儂らなんじゃ?もっと無難な組み合わせがあったじゃろうに」
真宵「そりゃもう、書き手の趣味100%ということで」
忍「…我があるじ様に優るとも劣らぬ真性の変態じゃのう」
真宵「ロリ怪異コンビなら頑張ったら何とか書ける、書けるように頑張れる、などと不遜極まりない事を考えていたようです。とか言っている間に画面のほう、随分進んじゃいましたねぇ」
忍「我があるじ様が戦場ヶ原ひたぎとやらに拉致監禁されて楽しく遊んでおるのう」
真宵「そう見えますか」
忍「随分楽しそうじゃとも。儂が影の中に潜んでおることをすっかり忘れておるかのようじゃ」
真宵「忍さんって結構変わってますよね」
忍「ほれ、『阿良々木くんは私が守るから』何ぞと言うておるし、これが睦みあいでなくてなんじゃ」
真宵「まぁ、そう言えなくもないですけど、何重にも手錠でくくられているのを見てすっぱりそう言いきれる人はさすがに少ないと思いますよ。だってホラ『愚かで虫のような阿良々木くん』とか言ってますし」
忍「これはほれ、アレじゃ。照れ隠しとかいうヤツじゃろう」
真宵「隠し方が伝説の秘宝級ですね~」
忍「めんどくさいことこの上ないのう」
真宵「忍さんはこのとき、阿良々木さんの影の中にいらっしゃったんですよね」
忍「そうじゃ。ちなみに感覚も共有しておるからあるじ様が殴られた時の痛みもしっかり味わっておる」
真宵「じゃあこのベロチューの時もですか!?」
忍「そうじゃ」
真宵「どんな気持ちなんですか?そういう時って」
忍「お主、それを聞いて一体どうするんじゃ?」
真宵「やだなぁ、好奇心ですよファンサービスですよ個人的な趣味ですよ」
忍「どれなんじゃ一体」
真宵「まぁ、なんだか法律とか条例とかが気になるのでその辺はスルーしときましょうか。で、忍さん。このとき阿良々木さんを助けなかったのは和解する前だったからですか?」
忍「そもそも儂は我があるじ様の手下でも便利な道具でもなんでもない。吸血鬼の絆というものはあるが、じゃからと言って相手の意を汲み取ったり先回りしたりして行動するような義理は何もないのじゃ」
真宵「そういうものですかー。なんだか複雑ですね。私のようなお子様にはさっぱりです。あ。ここ、手錠が肘に食い込んでますね。阿良々木さん我慢強いなー」
忍「やせ我慢の達人、じゃな」
真宵「それって褒め言葉なのかどうなのか微妙過ぎて判断が難しいですよね。ああでもそのせいでたまったストレスは全部私に向けられるんですよね。全部」
忍「全部ではない。そうじゃな、せいぜいがおおむね9割7分くらいじゃ」
真宵「それってほとんど全部じゃないですか!…で、聞くのがちょっと怖い気もするんですけどちなみにあとの3分はどこへ?」
忍「どこにもいかず、我があるじ様の心の奥底深くで澱のようにヘドロのようにたまり続けて行くのじゃ、そしていずれ…」
真宵「わー!わー!阿良々木さん!その残り3分も私にぶつけていいですから!!むしろぶつけてください!!この八九寺真宵に!!」
忍「ここでそんなことをわめいても伝わらんぞ」
真宵「冷静ですね忍さん。やっぱり600年生きてきた余裕ですか?阿良々木さんがどうにかなっちゃったら忍さんも困るんじゃないんですか?」
忍「さすがに困るようなことになる前にはどうにかするじゃろうが…」
真宵「あ、忍さん忍さん」
忍「なんじゃ?」
真宵「ここでアバン終了です!」


オープニングテーマ
真宵「さぁ、わたしの『帰り道』に優るとも劣らない名曲と言われる『二言目』ですね。歌うはヒロインの戦場ヶ原ひたぎさんです!そう言えば物語シリーズも全てがアニメ化決定しましたけど、忍さんもいずれ主題歌を歌われるんですかね?」
忍「さぁのう。儂の出番があるとすれば映画の『傷物語』あたりかのう」
真宵「どんな歌になるんでしょうね?」
忍「まぁ、見てのとおり儂はもともと日本人ではないので、英語で歌うというのもありかも知れんの」
真宵「自分で自分のハードルを上げてますけど、大丈夫ですか?」
忍「もっとハードルの高いものがあるぞ」
真宵「もっとですか?」
忍「そうじゃ」
真宵「どんなのです?」
忍「Mr.ドーナツとのコラボソングじゃ」
真宵「あー、それは確かに難しそうですねー」
忍「このあとの第十話でMr.ドーナツに行く話があるんじゃが、そこであれだけ堂々と実名を出してやっておるからのう。あっさりやってしまう可能性もあるが」
真宵「その場合やっぱりポケモンソングみたいにドーナツの名前を連呼したり!」
忍「もしくはひたすらドーナツの素晴らしさを滔々と説いてみたり」
真宵「…それをあの傷物語の主題歌に?それはさすがにいかがなものでしょうか」
忍「そもそも傷物語で儂が歌うと決まった訳でもないんだがの」
真宵「それはそうなんですけどね」
忍「と、いうところで歌が終わってしもうたの」
真宵「気がつけばまったく『二言目』の内容に触れませんでした!」
忍「む、やりなおすか?」
真宵「いえいえ、このままいきましょう。副音声でもほとんど触れてませんし」


Aパート
真宵「というわけでAパート開始です」
忍「太陽の出ている時間は儂は寝ておるからな。この辺で起きておることはほとんど知らんぞ」
真宵「まぁ、副音声のほうでもほとんど出番のないお二方がしゃべってますからいいんじゃないでしょうか」
忍「お主、副音声副音声とさっきから言っておるが、儂らは儂らで好きにやればよいであろうに」
真宵「いや、もう既にだいぶ好き勝手やっているような気が。というか、わたしが進行してますねさっきから」
忍「ん?儂が進行役だったのか?」
真宵「いえいえいえ。そういうことではなく。以前わたしが副音声をやらせていただいた時には羽川さんに進行役を丸投げしてしまっていたので」
忍「羽川と言うと、あの元委員長か」
真宵「元ではなく、今も委員長のようですよ…って、お話している間に、その羽川さんのこの巻唯一の出番をスルーしちゃいましたけど。もう画面には阿良々木さんの年下のほうの妹さん、月火さんが出てますね」
忍「おお、極小のほうの妹御か」
真宵「ご存知なんですよね」
忍「無論じゃ。我があるじ様と風呂に入っているところに踏み込まれたこともあるぞ」
真宵「お風呂に?お風呂ってあれですよね。浴槽があって、そこにお湯をためて全裸になってつかるお風呂ですよね?」
忍「そうじゃ」
真宵「阿良々木さんと一緒に入ったんですか?」
忍「そうじゃ。うらやましいか?」
真宵「いえいえいえ。そういう意味ではなくてですね。ブルーレイ・オア・DVDでは湯気が薄くなってたりするのかなーとか、色々考えてしまいました」
忍「なるかならんかは買って見てみんことには分からんのう」
真宵「さりげなく『買って』って入れましたね。そうですね。買ってください。なんだったら1枚と言わず2枚でも3枚でも」
忍「今、Amazonではブルーレイ版は再入荷の見込み無しということで注文すらできんがな」
真宵「お詳しいですね」
忍「台本に書いてあるんじゃ」
真宵「あったんですね、台本。ではそろそろまた画面に戻りましょうか」
忍「妹御が我があるじ様にリモコンを投げつけとるのう」
真宵「過激ですねー」
忍「まぁ、儂が我があるじ様と風呂に入っているのを見た時は包丁を持ち出したくらいじゃからのう。このくらいでは驚かぬが」
真宵「なんかもう、知らない人が読んだらどんなアニメなんだよってつっこまれること請け合いですね」
忍「どんなもなにもそのままの事が起きておるだけじゃ」
真宵「そうなんですよねー。お、そして今度は千石撫子さんのご登場ですね」
忍「我があるじ様には遠回しな表現というものが通用せんからのう。この女子も大変じゃ」
真宵「余裕ですね忍さん」
忍「まぁ、の。600年も生きておるとさすがにのう」
真宵「阿良々木さん、千石さんの家に妹さん連れて行こうとしてますね」
忍「悪意も何もなくこういう行動に出るところが、なんというか、天然じゃ」
真宵「月火さんが『友達の恋の邪魔はしたくない』って言っているのに『恋』を『来い』と聞き違える、なんてのも天然でなかったら許されない行為ですよね」
忍「天然でも許されんかも知れんぞ」
真宵「妹さんが、阿良々木さんの最近の行動の変化についてたずねてますが、これってあれですよね。吸血鬼の力が云々って奴ですよね」
忍「この直後にモノローグで考えとるのじゃが、こうやって考えていることがそのまま儂に伝わるということを、ここでは完全に忘れておるようじゃのう」
真宵「わたしには兄も妹も姉も弟もいないのでよく分からないんですが、ここで月火さんは、お兄ちゃんである阿良々木さんが遠くへ行ってしまうようでさみしい、ということが言いたいんでしょうか?」
忍「最後の『さみしい』には解釈が色々あっていいとは思うが、概ねその通りじゃろう」
真宵「大変ですね。阿良々木さんも、月火さんも」
忍「実際、弾みで殺してしまうことがあるかどうか、というのは儂にも分からん。不幸な事故というのは、吸血鬼であろうが人間であろうが起こりうるものじゃからな。お。儂の姿が映ったの。一瞬じゃったがな」
真宵「あ。続いて私です。逃げてー私逃げてー」
忍「Aパート終了じゃ」


Bパート
真宵「私を見つけた時の阿良々木さん、悪い顔してましたねぇ」
忍「獲物を見つけた時のケモノのような表情じゃのう」
真宵「まぁ、阿良々木さんにとってはそうなのかも知れませんけど。その割には言い訳し始めましたよ。しかも最低の部類の」
忍「こういうのもツンデレと言うのかのう」
真宵「ツンデレと言うよりも自己欺瞞のような気もしますけれども。やっぱりご自身でも欺瞞の必要な行為であるという自覚がおありなんでしょうか。にしてもこれは準備運動念入り過ぎませんか。これから競技会でも出る気ですか。何処まで乱暴狼藉の限りを尽くす気ですか。ああ、始まっちゃいました」
忍「この次の機会では儂がちょっとした機転を利かせてみたりもするんじゃがな」
真宵「もしかすると、この時の惨状を見るに見かねてのご配慮だったんでしょうか」
忍「それにしても『こら、暴れるな。パンツが脱がせにくいだろ』とはのう。世迷い言というか、正気では口にして欲しくない言葉じゃのう。これはなんというか、乱暴狼藉ここに極まれり、じゃ」
真宵「極まられてますね。まぁ、私も黙ってやられっぱなしじゃない訳ですけれども。3回ほど噛み付かせていただきました」
忍「そうされるだけのことをしておるからのう、我があるじ様は」
真宵「思わず私も電信柱に上って威嚇してしまいました」
忍「それでも、『よく見ろ僕だ』と言われれば爪と牙をおさめておるの」
真宵「まぁ、阿良々木さんがああいうことをなさる場合はごあいさつの一環ですから」
忍「いいのかのう、それで」
真宵「出来上がった関係性というのは、往々にして他者から見れば理解しがたいこともあるのです。たとえば」
忍「たとえば?」
真宵「そうですね。全くもって思いつきませんけど」
忍「思いつかんのかい!」
真宵「我ながらせっかくの前振りが台無しでしたね。まぁ、わたしが阿良々木さんの名前を毎回毎回間違えたりするのも同じくごあいさつの一環だったりするわけですけれども」
忍「儂がことあるごとにドーナツをねだるのと似たようなものかの」
真宵「それはちょっと違う気もしないではないですが、まぁいいです。おっと。世の中で一番大事なものの話になりましたよ!」
忍「金、のう」
真宵「おや、高貴なる吸血鬼にして闇の王たる忍さんはお金の話はお嫌いですか?お金には価値を見出せませんか?」
忍「いやいや、そんなことはない。ない、が。」
真宵「が、なんでしょう」
忍「ほれ、歌にもあるじゃろ」
真宵「歌、ですか?」
忍「うむ。♪おばけにゃ会社も〜仕事もなんにも無い、というやつじゃ。儂は金というものを稼いだ事も無いし、稼ごうと思った事も無い。そして、別になくても存在し続ける事が出来る。じゃから、お主が言っておる内容が、頭では理解出来るんじゃが、今イチよく分からん」
真宵「はぁ。随分古い歌をご存知ですね。まぁ、お金がなくても存在出来る、という意味では私も同じなのですが」
忍「我があるじ様は『お前には話してもいいのか』じゃと。お主、随分信頼されておるのう」
真宵「まぁ、この内容は誰にでもお話し出来るものではないでしょうし、浮遊霊の私が一番聞き役としては適していた、というだけなのでは」
忍「吸血鬼関連の話は儂自身に聞くのが一番簡単なんじゃが、まだこのころは儂と和解しておらんかったからの」
真宵「普通だったら年下の、というか年端もいかない私のような少女に相談ようなことではないと思われる内容ですが、この時は私も思うところを述べさせていただきました」
忍「『今!阿良々木さんに必要なのは、秘密を持ち続ける勇気!です』とは、良いことを言う」
真宵「これがのちのちの伏線になる、らしいんですけど、どうやらアニメではカットされてしまったみたいで…」
忍「それでも、我があるじ様の行動指針にはなっとるから、完全に無意味という事ではなかろう」
真宵「まぁ、アニメと小説ではどうしてもまったく同じには出来ないですからね」
忍「そこまでならいい話だったんじゃが、なんじゃ、ここからの流れは」
真宵「まぁ、真面目な話ばかりでは面白くないので、こういうお遊びもありませんと」
忍「『僕がいいというまで、お前の子供パンツを衆目にさらしてもらうぜ!』。真顔で何を言っておるのか、我があるじ様は」
真宵「まぁ、阿良々木さんなのでしょうがない、ということで。私、1人でふらふらしていると、こういう思考実験というか、言葉のお遊びをついつい普段から考えてしまうんですね」
忍「そして、こんなふうに活用する訳じゃな。儂もこの時期はずっとひとりでおる時間が長かった訳じゃが、そういう発想は無かったのう」
真宵「忍さんは普段どんな風に過ごしておられたんですか?」
忍「まぁ、そうじゃな。概ねドーナツの事でも考えていれば楽しく時は過ぎていくし、そもそも我があるじ様の影に潜んでおれば、いやでもあれこれと情報が入ってくる。退屈はせんよ」
真宵「そうか。忍さんは阿良々木さんの影に潜んでいて、情報も共有出来るんですよね」
忍「そうじゃ」
真宵「ちょっと面白そうですね」
忍「やってみたいかの?拉致監禁されたりするところとかも共有することになるが」
真宵「…遠慮します」
忍「遠慮深いやつじゃ」
真宵「遠慮深いのが取り柄の怪異、八九寺真宵です」
忍「む。我があるじ様が負けを認めたのう」
真宵「私、大勝利です。実際はこの後大逆転されてしまうんですが…。まさかこの時はあんなことになろうとは。というか、ここで私のパンツは結局阿良々木さんの目にさらされただけで、アニメをご覧の皆様には黒い影としてしか映らなかったんですね。ブルーレイならクッキリ出ると思ったのに!という皆様のお嘆きの声が聞こえてきそうです」
忍「あんまり聞きたくない声じゃ」
真宵「実際、第2話ではとある方の全裸が本に隠されていたテレビ版とは違ってハッキリ出たそうなんですけれども」
忍「『阿良々木さん、あなたは変態です!』これはいかな儂も否定できん。しかしこのあと、お主『カッコイイ!パンツくらいいくらでも見せてあげようというくらいカッコイイです!』じゃと。いくらなんでも簡単過ぎじゃろう」
真宵「いやでもこの時の阿良々木さんはそう言わせるだけの何かがあったんです」
忍「だまされておる」
真宵「だまされてますねぇ、私」
忍「逆立ちして勝ち誇る姿を見て我にかえっても良さそうなもんじゃが…まだだまされ続けておるの」
真宵「だまされつづけてますねぇ、私」
忍「というわけで、ようやく見るにたえない場面がようやく終わったわけじゃが」
真宵「お見せするのに忍びないシーンがやっと終わって、ちょっといいお話です」
忍「軽薄なあの小僧が居なくなってしまってから、この手の相談事を出来る相手がお主しかおらぬからのう」
真宵「お役に立てて光栄です」
忍「そして、我があるじ様が自分の都合を押し付ける相手は、自分か儂くらい、とはよく分かっておるではないか」
真宵「まぁ、先程も申しましたとおり私は時間だけはたっぷりありますので、与えられた情報を色々考えてしまうんですね。だから、他の皆さんよりちょっとだけ色々穿った言い方が出来るんだと思いますよ。本当にただそれだけです」
忍「我があるじ様が『他のやつにお前を助けるヒマなんて与えない』と言っておるが、お主、他に助けを求める相手はおるのか?」
真宵「居ませんね。強いて言うなら羽川さんくらいですけど」
忍「なのにこんなことを聞くのか」
真宵「ええ、まぁ。言葉にしたい事、言葉で聞きたい事ってありますから。というところで、私のチャーミングな笑顔で第1話無事終了です」


エンディングテーマ
忍「長かったような短かったような25分じゃったのう」
真宵「あとはClariSさんの歌うエンディングテーマ、『ナイショの話』をお楽しみください!」
忍「お楽しみください、ということはもう儂らはしゃべらんでいいのか?」
真宵「いえいえいえ、そういう意味ではなくてですね。さて。あとはこの歌と次回予告で終了な訳ですが、いかがでしたか忍さん」
忍「まぁ、何と言うか、よく最後までたどりつけたのう」
真宵「それは忍さんではなく書き手の感想なのでは?まぁ、私も同じ気持ちですけれども」
忍「まぁ、本物には遠く及ばぬ偽物、という点では間違いないところじゃ」
真宵「この大人気シリーズ作品の周辺に勝手に咲いてしまった徒花ということでお許しいただけると、いいですね。本当に」
忍「ま、心配せんでもこういうものは人目にも触れずこっそりと沈んでいくだけじゃ」
真宵「電子の海は広大ですからねぇ。一応、何らかの対策を考えているようではありますが」
忍「無駄じゃと思うが」
真宵「無駄でしょうねぇ。そもそも『アニメ偽物語 感想』で検索かけてもたどりつけない程度の存在ですからね。まぁ、書き手の自己満足で終わる事は間違いないかと」
忍「分かっていても書くあたり、業が深いのう」
真宵「書き手曰く『二次創作と言うのはそういうもの』だそうです」


次回予告
忍「それにしても、この予告編はコメントしづらいのう。本編と一切関係ない訳じゃし。ま、儂のときも本編の話は一切せずにドーナツの話をしたわけじゃが」
真宵「私は第九話の予告を担当させていただきましたが、その時はじゃんけんに物申させていただきました」
忍「伝統は引き継がんとな」
真宵「というわけで、まもなく映像も終了しますが、偽物語かれんビー(上)其ノ壹コメンタリー闇音声いかがでしたでしょうか。無謀な二次創作ということでお腹立ちになられる点も多々ございましたでしょうが、それにも関わらずここまでお読みいただきまして本当にありがとうございました」
忍「もうやらん、と言っておるようじゃが」
真宵「書き手は無節操ですから評判が良かったらやるかもしれませんねぇ。それではっ!お相手は」
忍「何かいいことあったらドーナツ!忍野忍と」
真宵「八九寺真宵でした!」

拍手[0回]


20万ヒット御礼

 思えば遠くに来たもので。気がつけば拙ブログのカウンターが20万ヒットを突破しておりました。すいません。キリ番企画とか何も用意してなくてすいません。

 これもひとえにご覧下さっている皆様と、ネタを提供し続けてくれている各種漫画・ラノベ・アニメ・アニラジ・アニソンその他オタ文化全般のおかげでございます。

 拙ブログの大きな柱のひとつでありました絶望放送の感想も放送の終了とともに当然書けなくなりまして、それを切っ掛けに閉鎖も考えた事もございましたが、色々あって続けさせていただいております。

 その後、平成懐古話なんぞというシリーズを始めてみたり、唐突に小説を書いてみたり、しかもその小説がオリジナルだったり二次創作だったり、アニメの感想にも手を出してみたりと相変わらず迷走しております。もうすぐ不惑だというのに、依然として惑いっ放しです。

 ですが、これからも自分の書きたい事を書いた上で、それをどうやってより多くの皆様に楽しんでいただけるようにするか、という事を意識してブログを続けていきたいと思います。それが感想であったり小説であったり全く別の小ネタであったり、形はどんな風になるかは不明ですが。


 こんな拙ブログではございますが、どうぞ皆様今後とも宜しくお願い致します。

拍手[4回]


近代麻雀2012年6月1日号感想

バード
・巻頭カラー。天羽院姉妹の衣装がもちろん華やかなのはいいとして、越合監督のピンク基調は何。あと、カラーで見ると天羽院姉妹はより格ゲーのキャラっぽく見えます。
・14牌中13牌が当たり牌って…。これ、イカサマじゃないほうがヒドいな。もし自分の身にこれが降り掛かってきたらその日はもう打つのやめるくらい。
・で、まぁバードはバードなので通してしまう訳ですが。そしてとばっちりが越合に。
・ダブロンハイタッチってやられたほうはムカつくと思います。
・ダブロン狙いで捨て牌選択って、いや、ホント勘弁してくださいの世界。
・「良すぎて迷うわい!!」これは6巡目テンパイしたら誰しもそうでしょうけど。それすら罠っぽいから困る。
・「不破理事長!!今の引きの強さはいかがでしょう!?」「ズバリ!!神の御加護です」「愛と平和を信じる心が奇跡をもたらすのですよ フフフ…」一番愛と平和から遠いヤツにいわれても…。
・かくて天羽院姉妹独走で終了。バードは3位。抜け番に。
・「う〜〜む 麻雀にはオレ流も通用せんかぁ…」というわけでぜひ野球界に復帰をお願いします。いずれロッテに帰ってきて欲しいなぁ…。
・バードの分析曰く、天羽院姉妹の妙な自然体。イカサマを誤摩化すことすらしていないとは…。
・ということで偵察モードへ。
・猫柳が何気に怖い。もう何年も元ネタの人を見ていないおかげで、こっちのイメージで固定しそう。
・情報伝達に齟齬が一切ない上、モーションキャプチャー分析でも手がかり無しという。なんかすっげぇ盲点ついてきてるんでしょうけど、思いつきません。
・控え室に乱入してきた不破がどうしてもバードに手を出しに来たようにしか見えない。
・「なうっ!!!!」これ、跳ね飛ばされたおっさんが発する言葉です。緊迫した場面でこういうの出てきたら笑うってば。
・「「盲点」があるんだ」「麻雀を知り尽くしているがゆえに気づかない何かが…!!」「無論素人にはわからないだろうがプロだからこそ意識からすり抜けてしまっている盲点…!!」「だからこそ不破は沙羅を見て安心した!!」なるほどねぇ。折角色々ヒントを出してもらったんで推理したいんですが、今んところ何も浮かびません。

県立リュウハ高校女子麻雀部
・三ツ森先生お帰りなさいませ。お待ちしておりました。
・相変わらず読んでいく先からツッコミどころ満載で幸せです。とりあえず高校生女子でジャンプ歴10年は長いな、とだけ。
・盲牌の手つきとか、極自然体で小エロを挟んでくるのも相変わらずですね。大好きですとも。もうちょっとページ数あったらポッキーも小エロネタにしたのかなぁ。
・実際、女子だけで麻雀打ったらこんな感じになるかもしくは物凄くオヤジ臭くなるかの2択だと思います。


ムダヅモ無き改革獅子の血族編
・♪苦しい時こそニヤリと笑え 端から見てみな男だぜ〜 というわけで炎の転校生のオープニングソングを口ずさみたくなる真田の男気。
・じっちゃん!じっちゃん!
・そうか、真田は曾祖父と同じ名前か。そりゃまたギャンブル強そうだ。
・ケンカの勝ち方は「笑うんじゃよ」博徒は言うことが違うねぇ。
・「そうじゃ たとえどんな地獄にあっても」「その命燃え尽きる瞬間であろうと」「笑え又次郎」「どんな時も男は一人で笑うもんさ」笑う門には福来たる。しかしね、たったそれだけのことが難しい。至難と言ってもいい。
・大和田先生は不良を描かせるとどうしてこんなに上手いのか。全員微妙に学ランの着こなし違うし。熱入れ過ぎだろ。
・又次郎、大いに笑う。そして頭を潰してから「これがケンカの勝ち方か」と、不敵に笑んで残ったザコをシメる。
・「笑って切りゃなんでもおお!!」「通るッ!!」だが残念。それだタイゾー。
・暴走する鳩山、同士討ちを開始。バリバリってなってる幸が何とも怖ぇ。
・「一気にケリをつける」「たった一つの冴えたやり方でな」…死ぬ気か?


アカギ
・まさか今回でもこの局が終わらないとは思わなかった。せめて決着の瞬間は拝めるもんだと思ってましたが、私もまだまだ甘いようで。
・2枚目の北もスルーってことは、鳴いてもう1回鷲巣様にツモ番回して3枚目の北を出させるほうのパターンですね。まさかここで流局、とかにはしないと思うんですけど、それすらも甘いですかね。
・見開き「が…!」乱舞。にしても、コイツはそろそろ黒服に取り押さえられるんじゃないかっていうくらい激しいリアクションし過ぎです。


雀荘うえだ繁盛記
・嶺上開花達成おめでとうございます。でも2着ってあたりもなかなかいいオチです。
・そして小三元もおめでとうございます。三元牌を配牌とツモだけで8枚持ってくる方もなかなか珍しい。かなり二次元時空寄りになってきてますね植田さん。
・ニコニコプレミアムになったきっかけが四暗刻弾幕ってのも植田さんの逸話としては申し分ないなぁ。


むこうぶち
・卓に着いた瞬間から腹の探り合いと、ツキのつかみ合い。そしたら傀が珍しく帰ろうとする意外性溢れる展開。「今夜の出会いは無かった事に…」とはね。
・掴み取り懐かしい。ネット麻雀に移行しちゃったのでもう何年も見てないやってない光景だなぁ。
・3人ともそれぞれ思惑抱えながら闘牌開始。橋場の表情にイヤらしさが増しているのは、諸々くぐってきたということの現れか。
・見た目にあまりにも共通点のない4名なのが場末の麻雀くささプンプンでニヤリとさせられる。
・初手から遠慮なくリーチで突っ走ろうとする橋場と、それを成立させない桐谷と。橋場の中の対子落としを読み切った桐谷すげぇなぁ。
・「淀みなくリーチだ」私がこの漫画で『御無礼』の次に真似したいセリフがこれです。ぐうの音もでないほどにカッコイイ。
・その淀みないリーチも流局に。他の2人がノーテンのところ「私は…」「聴牌しましたネ」と、橋場が存在感を発揮。
・東3局、傀が動く。1巡目ポン。相変わらずアガリ形から逆算してないと不可能な事を平然とやってのける。
・イヤガラセのように傀に字牌を鳴かせる橋場。「コチラも勝負手の親なんでネ」傀以外の手が止まるというのも計算に入れてるんでしょうね。こすっからい。
・でも、傀を鳴かせ過ぎたおかげで危ないところがざくざく入った橋場、ノーテンに。自業自得。
・オーラス、場に4000点も転がってるおかげで皆さん前へ出ようとしてますね。そこをまとめてかっさらうか、それとも今回は罠張って終了かな?

拍手[2回]