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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

今週のアニオタ活動レポート

 今週は感想関係でアップしていないものとしては『森薫拾遺集』を購入しました。また、ニコニコアニメチャンネルで『らきすた』の第10〜第13話を視聴しております。

 さらに金曜の夜には近所のレンタル屋で『化物語』のするがモンキー、なでこスネイク、つばさキャット(上)(下)と『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱&にょろーんちゅるやさん』の5本を借りて来ました。

 化物語に関してはキャラクターコメンタリーが面白過ぎました。すでに何周もしております。止まりません。私も会話で楽しませるタイプの文章を得意としているつもりでしたが、やっぱりプロにはかなわない事を思い知らされました。一番のお気に入りは最終話の暦&翼組です。

 『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱&にょろーんちゅるやさん』は大本の『涼宮ハルヒの憂鬱』をちゃんと見ていないのに物凄く楽しめてしまいました。多分来週はこの続きを借りていると思います。

 一方、ニコニコアニメチャンネルでさらに手を広げるべくチェックしていて『ゼロの使い魔』にぶち当たりました。1話無料なので1期と2期のをそれぞれ見てみました。まだ課金はしてませんが、かなりの確率で今後手を出しそうな気がしています。もしかすると2期から手を出しているかも知れません。

 あと、同じくニコニコアニメチャンネルでは1990年代のところで『ゲンジ通信あげだま』を見つけたのでこれについてもそのうち『昭和生まれの平成懐古話』で取り上げるつもりです。


 この後はニコニコ生放送で偽物語第6話を見て、そのまま毎日放送で第7話を連続して視聴するつもりです。それまでの時間は先程アップしたばかりのラノベ風アレンジ版『ぼくときみのたからもの』の手直しをするつもりです。アップしてから手直しって大いに間違ってますが、なぜかその方がアラがよく分かるのでやってしまいます。たぶんアップした瞬間から書く側の目ではなく読む側の目で見る事が出来るんでしょうね。


 最後に。来週は珍しく泊まりがけの出張などというものが入ってしまったのですが、その出張先を舞台にしたアニメを借りられなかったのが地味に痛いです。ニコニコアニメチャンネルで見ようかとも思ったんですが、全話パックで2000円越えはちょっときつい…。

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習作「ぼくときみのたからもの」をラノベ風にリライト ver1.1

『♪いつもどおりのある日の事~ 君は突然立ち上がり言った~』
漫研の夏恒例行事、視聴覚室を占領してのアニメ鑑賞マラソンは間もなく『化物語』の第十二話が終わろうとしていた。この日はコミケ終了の翌々日ということもあってか、事前に参加表明をしていた何名かの姿がない。
『♪いつからだろう~ 君の事を~』
「いい最終回だったな~」
「もうええっちゅうの。何度めだよそのボケは。これ見るたびに言ってんじゃん」
凸凹コンビな細身と太身のやりとりは、いつ見ても漫才師のようだ、と東瀬(あずせ)幸彦は思った。あいつらは漫画研究会じゃなくて漫才研究会だ、と評した者が居るのもむべなるかな。
 この2人、成本誠と河本明は高校の入学式で出会って意気投合して以来のコンビなので結成から半年も経っていないはずなのだが、とてもそうは思えない。ちなみに大きい方が明で小さい方が誠である。
「あなたたち、余韻台無し」
と、冷たく静かに、だがしっかりと響く声がした。
『♪どうかお願い~驚かないで~聞いてよ~』
「あ、すんません部長。あと3回分ありますけどキリがいいからここで休憩にしていいですか?」
『火憐だぜ!』『月火だよ!』
「そうね、一旦止めて頂戴」
部長こと早川美都(みさと)が眼鏡位置を直しながらそう言うと、すばやく動いてリモコンを構える幸彦。
『予告編クイズ!』しかし、まだ止めない。タイミングを見計らうように画面を見据えている。
「にしても、あっちぃなぁ~」
「しょうがねーじゃん。節電節電」
凸凹コンビ、成本誠と河本明はそう言いながら扇子を動かす手を休めない。
『次回!つばさキャット 其ノ参!』『其ノ参とそもさんって似てる』ここで一時停止ボタンを押す。凸凹コンビによって手早くカーテンが開けられ、光とともにわずかだが室内に風が通った。臨海部特有の、潮の匂いを含んだ風だ。
「部長がいなかったら今年はこうやって視聴覚室を使わせてもらえなかったかも知れなかったんだから、感謝し」
「宝物、かぁ」
それまで沈黙を保っていた茜浜和美が、急に口を開いて幸彦の話をぶった切った。しかし、切れ長の眼に宿る強い光を見ると抗議をする気にはなれない。
「見せてあげたい宝物…ねぇ」
おもむろに美都の方を向くなり
「部長はそういうのってなんかありますか?」
とたずねる。
「そうね。相手がドン引きしないって誓約するなら見せてあげてもいい秘蔵のハードBLコレクションとかはあるけど」
「やめてください。てかそういうことじゃなくって」
心底げんなりした顔ですがるように。おそらく、内容を想像してしまったのだろう。
「分かってるわ」
聞くんじゃなかった、と小さく口の中だけでつぶやく。
「そういうお前はどうなんだ?茜浜」
「あたし、あるわよ」
幸彦の問いに、即答が返ってきた。正直なところ想定外だったので、せっかく放られたうまくボールを投げ返す事が出来ない。
「へぇ」
と言うのが精一杯だった。
「……何よ」
「いや、茜浜が、ねぇ…」
「あたしがそういうロマンチシズムとは無縁だと?」
口の端だけで笑う仕草が良くない予兆であることは、この1年半弱で存分に思い知っているため、素直に引くことにする。
「すまん。失言だった」
「見たい?」
しかし、和美はそれ以上深追いしてこなかった。
「へ?」
その反応と言葉の内容とに、二重に意表をつかれ、思わずほうけた顔になる。
「見てみたいかって聞いてるの」
「……正直興味は、あるな」
「ほほぅ」
ニヤニヤという音が聞こえて来そうないたずらっぽい笑顔に心底を見透かされたようでうっかり目をそらしてしまう。
 それが和美のニヤニヤを余計に助長することになるのだが。
「茜浜さん、私も見せてもらってもいいかしら?」
「もちろんです」
「で、あんたたちはどうする?」
この場にいる残りの2人にも声を掛ける。
「あ。俺、この後はバイトッス」
「同じく」
オタクをするにも金がかかるから。そう言って彼等は勤労青少年の顔つきになる。
「じゃあ2人だけね」
「いや、俺まだ行くかどうか答えてないけど」
「行くんでしょ?」
「はい、行きます」
我ながら無駄な抵抗だったな、と苦笑する。
「今が2時半で…あと3話ね。ちょうどいいわ。化を全部見たら行きましょう」
「じゃ、休憩は終わりってことで続きに行きましょうか。東瀬くん、お願い」
「はいはい。了解です」
幸彦は手元のリモコンを再度構えた。


   ☆


「ここって、野球場じゃないか!」
「そうよ。海風と鴎のスタジアム」
このあたりは埋め立て地であるためか、他ではあまり見られなくなりつつある震災の爪痕を歩道のあちこちに残しており、さらには夕暮れ時ということもあって若干歩きづらい。
「ここに、あたしの宝物があるの」
「へぇ~」
感心するようなそうでないような、曖昧な感嘆。
「嫌なら別にいいのよ?」
「別に嫌じゃない。野球自体は、昔割と見てたし。せっかく来たんだから、久々に見てみたい」
素っ気なく言われてしまうと、幸彦は自分でもビックリするくらい早口で返した。
「部長はどうしますか?」
「私も別に異存はないわ」
「じゃあ3枚用意してきますから、ここで待っててください」
言うなり、肩まである髪をゆらして駆け出して行く和美。混雑しているのに、巧みにすり抜けていくからかそのスピードはほとんど落ちない。
「なんか、意外ですね」
「あら、そう?」
「部長は意外じゃないんですか?」
「だって、どこかなんて想像もできなかったんだもの。どこだって予想外になるから、意外という言葉には当たらないわ」
「ああ、なるほど」
静かにそう言われてしまうと、どう言葉を継いでいいのか分からず、幸彦はやや気まずく沈黙する。
 美都はそれを見ると、カバンから本を取り出して、ページをめくる。
 手持ち無沙汰な幸彦は特にすることも無いので、何とはなしに周囲を見渡してみると、自分の知っている球場の光景とはだいぶ異なることに気がついた。屋台だか出店だかがたくさん出ているのはまぁいいとして。関係者入口みたいなところの真ん前にはなぜか舞台がしつらえられていて、その上で歌ったり踊ったりしている一団がいる。右手には2階建てとおぼしき建物があって、どうやらグッズショップらしいのだがなぜか『ミュージアム』と書いてあるのが謎だった。
「そう言や、野球場に来るのなんて、何年ぶりだろう」
誰に言うでもなく、ぽつりとつぶやく。思い返せば、昔はそこそこ見ていた方だったはずだ。ただ、徐々に興味が漫画やアニメにシフトして行き、そちらに意識が向かなくなったというだけのことで、それはある種自然なことだと思っていた。
「宝物、ねぇ…」
今ひとつ意味を掴みかね、口の中だけでそっと言葉にしたとき、和美が切符売り場から駆けて来るのが見えた。
「お待たせ!」
美都は素早く本をしまい
「お疲れさま。茜浜さん、いくらなの?」
とたずねる。
「いいんです。これ、実はタダ券使ったんです」
言いながら、内野自由席のチケットを見せる。
「お父さんがファンクラブに入ってて、特典でもらえるんです。でもお父さんは『俺は内野じゃ見ないから』ってあたしにくれて。で、もらったものの、あたしもずっと使う機会がなくて財布の中でほったらかしにしてたんです。だから気にしないでください」
「でも、それに甘えるのも悪いから、なんかおごるよ」
「言ったね?」
和美の瞳がキラリと光ったような気がした。


  ☆


 階段を昇って昇って、一番上まで。ようやくたどり着いた席からは、スコアボードがちょうど真っ正面に見えた。ライトスタンドやその近くの内野席はみっちりと満員だったが、この辺は若干ゆとりがある。3人分くらいの空きはすぐに見つかり、腰をおろすことができた。
 美都、和美の順に座り、両手に食べ物を大量に抱えた幸彦が通路側に陣取った。ここに上がって来るまで、和美は3つの店で買い物をした挙句「野球観戦って、お腹が空くのよねぇ」と言っていたので追加のご用命がくだることに備えた為だ。
 まずは袋からあれこれと取り出して各人希望のものを配る。
「あ。あたしそのカツサンドね」
「はいはい。部長はどれでしたっけ?」
「コーヒーとパエリアを」
幸彦は2人に手渡した後、自分のカレーライスを取り出す。
 ひととおり行き渡ると、改めて眼下に広がる光景を見渡す余裕ができる。緑色のグラウンドでは、ホームチームの選手達が練習をしている。それがサークルライン照明によって浮かび上がると、日常から切り離された空間のようで幻想的ですらある。
「確かにいい眺めではあるな」
「そうね。ちょっと新鮮」
2人がそういうと、和美はやや照れくさそうに
「別に、そんなに熱心なファンって訳じゃないの。受験の年にちょうどチーム自体もごたごたしちゃってたりしてて、今はちょっと離れてる感じかな」
と言い、少しの間を空けてから言葉を継いだ。
「でも、今日あのシーンを見て思い出したの」
「知ってる?このチーム、何年か前に無くなりかけたことがあるの」
「えーと。アレか。合併騒動だかなにか」
小学生の頃の話なので、幸彦は若干あやふやな記憶を掘り起こすことになった。
「そう。うちはお父さんが熱心なファンでね。小さい頃からここによく連れてこられたの。あのニュースが流れた時は、もう大変だったわ。お父さんが家で大騒ぎしちゃって」
和美が若干目を細めた。
「あの時は、最初関西のチーム同士が合併するって話だったのに、そのあとチーム数がどうとかで、このチームが九州のチームと合併して移転だとか、1リーグ制に変更とか、言葉の意味はその時のあたしにはよく分からなかったんだけど、私、そのとき生まれて初めて見たの。お父さんが、と言うより、大の大人が大声で泣くところを」
そう言う和美の瞳も若干潤んでいたように、幸彦には見えた。
「あたしはそのとき、お父さん泣かないでって一生懸命に言う事しかできなかったんだけど、色々あって結局ここのチームは残ったの」
「残って、その次の年にチームが優勝してね。どうやってチケットをとったのか日本シリーズにも家族みんなでここに来て、そのときに、和美、お前のおかげだって、お父さんが言ったの。おかしいよね。あたし、別に何にもしてないのにね」
「でも、この場所でお父さんに肩車されながらそう言われたら、なんだかこの眺めがとっても大切なものに思えて来て」
「以来、この場所とこの景色はあたしの宝物なのだ」

   ☆


 帰り道。球場前の歩道橋を越えると、ようやく人ごみもまばらになってきた。3人は長蛇の列になっていたバスをあきらめて、駅を目指して歩いている。
「どうだった?」
「いや、面白かったよ。ホントに」
幸彦が珍しく大真面目な顔で言うものだから、和美は思わず噴き出しかけた。
「そうね。今度はもっと近くで見てみようかしら」
「え?部長、野球に興味が?」
「野球に、というか、あの選手達。ああいう動きと肉体を脳裏に刻んでおくことは創作活動にきっとプラスになるわ」
若干、げんなりした顔になる幸彦と和美と。特に『肉体』というフレーズで何かを悟ってしまったために。
「まぁ、そういうジャンルで描いてる人達もいるみたいですけどねぇ」
ちょうど終わったばかりのコミケのカタログに、そんなジャンルのページがあったことを思い出してしまう。つくづく、人間はいらない記憶を選択して消去できない不便な生き物である。
「特に、私達の席から一番遠くに居た選手、あの人面白かったわ。まるでそこにボールが来るのが分かってるみたいに走り出して、当たり前みたいにジャンプしてボールを掴むところ、それこそまるでアニメか特撮みたいだった」
言いつつ、眼鏡をクイッと直す。
「ピッチャーでもなくバッターでもなく外野手が一番インパクトがあったってのもあの席ならではだったかもな」
「プレーそのものだったらまだいいのだけど、『応援が一番面白かった』なんて言われることだって珍しくないから」
「ま、確かにアレはインパクトあったな」
人の声が100メートル以上離れたところから押し寄せてきたことは強烈な印象として刻まれていた。耳に残るというより、脳に残る光景だった。
 2つめの歩道橋を過ぎると、鉄道の高架橋が見えてくる。
「そうそう。東瀬くん?」
「ん?なんだ?」
「あなたの宝物、もし良かったら教えてくれる?」
「……俺は至ってつまらん人間なので特に何もないんだけど」
一旦言葉を切って、空を見上げる。
「そうだな。今日のことが、きっと何年かしたら宝物になってるような気がするよ」


                             終わり

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ただ今作業中なのですが

 それを中断して敢えて書きます。
 作業用BGVとしてレンタルして来た化物語のDVDをキャラクターコメンタリーバージョンでずっとながしていたのですが、最後の最後、阿良々木暦&羽川翼コンビのコメンタリーが楽し過ぎてそれまで快調に私の感想書きをサポートしてくれていたはずのこのDVDが副音声から主音声に代わってしまいました。いやぁ、このためだけに借りて来て本当に良かった。

 というわけで作業に戻ります。現在二百七十六話まで完了しておりますので、後2時間くらいしたら17日23時59分付けで絶望先生二八集の感想がアップできると思います。それが終わって余力があったら一次創作に入る予定です。正確には一次創作になるのかどうか微妙な事をやってますが…。

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さよなら絶望先生第二八集 感想

表紙
・大草さんの昭和臭と生活臭に乾杯。というか、これだけ見ると学園漫画とは到底思えんな。とりあえず割烹着が似合いすぎてます。
・割烹着の下は他の面々同様着物ですよね。この組み合わせの漫画の表紙ってのは私の人生初でございます。


表紙カバー下
・「開けないでよ」今までで一番悲しい『開けないでよ』だ。
・作ってるのがインスタントラーメンっぽい。あと、コンロのメーカーがちょっと怖い。


前巻までのあらすじ
・「50円お得な大根を買うため、200円のバス代を惜しまない心意気」大草さんはいつもながら素敵にダメな人。
・内職で地球の平和を守る話はちょっと読んでみたい気がする。戦闘員1ダース倒して800円って、歩合制なんですか大草さん。


表3
・すごーくドリフっぽい。「先生、うえーうえー」って声を掛けたくなる。


目次
・倫様何で垂直なんですか。


第二百七十二話 あいまいな日本の形
・表紙 せっかくの加賀ちゃん着せ替えセットなのにあんまり嬉しくない服がメインなのは久米田先生の照れ隠しですかね。
・P8 「着替えが見当たりません」「どこぞの変態に盗まれたんじゃない?」「そ‥そんな 私の着衣など無価値ですから」謙遜にも程がある。
・P9〜10 「これじゃ」「加賀ちゃんが」「レディー・カガになってしまう」4ページめなのにもうオチが。
・P10 「オシャレ上級者どころか」「これはオシャレ天空人のお召しになる服です」殿上人で来るかと思ったら天空人ですかそうですか。ぶっ飛んでるという意味ではそっちの方がピッタリ来ますが。
・P11 「水は方円の器に従う」先生が先生っぽいことを言っている。
・P11 「形から入る張本人が言ってる」あびるは常に的確。
・P12 「ってまた誰です?」「私の着替えを取り替えたのは?」智恵先生すっかり着慣れているなぁセーラー服。
・P12 「ああ‥ でもなんか」「女子高生な気分になってきた」流されやすいなぁ智恵先生。むしろ流されたがっているようにも見えますが。
・P13〜14 「このメンツでパジャマパーティーとか」「ただの患者の集いにしか」「見えない」やっぱり一番はあびるだなぁ。あびるパジャマは素晴らしい。
・P14 「私きっと血中脂肪が高いの」「ほうらエア疾患を語りだした」奈美のはエア疾患じゃないかも。
・P15 服に着られてもやることが変わらない加賀ちゃん。ちょっと残念。
・P15〜18 この木野くんの話はいい話過ぎる。オチはオチとして。個人的には最後の卒業式の衣装はアリです。
・P19 「形から入るといえば漫画家もそんな人多いのです」「この漫画を描くにあたり作者はこんな仕事場に引っ越しました」「しかし老朽化を理由に取り壊し」「終われって事ですかね」ぜひ新天地を見つけていただいて終わらないでください。


第二百七十三話 唯ぼんやりとしてるから不安
・表紙 先生カッコつけてますな。いや、もしかしたらこれ実は先生じゃなくて兄のほうだったりとかするのかな。
・P21 あびるはやっぱりかわいい。髪を切ろうとどうであろうと。
・P22 「何にでも」「理由があると思うな!!」おっしゃるとおりです。
・P23 「何にでも」「理由があると思わないでよ。」この千里はいつもと違う方向性で陰がありますな。
・P24 「何にでも、理由があると、思わないでよ!」「佐藤先生!本当に理由なんてなかったの!」千里のトラウマのフタが開いちゃった。
・P24 「とかく人は」「理由がないと安心できない生き物なのです」まといは今日もやっぱりタモリのポジション。
・P25 「ご近所トラブルですか?」「もしかして結婚するとか?」奈美は今日も安心のウザさ。
・P25 陽当たり良好!はあだち先生ネタですな。
・P26 理由なく巻頭カラーというのは確かにいぶかしむに値する。
・P27 「え?」「引きこもりになった理由?」「理由なんてないよ」「なんとなくだよ なんとなく」霧ちゃんは生まれながらの引きこもりだと思ってました。
・P28 「理由なんてないんです!」羅列の最後はこれを手にとってる人には不要だと思いました。
・P29 「形が良くて安いと怪しがって買ってもらえないから」『安いからには何かある』という発想はどうしても貧乏人の基本でございますゆえ。
・P30 「わざわざ理由を作り理由あり物件にしているのです」これはやりすぎにも程がある。
・P30〜31 身体異常の理由は分からないといくらなんでも不安になります。
・P32 3のへ。「理由‥‥なんて」「ありません」ないのか。ないのに年度途中で進級なのか。
・P33 「なぜ勝手に乳首を描き足した?」「‥‥」「理由なんて」「ありません」前田さんの手柄でしたかアレは。


第二百七十四話 善いサマリア人ね。善いサマリア人は善いね。
・表紙 この列車は卒業方面行きですか。
・P35〜36 「3年ーっ」「へ組」「絶望先生ー!!」懐かしいネタだ。懐かしすぎて武田鉄矢じゃない声が聞こえて来そうです。
・P36 「せっかく3年になったんだし」「一度やってみたかったのです」「エキストラまで雇って‥‥」生徒はやってくれなかったのか。
・P37 「皆さんの担任を辞することをお許し下さし」辞めたがりは相変わらず。1巻から首尾一貫している。
・P37 「受験のストレス等で」「珍妙な事件でも起こされたらたまりません」気の毒だ。教師も生徒も。
・P38 「もういいです」「他の人に担任になってもらうよう頼みます!」あきらめられちゃった。
・P39〜40 「今の日本は困っている人を助けようと」「ただの善意でした事でも責任を問われる可能性があるのです」「日本には無いからな」「「善きサマリア人の法」が」無いのです。早く出来て欲しいものです。
・P40〜41 「いや‥‥ お前の場合仕事だから」「ただの職務放棄」「医者が 病院に運ばれてきた患者の」「手当てを拒否するようなものだぞ」まぁ、善意も悪意も関係なく、仕事はちゃんとやりましょう。
・P41〜42 マ太郎と大草さんの小芝居は矯正教育の教材としても使えそうです。というか、似たような教材があった気がします。
・P42〜43 そしてハルチリ。これはアリ過ぎて悲しくなる。
・P44 「アシスタントの失敗は責められないと思います」「オマエは仕事ダロ」つくづく前田さんは便利な存在。
・P44〜46 千里が本領発揮している訳ですが、最後の算数の計算式だけは私のツッコミでは歯が立ちません。
・P47 「こんなのプリキュアじゃない」「これお返しします」どんなプリキュアだったのか非常に気になります。細かい所が間違ってた程度では済まなかったんでしょうか。


第二百七十五話 一割の労苦
・表紙 千里が手塚治虫のライフワークっぽい誰かです。
・P49 霧ちゃんのオデコは割と好みなので見られて嬉しい限りです。
・P50 「何やってるんですか」「仕事」「え?」「ひきこもりなのに仕事してるんですか?」「だからニートとひきこもりは違うと何度も‥」霧ちゃんは今まで家事もしてましたし、割と働き者なイメージがあります。
・P51 90対90の法則ですか。私の昔住んでいたところでは、地下鉄を通すにあたって3軒が抵抗した為に割と本気で1割に9割と同じくらいかかったらしいです。あと、鉄道の全線乗り潰しも残りの1割が大変みたいです。私はまだそこまで行っていないので分かりませんが。
・P51 「首相も辞めると言ってからが」「随分長かったり」辞めてくれて良かったですね。ええ。
・P52 「漫画とかも終わりが見えたなってところからが」「長いのかもしれません」もうちょっとだけ続くんじゃ、の、もうちょっとだけのほうが長かったドラゴンボールのことですか?
・P52 「出てしまうかもしれないのです」「しれないのです」出てしまってください。
・P53 「もうちょっとだけ続くんじゃ」「って言ってからが長いんです」長かったので最後まで追いきれませんでした私。
・P54 「残り一口に時間がかかるよね」この奈美は無性にかわいい。
・P55 「仏作って魂入れズ。」「ここからが、時間かかるのじゃ。」千里の場合、どうやって入れるのかを想像すると大変不安になります。
・P55 前田さん…。結婚して前前田さんになってからもキャラ変わりません。
・P57 「90対90の法則に絶望した!」「・岩瀬投入からが(心理的に)長い中日のゲーム」マリーンズファンとして言わせていただきます。コバマサに比べたら万倍マシだと。
・P57 「もう」「90%でいいじゃない」可符香のこのポーズはなんかの陰謀だとしか思えない。
・P58 「90%の完成度なら」「サグラダ・ファミリアが倍建ちます」しかし困った事に今でも90%まで行ってないのですが…。
・P58 「3割バッター1人の年俸で2割7分のバッター2人雇えます」せっかく手元に週刊ベースボールの2012年名鑑号があるのでチェックしてみましたが、球団によっては2割7分のバッターの方が年俸高かったりしてなかなか面白かったです。
・P59 「全身タイツなら2着作れるヨ」その10%の選択肢は誰の指図だ。
・P59 「完成度90%の高速鉄道だったら」「2本敷けます」そういや東北新幹線も盛岡から新青森までが随分かかったなぁ。
・P60 「ゴミのTVを何台集めても」「ゴミだろうに」戦力外4人で4番バッターを獲得できたりはしませんからね。
・P61 奈美の浅知恵。ダメ一休さん。


第二百七十六話 悲しき絶対
・表紙 バンビの不思議な存在感。
・P64 加賀ちゃんは何でも出来るなぁ。『何でもは出来ません。出来る事だけです』って言ってくれないかな。
・P65 「いわゆる絶対音楽ですね」絶対音感じゃないんですね。予想失敗。
・P65 「浮かんじゃいけないんです」「なんで浮かんじゃいけないんですか?」「イミわかんない」奈美の言う事も一理ある。
・P66 「音楽のための音楽 それが絶対音楽」まといも何でも出来るなぁ。
・P67 「芸術の世界には」「テーマやモチーフを持たない絶対芸術という分野があるのです」「そう‥今年我が校の文化祭は」「絶対芸術文化祭なのです」「文化レベル高すぎ!!」振れ幅が大き過ぎますな、この学校。
・P68 ここの千里にこれまで感じた事の無かったえろすを感じました。腰が細いことが初めて威力を発揮したのではないでしょうか。
・P69 2コマともたなかったけど、そのえろすも。
・P70 味がしないけど高カロリーって確かに最悪ですな。
・P70〜71 やおいがそもそも「やまなし おちなし いみなし」なのも今は昔のお話ですな。
・P71 「そんなんでいいなら私の恋愛なんて」「絶対恋愛ですよ」ここはちゃんと拾って二次創作に生かしたいなぁ。
・P72 「ええ‥こんなんでOKなの?」「だったら私次々と思いついちゃうよ」絶対乗車はやったことがあります。長距離なものだと房総半島1周とか飯田線全線とかがあります。
・P72 「絶対でした!色んな絶対でした!」議員でいるために議員活動する人とデモのためにデモする市民は同根な気がします。
・P72 とにかく最後は岩瀬の絶対的抑えも昔を知っている身としては物悲しくなりますな。
・P73〜74 絶対ギャグは危険。あと、奈美の顔。


第二百七十七話 バレときどきぶた
・表紙 さすがに9,800円は高いっす。
・P80 「ネタバレしないでよ」「だって、古事記だよ?」「千年以上前の本を、ネタバレって」千里は本当にダメな子だな。知らないでやっちゃうならともかく、目の前で言うなよオマエ。
・P81 「ネタバレにも時効を作ってほしいものですね」「時効もなにも見てないものをネタバレするのは良くないと思います」藤吉さんに全面的に賛成せざるを得ない。
・P82 「ネタバレもなにも」「史実じゃないですか」史実でも何でも、知らない人にはネタバレです。歴史漫画とか感想書くのも結構気をつかいますぜ。というか、こういうものの感想ってどこまでがセーフでどこまでがアウトなのか、本当に基準が難しいところがありますので、常々悩みどころではあるのですが。
・P83〜84 あびるの幼少期は本当に不憫。にしても中学受験してたのかあびる。
・P85 分かりやすいくらいに黒可符香。
・P86 さすがにこの「スーパー不知火くんセット」に引っかかるのは知性の欠如と言わざるを得ない。ギャグとしてはすっごく面白かったけど。
・P88 まといは是非進学して考古学方面に旋風を巻き起こして欲しいなぁ。
・P89 「先生の全てが書かれています」そしてまといはその全てを把握してしまった、と。
・P90 「ちなみに岡田議員はいつも死にそうな顔をしている」死にそうな顔のままずっと来ているのであのまま安定してしまったようです。
・P90 「依頼が増えてしまって」先生より稼げそうな気がする。
・P91 「さーて 勝手な想像だけで他誌のマンガの」「ネタバレするかな」「海賊のかくした宝」「あれ子宝だよ」「あり」「うる」とりあえず『宝』を第一変換として『高良』と変換してくれたうちのパソコンには指導を入れておくとして。あの漫画が『しろがねもくがねも玉も何せむに…』というオチだったら確かに脱帽です。


第二百七十八話 似勢物語
・表紙 藤吉さんよくお似合いで。というか、かなりホンモノだ。
・P93 見事なまでのシャフト押し。
・P94 「仮装して」「現実を思い知らされるというやつです」「私もしばしばあります」藤吉さんは冷静だ。
・P95 「リアルな私を想像するな!!」恥じらう藤吉さんもなかなかですな。
・P95 「ところで何で袴なの?」「一応カーネーションのコスプレという事で」あのドラマ、職場の昼休みで自動的に流れているので一応どんなドラマか把握してますが、世間的にどのくらいの認知度なのか分からなかったのでここで出て来てビックリしました。
・P96 プロのモデルさんもお仕事なので自分のコスプレするキャラはちゃんと把握して欲しいものです。
・P97〜98 アップルストアのあるあるネタが。ちなみに、これの類似パターンとして店員より詳しい客、というのがあります。
・P98〜99 ウチの親はこういうことをしなかったことに感謝しております。
・P101 「ダメタイガー&バニー」企業イメージが悪化するので確かにダメだ。
・P101〜102 ああ、この人ルーマニア国籍なのかな。というか、このネタは危ない橋を全力疾走してますね。
・P104 酸素カプセルの中が割とこんな感じです。
・P104〜107 こういうのは最終回でやってください。というか、もうちょっとだけ続けてください。ドラゴンボール的な意味で。


第二百七十九話 釣れ釣れ草
・表紙 この角度でのマ太郎はシルエット以外は描写不可能ですな。
・P110 千里、そのスカート丈で釣りはちょっと。
・P110 「釣りは残された数少ない男のスポーツなのに‥」いやもう、男のサンクチュアリなんて世の中残ってないような気がします。
・P111 虫触れないのか先生。自然豊かな地域で生まれ育ってるっぽいのに。
・P112 「狙っていた魚と違うから。」こういう千里には惚れる。
・P112 「狙った魚以外の魚は、外道です。」なんという男前。
・P113 「大抵狙っていたものとは」「別のものが食いつくのです」狙ったものだけがかかるのだったら世の中はもうちょっと分かりやすいと思うのです。
・P114 マガジンを疑似餌扱いに大爆笑。掲載誌ディスるのは自虐ネタって言っていいのかわるいのか。
・P115 「私の入手したアンケートで言えば」「「文字を大きくして下さい」が目立った意見だとか」「リアルに辛い話はやめて下さい!」私はまだ今の大きさで平気ですが、もうそろそろかなぁ。
・P115 「げいごうできませんねえ」「してんだろ。」かえって読みづらいです先生。でもそのうちこれが読みやすくなるのかなぁ。
・P116 「かかった魚は全て」「おいしくいただきます」マリアは骨も尻尾も全部食べそう。
・P116 「なんかオマエしょっちゅうデッサン狂ってるな」それも味のうち。
・P118 「狙ったもの以外が食いつくのは外道!!」アウトドア用毛布をインドアで着るのは節電対策という事でご容赦願いたい。
・P118〜119 金属バットを武器だと認識していた千里ェ。というか、武器としては破壊力に乏しいのでせめて『凶器』にならないか。
・P119 「性的目的者」という言語センスは大いに見習いたいと思います。
・P120 マガジン万能だな。あと、砂漠のネリ消しネタが懐かしい。
・P121 先駆者の重たいお言葉。


第二百八十話 時をかけるニート
・表紙 こんな未来が来るはずだった。でもたぶん、もう来ない。
・P123〜124 未来からやって来るような人はみんなダメ人間っていう発想はさすがだあびる。
・P124 「本当だったら私が読モになっていたのに」読モになったらたぶん食事制限かかると思われるが耐えられるのか奈美。
・P125 「未来人思考」本当だったらこういう話を自分が先に書き上げていたかも知れないのに、というあきらめの悪い発想は先日『狼と香辛料』に綺麗さっぱり打ち砕いていただきました。ありがとうございます支倉先生。
・P125 「今の自分を受け入れられず打開する努力もしない残念な人が」「過去へのタイムスリップを切望するんです」耳が痛いお話です。
・P126 私はタイムスリップできるならもう一度99年くらいのマリーンズの試合をもう一度見たいです。これも1つの未来人思考ですね。お恥ずかしい。
・P127〜129 千里の鬼畜警官としての有能っぷりが久々に見られて嬉しい限りです。我が身に受けたくはないですが。あと、「少し思いました」と自白する加賀ちゃんが可愛いです。
・P130 「本当だったらホークスが去年も日本シリーズ出てたのに」ごめんね。ルールはルールだから。というか、某ホークスファンから『今年も出られないと思ってた』と言われた時には笑っていいやら悪いやら表情に困りました。
・P130 「本当だったらマー君より鮮烈なルーキーイヤーだったのに」マジレスすると、彼は今年次第だと思う。
・P133 まさかの丸井さん。というか、若干かわいくなってるな。
・P134 丸井さん、お兄さんも丸いのな。
・P134 「本当だったら」「第一話で死んでいたはずなのに」「あなたが助けるから‥‥」だとしたら連載じゃなくて読み切りだったんだこの漫画。でも、この流れだとなんか可符香と先生のラブストーリーっぽいな。
・P135 丸井さん、その姿勢は割と危険。


第二百八十一話 曾根崎心中未遂
・表紙 確かにこの流れだと未遂っぽいな。
・P138 「最初から未遂で終わらせるつもりの行為だったわけで」「未遂が最終目的って事でしょう」未遂の達人ですからな先生は。
・P139 「いつか未遂失敗して本当に死んじゃいますよ」太宰先生も歩んだ道ですな。
・P139 「心中しましょうか」「先生 以前おっしゃってくれました」「死ぬならいつでも一緒に死んでくれると」随分と古い証文を持ち出して来ましたな。
・P142 「使う気のないニセ札作りで」「逮捕されたり」ニセ札は作った時点で犯罪です。
・P142 てれるらりんからぱっじんかーという流れで藤吉さんに萌えてしまいました。簡単ですいません。
・P143 「なぜ載せたあああ」「殺す気か」編集部は最終防衛ラインなので、誤審の内容にお願いしたいところです。
・P143 「未遂目的が未遂で終われると思うなよ!!」肝に銘じます。
・P143 「仮名のつもりが本名を忘れるほど浸透」私も最近某所では本名を知っている人にも『ふさ千明』と呼ばれます。もう10年使ってるので致し方ないか。
・P144 「私‥ずっと」「仮入部なんです」そのまま卒業する人もいるそうですな。
・P144 未遂を許さない女に関しては予測できてました。ええ。
・P145 アカバネ84を引退するのか奈美。
・P146 「撤回前提の引退宣言かよ!!」「私は、引退未遂を許さない。」その画鋲はちょっと入れすぎだ。
・P147 「建物は完成させてはいけないんです」加賀ちゃんはこういう格好がよく似合います。
・P148 「誰だああ完成させたのは」「衰退が始まるじゃないか!」衰退したら建て替えたらいいんです。
・P148 「未遂で止まれると思うなよ」未遂でお願いします。


集刊みんなの葬儀 第8号
・藤吉さんの持ってる遺影が人違いです。せめて中の人がつながっているキャラの顔にして欲しかった。
・あと、大草さんは葬儀に参列しているというより借金の取りたてを待ってもらってる人みたいです。


絶望学級通信
・ミスター小モノさん、久米田先生経由で絶望放送行きというある種の理想的なルート達成おめでとうございます。
・香港からの投稿か…。国際郵便乙。


紙ブログ
・旧姓前田さんのテレビ取材の件、久米田先生経由だったんですね。やっぱり絶望先生の読者がスタッフに居たんでしょうか。
・誤配は旧姓前田さんの責任ではないので…。あと、今回の件がとらのあな史上最大規模の誤配となったのは初めて知りました。
・勿論ネタなのでツッコんだ時点で負けなんでしょうけれども、それでも次回作の打ち合わせにはツッコミを入れざるを得ない。何でそんなにざっくりしてんですか。


三浦さんが適当に言った「温泉もの」というキーワードだけで考える次回作のコーナー
・これ、普通に読んでみたいんですが、そのために絶望先生が終わってしまうのは困ります。
・「秘湯に行ったら秘女子がいた。」秘女子ってフレーズはいいですね。こういうセンスは盗みたくてもなかなか盗めない。あと、私のパソコンなので当然『ひとう』と打ったら第一候補は『日塔』と出ます。


予告新連載「加賀のあや丸」
・次回作は加賀ちゃんが主人公か…って徹底して次回作ネタで押して来ますね。
・賀がつく人が全部忍者だということになると、当然満賀道雄もですね。分かります。


裏表紙カバー下
・丸井さん押しがいよいよ始まった。
・あと、三珠ちゃんの嬉しそうな表情が破壊力高いです。


裏表紙
・一方でカバーは加賀ちゃん押しです。綺麗な姿勢で謝罪。いつもの加賀ちゃんですが、カラーなので威力高いですね。相変わらず藤色がよく似合う。

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最後の最後に大ネタを仕込んできたKTR

 再三拙ブログで取り上げさせていただきました北近畿タンゴ鉄道のけいおん!ラッピングトレインですが、ラストランとなる2月19日にコスプレイベントを開催するそうです。

 車内でコスプレというのもなかなか愉快な上、オリジナルヘッドマークを掲げて走るというのは実に鉄オタ的にもグッと来るのですが、「※一般のお客様と同乗」というのが実に気になります。そんなに本数が多い路線ではないので、ラッピングトレインも普通に地元のおじいちゃんおばあちゃんもご利用になったりすると聞いてますが、何と言うかキツい光景になりそうな予感がします。大丈夫なんでしょうか。ちょっと心配です。ちょっと。

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近代麻雀2012年3月15日号 感想

バード
・その車に乗って着ているのがチェックのシャツか。天才の考える事はよく分からない。
・東京ドームで何やってるかと思ったらライブデスカソウデスカ。麻雀何にもカンケーないなぁ。
・麻耶と瑠璃か。インパクトのある名前ですね。やっぱり女性キャラの名前って大事だなぁ…。
・「どれほど科学が発達しようと人は運命の気まぐれから逃れる事はできません」「言い換えればギャンブルは神が人間の限界を知らしめる象徴なのです!!」科学の限界を説くのはカルトの常套手段。
・「不敗の麻雀力は私達が真に神の使徒たる証!!」何の神様なのか。麻雀神か。
・ラブ&ピースって。ヒッピーか。
・「300戦無敗…!?有り得ないわ」有り得ないというか、もはや違う競技のようだ。
・動画中継ならようつべよりニコニコかユーストのほうが。
・「ハーバードと東大を卒業したエリート官僚の才媛ッ!!」「星野百合さん(年令秘密)ですッ!!!」伏せるのか。というか、両方卒業するのに何年かかるんだろう。
・「運も実力も霞が関No.1だ!!」選抜のための闘牌はやっぱり国会待機中にやったんでしょうか。
・「でも美人ならなおさら!!簡単にかませ犬にはならないわよ!!」「彼氏いない歴=年令!!ひたすらキャリア街道を歩み続けて来た私のプライドに賭けてッ!!」本音が痛すぎます星野さん。
・「最近の若いのは役無し四向聴からでも平気で鳴く!!」「攻められる内は過激に攻めて危険と見たら徹底してオリる!!美学も哲学も無い合理主義さ」勝利を徹底して追及するのも美学の1つだとは思いますが、小ネズミのように感じる向きもあるでしょうな。
・「な…何ですとォーッ!!?」反応が一々面白いな星野さん。
・麻耶の謎暗カンから一発裏ドラで16000。「得意の」って言ってる奴がいるからこれが常套手段の模様。
・「ダブロンのお返しね」なんだかんだ気にしてたのか最初のダブロン。
・「ハ…ハコテン!!霞が関の最終兵器と呼ばれるこの私が何たる屈辱ッ…」何でそんなに中ニ病をこじらしてしまってるんだこの人は。
・「競技麻雀に来た事を死ぬほど後悔させてあげる…」「時代遅れの魔法使いにね!!」今回見た感じでは何らかの仕掛けが有ることはうかがえましたが、こうやって見得を切る以上その仕掛けにも相当の自信がある模様。


雀荘うえだ繁盛記
・写真が植田さんの小柄さを強調しております。金子プロと並ぶと特に。
・勝てず負けずと言うのは確かにネタに困りますな。それでもキーホルダーやら色紙やらを引き当てているのは強運ですな。


ムダヅモ無き改革 獅子の血族編
・三笠村という村はあったそうですが、島は探しても見当たらなかったのでこの辺はフィクションですね。
・妹さんは涼音という名前ですか。なんか後々出て来そうな予感。
・ゴンズイって名前は随分久しぶりに聞きました。風の戦士ダン以来かな。ちなみにリアルで猛毒があるそうなので皆様ご注意を。
・「話をさせてくださいッ…!!」「村長ッ!!!」村長の息子だったのか乾。
・身体にダイナマイトくくりつけて脅迫する息子は嫌です。
・消費税と言えばこの人、竹下さんのご登場。たしかに小刻みに震えていた記憶があるなぁ。にしてもこの造形はUFOキャッチャーで掴みやすそう。
・「しかしこちらもただ要求を受けるわけにはいきません」「私と"めくり"勝負をしてもらいましょう」「負ければその場で散華なさい それでよろしいかな?」こういう淡々とした迫力を演出する力量が素直に羨ましい。にしてもモデルになったこの方は当時はトッちゃんボウヤくらいにしか思ってませんでしたが、その後色々資料を当たってみたら割とリアルで鉄火場くぐって来てたみたいですね。でなかったら自分のクビを賭して消費税通したりしませんわなぁ。
・「黙ってなさいダボハゼが」「"漢"と"少年"の区別もつかんからいつまで経っても三流議員なんですよッ…!!」言われてる議員が現副総理っぽく見えるのは私の偏見でしょうか。
・「佳い勝負でしたよ」いい背中だ。んで、この人も使えるのか轟盲牌。
・「妹の命が救われたのは科学の進歩によってです」「しかしまだ救えぬ命の方が多い」「人はいつか時間さえ支配することができるようになるでしょう」「しかし 今は幼い人類の科学文明を」「あなたの個人的上昇成功欲のためにッ…」「その歩みを止める訳にはいかないんですッ…!!!」思わずアツくなるシーンですが、近麻よりもジャンプとかに載ってそうな展開になってます。
・「むぅぅ!!みずからの体をアースにしてテスラコイルの電流を逃しているッ!!」「レンホー議員の上昇志向は底なしだああっ!!」完全に冨樫と虎丸ポジション。
・見開きで両腕テスラコイル!
・「ダブルテスラコレダー!!!」キン肉マンのようなヒキ。私も読みながら少年時代に帰ったような心持ちでした。


むこうぶち
・ああ、なんという俺得な表紙。このコンビで薄い本が出たら買ってしまいそうな自分が怖いです。
・いつでもどこでも有能そうな後堂。破れた後も変わりないようで何よりです。
・「終わりました?後堂さん?」破れて変わっちゃったのはこの江崎ですが。いい方に変わった気がします。あと、なんで八街さんの落花生なんか食べてるのか。
・「いや〜忙しそうにはしてますが」「その実退屈の限界に見えたのは気のせいかな?」「華僑が犯罪で稼いだ幽霊資金を資金洗浄する為のトンネル会社で」「そんなにマジメに働くなんて要領悪いのでは?」「アナタだって元は悪徳不動産屋のやり手課長でしょ?」「自分の時間を作るには仕事をテキパキ片付ける以外ないと後承知のハズ」なんて事の無い会話のはずなんですが、無性に楽しくなる自分が居ます。悪党、しかも自覚のある悪党同士の会話ってのは実にいいものですな。
・「月島商店にいた時と仕事的には変わりませんなァ」「要するに俗物社長の有能秘書だ」どこにいても自分のスタイルを変えられない人って居ますね。
・「私は仕事も上司も選ばない性格ですけど…」「予定通りキッチリ業務が進まないと気分が悪い」不器用だな後堂。
・江崎からはビジネスのお話。この2人でコンビ組んで行って来いっていう劉大人の指令を蹴ってしまう江崎の別件って何でしょうね。
・「この通りお願いだ後堂さん」「ご多忙でしょうが私の代わりに行って貰えませんかね?」ニヤニヤ笑いながら頭を下げる性格の悪さよ。
・「頭を下げるなんて恥とも思ってない人間に下げられてもね!」「ま…そこまで頼まれては仕方ないですが」ツンデレか後堂。
・「テキパキとはいったものの…」「傀が来るような卓とは聞いてなかったですよ!?」さすがに動揺するわな。
・初対面のように無視して来るのは傀のお家芸。「ならば私も無視しましょう」「標的は上家の社長ですしね!」とか考えちゃうところは、既にやや傀の術中か。
・「何でも即リーチする手合いは」「社長業によくいる型です 苦にはしません」「苦にはしませんが…」「間4ケンなんかより出てない筒子の愚形で待ってたりするから怖い」よく物が見える人ですね。
・チーしてツモずらし。傀の得意業炸裂で標的の社長2連勝。
・細かい動作を見抜いて動く後堂の特性を傀が見抜いてフェイクを仕掛け翻弄。上級者同士の見えない攻防。
・「戦略を変えますよ」傀狙いに標的変更宣言。しかし、この後堂という男はなんか空回りしそうで若干心配。

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後藤沙緒里のいろはにほへと第177回「バレンタイン」感想

・「配信日は2月14日」「は、はぁ、はっぴぃばれんた 言えない!」素直に言うよりよっぽど魅力的なお言葉をいただいた。
・「だって、超かわいく言ってねって台本に書いてあるんだもん」「言えない言えない、そんなに可愛くできない!」逆説的に台本のリクエストに応えているとしか思えません。
・「男子の皆さん、いかがお過ごしですか?」今年は妻からと、おふくろからと、あと昼食の配達弁当の中に1個入ってましたねぇ。最後のは心遣いがかえってササクレを生む結果になりましたが。
・「私はきっと家族と」「当日がバレンタインだった現場さんには何か持っていくかも知れないけども」「去年もあたしビスケットを作っていたので」「今年もまた作ろっかなぁくらいに」現場さんが羨ましい。
・「女子の皆さんは大変な時期なのかな」「義理とか、義理とか」あとは友チョコとか、ですか?
・「男子はドキドキしながら待っていてね」感謝の気持ちを忘れないように心がけております。
・「そのときどうする?さおリサーチ!」「バレンタイン、人妻はどうすんですか?」「『台本に書いてあるんですけど、ラブラブ』」「ちきしょう。なんだよ、ラブラブなんですね」「なんか作るんですか?手作り派ですか?」「『買い物するのが好きだから、買っちゃいますね』」「買った方が私も良いと思います。おいしいから。絶対に」「チョコだけですか?あげるのを」「『私って』」「私そんなつもりじゃなかったんだけど」「あなた自身を捧げたいんだったらそうすればいいじゃないですか」「ごちそうさまでした」この漫才、どんどん加速してますね。もういっそ1回まるまる使ってやってみて欲しいなぁ。
・「メールを紹介していきたいと思います」「つい気になる福袋、あまりいいもの入ってないしな、と思いながら歩いていると、そこそこ好きなお店で『福袋最後の1個です』と言う声が」「そのとき後藤沙緒里なら…スルーします」「福袋、やっぱあんまり興味がわかないかな」「あんまり入ってないと思うんです。やっぱり。私も」「どうですか?買いますか?買わない。ですよねぇ」私もその手のもので買った事があるのは絶望放送のSZBH納涼セットくらいです。
・「中身わからないとこわーいと思って買えないですね」賢明なさおりん。
・「できたてほやほやの犬のフンを踏んでしまったさおりん」「ふと前を見ると、フンの主らしきワンコと飼い主が歩いています」「後藤沙緒里なら…帰ります」「仕方なくないですか?」「注意するか否かって事?」「おめーの犬のフン踏んじまったんだよ見ろよって?」「違ったらどうするの?」「シラをきられたら?」「そんときどう対処すればいい?教えて」君子危うきに近寄らず。
・「あたしは…そうだなぁ」「普通に後片付けしてお家帰ると思う」「しょんぼりしちゃって」「できたてほやほやって結構来るんだよね」「踏んだ事あるけど」あるんだ…。まぁ、おうちに犬の居る家庭なら不思議の無い話ですが。
・「コンビニ弁当(温め済)を買って帰っていると、目の前にラーメン屋の屋台が」「匂いにつられて急にラーメン食べたい度がアップして来ました」「そのとき後藤沙緒里なら…ラーメン食べる」「また温めればいいじゃない」「『傷みそうじゃないですか?』」「平気だよ」「ラーメン食べたくなっちゃったんだもん」今年も相変わらず『武士』と書いて『もののふ』なさおりん。

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習作「ぼくときみのたからもの」

 リハビリがわりに資料がなくても書ける話を書いてみました。最初にお断りをしておきますが、この物語はフィクションです。ええ、フィクションですとも…。100%ではないですけども。


   ぼくときみのたからもの

 先日、家でアニメ化物語を見た。休日を丸々使って全話見終えて、妻と感想を言い合っているうちに、第十二話のラストシーンに話題が及んだ。
「宝物ねぇ…。見せてもらったよねぇ」
妻が人の悪い笑みを浮かべる。
「悪かった、あの時は本当に悪かった」
私はこの話題になると、本当に弱い。


 記憶の糸をたどる。
 戦場ヶ原ひたぎにとっての宝物があの星空だとしたら、私にとっての宝物は何だったか。大切な人と一緒に見たい景色は何だったか。

 彼女が出来たら球場で一緒に観戦して盛り上がりたい、というのが長年の夢だった私は、その年一番になるだろうという試合の観戦に当日つきあっていた彼女を誘った。誘ったと言うより、拝み倒して来てもらったというほうが正確だ。

 時は今を去る事7年ほど前、8月末の日曜日。どうしてもこの日でなければならない事情があったため、交代制勤務の私は休みを確実に確保するため事前に根回しをしたりとちょっと面倒があったが、無事に休めて、最寄り駅で合流できた。
「今日はありがとう」「ホントだよ」
 関東と関西でそれぞれ離れているため、また互いに社会人ということで会える時間は限られている。その貴重な1日を野球観戦の為だけに費やすというのは、自分から言い出したことながらかなりの贅沢である。
 駅からは夕暮れ時の街をゆっくりと歩く。我々が向かったのは花火も見られる野外球場。海に面していることをその名に冠したスタジアム。懸念された雨も降らず、暑さもほどほどと観戦するにはなかなかの好条件。

「なに、これ?」物心ついてから野球場に来るのは初めてだと言っていた彼女は、球場周辺が屋台街になっている事に戸惑っていた。「野球場じゃないみたい」「最近こうなった」私は私でごく端的に説明し、お勧めの店の解説等をする。

 巧みに行列を避けて買い出しを済ませ、浮き足立ちながら入場ゲートをくぐり、いつもの場所へ向かった。

 数年前まではこの球場で席の確保に苦労する事等なかったのだが、この年は成績好調だった事もあって毎試合席の確保に往生させられた。この日は特に大一番となる試合だったので、観戦仲間の協力がなければ2人分の座席を外野に確保すること等出来なかっただろう。

 そう。
「お疲れ様です」「お疲れ様です」我々の周りにはいつもの仲間が居た。この日は私の自慢の彼女のお披露目にもなったのだが、これがまず彼女を怒らせてしまった。

 人見知りの彼女が、事前の覚悟もなく衆目にさらされたらどんな気持ちになるか、すっかり浮かれていた私は脳裏によぎる事すらしなかった。

「さぁ、これが、俺の愛して止まない眺めだ」精一杯格好をつけて紹介した光景は、間違いなく私の宝物だった。ライトスタンド中段から、眼前に広がるグラウンド。海風と鴎のスタジアム。マウンドにはようやく復帰なったエースが、球場中の声援を一身に受けてピッチング練習をしている。「チームが弱い頃必死に投げてくれたから、ケガで何年も投げられなくても、みんな待ってたんだ。つらい時に支えてくれた存在って大きいよな」と言うと、彼女は少し苦い顔をした。それを不思議に思ったものの、守備につくスタメン選手達がグラウンドに登場すると、彼等についてあれこれとエピソードを絡めつつ語る私は、そのことをすっかり忘却の彼方へと置き忘れた。

 試合は、ホームチームの有利に進んだ。1回裏、いきなり先制点が入った時には「やっぱり勝利の女神だった!」と彼女に抱きついたりもした。その時だけは、ちょっとだけ、本当にちょっとだけ嬉しそうな顔をしていた。

 4回裏にも4番のホームランで追加点。6回にもさらにホームランが2本出て、一方投げてはエースが相手打線をゼロに抑えていた。応援のボルテージを上げる一方で、ほったらかしにされたと言われない程度には配慮していたつもりでいた。それが、どんなに愚かな勘違いだったかはすぐに思い知らされることとなったのだが。

 7回途中、ゼロに抑えたまま交代するエースの背中に割れんばかりの拍手を送り、後続のピッチャーがマウンドに上がったところで「もういいでしょ!」と一喝された。涙をぽろぽろとこぼしながらこちらを睨みつけ、その場から立ち去ろうとする彼女を訳もわからず引き止めようとしたが、それが余計火に油を注ぎ、手を振り払われてしまった。呆然とする間もあらばこそ、観戦仲間へのあいさつもそこそこに後を追った。

 引き止めては振り払われ、繰り返すうちに球場のすぐ外にある砂浜にたどりついた。大歓声が響いて来たので、おそらく試合は勝ったのだろう。しかし、今の私にはその事もあまり意味を持たなかった。ようやく立ち止まってくれた彼女に対して自分に何が出来るか、何をすべきか。
「ごめん。すまん。悪かった。許してくれ、とは言わない。気が済むようにしてくれ」
「ひどい!今日のはひどかった!」
お腹立ちはごもっともなので、頭を下げた状態で責められるままになる。
ほったらかしにされたこと、苦手な人ごみと大音量の中に2時間以上も居る羽目になったこと、そして。
「どうせ私は一番つらい時にそばに居てあげられなかったよ!」
と言われたとき、私は自分が踏んではいけない地雷を炸裂させた事にようやく気がついた。

 私の就職先が住み慣れた土地を遠く離れた先だったこと、ロクに運動もした事がないくせに体育会系な仕事内容だったこと、そしてそんな私を一時期だけとは言え支えてくれた別の女性が居たこと…。

 それをずっとずっと気に病んでいたのか。こうなっては私も全てをなげうって詫びるしかない。青ざめて土下座まがいの体勢までとって、10分以上をかけてようやくお許しが出た。

「もういい。もういいよ。今度は私の宝物にもつきあってもらうから!」
そうして、それから1年程の未来、嫁入り道具として我が家に運び込まれたガンダムWのDVDボックスは劇場版まできっちりと鑑賞することとなったのである。

                ぼくときみのたからもの  終わり

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アニメ偽物語第五話「かれんビー其ノ伍」をテレビで見た人間の、作品の感想ではない何か

 たまたま、土曜日にBS11を見る機会に恵まれまして。リアルタイムでテレビアニメの最新話をテレビで見る、という事自体が大変久しぶりで。確認してみたら懺・さよなら絶望先生以来なので約2年半ぶりになりますか。

 感想を書く、レビューをするという作業は作品を自分なりに摂取し消化した上で生み出していくものなのですが、今回はその辺の事を一切意識せず摂取と消化に専念して見てみました。

 そして感じた事は、自分はこんなにも楽しい物から遠ざかっていたのか、ということです。漫画や小説では得られないアニメならではの五官のゆらし方。大変な愉快。アニメって面白いなぁという至極当たり前の事を再確認しました。

 見終えて、「来週が楽しみ」という言葉を久々に口にしました。まぁ、我が家で見られる毎日放送は深夜帯にも程があるだろうという26時28分からな上、どうやらBS11より1週先行しているようなので次回はニコニコ動画で追いかけるスタイルに戻す事になると思いますが、普段よりも大きな画面で楽しめた事は、私にとって割と大きな出来事でした。

 今日の夕食時、東京での即売会イベントから帰ってきた妻にこの話をしたところ「オタクが足洗うなんて、無理だから」と言われました。いや、正確に言えば今までだってオタクから足洗ってたつもりはないんですけどね。そもそも足洗っていたらこのブログ、タイトルに偽りしか存在しない事になりますし。今までは新作アニメをリアルタイムで追いかけるためのコストを払う事を躊躇していただけのことです。要はオタ活動を収縮させていた、というか。
 まぁ、オタクは生涯オタクとして生きていくしかないさだめなんでしょうね、やっぱり。世の中には齢80超えてまどマギを見ていたという大正生まれの豪傑もおられるそうなので、その辺を目標にしていきましょうか。

 何にせよ、これでようやくアニオタとしての戦線復帰を正式に果たした思いです。ロートルの出戻りですが、皆様なにとぞよしなにお願い致します。

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狼と香辛料全巻読了しました

 あっというまに全巻を買い揃え、読み終えてしまいました。全部読んでみて、その内容や展開を堪能させていただきましたが、その一方で昔自分が書こうと目指して書けなかった理由をまざまざと突きつけられた想いです。

 支倉先生は16巻のあとがきでこうおっしゃっておられます(以下引用)。

「資料を読む際にも、ファンタジー小説を書く人向けに出されている本は決して読まず、ほぼ学術書に絞りました。中世経済史も入門と書かれたものは読まず、理解できないのを承知で専門書ばかりにしました。神様についての話も、世界の神様事典みたいなものは読まず、『聖書』と『金枝篇』に絞りました。難しい本読んでるんだぜ、なんて見栄の部分もありましたが、私は自分に才能があるとは思っていなかったので、才能がある人たちと同じ本を読んで、その才能のある人よりも面白い小説がかけるとは思わなかったのが一番の理由です。」(以上引用終わり)

 何に敗北感を感じたかと言って、この部分ほど強烈なものはありませんでした。
 そうですよねぇ。才能云々はさておいて、後発の人間が面白いものを書こうとするなら、こういう発想と覚悟、そして努力は確実に必要ですよね。発想はともかく、私自身の中の覚悟と努力の不足に関しては恥じ入るばかりです。

 その昔三国志と西遊記を足して2で割った話を、シルクロードを舞台に書こうとしたことがございます。当時、某大学の中国文学科(当時の名前です。今は違う名前の学科になっております)に在籍していたので、大学の研究室の書庫から資料を引っ張り出しては必要なところを転記したり当時の地図をコピーしたりして色々自分なりには資料を収集したつもりでしたが、せっかく手の届くところに会った専門書籍をちゃんと読み込んだことはありませんでしたし、身近にいた大学の教授助教授講師の方々にも教えを請うことはしませんでした。今思えば浅はかな話です。ちゃんと創作活動というものに向き合っていなかったと言わざるを得ません。

 そもそもとして、当時の私がそこまでしたとしても、本作のホロに匹敵するどころか、小説のヒロインとしてしっかりキャラ立ちのする女性キャラがちゃんと書けたかどうかも疑問が残るところですが、勝負はそれ以前についていたのだと思うと、納得するしかありません。


 そんなわけで、楽しめた以上に勉強になりました。

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