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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

最近実写化ばかりとは言え、ついに…

 孤独のグルメがテレビ東京で来年1月4日から実写ドラマ化だそうです。物凄く『何故今?』感がしてしまいますが、やる以上はいいものにしていただきたいなぁ、と1原作ファンとしては思ってしまいます。

 公式サイトを見てきましたが、主演の松重さんという方のコメントがなかなか面白かったです。原作をよく読み込んで分析してるなぁ、という。作品の魅力を理解した上でどう演じるかということについても踏み込んでいるあたりは期待したいな、と。

 原作の久住先生のコメントによるとモデルになった店は登場しないのがドラマ化の条件だったそうなので、赤羽のまるます屋とかアキバの万世とかは出てこないようですが、考えて見るとオールオリジナルストーリーという実に高いハードルになっておりますね。このハードルをどうクリアしていくのかについては興味深いところです。とりあえず、見たら腹が減るぐらいの内容でお願いします。

 まぁ、一番の問題は京都でもネットされるかどうかなんですけど。

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かってに改蔵コンセプトアルバム スーパーDX超合金 感想

 さすがにBGMについて1つずつ感想は書けないので、ボーカルのある3曲だけですが、書かせていただきたいと思います。


戦え!改造!!ん、違う?
・初っぱなから「アニソンを歌うオーケンなどはちゃんとオンエア観ているのか?」という強烈な歌いだし。これこそ原作でネタになっていてもおかしくないテーマ。『割り切りたいんです、僕ら!』みたいな感じで。
・「勝手に改造 勝手に改造 こんな感じなんだろ?」「パンチだ!改造 キックだ!改造」どうしても地丹を吹っ飛ばしている改蔵しか浮かばなくて困る。
・女性と別れた原因を「悪の仕業さ」と言い張るところとかも原作準拠だなぁ。ここを聞くたびに『私が○○と××したのは△△だったのですね!』とかお馴染み魚目モブが言っているシーンが勝手に再生されて困ります。
・「この世のリアルが許せぬのなら 野暮など言ってんじゃねえ 僕らで変えろ」重いですねぇ、ここは。
・「ロボットさ!改造 3Dさ!改造」改蔵でロボットと言うと、単行本の中表紙に描かれていたオリジナル謎ロボが思い出されます。あと、時代が時代だったので3Dはまだちょっと。


初めて、だから…
・新谷さんのプロ根性を堪能できる1曲です。というか、これについて投稿する先がないのが惜しまれます。いやまぁ、chu→lip☆RADIOに送ればいいんでしょうけど、ちょっと痛々しくて…。
・作詞作曲編曲を担当した前山田さんによると、あるアニメのオマージュだそうで。どれなんだろう。90年代の作品っぽいんですけど、確証が…。出だしの鐘の音諸々からセーラームーンかな?と推測しておきます。
・「ほんとは、この名前、乗り気じゃないんです でも 大人の事情があるから… 新☆谷良子 メイクアーップ!!!」よりによってこんなセリフを言わせますか。返す返すも絶望放送かかってに改蔵ラジオがあれば…。あと、私がこれのネタ元をセーラームーンと推測した根拠その2のはここの「メイクアーップ」です。
・蛇足ですが、辞書でmake upを調べると(1)仕立てられる(2)化粧する、扮装する(3)仲直りする、和解するだそうで。意味としては(2)なんでしょうけど、(3)に物凄く意味深なものを感じてしまいます。
・真夜中の市民公園っていうシチュエーションが庶民派過ぎて笑っていいやら悪いやら。
・「オトナの階段 三段飛ばします」随分猛スピードに…。
・というかね、普通こういうのって演じているキャラのイメージソングのハズなんですけど、しえちゃんのイメージでは勿論ありませんし、この歌をどう解釈していいやら。新谷さんいじりのために1曲作っちゃったということでいいんでしょうか。


ドッキドキ!LOVEメール
・久米田先生が2004年に炸裂させた爆弾をシャフトが2011年に、まるで7年殺しのような遅発加減で連鎖爆発させ、そしてまたここに、CDという形で我々の手元にやってまいりました。
・キタエリさんのチャレンジぶりが楽しめます。ただまぁ、歌自体は別に無茶ないじり方をしていないので割と普通に、そして松浦亜弥に思い入れのある人はちょっと苦笑いで楽しめるんじゃないでしょうか。
・目をつぶってアニメのあのシーンが脳内再生できる方は上級者、目をつぶってないのに脳内再生されちゃった方は上級者を超えた超級者なので諸々にご注意ください。

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絶対可憐チルドレン28巻 感想

 今回、ちょっとした試みとして本編とさぷりめんとを分けて感想を書いてみます。やってみてダメだったらまた次巻から元に戻します。


本編
・やってきたのは思い出の場所。3人が最初に来た場所。
・「どうする?」「ちょっと遠いけど、市街地のビジネスホテルにするか?」この4人がビジネスホテルに泊まってるのってすげぇシュールな絵だな。1人1部屋?
・チルドレンが寝付いた後、皆本と賢木とで分析大会。色々話した結論が「データが少なすぎてよくわからん」というのは多分最初から分かってはいたんでしょうけども、それでも状況を整理するためにこういう作業をすることは必要です。
・「ごめんね」「センセイ」黒紫穂黒紫穂。
・直後にてへぺろとか…。でもなんだろう。紫穂にギャップ萌えはしないんだよなぁ。
・「まぁ……」「このまま部屋に運んで、」「皆本さんが「疲れて寝た」って証言してくれれば大丈夫。」「手慣れている…!?」ダークネスの女王が降臨中。
・引き起こし、バランス要員、そして警察に見つかった時の備え。皆本を連れて行く理由は以上3点。素直じゃないなー。こういうのはニヤニヤできる。
・やさぐれチルドレンのすさみっぷりは、彼等の能力の高さを考えると確かに国家的危機だったと思われます。そりゃ皆本も動員されよう。
・「パパの心を透視んでごらん?」「ママのこと大好きだけど、」「部下の女性のおっぱいもさわりたいと思ってる。」「…それは男として不可抗力なのだ。」「ママには内緒だぞ。」ウソついてもダメな相手には、男は正直になる。ならざるを得ない。
・「他には?」なるほど。ちゃんとマイナスを認めることで、その後の一番言いたいことにも説得力を持たせる、と。
・「「娘としばらく会えないなんてつらくて死にそう」とも思ってる。」「思ってるとも!!」「ツンデレパパになるからそーゆーことはもう言わないけどねっ!」いい父親だよ、この人。
・「ひらがなを憶えたばかりだったけど、」「自分が化け物だってことはもう知ってた。」これを受け止め、否定せず。4歳の子供が背負ってたことを思うと、その重さに呆然とする。
・8年前、新入局員の柏木さん。当然若い。…いや、柏木さんは今でも若いですけど。
・で、局長はこの頃から局長なのか。長いなー。
・「ウワサ話などは慎みたまえ!」新人の頃にこんなこと言われたらビビるなぁ。
・「重要な部局でありながら、学閥にも官僚主義にも毒されてないし、」「まだまだこれからの組織だわ。」「働きがいがありそうね。」でももっと別のダメなものに毒されている気がする。局長が。
・「日本の未来」「キター!!」ホントに8年キャラ変わんないのな、この人。
・「けらいもできたし。」幼紫穂もある意味変わんない。栴檀は双葉から。
・「同じ超度っていっても…」「そのコもイヤだと思うし。」「……」「彼女がイヤがっているのは……」「自分の能力だヨ」「大事な人を傷つけるかもしれない能力をネ。」「君たちは同じなんだヨ。」「必ずいい友だちになれる。」重いなぁ。ここから、今みたいに笑えるようになったことを思うと奇跡のように感じる。
・名前が出てきたのは薫が先だったけれども、紫穂と出会ったのは葵が先。この2人だけだったら、また随分違うチルドレンだったでしょうなぁ。
・「かわいいけどウザっ!!」「ムカつく…!!」「ふっつーの子供じゃん!」「家族が恋しくてさびしいだけじゃん!!」テレポートはあんまり人を傷つける状況が想定出来ないし。
・「かわいいぬいぐるみね。」「ちょっとかして?」「え…」「……」「ええよ?」サイコメトラーだから相手が何をやったら一番嫌がるか分かるんだな。
・「…ひどい。」「だって、」「自分より幸せそうに見えたんだもん。」流石に今は悪いと思っているんだな。
・針金で南京錠開ける技術は超能力とは関係ない気がするんだが…。
・野菜を押し付けるまでは分かるんだが、どうしてスプラッタ加工がそんなにうまいんだ紫穂。
・自分が嫌いな紫穂を『2対1で負かすために』薫合流。最後の手段だったんだな、薫。
・で、薫登場。「嬉しい!!」「大好き!!」「嬉しい!!」このはしゃぎっぷり。
・「うだっ!?」なんでそんなに格闘技術に長けてるんだ4歳児紫穂。
・「きっとバカなのね。」バカが一番強い。
・「寝るまで放さないんだもん。まったくもー!!」寝てもまだ放してないぞ。
・場面戻って現在。「薫ちゃんがね」「時々抜け出してここへ来てたみたいなの。」夜中にこんな所に来る幼児はちょっと…。
・「薫ちゃんってば」「辛くてガマンできない時には、」「ここに来て1人で泣いてたのよ。」「私たちには……」「自分のことで泣いてる姿なんか見せなかった。」
・「まるで幽霊と会話しているみたいだな。」「ここ有名な心霊スポットだし。」「ウソ、マジ!?やめてよ怖いこと言わないで!!」「は、は、離れたら許さない!!」残留思念は平気で心霊ダメってのは両方に縁が無い人間から見ると差がわからんだろうなぁ。
・「もしもし私モガちゃん。」モガちゃんも長いなぁ。あと、お人形遊びのアイテムに携帯電話が出て来るのも時代だなぁ。
・つか、大きくなっても4歳の頃から構図変わってないんだよなぁ。
・公務員として社会人として、何を言われようとも子供に手を出すのはいけませんな。私も殴りたいと思ったことはありますけど、殴ったことはありません。おかげでまだ仕事を続けていられます。
・「その前の人は、」「ウチらにナイショでおやつにESP抑制剤混ぜてたのんを、」「紫穂に見破られて」なんでサイコメトリー相手にそんな迂闊なことをするんだ。
・「政府の特命で文部科学省から出向してきた、」「須磨貴理子です!」「本日づけであなたたちの主任になります。」ああ、ここにつながったんだ。
・「なんか……」「イヤな予感がせえへん?」「するネ。」それはきっと超能力じゃない。
・リミッターを解除すると、現れる無数の残留思念。「オーバーフローだ!!」超度が高いってのはこういう怖さもある。
・首輪を付けて電流を流す…。こういうことをする人間が文科省から来たっていう設定が非常にブラックですな。
・「私…」「薫ちゃんと葵ちゃんが好き…!!」「大好き…!!」「そんなこと。」「わかってるよ、あの2人は。」「……」「うん。」よかったね、紫穂。
・「足りない……」「なにか足りない……」葵、ヒドいこと言われてるぞお前。
・過去編、その2。いきなり舞台は1937年に。兵部7歳ってことは1930年生まれか。浪速のモーツァルトやハナ肇と同い年か。
・で、後の管理官は1927年生まれ。こちらは京唄子師匠や現教皇猊下と同い年ですな。
・「おとーさまー」と駆け寄りつつドロップキック。挙句にマウントポジションで父親をタコ殴りとか。あんた74年間キャラ変わってませんな。
・「きょ、」「京介です!」「兵部京介といいます。」「は…」「はじめまして。」こちらは『どうしてああなった』ですな。ええ。ええ。
・「弟は姉に絶対服従するのよ!?」「逆らったら殺す。」「あっ、」「痛い!!」「痛いですうー」ああ、納得。
・早乙女大尉は豹変しないでほしいなぁ。
・「大陸の情勢は悪くなるばかりだけど、」「原因は軍隊を使って利権を奪おうとしてるからじゃない。」まぁ、いかにも当時の管理官が言いそうだ。
・「あなたもそう思うでしょ?」「お母さまは大陸の人なんだし。」ああ、ハーフなのか兵部。
・「我々はこの部隊を絶対に、大陸での醜い争いになど使わせないつもりだよ。」方便なのかも知れませんが、一介の大尉が随分大きく出ましたな。
・「兵部くんは反対だったが、私は超能力者が社会で恐れられることなく認められるためには、」「軍を逆に利用するのが一番の早道だと信じておる。」だとしたら大尉よりもうちょっと上に理解者が居ないと…。
・「理想や理屈は目的ではなく、手段に過ぎない。」「人はね、」「持って生まれたものを活かすために生きているんだ。」「それを使って勝ち残り、認められる誘惑には、勝てやしないよ。」「超能力者がそれを得られる場所は、今現在他にはない。」ううむ。どうしても早乙女大尉からは黒い空気を感じ取ってしまう。
・「不二子さんあぶない!」「前!!」「!!」「倒木ー!!」乗馬中に考え事は危険。いや、そんなこと言ってる場合じゃない。あと、馬が割と愉快な発言してますね。
・「遅いわよ!!」「それでも軍人なの!?」「戦況は刻一刻と変わるものじゃなくて!?」「僕は…」「もう少し考えたかった…」兵部、諦めろ。お前がきっかけだ。
・1938年。美神家はこの頃から幽霊退治やっとったんか。コレは意外な燃料投下だなぁ。5年前ならSSを1本2本書いてたレベルの。
・「超能力先進国ドクイツ帝国に続き」本物のほうにも割と本気で存在してたんじゃないかっていう噂が絶えませんな。超人思想なんてのもありましたし。
・管理官、ぶんむくれのおむずかり状態。足を組むな足を。ドロワーズが見えてますぜ。
・「怪物」という表現に敏感なのはよく分かるんですが、当時他に表現のしようもなかったのではないでしょうか。
・オチに使われてるところなんかは非常に愛嬌があってよろしいですな。戦乙女の午睡、というにはいささか無防備すぎますが。というか、その寝姿はいいのか男爵令嬢。
・「日本男子のクセにー」「ずいぶんチャラチャラした格好をしておるな。」この年にはもう国家総動員法が公布されてますからねぇ。
・「女子供がたまの休みにー」「チャラチャラして何が悪いいいいーッ!!」チャラチャラするのはともかく、ドロップキックは明らかに悪。
・「人と違ったっていいじゃない!!」「あたくしは絶対負けないんだから!!」じゃじゃ馬すなぁ。で、挙句間に入った海軍士官まで殴り飛ばす、と。相手は金スジ1本に星2つだから中尉と思われ。
・「連帯責任で全員が謹慎…か、」「厳しいねえ。」当時の陸海対立を思えば、内部には拍手喝采した人間も居そうです。
・「通常の軍人と違っているからこそ、」「君たちには価値があるのだ。」それを理解できるのは陸軍より海軍だった気がするなぁ。長髪の軍人とかも海軍なら実際に居ましたし。
・「なんでそんなに謝るのがイヤかな。」天性の女王様だから。
・予算不足が原因とは言え歩兵の銃剣突撃で全てを解決しようとしていた陸軍は超能力部隊は渡りに船っぽいんですけどね。
・おお、零戦とやりあうのか。装甲が紙だから翼踏んづけて穴開いて終わり、とかいうオチじゃないことを願います。
・機関銃を持って空中戦は生身には、特にまだ8歳の兵部にはかえって難しいようで。38式のほうが理にはかなっている。でも、だからこそ、8歳の身で操縦席を、操縦士の頭を撃ち抜くと言い切る兵部の心の闇のほうに目がいってしまいます。
・「話があるの、京介!」「ちょっとつきあいなさい!」で、露天風呂っすか。
・「いいから立って!」「恥ずかしがることないでしょ!?」「姉弟なんだから!!」「あたくしたち家族じゃん……!」そう言われると逆らえない兵部。すっかり調教済みですな。
・身体の痣を確認するための風呂だったんですな。納得。
・「勝ちなさい、京介…!」「どんな敵にも必ず…!!」そう言った本人が将来勝つべき相手になろうとは。
・おまけの下着談義は、まぁ、史実云々は不粋なツッコミになりそうなので『また男の裸か!』とだけ叫んでおきましょうか。


さぷりめんと
・経験から学ぶ京介。どっちかと言うとトラウマをほじくり返されてるだけかも知れませんが。
・真木が順調に不憫。
・1時間でオタ部屋化。これは超能力とは別の何か。
・お茶に真心でお局攻略っすか。柏木さんも底知れない人だ。
・局長は相変わらずで何より。
・過去は許せても現在は許せない。仲が良くて何より。
・「新人ナースの不二子でぇす!!」「治ったら触らせてあ・げ・る」ホントに死にかけの時は性欲も失せたりするけどね。
・CDドラマは確かに腐女子臭しましたねぇ。思惑どおり。
・「サイコメトラーがだまされるか!!!」紫穂にしてはツメが甘い気が…もしかしてワザとか?
・「この世界はフィクションであり、武器や設定にマチガイ—いや、」「独自解釈があっても、」「それはわざとだ!!」了解しました。でもどうしてもガマンできなかったやつだけ、『つづきはこちら』にまとめてしまいました。すいません。
・「どういう手段や!?」「どないしてそこからあそこまで巨大に!?」こういうのは個人差があるから…。
・独自解釈についてのお話再び。クソリアリズムだけが正しいとは思っておりませんので異議ありませんが、それでも、というところだけ(ry
・薫、この勢いだと生物学者になりかねないな。それもまた平和な未来図だけど。
・世代は変わっても芸風は変わらず。
・「勝負どころはここじゃないでしょう?」でもそこで勝負しないと男じゃない。
・ニワトリは確かに猛獣だが。

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近代麻雀2012年1月15日号 感想

ムダヅモ無き改革 獅子の血族編
・「伝説のバクチ打ち小泉ジュンイチローがオレの親父…だと!?」「どういうことだ!?」首相じゃなくてバクチ打ちなのか。
・「ごめんなさい 今はそれしか言えないんです」「本当にごめんなさい…」なんと思わせぶりな。現在闘牌中ということもあって、とりあえずその場は引き下がる真田。
・「リーチ!!」「わー!!カンペキな迷彩!!ありゃよめないわ!!」これは一点で読んだらその方がおかしい。
・牌山が謎の微振動。なんか久々に大仕掛けというか非常識麻雀の予感。
・「ロン」「まさかそこから出るとはねえ」「平和!!!!」ド安めで傷は浅かったが…。
・「「通し」ですよ」「ひどいですっ!!イカサマなんて…!!」「およしなさい四條君」「首脳クラブの麻雀は「なんでもアリ」ですよ」「「通し」の一つや二つは当たり前…」「それに」「見抜けなかった我々の方が間抜け…」そういうことになるんですよ」まぁ、轟盲牌とかやっちゃうこと考えたら通しくらいはまだまだ序の口。
・微振動再び。何の仕掛けなのか。
・「ロン!!!」「二家和!!!」なんだこの合わせ鏡みたいな手のうちは。
・「下品なッ…!!!!」何かと思ったらタイゾーのオナラか。
・「私はそういう下品な芸人が大嫌いなのよッ」「姉上しっかり また昔うけた扱いのトラウマが…!!」屁一つで大騒ぎだな。これだと風呂が熱湯だった日には失神しかねないな。
・「分析完了…ナゾはすべて解けましたよ四條君」急になんか推理漫画っぽくなってきました。


むこうぶち
・ナゾの未来エネルギー問題研究センター、その談話室。その奥に鳴り響く闘牌の音。爺さん3人と青年が1人…。何かの前哨戦らしいのだが。
・この当時の『若い』打ち方と『古い』打ち方の対決。前哨戦なので対決と言うほどの緊張感は無いですが。
・「神崎さん所はコネ入社のみでしたな?」「人材難といっては何だが…」「こういう場での信用という点ではむしろ好都合」何だかずいぶんと生臭い会話だなぁ。
・ツモの後で手牌と捨牌とつつかれて分析されるのはイヤですなぁ。
・及川って確か前にも出てましたよね。
・「及川翁!」「え?何?あのお爺さんが4人目のメンツ?」「じゃ2抜けにします?」他の3人が慌てふためいているというのに…空気を読まないなぁ。
・「馬鹿者!お前が抜けるんだ」「立って立って!」当然そうなります。
・「揃われていますか?」傀、今回は代打ちとして登場。
・「全員存分に打てばよい」「今日はそれを見物しに来たのだ」気ままな年寄りの悪い趣味。
・西岡、及川翁の解説で観戦という、社長が見たら青くなりそうな状況。メモ取りながら分析してもらうと、『浮かせ打ち』という技法がよく分かります。
・「麻雀とはミスを犯さぬ限り本来アガるべき者がアガれるゲームなのだ」及川翁の哲学。
・麻雀で打って面白い部分と見て面白い部分は往々にして一致しない、というのも納得。
・「さあ練習問題じゃ 何を切る?」随分親切なレクチャーですな及川翁。
・「ノーノー」ノリノリじゃないですか翁。
・ヒソヒソ話のあとで手配を確認すべくダッシュする西岡と翁。どんどんコミカルになっていく。
・「どうじゃ?コレはコレで麻雀の面白さじゃろ?」「うん…」観戦する楽しさを満喫してますな。
・「これからあの傀が濁流のように攻め始める!見ておれ!」濁流扱いですよ傀さん。


満潮!ツモクラテス
・あら。最終回。もっと盛り上げて続けられると思ってましたが…。残念です。
・「8000なのに」「当たれないじゃん!」変わらず苦戦中の富良。
・結果、積倉ツモアガリ。2800オール。
・我鷹が「これ以上積倉にツモられるくらいなら」「おまえがアガれっ!」なんて考えるとは思わなかった。
・「助けてもらったアガリだっ!」この富良の心中の叫びは、このあとの積倉の「うむ」といううなずきと合わせて読むと深いですな。
・「富良になら打ってもよしだ」包囲網ってのはこういうものなんですな。
・「うむ」「ちょっと潮が引き始めました」今までは一度満ちるとなかなか引かなかったのですが、作為的に引かせることが出来るんですな。
・「ロン18000!」「よし」「富良がトップならそれでいい!」とか悠然と構えていたのに、次の6100オールのアガリで「う」「大トップだと富良にも優勝の目が出てきちまうぞ…」と汗をかく我鷹。
・オーラス。7000点差。同点優勝か、さらにその上を目指すか。アガらずにカン、リンシャンツモで逆転単独優勝。「麻雀ってやつは」「本当に不思議だ」だからこそ麻雀はやめられない。
・楽しい漫画でした。片山先生ありがとうございました。次回作も楽しみにしております。

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青空にとおく酒浸り6巻 感想

・祝!無事発売。にしても毎度毎度なんつー表紙ですか。まさかタイトルまでいじってくるとは思いませんでしたよ。
・「みんなっ」「こいつが全部悪いっ」なんという状況の改善&一発逆転。みんながあっさり納得しちゃうのはしのさんの人徳ゆえか。
・袋叩きになるノーパナイザーを救ったのはまさかのオヤジ。しかし、ビールのおかわりができないと知るや「帰れ!」「使えん!」と叩き出すのはさすがだ。
・何やかや言いつつ、エロ貝さんがいい人だ。こういうキャラの存在が安永ワールドの魅力のひとつかと。
・エロ貝さんの車にぶら下がってるお守り、『鉢冠教会』って何かと思ったら…バチカンかい!というわけで今回も拾える限りこういう小ねたを全力で拾ってまいります。
・しのさんみたいなタイプは理詰めで壊れるから手に負えないというエロ貝さんの観察眼の鋭さよ。内の業界にほしい逸材かも知れない。
・工員とエロ貝かぁ。こうやって横書きで書くと台無しになっちゃうネタですな。
・「エロ貝さん顔こわいけど面白いっ!!」もうすっかりなじんじゃってるな。
・しのさん、小朝と別れ際のごく自然にキスしてたりしてちょっとびっくり。そこで「しのさんの唇」「こんな味だったかな?」とか言っちゃう小朝も小朝だが。
・黒白しのさんズにケイソン混ぜて脳内会議中。シュールな光景なのに、すんなり読めちゃう不思議。
・256色ドットモニタ版黒しのさんにはツボらざるを得ない。ファミコン世代として。
・そうか。MMになると寝なくて良いのか。ちょっとうらやましいかも知れないが、あの心地よさは失いたくないなぁ。
・自分のぱんつのニオイをかいで多幸感に浸るしのさん。もうすっかりむこうっかわの住人に。
・その挙句、全裸が平気になってしまうとか、順調にぶっ壊れてきてる。
・「バカには見えない魔法の制服」「それじゃ工業科だと全裸と同じでしょ!!」いいツッコミだ。
・MMと化したおかげで記憶力も上がってるのか。
・謎のメガネキャラ、しのさんに接近。にしても尻神楽ってなんつー名前だ。もしかしてシリカゲルのモジリかな?
・「タバコではありません」「お香です」しのさんがMM化してからやたら露出が増えた件と言い、安永先生はこういう言い抜け方がお得意技ですなぁ。
・除虫香がケイソンにダダハマリでピンチ発生。それでも屋上から脱出するくらいの芸当はできるようで。やっぱり便利だなMM。
・「痛み止めの香を用意してあるのだーっ!!」お香、どんどん万能アイテム化していく予感。
・でも教師は煙に巻けなかった、と。綺麗にオチたなぁ。
・バナナはオケツに入りますかネタで背景に後方不敗先生が。懐かしすぎる。どっかでアナルマン再販してくれないかなぁ。
・「バナナは冷凍すればお尻に入れても折れないぞ!」「ただしお尻の穴がしもやけになるが」語り口が経験者っぽいな尻神楽。
・しのさんの監視目的で判崎家に入り込む尻神楽。四帖半だから一帖持っていかれるとものすごい侵略率とか、会話が相変わらず不可思議に理詰め。
・「あたし尻神楽ありえ」しまった!元ネタはアリエッティのほうか!『かりぐらし』が『しりかぐら』か!さすがですぜ安永先生。
・オヤジご帰還に、的確な攻撃でダメージを与える小朝。手馴れてるなぁ。
・「嫁に来たいとゆー事だな」「嫁かあ」「それも悪くないなあ」あれ?まさかのラブコメ展開?
・所かまわず着替えたりと、心身が緩い訳ではないのに隙のあるキャラって魅力です。ギャップ萌えなので。
・挙句そこにしのさん入ってきて、オヤジに緊急避難で放り投げられたり、割と不憫な尻神楽。でもなんかヒロイン属性あるっぽい。
・「いまの女とは」「なんでもないから」あ。そういうの気にしますかオヤジも。
・「力ずくでお金貸してくれる人はみんなトモダチ」オヤジの近くに住む人間が払うショバ代みたいなもんか。
・「やっぱりデキる男は人望があるねぇ」アバタもエクボじゃすまないと思う。この解釈は。
・「おやー?なんでここにいるのかなー?」「窓から捨てられた女が!!」「んーふふふ あれはねー」「石野篠の暴力行為から身を呈して私を逃がしてくれたの」「なんだその某官房長官の記者会見みたいなトンデモ理論は?」おお、修羅場っとる修羅場っとる。にしても、しのさんが言ってる記者会見っていつのやつだろう。心当たりがたくさんあってどれがどれやら。
・「はーい おかえりなさーい」制服にエプロンとか、割と萌えツボは押さえてらっしゃるんですよね、安永先生。しかし長年読んできたおかげで、全てがギャグの伏線にしか見えなくなってしまってます。
・スズメって羽むしらなくてもぶっ叩いたら食べられるのか。
・かくして順調に餌付けされるオヤジ。
・「戦うメガネっ娘にスペアレンズは錠備品よっ!!」いかん。尻神楽に萌えそうだ。
・食べ終わったら小朝とお風呂タイム。ギャグに見せかけて重要な設定をさらっと消化したりするからなぁ…。いつもながら油断ならん。蟲云々の話はどうやら本線にきっちり絡んできそうですね。とりあえず黒タイツ&ハイネックの理由は把握。
・「のほほほほ」と笑う尻神楽が一瞬巨乳ハンターに見えた。しのさん、狩るほどじゃないけど。
・「あっとゆー間に我が家は秘宝館」楽しんでるなぁ尻神楽。
・「異臭がするまで通報しません」「都会人のマナーです」それ、手遅れになるまでほっとくよ、って言ってるのと同義。
・「やらないか?」オヤジ、頭に自分の猿股かぶって何言っとるか。でも抵抗できないしのさん。
・イスラムダンクのポスターは何度見ても笑う。
・どすこい温泉がぶり寄りは元関脇荒瀬のネタですね。陸軍中野予備校でも使っていた懐かしいネタ。
・「とりあえず乳首はうすピンクでしたよっ」ドヤ顔で何を言っとるのか小朝。
・「寝タバコ禁止」「タバコじゃないもんお香だもんっ」どっちにしても火事の元だからアウト。
・自転車の名前が300円号ってセンスが大好きすぎる。
・うめのくん、ダイナミックな頭身してるねぇ。
・廊下でへたり込んでるヤツがなんかのっぴきならない事をしようとしてるんだが…。随分危ないネタ仕込んでますねぇ。
・「あんたも小朝ちんの父好きなの?」らぶこめらぶこめ。
・MMの本能として強いものに惹かれるんだとしたら、世の中総MM化したらオヤジが王なのか。イヤ過ぎる未来図。
・らぶこめ展開している後ろで灰皿にテキーラネタとかやってるので、本筋がなかなか頭に入らなくて困ります。
・「さわった事のない乳だっ」「誰だっおまえはっ!?」ひろりん、個体識別の方法はそれしかなかったのか。あと、触られていやんしている尻神楽がなかなかよろしい。
・ホームレスから食いもん分けてもらうとか、さすがだなオヤジ。
・「そうそう」「もう意識が長くもたいなみたい」「あぶない状態」これはしのさんのことなのか、それとも、自身のことなのか。
・「明日の晩仕留める」と言っている電話の向こうの相手も気になりますな。
・そうか。黒白しのさん対決、見ようによっては事件性があるのか。その発想はなかったなぁ。
・一方、授業中の内職でお香を加工する尻神楽。そりゃ怒られるわな。まぁ、怒った本人はそのお香吸ってトランザムしちゃったわけですが。
・炊き出しボランティアでマルセイユさんが言っていた「人間食いつめて判断力を失う前に食わせて防げる犯罪は防いどこう」ってのは割とちゃんとした防犯理論です。
・エロ貝さん、炊き出しボランティアにまで首突っ込んでるのか。
・しのさんにかかる嫌疑に、その身を案ずるマルセイユさん。しかし、当の本人が警察に乗り込んじゃってるからなぁ…。
・にしても相変わらずキャッチフレーズが大胆な警察署。『エロ漫画規制で天下り団体を!!』ってのには現実味がありすぎて苦笑いもできません。
・難癖つけたり揚げ足とったりする気は毛頭ありませんが、女性の取調べには現実では必ず女性が立ち会います。そうしないと裁判で負けますから。まぁ、そもそもこの漫画で『現実では…』なんて話を持ち出すほうがおかしいのですが。
・貼紙の「拷問はほどほどに!」は苦笑いじゃなくちゃんと笑えました。
・しのさん、そんな裏技も使えるのか。どんどん人間離れが進んじゃってますねぇ。
・鉄格子破って逃走ってのはちょっと私のいる業界的にトラウマが。
・逃走してようやくたどりついたマルセイユさんのもとへ。相談内容は「私」「小朝の父が好きなの!!」ですと。そりゃマルセイユさんもタバコ落とすわ。
・「……こんな気持ち」「マルセイユさんしか相談できる人いないんだ!」相談されてもなぁって顔してるマルセイユさんと、慌てふためく小朝と、やきりった感でいっぱいのしのさんと。
・「私が言うのもアレですがうちのお父さんですよっ!!」「人生棒にふりますよ!!」小朝、本来なら願ったりかなったりだったはずなのに…いいヤツだ。
・ということで、割といいところで終わってしまいましたが、現在連載中断中だそうで。早期の連載再開をお祈り申し上げます。

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後藤沙緒里のいろはにほへと第169回配信「正義を振りかざして暴れたい」感想

・非常にいいタイトルがついております。というか、さおりんに正義を振りかざして暴れてほしいです。
・「りしゅなーの」りしゅなーにツボりました。あーもう、どうしてこうかわいいのか!
・「噛んでもやり直さないっていう、このゆるさ」「いいんじゃないですか?それがこの番組の色だと思います」一分の隙もなく同意見です。
・「冬っぽくない今年」「なんか寒暖の差が激しいですよね」「体調とか崩されてないといいんですけど」四捨五入すると40なので差が激しいと身体がついていけません。
・「最近のマイブーム」「冬になるとおなべが大好きになっちゃう私なんですけど、今年はまだ来てないな」我が家は今年もゴマ豆乳鍋がトップに君臨しております。
・「食に対する意識がだんだん、だんだんと変わってきまして」「ちゃんと栄養バランスを考えていかないといけないと本気で思い始めて」「私冷え性なので」「体質改善じゃないけど、ご飯とか気を使えば身体ホカホカ温まるのかなと」冷え性には生姜が良いと聞きますが、アレは鍋の具にはなりにくいですしねぇ。具材ではありませんがゆず胡椒を薬味に使うというのはいかがでしょうか。
・「その時どうする?さおリサーチ!」「メールを選んでくれたのは女子スタッフ。今回はいつもの女子とは違います。いつもの女子より幾分若い」「この女子はリア充なんですかね?」「やばい、聞くんじゃなかった」「非のほうですか。そうですか」なんだろう。口の中が苦しょっぱい。
・「歴史上の人物、なるならどっち?暴れん坊将軍 OR 悪代官」「歴史上の人物なんですか?悪代官って」「その時後藤沙緒里なら、暴れん坊将軍」「暴れたいです。とりあえず。正義を振りかざして暴れまくる。それは正義なのか?」さおりんに退治されるなら悪も本望でしょう。
「さっちゃんの前に天使が現れてひとつだけ魔法を授けてくれると言います。次の3つの中から選ぶとしたらどれ?」「1:1メートルだけ瞬間移動できる、2:10秒先の未来を予知できる、3:死んでも1回だけダメージが90%残った状態で生き返れる」「その時後藤沙緒里なら、1メートルだけ瞬間移動できる」「かっこよくないですか?」「さっきと同じ事言ってる」さおりんの判断基準にブレはない模様。
・「人間金じゃないんだよ、と大金持ちに言われた。その時なんと返す?」「その時後藤沙緒里なら、『そのこころは?』」「この大金持ちは悪気なしで言ってるのかな?」「できた人間なんですかね?」「ちゃんと意見を聞きたいので」言う人によっても言葉の印象は大きく変わりますからね。絶望先生のキャラクターで言うと、糸色望とメル父と日塔奈美が言うのでは意味がまったく違います。とりあえず最後の人はみんな生暖かい目で見つめながら『またどっかで何かに影響されてきたな』と思うのではないでしょうか。
・「地球に隕石が衝突するという人類滅亡のピンチ」「隕石を壊すためにさおりんがロケットに乗ることに」「どうするもなにも。その時後藤沙緒里なら、突っ込みますよ」「選択肢がない」「皆様のために、私頑張りますよ」代わって下さい。私が突っ込みます。

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昭和生まれの平成懐古話第6回 「ラノベ事始」後編

 前編では話の流れから書けませんでしたが、というかうまくまとめることができなかったんですが、私のラノベ歴にはもうひとつの流れがありました。

 前編にもちょろっと書きましたが、『ロードス島戦記』にも私は手を出しております。しかし、小説に勝るとも劣らぬほどに私を捉えて離さなかったのが、『ロードス島戦記』のテーブルトークRPGリプレイ版です。
 まずテーブルトークRPGについてお話させていただきますが、これは何かと言いますとゲームマスターと呼ばれる役割の人間がコンピューターの代わりとなって状況説明や戦闘等の処理を行ない、人間同士が会話によってゲームを進めていくRPGのことです。で、リプレイというのはこの内容を文字で起こして再現したものです。

 私はどうにもこれが大好きなのです。何がそんなに一体ツボったのか、文庫として出版されていた『RPGリプレイロードス島戦記』3冊を揃え、友人に広め、高校に上がるか上がらないかくらいの時期にはサイコロを振って実際にプレイをするまでになりました。
 このリプレイはロードス島戦記からクリスタニア、そしてソードワールドへと受け継がれ、ソードワールドのRPGリプレイはほぼ全て買い揃えました。今はソードワールド2.0へ進化しましたが、今でも新刊が出ると飛びつくように買ってしまいます。昔のリプレイもちょくちょく読み返してたりします。現在ほぼラノベから足を洗ってしまっているので、ほぼ唯一私が買い続けているラノベのシリーズと言えます。

 何がそんなに楽しかったのかと振り返ってみますと、やはり「人と遊ぶ」という事自体の持つ魅力が大きかったのではないかと思います。ちょうどこの頃世に出た『ストリートファイターⅡ』が対戦格闘という道を切り開いてくれたおかげで、ゲームを楽しむ幅が広まったように、同じキャラクター、同じシチュエーションでも、遊ぶ人間によって結果も楽しみ方もまるで違うということが、私にはきっと無限に広がる遊び場のように思えたのでしょう。

 読みものとしてのリプレイの魅力は、ゲームマスターとプレイヤーが協力してつくっていく物語が、時にねじれ、時に思わぬ回り道をし、時に大胆なショートカットを行ない、小説とはまた違う複雑な展開をしていくことと、その物語が必要な道具一式揃えれば自分たちも参加できるという身近さにあったように思います。

 RPGリプレイは当然ですが会話がほとんどですので一見すると戯曲や台本と類似したもののようにも見えますが、実際は読者が世界に参加できるラノベなのだと私は思っています。


 こうして所謂非電源ゲームの世界に足を踏み入れた私は、その後麻雀というお決まりコースの他にも『ディプロマシー』や『カタンの開拓』と言ったテーブルゲーム&ボードゲームの世界にも突入することとなっていきましたが、それはまた、別の機会にでも…。

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昭和生まれの平成懐古話第5回 「ラノベ事始」前編

 今やすっかり定着した言葉である、この「ライトノベル」という言葉ですが、私が小学生の頃には存在しなかったと記憶しております。ちょうど昭和が終わって平成に入った頃に彗星のように現れ、瞬く間に定着していったのではなかったかと思います。

 さて。普通ならこの書き出しでラノベの歴史について語るところだと思いますが、懐古話シリーズはあくまで思い出話を綴る趣旨ですので、個人的なラノベとの出会いについて少し書かせていただきたいと思います。

 今を去ること20と数年前。平成元年とか2年とか、それこそこれをご覧になっている方の中にはまだ生まれていないという方もおられるかも知れません。そんな頃です。

 ちなみに私は当時中学生。

 本シリーズ第3回で月刊コンプティークについて書きましたが、その誌上に掲載されていた富士見ファンタジア文庫の広告を見たのと、同じく月刊コンプティークつながりで水野良先生の『ロードス島戦記』を手に取ったのとが大体同じくらいでした。どちらが先かはよく覚えておりませんが、衝撃という点では富士見の広告のほうが、そしてその後長く縁が続くという意味では『ロードス島戦記』のほうが与えた影響は強烈でした。

 ちなみに富士見の広告は『無責任艦長タイラー外伝1 銀河無責任時代』というタイトルがついておりました。当時既にクレイジーキャッツ(昭和のジャズ&お笑いグループ)が大好きだった私は、そのノリをSFに持ち込んだと思しきお話と、好みど真ん中である都築和彦先生のイラストに射抜かれて、近所の本屋へ突進して行ったのです。幸い、何軒めかで目指すものは手に入り、早く読みたいという気持ちから自転車をこぐのももどかしく焦って帰宅し、後はもう夢中になって読破しました。

 この無責任艦長タイラーシリーズとの出会いで、私は「こんなおもしろい小説を自分でも書いてみたい!」と思い始め、以来ずーっと文章を書くことを趣味とし、だいぶ長い間小説家になりたいという夢を抱いて生きておりました。もちろん、今からでもなれるものならなってみたいという気持ちが心の中には隠しようもなく存在しておりますが。

 タイラーシリーズを読んだ時の衝撃というのは、それほどまでに大きいものでした。それまで読んできた推理小説や歴史小説などとは明らかに違う、そしてまた漫画やアニメとも違う魅力が私を惹きつけてやまなかったのだと思います。

 乏しい小遣いを割いて当時発売されていたタイラーシリーズを全巻そろえた上、ちょうどこの頃角川文庫から新たなレーベルとして独立した角川スニーカー文庫にも手を伸ばし、『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー』『フォーチュンクエスト』『未来放浪ガルディーン』『聖エルザクルセイダーズ』等々、新刊本屋と古本屋とを行脚し倒してこれでもかこれでもかと買いあさったものです。

 そのうち、好きなアニメのノベライズ(『ガンダム』のシリーズ各種、『機動警察パトレイバー』『天地無用』等々)にも飛びついたため私の部屋の本棚はどんどん大型化していきました。この頃の私は文字の暴飲暴食とでも言いましょうか、むさぼるように読んでおりました。

 買って読んで買って読んでのコンボで蓄積されていく本の量はよくぞ床が抜けなかったものだと我が事ながら呆れるほどですが、それほどまでにのめり込んで楽しむことができた作品を送り出してくださった作家の諸先生方には感謝してもしきれないほどです。


 と、記憶の湧き出るままに楽しく綴ってまいりましたが、以下は後編にて。

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Battleship Girl鋼鉄少女2巻 感想

・すいません。2冊まとめて購入しましたんで、感想も2日連続です。
・2巻の表紙はようやく雪風です。やっぱり濡れ透けです。台湾行政院新聞局局長楊永明氏の「手を繋いで共に台日漫画交流の新境地を開く!成長していく雪風に期待します!」という帯を外すとミニスカからのぞく太ももが。ちなみにこの楊氏、皆様あまりピンと来ないと思いますが、かなりの高官です。
・ピンナップ、大和と雪風のカップリングはどうしても坊ノ岬を思い出してしまってちょっと暗くなってしまいます。
・「レーダー感知 警戒セヨ!」リアルでもこのくらいのレーダーがあったら良かったなぁ。
・三式弾登場。ということはミズーリもそのうちVT信管使うのかなぁ。
・演習中に乱入してきたのは武蔵。
・「司令長官殿…!」これが五十六さんなのかな?
・自らを傷つけながら主砲を発射する大和、というのは一発発射するたびに砲身に3300気圧の圧力がかかるというあたりからでしょうか。
・本土でシリアスな展開がされている一方で、最前線で道に迷う三番隊。普通、逆だよね。うん。
・東洋の真珠、マカオでバカンスする三番隊。重巡なので高雄はビキニ、駆逐艦は皆スク水…と思ったらエステに癒されている磯風はビキニだな。…何の考察をしてるんだ私は。
・中立地帯なので呉越同舟。星条旗なビキニで休暇を満喫してるミズーリ。
・「ここは中立都市の雰囲気を保つため」「軍服や武装は禁止アルよ」実際のマカオでこうだったかどうかは確認できませんでした。
・で、結果大コスプレ大会に。高雄隊長、バニースタイルがよくお似合いで。
・観光とグルメとに休暇を満喫して、最後はカジノへ。
・三番隊と連合軍、ルーレットで勝負。…雪風だけ蚊帳の外で1人スロットマシーンにコインを吐き出させつづけているけど。
・ディーラーを買収して大東日を追いつめるあたりは、単なる姑息な手段というだけでなく、連合軍の『らしさ』がよく出ていると思います。
・最後は乱闘になりかけるも、メイド仮面のモップ一閃で事はおさまる。「私は通りすがりのメイド仮面!おさらば!」に誰もツッコまないのは何故だ。
・場面変わって中部太平洋。新キャラ登場した挙句、フッドを脇役に押しのける。「目標」「大東日本土」ああ、こいつ、空母だ。
・スターズの空母と言えばエンタープライズなのはしょうがない。でも史実だとドゥーリットル空襲作戦でB−25を発艦させたホーネットです。エンタープライズも作戦自体には護衛として参加してますが。
・空母から飛行機が発艦させるシーンはなかなか召喚魔術っぽくていいですな。
・空襲による損害は軽微、しかし「心理的な効果は実害より遥かに恐ろしい」わけです。史実でも、これでミッドウェーに引っ張りだされちゃいましたからねぇ。
・「今日は飛龍こと多聞丸が」おっと。今度は山口中将ですか。
・ツインテール少女はシャルンホルスト。「鋼鉄少女の魂と鉄十字の栄光の下」鉄十字であって鍵ではありません。西なる盟友、来日。
・激しい模擬戦はぱんつが脱げて終了。シマシマな上に鉄十字のワンポイントで、ひもパンって随分色々要素が盛り込まれてますな。
・高雄隊長、腐女子だったのか。フィギュアにやおい本って…。何やってんですか一体。
・「高雄隊長の趣味は公然の秘密だったのに…あなた ひどいわ!」みんな知ってたのか。
・この軍服を着たチョビひげウサギは明らかにフューラー閣下。この漫画欧州には輸出出来ないかも知れないなぁ。
・「今からこのベッドは我がゲルマンの領土に決定!」「上がりたい者は外務省に申請だゾ☆」外交特権をフルに活用している。手強いのう。
・「海洋国のクセに装備が脆弱すぎだゾ!」「照準だって目だけじゃダメ!」「そもそもレーダーやロックオンシステムを使うことは常識でしょ!?」返す言葉が無い。
・「レーダーすら知らないの!?」ごめんな。
・「前はここから入れたんだけど…」2巻も終盤に来て、雪風は『軍事機密』という言葉をまだ知らない模様。
・「これが本当にこの国の切り札なら戦争には勝てない!」「こんな時代遅れの戦艦を今から進水させるなんてまるで馬鹿!」言いたいことは分かるが、空母も作れなかった連中に言われるのはちょっとなぁ。
・「侵入者発見!!」たとえ同盟国でも、こういうところはキッチリしませんと。まぁ、大和に関しては当時既に『ちょっと厳重にしすぎた』という声があったそうですが。
・「私の使命は」「我が国への脅威をすべて排除すること…」機密の保持も含まれております。だから、雪風のズレっぷりが微笑ましくもあり、一方で違和感もあり。
・まぁ、結果、シャルンホルストが機密保持の名のもとに大東日海軍の指揮下に入ることになったわけですが。
・「先日の珊瑚海海戦の戦闘映像です」確かに敵空母はやっつけたけど、大東日の空母も大ダメージを受けたはず。なのにその件は一切触れず。こういう姿勢が次の戦いに繋がっていく…。
・「スターズの力はこんなものじゃない」「それよりも戦争中とは思えぬこの雰囲気こそ問題だ」全くだ。ああ、聞きたくない足音が聞こえてくる。

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Battleship Girl鋼鉄少女1巻 感想

・拙ブログ2010年12月25日更新分の『突発的台湾旅行 3日目』において『台湾の兵器娘漫画が日本のコミックGUMという雑誌で3月号から新連載』という新聞記事を見つけた、ということを書かせていただきましたが、とっくに単行本になっておりました。しかも2巻も出てました。というわけで大変遅れてしまいましたが、感想を書かせていただきたいと思います。
・まず、どんな作品かざっくりお話しさせていただきますと、軍艦擬人化漫画です。軍艦は女性名詞ですからもちろん女性になりますとも、ええ。
・表紙は菊の御紋章をオデコに付けて刀を構え、透けた御衣装の巨乳女性です。コイツが主人公か?と思うと大間違いなのがビックリです。
・大東日帝国、スターズ、クイーンダム、ホランド、アウストとどっかで見た名前な国々の軍艦達が縦横無尽に活躍します。
・主人公は幸運艦としてその名を馳せた駆逐艦雪風です。天然ボケドジッ子貧乳少女でございます。
・隊長を務める重巡洋艦高雄がメガネ委員長キャラなのがツボというか何というか。特に三番隊隊長だから○に三と入った腕章を付けてるあたりが実にいいですな。
・その雪風が偶然第一級軍事機密である戦艦大和の存在を知ってしまうところから、お話は始まります(注:大和は巨乳です)。そこで「大丈夫?あなた砲身が曲がってるわよ」というセリフが出て来るのがこの漫画ならではです。
・大和に憧れる雪風というのは史実と照らし合わせると胸を打つものが。
・「演習じゃない!敵襲だ!」連合国艦隊が先手を打って襲撃して来るとは思わなかった。敵艦がミズーリなのは知名度でしょうねぇ。
・「なんて火力…すごすぎる!」まぁ、戦艦と駆逐艦じゃ勝負にならないよなぁ。
・「何よりあの胸!ずるい!まるで凶器!」この辺は戦艦だからなのかアメリカ…げふんげふん、スターズだからか。
・「人生は不公平だ!」砲弾で吹っ飛ばされながらいうセリフがコレだもんなぁ。
・巡洋艦としては最強クラスの高雄の砲撃でも、やっぱり戦艦にはかなわない。
・スターズの下っぱは牛なんですな。この辺はのらくろっぽい気がします。
・危機的状況に、未完成状態の大和出撃!うぉう。軍艦オタなので大いに来るシチュエーションです。
・完全包囲されて絶体絶命の雪風。包囲する側のはずのミズーリに炸裂する一発の至近弾。「スターズに警告…」「我は大東日の守護者」「大和!」これはヤバい。この熱い展開はヤバい。
・アウトレンジ砲撃ということについては解説が必要だと思います。大砲には射程距離というものがありまして。戦艦の大砲が大きければ大きい程基本的にこの射程は長くなります。この射程距離の長さを生かして相手の射程外から攻撃する事でより確実に勝利を手にする戦法が、アウトレンジ砲撃です。ここで大和がミズーリの砲撃が届かないところから撃っている状況がまさにそれです。
・「主砲発射!」「ありえな~い!!」46センチ砲ってよそにない存在だからなぁ。
・反省会。というかこれ、ミズーリのつるし上げ会議だ。
・ホランドのデ・ロイテルは元ネタを意識して髪飾りがチューリップ。かわいい。
・「主砲は18インチ」「バストは96以上」何を分析しとるか何を。
・クイーンダムは紅茶から登場。フッドなのは謎。東洋艦隊に所属した事も無いし、そういう意味ではレパルスあたりが出てくると思ってたんですが。…軍艦に興味の無い方には一切意味不明で申し訳ありません。
・「罠を仕掛けて相手の戦力を引き離せばいいだけ」「生意気な小鳥も羽根をむしり取れば従順になるのよ」さすが何十羽の小鳥の羽根をむしってきた方がおっしゃると説得力が違う。
・一方の大東日は、戦闘の後処理中。ドックに入って修理とかではなくて旗抜いて終了ってのがのどかです。
・で、雪風は大和の勇姿を思い出し鼻血。
・三番隊みんなで初詣。ん?てことは今1942年?あれれ?
・「わぁっ」「大和先輩」「大和先輩だ!」コイツらに誰か『軍事機密』ってものを叩き込んでやって下さい。
・で、三番隊といっしょに楽しく過ごす大和。ホントにのどか。羽根つきで顔に墨を塗るなんてのは最近見なくなりました。微笑ましい。
・おみくじ、引いても引いても大吉の雪風と、引いても引いても大凶の大和。笑えねぇ…。
・日は過ぎて、外洋任務に出撃する三番隊を敬礼で見送る大和。のどかな日々があるからこそ、引き立つ緊張感。
・いざ南洋。「高雄隊長!第一村人発見です!」ダーツの旅じゃないんだから。
・先遣部隊長は神通。参謀は朝霧。嗚呼、栄光の第二水雷戦隊。
・ハンモックにはしゃぎ、バーベキューにはしゃぐ。自覚が無いのか、切り替えが早いのか。
・「きゃああ〜〜!!」磯風の大サービス。
・ドラム缶風呂、ダメか磯風。
・高雄隊長、大きいですな。一方の雪風は…。
・神通親分、ドラム缶風呂で潜水特訓はいかがなものかと。
・「本国を遠く離れてずっと南の島って」「寂しいですか?」「ちーっとも!」「オレには満天の星空と朝雲がついとるんじゃ」神通隊長、朝雲じゃなくて朝霧です。
・明けて、翌朝。上陸作戦開始。迎え撃つ連合軍はミズーリを外して女王様の指揮で出撃。
・「雪風避けない!任務は護衛よ!」「装甲を広げ隙をつき反撃!」装甲が無いに等しい駆逐艦には若干酷な指示だが、輸送艦の護衛をするという事はそういう事ですからなぁ。
・「この海域はあたしたちのもの!大東日には1ミリたりともあげませんの!」その言葉を裏付けるだけの海軍力があるのはクイーンダムだけだよ。
・「零距離魚雷!」水雷戦隊の醍醐味です。
・かくて連合軍は撤退。しかし、上空に現れた黒い影…。空爆によって朝霧が。親分は「朝雲」って叫んでますけど、朝霧です。
・神通親分、夜戦を決行。大日本帝国海軍と大東日海軍のお家芸。
・機雷の炸裂音を「妙なる調べ」と表現するフッドは雅だなぁ。
・フッドの戦闘モードが薄着なのは巡洋戦艦だから装甲が薄い事を反映しているんでしょうか。
・作中で描かれている訓練中の事故は『美保関事件』という史実が下敷きになっているものと思われます。当時の神通の艦長は責任を感じて自決してますが、大本の原因となった『訓練に制限無し』の号令をかけた加藤寛治という人は何の責任も取っておりません。
・「全弾一斉掃射!」包囲された事を逆用した攻撃は一撃必殺。
・「雪風だけじゃないわ!」「大東日海軍は仲間を見捨てたりはしません!!」水雷戦隊で戦艦クラスを相手に一歩も引かないのは無謀と紙一重の勇気。
・「よろしい ここは矛を収めましょう」「だけど」「この海域での戦闘だけですべてが決したと思わないで頂戴ね」「勇気があるなら再び戦場へいらっしゃいな!」「わたくし自ら死の接待を差し上げますわ!」この捨て台詞は女王様の最後の矜持かな。かくて戦争は別の局面へ…。
・設定資料が繁体字で描かれているのは当然っちゃ当然なんですが、やっぱり台湾の漫画家さんの作品なんだという事が実感出来ました。

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