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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

昭和生まれの平成懐古話第6回 「ラノベ事始」後編

 前編では話の流れから書けませんでしたが、というかうまくまとめることができなかったんですが、私のラノベ歴にはもうひとつの流れがありました。

 前編にもちょろっと書きましたが、『ロードス島戦記』にも私は手を出しております。しかし、小説に勝るとも劣らぬほどに私を捉えて離さなかったのが、『ロードス島戦記』のテーブルトークRPGリプレイ版です。
 まずテーブルトークRPGについてお話させていただきますが、これは何かと言いますとゲームマスターと呼ばれる役割の人間がコンピューターの代わりとなって状況説明や戦闘等の処理を行ない、人間同士が会話によってゲームを進めていくRPGのことです。で、リプレイというのはこの内容を文字で起こして再現したものです。

 私はどうにもこれが大好きなのです。何がそんなに一体ツボったのか、文庫として出版されていた『RPGリプレイロードス島戦記』3冊を揃え、友人に広め、高校に上がるか上がらないかくらいの時期にはサイコロを振って実際にプレイをするまでになりました。
 このリプレイはロードス島戦記からクリスタニア、そしてソードワールドへと受け継がれ、ソードワールドのRPGリプレイはほぼ全て買い揃えました。今はソードワールド2.0へ進化しましたが、今でも新刊が出ると飛びつくように買ってしまいます。昔のリプレイもちょくちょく読み返してたりします。現在ほぼラノベから足を洗ってしまっているので、ほぼ唯一私が買い続けているラノベのシリーズと言えます。

 何がそんなに楽しかったのかと振り返ってみますと、やはり「人と遊ぶ」という事自体の持つ魅力が大きかったのではないかと思います。ちょうどこの頃世に出た『ストリートファイターⅡ』が対戦格闘という道を切り開いてくれたおかげで、ゲームを楽しむ幅が広まったように、同じキャラクター、同じシチュエーションでも、遊ぶ人間によって結果も楽しみ方もまるで違うということが、私にはきっと無限に広がる遊び場のように思えたのでしょう。

 読みものとしてのリプレイの魅力は、ゲームマスターとプレイヤーが協力してつくっていく物語が、時にねじれ、時に思わぬ回り道をし、時に大胆なショートカットを行ない、小説とはまた違う複雑な展開をしていくことと、その物語が必要な道具一式揃えれば自分たちも参加できるという身近さにあったように思います。

 RPGリプレイは当然ですが会話がほとんどですので一見すると戯曲や台本と類似したもののようにも見えますが、実際は読者が世界に参加できるラノベなのだと私は思っています。


 こうして所謂非電源ゲームの世界に足を踏み入れた私は、その後麻雀というお決まりコースの他にも『ディプロマシー』や『カタンの開拓』と言ったテーブルゲーム&ボードゲームの世界にも突入することとなっていきましたが、それはまた、別の機会にでも…。

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昭和生まれの平成懐古話第5回 「ラノベ事始」前編

 今やすっかり定着した言葉である、この「ライトノベル」という言葉ですが、私が小学生の頃には存在しなかったと記憶しております。ちょうど昭和が終わって平成に入った頃に彗星のように現れ、瞬く間に定着していったのではなかったかと思います。

 さて。普通ならこの書き出しでラノベの歴史について語るところだと思いますが、懐古話シリーズはあくまで思い出話を綴る趣旨ですので、個人的なラノベとの出会いについて少し書かせていただきたいと思います。

 今を去ること20と数年前。平成元年とか2年とか、それこそこれをご覧になっている方の中にはまだ生まれていないという方もおられるかも知れません。そんな頃です。

 ちなみに私は当時中学生。

 本シリーズ第3回で月刊コンプティークについて書きましたが、その誌上に掲載されていた富士見ファンタジア文庫の広告を見たのと、同じく月刊コンプティークつながりで水野良先生の『ロードス島戦記』を手に取ったのとが大体同じくらいでした。どちらが先かはよく覚えておりませんが、衝撃という点では富士見の広告のほうが、そしてその後長く縁が続くという意味では『ロードス島戦記』のほうが与えた影響は強烈でした。

 ちなみに富士見の広告は『無責任艦長タイラー外伝1 銀河無責任時代』というタイトルがついておりました。当時既にクレイジーキャッツ(昭和のジャズ&お笑いグループ)が大好きだった私は、そのノリをSFに持ち込んだと思しきお話と、好みど真ん中である都築和彦先生のイラストに射抜かれて、近所の本屋へ突進して行ったのです。幸い、何軒めかで目指すものは手に入り、早く読みたいという気持ちから自転車をこぐのももどかしく焦って帰宅し、後はもう夢中になって読破しました。

 この無責任艦長タイラーシリーズとの出会いで、私は「こんなおもしろい小説を自分でも書いてみたい!」と思い始め、以来ずーっと文章を書くことを趣味とし、だいぶ長い間小説家になりたいという夢を抱いて生きておりました。もちろん、今からでもなれるものならなってみたいという気持ちが心の中には隠しようもなく存在しておりますが。

 タイラーシリーズを読んだ時の衝撃というのは、それほどまでに大きいものでした。それまで読んできた推理小説や歴史小説などとは明らかに違う、そしてまた漫画やアニメとも違う魅力が私を惹きつけてやまなかったのだと思います。

 乏しい小遣いを割いて当時発売されていたタイラーシリーズを全巻そろえた上、ちょうどこの頃角川文庫から新たなレーベルとして独立した角川スニーカー文庫にも手を伸ばし、『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー』『フォーチュンクエスト』『未来放浪ガルディーン』『聖エルザクルセイダーズ』等々、新刊本屋と古本屋とを行脚し倒してこれでもかこれでもかと買いあさったものです。

 そのうち、好きなアニメのノベライズ(『ガンダム』のシリーズ各種、『機動警察パトレイバー』『天地無用』等々)にも飛びついたため私の部屋の本棚はどんどん大型化していきました。この頃の私は文字の暴飲暴食とでも言いましょうか、むさぼるように読んでおりました。

 買って読んで買って読んでのコンボで蓄積されていく本の量はよくぞ床が抜けなかったものだと我が事ながら呆れるほどですが、それほどまでにのめり込んで楽しむことができた作品を送り出してくださった作家の諸先生方には感謝してもしきれないほどです。


 と、記憶の湧き出るままに楽しく綴ってまいりましたが、以下は後編にて。

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Battleship Girl鋼鉄少女2巻 感想

・すいません。2冊まとめて購入しましたんで、感想も2日連続です。
・2巻の表紙はようやく雪風です。やっぱり濡れ透けです。台湾行政院新聞局局長楊永明氏の「手を繋いで共に台日漫画交流の新境地を開く!成長していく雪風に期待します!」という帯を外すとミニスカからのぞく太ももが。ちなみにこの楊氏、皆様あまりピンと来ないと思いますが、かなりの高官です。
・ピンナップ、大和と雪風のカップリングはどうしても坊ノ岬を思い出してしまってちょっと暗くなってしまいます。
・「レーダー感知 警戒セヨ!」リアルでもこのくらいのレーダーがあったら良かったなぁ。
・三式弾登場。ということはミズーリもそのうちVT信管使うのかなぁ。
・演習中に乱入してきたのは武蔵。
・「司令長官殿…!」これが五十六さんなのかな?
・自らを傷つけながら主砲を発射する大和、というのは一発発射するたびに砲身に3300気圧の圧力がかかるというあたりからでしょうか。
・本土でシリアスな展開がされている一方で、最前線で道に迷う三番隊。普通、逆だよね。うん。
・東洋の真珠、マカオでバカンスする三番隊。重巡なので高雄はビキニ、駆逐艦は皆スク水…と思ったらエステに癒されている磯風はビキニだな。…何の考察をしてるんだ私は。
・中立地帯なので呉越同舟。星条旗なビキニで休暇を満喫してるミズーリ。
・「ここは中立都市の雰囲気を保つため」「軍服や武装は禁止アルよ」実際のマカオでこうだったかどうかは確認できませんでした。
・で、結果大コスプレ大会に。高雄隊長、バニースタイルがよくお似合いで。
・観光とグルメとに休暇を満喫して、最後はカジノへ。
・三番隊と連合軍、ルーレットで勝負。…雪風だけ蚊帳の外で1人スロットマシーンにコインを吐き出させつづけているけど。
・ディーラーを買収して大東日を追いつめるあたりは、単なる姑息な手段というだけでなく、連合軍の『らしさ』がよく出ていると思います。
・最後は乱闘になりかけるも、メイド仮面のモップ一閃で事はおさまる。「私は通りすがりのメイド仮面!おさらば!」に誰もツッコまないのは何故だ。
・場面変わって中部太平洋。新キャラ登場した挙句、フッドを脇役に押しのける。「目標」「大東日本土」ああ、こいつ、空母だ。
・スターズの空母と言えばエンタープライズなのはしょうがない。でも史実だとドゥーリットル空襲作戦でB−25を発艦させたホーネットです。エンタープライズも作戦自体には護衛として参加してますが。
・空母から飛行機が発艦させるシーンはなかなか召喚魔術っぽくていいですな。
・空襲による損害は軽微、しかし「心理的な効果は実害より遥かに恐ろしい」わけです。史実でも、これでミッドウェーに引っ張りだされちゃいましたからねぇ。
・「今日は飛龍こと多聞丸が」おっと。今度は山口中将ですか。
・ツインテール少女はシャルンホルスト。「鋼鉄少女の魂と鉄十字の栄光の下」鉄十字であって鍵ではありません。西なる盟友、来日。
・激しい模擬戦はぱんつが脱げて終了。シマシマな上に鉄十字のワンポイントで、ひもパンって随分色々要素が盛り込まれてますな。
・高雄隊長、腐女子だったのか。フィギュアにやおい本って…。何やってんですか一体。
・「高雄隊長の趣味は公然の秘密だったのに…あなた ひどいわ!」みんな知ってたのか。
・この軍服を着たチョビひげウサギは明らかにフューラー閣下。この漫画欧州には輸出出来ないかも知れないなぁ。
・「今からこのベッドは我がゲルマンの領土に決定!」「上がりたい者は外務省に申請だゾ☆」外交特権をフルに活用している。手強いのう。
・「海洋国のクセに装備が脆弱すぎだゾ!」「照準だって目だけじゃダメ!」「そもそもレーダーやロックオンシステムを使うことは常識でしょ!?」返す言葉が無い。
・「レーダーすら知らないの!?」ごめんな。
・「前はここから入れたんだけど…」2巻も終盤に来て、雪風は『軍事機密』という言葉をまだ知らない模様。
・「これが本当にこの国の切り札なら戦争には勝てない!」「こんな時代遅れの戦艦を今から進水させるなんてまるで馬鹿!」言いたいことは分かるが、空母も作れなかった連中に言われるのはちょっとなぁ。
・「侵入者発見!!」たとえ同盟国でも、こういうところはキッチリしませんと。まぁ、大和に関しては当時既に『ちょっと厳重にしすぎた』という声があったそうですが。
・「私の使命は」「我が国への脅威をすべて排除すること…」機密の保持も含まれております。だから、雪風のズレっぷりが微笑ましくもあり、一方で違和感もあり。
・まぁ、結果、シャルンホルストが機密保持の名のもとに大東日海軍の指揮下に入ることになったわけですが。
・「先日の珊瑚海海戦の戦闘映像です」確かに敵空母はやっつけたけど、大東日の空母も大ダメージを受けたはず。なのにその件は一切触れず。こういう姿勢が次の戦いに繋がっていく…。
・「スターズの力はこんなものじゃない」「それよりも戦争中とは思えぬこの雰囲気こそ問題だ」全くだ。ああ、聞きたくない足音が聞こえてくる。

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Battleship Girl鋼鉄少女1巻 感想

・拙ブログ2010年12月25日更新分の『突発的台湾旅行 3日目』において『台湾の兵器娘漫画が日本のコミックGUMという雑誌で3月号から新連載』という新聞記事を見つけた、ということを書かせていただきましたが、とっくに単行本になっておりました。しかも2巻も出てました。というわけで大変遅れてしまいましたが、感想を書かせていただきたいと思います。
・まず、どんな作品かざっくりお話しさせていただきますと、軍艦擬人化漫画です。軍艦は女性名詞ですからもちろん女性になりますとも、ええ。
・表紙は菊の御紋章をオデコに付けて刀を構え、透けた御衣装の巨乳女性です。コイツが主人公か?と思うと大間違いなのがビックリです。
・大東日帝国、スターズ、クイーンダム、ホランド、アウストとどっかで見た名前な国々の軍艦達が縦横無尽に活躍します。
・主人公は幸運艦としてその名を馳せた駆逐艦雪風です。天然ボケドジッ子貧乳少女でございます。
・隊長を務める重巡洋艦高雄がメガネ委員長キャラなのがツボというか何というか。特に三番隊隊長だから○に三と入った腕章を付けてるあたりが実にいいですな。
・その雪風が偶然第一級軍事機密である戦艦大和の存在を知ってしまうところから、お話は始まります(注:大和は巨乳です)。そこで「大丈夫?あなた砲身が曲がってるわよ」というセリフが出て来るのがこの漫画ならではです。
・大和に憧れる雪風というのは史実と照らし合わせると胸を打つものが。
・「演習じゃない!敵襲だ!」連合国艦隊が先手を打って襲撃して来るとは思わなかった。敵艦がミズーリなのは知名度でしょうねぇ。
・「なんて火力…すごすぎる!」まぁ、戦艦と駆逐艦じゃ勝負にならないよなぁ。
・「何よりあの胸!ずるい!まるで凶器!」この辺は戦艦だからなのかアメリカ…げふんげふん、スターズだからか。
・「人生は不公平だ!」砲弾で吹っ飛ばされながらいうセリフがコレだもんなぁ。
・巡洋艦としては最強クラスの高雄の砲撃でも、やっぱり戦艦にはかなわない。
・スターズの下っぱは牛なんですな。この辺はのらくろっぽい気がします。
・危機的状況に、未完成状態の大和出撃!うぉう。軍艦オタなので大いに来るシチュエーションです。
・完全包囲されて絶体絶命の雪風。包囲する側のはずのミズーリに炸裂する一発の至近弾。「スターズに警告…」「我は大東日の守護者」「大和!」これはヤバい。この熱い展開はヤバい。
・アウトレンジ砲撃ということについては解説が必要だと思います。大砲には射程距離というものがありまして。戦艦の大砲が大きければ大きい程基本的にこの射程は長くなります。この射程距離の長さを生かして相手の射程外から攻撃する事でより確実に勝利を手にする戦法が、アウトレンジ砲撃です。ここで大和がミズーリの砲撃が届かないところから撃っている状況がまさにそれです。
・「主砲発射!」「ありえな~い!!」46センチ砲ってよそにない存在だからなぁ。
・反省会。というかこれ、ミズーリのつるし上げ会議だ。
・ホランドのデ・ロイテルは元ネタを意識して髪飾りがチューリップ。かわいい。
・「主砲は18インチ」「バストは96以上」何を分析しとるか何を。
・クイーンダムは紅茶から登場。フッドなのは謎。東洋艦隊に所属した事も無いし、そういう意味ではレパルスあたりが出てくると思ってたんですが。…軍艦に興味の無い方には一切意味不明で申し訳ありません。
・「罠を仕掛けて相手の戦力を引き離せばいいだけ」「生意気な小鳥も羽根をむしり取れば従順になるのよ」さすが何十羽の小鳥の羽根をむしってきた方がおっしゃると説得力が違う。
・一方の大東日は、戦闘の後処理中。ドックに入って修理とかではなくて旗抜いて終了ってのがのどかです。
・で、雪風は大和の勇姿を思い出し鼻血。
・三番隊みんなで初詣。ん?てことは今1942年?あれれ?
・「わぁっ」「大和先輩」「大和先輩だ!」コイツらに誰か『軍事機密』ってものを叩き込んでやって下さい。
・で、三番隊といっしょに楽しく過ごす大和。ホントにのどか。羽根つきで顔に墨を塗るなんてのは最近見なくなりました。微笑ましい。
・おみくじ、引いても引いても大吉の雪風と、引いても引いても大凶の大和。笑えねぇ…。
・日は過ぎて、外洋任務に出撃する三番隊を敬礼で見送る大和。のどかな日々があるからこそ、引き立つ緊張感。
・いざ南洋。「高雄隊長!第一村人発見です!」ダーツの旅じゃないんだから。
・先遣部隊長は神通。参謀は朝霧。嗚呼、栄光の第二水雷戦隊。
・ハンモックにはしゃぎ、バーベキューにはしゃぐ。自覚が無いのか、切り替えが早いのか。
・「きゃああ〜〜!!」磯風の大サービス。
・ドラム缶風呂、ダメか磯風。
・高雄隊長、大きいですな。一方の雪風は…。
・神通親分、ドラム缶風呂で潜水特訓はいかがなものかと。
・「本国を遠く離れてずっと南の島って」「寂しいですか?」「ちーっとも!」「オレには満天の星空と朝雲がついとるんじゃ」神通隊長、朝雲じゃなくて朝霧です。
・明けて、翌朝。上陸作戦開始。迎え撃つ連合軍はミズーリを外して女王様の指揮で出撃。
・「雪風避けない!任務は護衛よ!」「装甲を広げ隙をつき反撃!」装甲が無いに等しい駆逐艦には若干酷な指示だが、輸送艦の護衛をするという事はそういう事ですからなぁ。
・「この海域はあたしたちのもの!大東日には1ミリたりともあげませんの!」その言葉を裏付けるだけの海軍力があるのはクイーンダムだけだよ。
・「零距離魚雷!」水雷戦隊の醍醐味です。
・かくて連合軍は撤退。しかし、上空に現れた黒い影…。空爆によって朝霧が。親分は「朝雲」って叫んでますけど、朝霧です。
・神通親分、夜戦を決行。大日本帝国海軍と大東日海軍のお家芸。
・機雷の炸裂音を「妙なる調べ」と表現するフッドは雅だなぁ。
・フッドの戦闘モードが薄着なのは巡洋戦艦だから装甲が薄い事を反映しているんでしょうか。
・作中で描かれている訓練中の事故は『美保関事件』という史実が下敷きになっているものと思われます。当時の神通の艦長は責任を感じて自決してますが、大本の原因となった『訓練に制限無し』の号令をかけた加藤寛治という人は何の責任も取っておりません。
・「全弾一斉掃射!」包囲された事を逆用した攻撃は一撃必殺。
・「雪風だけじゃないわ!」「大東日海軍は仲間を見捨てたりはしません!!」水雷戦隊で戦艦クラスを相手に一歩も引かないのは無謀と紙一重の勇気。
・「よろしい ここは矛を収めましょう」「だけど」「この海域での戦闘だけですべてが決したと思わないで頂戴ね」「勇気があるなら再び戦場へいらっしゃいな!」「わたくし自ら死の接待を差し上げますわ!」この捨て台詞は女王様の最後の矜持かな。かくて戦争は別の局面へ…。
・設定資料が繁体字で描かれているのは当然っちゃ当然なんですが、やっぱり台湾の漫画家さんの作品なんだという事が実感出来ました。

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近代麻雀オリジナル2012年1月号 感想

ライオン
・勝負に出るか出ないかという極限で、出られない浅野。しかし、浅野を避ければ堂嶋に当たる。
・「もし頭ハネされて負けたっていいじゃないか」「その時はともに地獄に沈めばいいだけの話」と割り切っている戸村だが。
・結局浅野が出したのは結論はローピン。「戸村くん…キミがアガってくれ」「なんとかしてくれ〜っ!!」泣きついてるなぁ。
・次ツモでのアガリを確信して滾る堂嶋に、「ツモ」「3000 6000!!」の声。まさかの長谷川。結果、戸村のトップで終了。
・勝利を確信して笑顔の戸村&浅野ペアに浴びせかけられた「勝利したのは」「堂嶋・長谷川ペア」という冷水。合計点という仕組みに「じつはツモった時にはじめて俺も気づいたんだ」って、随分暢気だな長谷川。
・勝利者賞はリンゴ。それを骸の群れに投げるパフォーマンス役。これ、客が喜ぶだけで勝利者本人には何のメリットも無い気がするんだが。
・「どこに投げてもいいんだな?」と言って投げた先は司会者の顔面。
・「気に入らねぇ…」「こ…この俺が3着…」「負けて勝ち残り?」「ムカつくぜ…」「この島も…お前もこいつも…」「こいつらも!!」「こんな島」「この世から消してやる」堂嶋の屈辱。


aki
・祝、第2部開始。初手からゴミ箱アサリという衝撃シーンですが。
・拾ったハンバーガーは「…まずうま…」な味。
・東京ってのはお金が必要な街ですからねぇ。2ヶ月こんな感じで生きてきたのかなぁ。
・隣に座った謎の博多弁オヤジ。これ、誰だったかなぁ…。なんか特定の名のある誰かっぽいんだけどなぁ。で、このオヤジに麻雀ノートを破られてしまう。鼻紙代わりに。
・おお、当時の近オリだ。根こそぎフランケン連載中か。
・雀荘の求人情報を見て、死中に活を求めるも「雀荘は18歳以上じゃないと働けないんだ!」と一蹴されてしまう。まぁ、『賭場』ですもんね。というかそもそも15歳で働ける職場ってのが限られてますが。
・当然拒まれるも、店長が助け船。この店長がこれまた当時の雀荘に居そうなオヤジだなぁ。
・この同卓者3名はズルいでしょう。3人めが特にズルい。見るたびに笑ってしまう。これ見て咄嗟に『志村』という偽名を名乗る機転。
・『高城』『仲本』『嘉藤』で『志村』。そう言えば『卒業』って育成ギャルゲーがありましたな。
・「志村ちゃんうしろうしろ!」今回とことんこの路線ですか。


ワシズ
・新シリーズ、初手から殺人事件ですか。しかも密室殺人。横溝正史か江戸川乱歩か、という世界ですな。
・…と思ったら列車内?どっちかというと西村京太郎なのかな。
・深夜に発車する麻雀列車か。こいつは参加料に大金積んでも乗ってみたいものですな。鉄オタ的にも。それがかなわないならせめて撮影だけでも。
・このコンパートメント、設備的には問題ないと思いますが、壁紙のセンスは…。
・警部さん、この手の話で銭形的狂言廻しとして準レギュラー化しそうですな。
・実際列車内で卓を囲むと揺れで牌は崩れないのか、そもそも麻雀になるのか、という問題がありますが、その辺はスルーで。
・どう見ても鷲巣様と隼ってコンビなわけですが、その2人と同卓で打とうというあたり、アヤシいと思ってましたが…。
・じいさん、仇討ちだったのか。しかし、果たせず泣き崩れる…。
・そして、冒頭に戻る。じいさんの仇の牛島が…。
・「犯人はキサマだワシズ!!!」お約束ですな警部。

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フダンシフル2巻 感想

・9月にとっくに発売されていたのにも関わらず今の今まで気づきませんでした。すみません。おっかしいなぁ。その間とらのあなとかメロンブックスとかも行ってるんですけど。
・フダンシフルになってかららぶらぶ成分が増してます。良いのか悪いのかで言うとかなりイイです。もちろんリアルで身近に発生してたら松本部長と同じ反応をしてたと思いますけど。
・「今度イチャついたら退部」「退部だからな!!」いや、そこまでは言わないな。
・漫画描けなくても漫研いてもいいんだよ数。私も大学で漫画の描けない漫研部員でした。
・「部活やめますか 恋愛やめますか」並立はしないんですね。わかります。
・一方。なんだかアヤシげな女子が東峰さんに絡んでいる。
・「私がいる所がリアルだもん」「だからいくらでも充実出来るよ」さすがです東峰さん。
・「イベ研のくせして勧誘も満足にできないの!?」「だからいつまでたってもパー券が売り捌けないんじゃない!!」何だか黒い話になってきた。
・モイスチャー男子ってのは実に物は言い様というか何と言うか。まぁ、リスペクトはされてないよね。うん。
・「どうせ遊ぶだけの活動内容じゃどんなに部員集めたって部になんかしてもらえない」「弱っちそうな部から部室の鍵を奪っちゃうのが手っ取り早いわ!!」自己分析ができているのはいいのだが、そこから導かれる結論が最悪だ。
・「単刀直入に言わせてもらうわ」「出て行きなさい」横暴。
・「部室を賭けて勝負なさいよ」「おまえらのやろうとしてる事を生徒会執行部に知らせれば」「この件は終了 誰が勝負なんかするかっていうの」部長の正論が炸裂している。この手の展開全否定。あと、背後でうずうずしてる十河がかわいい。
・「その勝負私が受けてたつ!!」ノリがいいのは関西人だからです。
・「少しでも問題起こしたら」「速攻で大阪に帰らせるからね」お姉ちゃんのぶっとい釘。
・赤面してぶるぶる震えたところとガールと呼ばれて悔しいのにちょっと嬉しくなってるところは萌えポイント。
・「ゲームとかマンガはそっちが有利でしょ だからなし」「どうぞご自由にお使いください」「マンガとかゲームを封じられたら俺なんも出来ねぇよ!!」さすがです部長。
・「俺は手が骨折するような事は一切しないって心に決めてんだよ!!ゲーム出来なくなるし」さっきから部長の正論が止まらない。
・ドッジボールかぁ。ある意味一番漫研に向いてないスポーツだと思うんですが。
・「もうドッチでもいいっての!!」駄洒落ですか部長。
・さっきから村上くんが不憫でならない。
・なんだか今のドッジボールってのは細かいルールがあるんですな。おっさんなので、もっと野良ルールなドッジしかやったことありません。
・「大概の事は何とかなるかも知れないけど」「感情ばっかりはなんとかならないものよ」「いきなりやってきて部室を明け渡せと言う事自体は許容出来ても」「言う事に従うのが当然みたいな感覚は許容出来そうにないわ」なんかいろんな事が隠喩されてそうに感じるのは私だけでしょうか。
・捕ったらすぐ投げなきゃダメなんてルール、私が小学生の頃には無かったなぁ。むしろフェイント投法とかやってたんだけどなぁ。
・「私はこの場にいないものとして下さい」見事なまでの戦力外。まぁ、そこで発奮して大暴れしちゃったら六徳さんじゃないものなぁ。
・内野から内野のパスもダメなんですね。マツキヨ間のパスはこのカップリングマニア歓喜?
・一方のイベ研もあんまり士気は高くない。その士気の低さが十河の顔面直撃という悲劇を生む。
・「これくらいなんともないわ」「ただ少しだけ頭にきてる」鼻血が出ても気丈。さすが十河。
・「僕は相当頭にきている」数にここまで言わせるとは。
・続いて東峰さんも突き指。「一体君達イベ研は」「どういうつもりでこんな真似を」「こ…こっちだって」「好き好んでやっているわけじゃねーよ!」誰も幸せにしないなぁ。
・「だけど宮野君僕はこんなのは悔しい!」「僕だって悔しいとも」「だから意地を張るんだ」
・「自分からボールに向かっていくと」「少しだけ痛くないよ」「だから二人で頑張ろう」「は…」「はい!」「私頑張ります」極限状態で縮む二人の距離。
・「危ない小西さん!!」かばう数。ここで捕ったら良かったんでしょうけども、そうでないのがリアル。
・「よぉ頑張った!」「後は私に任せて下がっとき」十河復活。
・「私達は」「貴方達のように趣味も持たなければ」「何が出来るわけでもない」「そんな人間の苦悩や悲しみなんて」「貴方みたいな人間にはわからないでしょうね!」なんだそりゃ。
・センターカラーで急におまてんネタになるから一瞬何だろうコレと思っちゃいました。
・しかも見開きで唐突に水着。十河があまりに堂々としている上にまっすぐこっち見てるのが不思議な罪悪感。
・「以上が「おかませ☆てんてる」第2期名ゼリフだ!」「だから戦ってくれ!!」「頼む十河さん戦ってくれ!!」「知らんがな」ええ、おっしゃるとおりですとも。
・「そろそろ限界のようね…」「何ブーメランかましてんのー!!」「限界なんはあんたの方やん!!」直後に脱衣する十河。「なんだと!?」まったくだ。
・「これで」「しまいや!!」八重が避けたボールを数が掴んで一投、試合終了。
・「自分らのどうしようもなさに逆切れするんなら」「それはあんたら自身がそれまでって事や…」「あんたらが見下してるもんは確かに」「弱くてくだらないもんかも知れん」「だけどあんたらより楽しむ事を知ってるわ」よく言ってくれた。でも早く上に何か着た方が。
・「楽しむ事を…知ってる?」「それがなんだっていうのよ!!」「君達はイベントを研究する同好会なんだろう?」「だったら何が楽しいかを考えてこそじゃないのか」上半身下着の女の子を担いだ状態でここまで冷静な意見を言える数は真の男か、もしくは芯から男の娘。
・「そうだよやしげっち…」「こんな形で部室を手に入れたって楽しくない」「部室なんかなくったっていいじゃないか」「どーせ外でイベントやるんだしさ」何だったんだろうなぁ、この闘い。
・で、試合終了後はイベ研のおごりでみんなで健康ランドへ。ちゃんと参加する六徳さんにありがとう。
・「私健康ランドって一度来てみたかったんだー!」「色々あるって事は充実してるって事」「だからいいんだよ」いつでもどこでも楽しめる東峰さん。
・「どっちが攻めで」「どっちが受けかしら?」「シャンプー?」「それでいくとトリートメントは総受け?」いつでもどこでも我が道を行くのぞみんと松本妹と。
・瓶牛乳でシャンパンファイトはやめなさい十河。
・かくて、イベ研のポスターは漫研が作成することに。これだとオタ系イベントにしか見えんがいいのか。
・大阪遠征ヘーん!関西人の私歓喜の展開。
・高校生の遠征だと18きっぷとか夜行バスとかそういう移動手段が定番ですが、その辺の描写がなかったのはちょっと残念。まぁ、旅マンガじゃないので当然と言えば当然なんですけど。
・合宿にはアマネが参加。すなわち、数不参加。まぁ、今巻は前半数が出ずっぱりだったので、こうでもしないと出番がないですし。
・初手から道具屋筋ですか。オタ街ではないんですが、ここは千日前からオタ街に向かって歩いていく道すがらなので割と馴染みがあります。食品サンプル作りはさすがにしたことないですが。
・赤面したり包丁落としたりと六徳さんの株が私の中でストップ高です。
・たこ焼き機は我が家にもありません。
・「くいだおれ人形ってどこにあるの?」「確か心斎橋あたりに…」「やっぱりそこなんミッチー」「ベタな」お笑い好きな関東人には必須事項だからしょうがない。
・「看板くらい」「どこにだってあるやんか」「いやないですよ」「これはない」「無いわ」六徳さんまで。
・「腐女子自重しろ!!何やってんだこんなとこで」むしろこんなところだからこそ、こんな会話になるのだろう。
・「と言うわけでこの辺が日本橋」「見ての通り普通の電気街や」所謂この辺は堺筋と言って、確かに一見普通の電気街に見えるかも知れませんが、ボークスがあったりとかメイドなお店がそこかしこにあったりとか、よく見ると既にもう普通ではありません。
・そしてオタロードへ。ようこそ皆の衆。
・「私の知ってる」「大阪とちゃう」大阪にも色々あるからね。
・自由行動時間が2時間なのはお約束。
・のぞみん&アマネ、2人旅。
・年上の男の娘を見て、「やっぱりアマネでいたい!!」と覚醒。実は重要なシーンではないかと愚考します。
・互いに深読みしあうところとか、やっぱりこのコンビ最高です。
・同人誌を探す簡単なお仕事も最近しなくなっちゃった私。だってネット通販が便利すぎるから…。
・「レアもの発掘こそ地方遠征の楽しみだろ!」旅行先で必ずアニメイトに行く私は同意せざるを得ない。
・「どや?」コレが本場のドヤ顔です。
・この近辺でベタでない食べ物と言うと…『金龍』のラーメンか『はり重』のビーフボウルかな。
・新世界はちょっと前だったら女子供だけでうろつけなかったんですが、今は大丈夫ですね。ただ、そこからちょっと行くとまだ危ないので気をつけて下さい。重々気をつけて下さい。
・六徳さんのアマネへの告白は唐突ながら、2人きりだったライバルへの宣戦布告でもあるのかな?
・ソースの2度づけは禁則事項です。
・「目のやり場に困る」異性の視線を意識しないとこうなります。意識しすぎるのも困り者ですが、何事も適度というのが一番ですな。
・てんみこハンカチは公式グッズではなく同人製作っぽい気がする。
・ハンカチもタオルも、そしてぱんつも…。このぱんつは衝撃だったろうなぁ。
・つか、作ったのあんたか姉さん。
・姉さんの「ひんぬー」とか「ひぬひぬ」っていう効果音だか何だか分からない謎音が頭から離れません。
・パープリことパーなプリンスが本領発揮。朴念仁は罪作り。
・お好み焼きを焦がすのか十河。ホットプレートだと焦げにくいので、多分フライパンで焼いたものだと推察。
・「ちょっと背ぇ伸びた!?」ポジションが近所のオバちゃんだよ十河。
・「良かった大丈夫だ」良かったね。というか高校生になっても体毛が薄いのが羨ましい。
・アマネ、ついに神保町進出。六徳さんは古書探しかな?
・オールカラーの特別編、マツキヨのダメな内容のてんみこ同人漫画でしたが、清川の女体化展開が実に健全本っぽくて(絡み方とか)ニヤニヤを通り越してほっこりしました。
・もうひとつの特別編、特筆すべきところがたくさんあったはずなのに「暗黒トライアングル」「絶望カスタネット」「悲愴ピアニカ」「退廃リコーダー」に全部持っていかれてしまいました。悲愴ピアニカが特に好きです。ピアニカで悲愴な音が出せるのは才能だと思う。
・最後は姐さん講座を乗っ取る東峰さん。この人はいつまでも無自覚に暴れ続けていただきたい。最終回で松本部長とくっついてくれたら言うことありません。あと、この味覚とこの喫食量ならナゴヤのマウンテンに挑めると思う。

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後藤沙緒里のいろはにほへと第168回「カメラ女子さおりんの写真公開」感想

・トップの画像だけ見て機種の特定とかできる方もおられるんでしょうねぇ。私は無理でした。
・さおりんのピースサインがステキです。あと、やっぱりさおりんは白がよく似あう。
・「12月です。いい季節になってまいりましたよね。イルミネーションとか凄いきれい」ごめんなさい。鍋がおいしい季節です、とかしか思いつかなくてすいません。隣の隣にある兵庫県は神戸市ではルミナリエなんてのもやってるんですけど、1回しか行ったことありません。
・「今日女子がちょっと違うんですけど」「新参者?新参者って言うの?」「若い女子が来てくれて」「いつもの女子とはちょっと違うんですけど」『別人』とか言わずに『ちょっと違う』という斬新な表現を使い続けるさおりん。勝てねぇ。
・「若い女の子が来てくれて楽しくお話を」来月で従来の方が復帰する場合、ここに言及する可能性が高いかと。
・「スタジオに帰ってまいりました」「わぁい」最後のわぁいを聞き逃しませんでしたとも、ええ。
・先月の放送は大いに堪能させていただきました。
・「ねこカフェロケ聞きました。すっごいかわいかったです。冬休みは自由が丘に行きたいと思います」いろはにほへと聖地巡礼をやる場合、上野動物園から自由が丘ねこカフェクラブさんというコースが出来上がりましたね。後はトークでよく出てきた鎌倉とかかなぁ。
・「行ってほしい」「あんなにのびのびしている猫ちゃんたち久々に見たなぁと思って」いいですねぇ。のびのび猫。
・「いい子の顔してましたね」いい子の猫も勿論素晴らしいのですが、ワルい顔の猫もそれはそれで魅力的なんですよねぇ。
・「11月分聞きました。かわいらしい猫の皆様にやられっぱなしのさおりんがとても印象的でした」「さて、いろはのロケは昨年の動物園ロケに続き2回目でしたが、なにか収録の際の裏話などはありますか?」実にいい質問ですね。リスナーの興味関心的にも、番組の構成的にも。
・「裏話って言う程でもないんですけど」「後藤が撮った猫ちゃん写真を皆さんにも見ていただきながら」ああもう1枚めからノックアウトされました私。この凛々しい顔は…。
・「天使ですな!たまらんですな!」あなたのその反応もたまりませんがな。
・水のみ猫、カバン侵入猫、クッション占領猫、ブラック&ホワイトツインアタック、寝そべり猫、カオスフルなお食事風景と一種感動的ですらある猫画像のスライドショー(さおりんの解説付き)。
・「どうしよ、伝わってるかな」大いに。
・「かわいい写真撮れてると思うんだけど」最後はさおりんのピースサイン画像に戻りました。こうやって猫画像の後に出てくるととやっぱりさおりんには素敵な小動物オーラがあることを確信します。

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昭和生まれの平成懐古話第4回 「おねえちゃんといっしょ」

 初めに。このシリーズ、かっちり下調べをしてちゃんとした文章を書くというスタンスではなく、個人的な思い出についてつらつら書き連ねるというスタイルを目指しております。ですので、ゆるい内容になります。もっと掘り下げてしっかり書け!というご意見もございましょうが、どうかご容赦願います。

 さて。今回はこのシリーズが第1回からメグ姉、マリ姉と来たので喜久子姉の話を。

 皆さんは井上喜久子さんという名前からどんなキャラクターを連想されますでしょうか。

 『らんま1/2』の天道かすみや『ふしぎの海のナディア』のエレクトラ、『ああっ女神さまっ』のベルダンディーという方は私と同世代でしょうか。
 もうちょっと時代が下ると『おねがい☆ティーチャー』の風見みずほや『CLANNAD』の古河早苗、最近だと『マクロスF』のグレイス・オコーナー、忘れちゃいけない『さよなら絶望先生』の大草麻菜実というキャラクターを演じておられますね。

 個人的には『ミラクルジャイアンツ童夢くん』の主人公のお母さん役とかアニメ版『横山光輝 三国志』の香蘭なども印象的です。特に後者は女性キャラの少ない作品の中でオリジナルの女性キャラ、しかも少女から大人に成長するという難しいポジションを違和感なく演じきっておられたのが素晴らしかったですね。

 喜久子お姉ちゃんと言えば、心が温かくなる声。こわばった心身をほぐしてくれる声。笑顔になれる声。もちろん、キャラによってはそうではない声を演じられる事もありますが、やっぱり『井上喜久子』という名前の持つイメージは上記のようなものが強いと思います。長年そのオーラに浸り続けた私は、もはやその『井上喜久子』という5文字を見るだけで反射的に和んでしまう事もあります。

 さて。第1回第2回ではそれぞれがご担当されたラジオ番組について触れましたが、今回はちょっと違うものについてご紹介したいと思います。

 それは何かと言いますと『月刊お姉ちゃんといっしょ』というCDです。
 喜久子お姉ちゃんがご存知あのノリでひたすらたのしくおしゃべりをしたり歌を歌ったりおやつを食べたりするフリーダムな内容ですが、『月刊』というタイトルでもお分かりのとおり、これ、1月号から12月号まで毎月毎月発売され、計12枚出ました。

 ジャケット写真は当然喜久子お姉ちゃんですが、その月のおやつを手に持って写るというルールが微笑ましいと言うか何と言うか。また、裏ジャケットには『先月号へのツッコミ』と題してイラストレーターの方が喜久子お姉ちゃんのトークに対して愛あるイラストと共にツッコミを入れていたのが毎月楽しみでした。やっぱりツッコミ不在のお姉ちゃん1人しゃべりなので、無性にツッコミを入れたい衝動に襲われるんでしょうか。
 このほかにも、毎月毎月オリジナルソングを作って次号で収録(作曲はあの川井憲次さん)するなど、楽しみ盛りだくさんでした。万年金欠状態だったので友人が買ったものを借りて聞くという形だったのが今となっては非常に惜しいです。何を節約してでも手元に置いておくべきでした。月1200円(正確には1223円)を出さなかったばっかりに…。今、割と物欲にブレーキをかけるのが苦手なのはこの辺の後悔が強いからかも知れません。

 後日、この『月刊お姉ちゃんといっしょ』で製作された曲を集めた『しあわせタンバリン』というCDは購入しまして、今でもその歌声を楽しむ事はできています。個人的な一押しはヒーローソング風な『僕らの味方だ、お姉ちゃん』です。歌詞が身もフタもないのにご本人がノリノリで歌い上げているところが最高です。世の中にこんなにも素敵な理不尽が存在するのかと感動すら覚えます。


 以上、第1回、第2回、第4回で私が『姉』と崇める三人の方についてお話をさせていただきました。この平成懐古話シリーズ、今後の予定は特にありませんが、こんな感じでつらつらと書いてまいりますのでよろしくお願い致します。

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珍しい組み合わせ

 さすが大人気アニメだけあってルパン関連の動画ってたくさんあるんですが、これはちょっと珍しくてビックリしたのでご紹介させていただきます。




 ハイ。第1期の後期オープニングテーマ『強引niマイyeah』と組み合わせた動画です。アニメ絶望先生のオープニングでも比較的マイナーな方のこれを出してくるとは。これ、DVD引っ張りだしてきてもともとの『強引niマイyeah』と見比べると、絶望先生への愛情もちゃんとこもった作りになっていることがよく分かりました。単に沢城さんが二代目峰不二子になった記念とかじゃなかったようです。

 ぜひ一度ご覧下さい。

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近代麻雀2012年1月1日号 感想

雀荘うえだ繁盛記
・見切り発車ですが、しばらく毎回取りあげていこうと思いました。
・今回は麻雀最強戦2011と、ニコニコ生放送『裏・麻雀最強戦』の裏話。
・ネット配信における下ネタのデッドラインを探りながらの放送を何故女性がしなければならないのか、というツッコミはさて置いて。「もし、そのラインを超えていたら、番組は1回で終了か、もしくはMCが一人変わっているかも!!」とかさらっと書いちゃう植田さん素敵ですね。
・今回みたいに写真を多用する場合はモノクロだともったいないですね。カラーだと随分栄えたと思いますよ。


アカギ
・初っぱなから鷲巣様のいい笑顔。しかも2連発。ページめくってもいい笑顔継続。
・「凌いだ!」「逃げた!逃げた!逃げ切った!」言い切っちゃった。
・「歩くだけ!」「あとは歩くだけ!」「越えたんだ!今…最後の難関を!」なんで若干カイジ風なんですか鷲巣様。
・一方、アカギ陣営も仰木の独白が止まりません。
・危険牌を引き続ける鷲巣様。今度は中ですか。
・「ダメだ 鷲巣っ…!」「緩んでいる!」こんだけ長丁場で麻雀打てばやむを得んとは思いますが。
・たかが3200と思ってると痛い目に遭うでしょうけど、紅蓮の炎ですか…。なにか3200以上になる要素ありましたっけ?


ムダヅモ無き改革獅子の血族編
・今回扉絵無しで減ページだったのは色々察するにあまりあるものがあるわけですが。単に多忙だったから、だといいなぁ、とか思ったりする次第。
・「ロン!」技の名前が来なかった。衝撃は十分だったみたいですけど。
・四條のサービス精神旺盛な倒れ方。
・「大丈夫いけます!」気丈だねぇ。
・「テコでも動きませんよ」を『デコでも動きませんよ』に空目した。とりあえず謝っておこう。
・クロモリ鋼に匹敵する意志の硬さですか。将来マーガレットさんみたいになっちゃうんでしょうか。
・「あなたのお父上…」「小泉ジュンイチロー救出作戦です」ついにぶっちゃけちゃいました。
そして月面ではアシモが目覚める。アシモはまだしも、生身の人間を月でどうやって生かしていたんでしょうか。伝説の『脳死には至っていなかった』級のヤツが来るんでしょうか。


満潮!ツモクラテス
・徐々に潮を満たしていく積倉に抗おうとする富良。方針としても個別の牌選択としても大きくは間違っていないはずなのに、むしろよく練られたものであるはずなのに、それでも振り込んでしまう。積倉のほうが上手(うわて)と言ってしまえばそれまでだが…。
・「潮が満ちる途中は自然な対応が一番」言われれば確かにそのとおりだと思えるけれども、実際にそれが出来る人間は何人いるだろうか。私は到底無理です。
・積倉の見極めと選択の確かさに、風呂糸も撃沈。
・潮はただ満ちていき、3人はツモられるのを為すすべもなく。
・あがく富良。しかし無情にも「2時26分」「満潮」「リーチ」「ツモ」宣言どおり、潮は満ちてしまったか。



むこうぶち
・傀、大きな獲物を引っ掛けるためにカモフラージュしてたのか。まぁ、今までもやってましたけど、そういう地道な苦労をしているあたりが雀豪twitterのコーナーでネタにされてしまう一因かも知れません。
・結果オーライで輝石もう1つお買い上げ。あとは浮きで終えればシナリオ完遂だったが…。
・親番で迷走した挙句四暗刻ツモり損ねるところまでが半藤の天井だったようです。あとはもう、毎度お馴染み傀のお時間。
・「後ろの方で見るようになってから…」「人鬼の罠にハマる道筋が判るようになったよ」岡目八目と言いますからな。
・傀の三倍満で半藤がトビ。輝石のセールスに差し支えるからともう1回となって、破滅の図式は完成してしまった。
・「黒子役のハズのこの男は…」「レートが高くなってから本性を出す輩!?」罠が作動し終える前に獲物に手を出すのは狩人失格ですから。
・そしてもちろん、半藤は沈む。牙をむいた傀の前ではラスまでもたなかった。
・「いやはや座興としては面白かった!」「だがな!」「駄菓子は女子供に売るのが正しいぞ半藤クン?」なかなか良い事を言うね、このおっさん。
・「磨いたって宝石になんかなりゃしない!」「俺と同じさ!幸運は来ないし麻雀は逆転負けだし!」随分と自虐的なことを言うじゃないか。
・「商売は人数が多い方のバカ相手にやらなくちゃ」この辺は、バブルの頃も今も変わりはしない。永久不変の真理とは言いたくないですけどね。

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