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漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。
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 明けて7月31日。
 本日の予定は、とりあえずハンコが出来ているはずなのでもらってくる事。そして、光華商場の駐車場で行われているはずのホリデーマーケットに行って産直物産を買い込む事。あとはマッサージを今まで受けていなかったのでそれも組み込んだ。

 さぁ、朝飯を食べようという話をしたところ「雙連の朝市に行ってみたい。出来れば朝ご飯もそこで」と妻が言い出した。朝市は私も興味があったので異論は無い。

 というわけで、せっかくのバイキングも放棄してMRT淡水線に乗り込む。雙連へは台北駅からたった2駅。乗っている時間と、乗るために歩いている時間があんまり変わらない。

 電車を降りてまず、ガイドブックと地下鉄構内の地図とを見比べる。どの出口を使うといいのかを確認してから地上へ。しっかり確認したおかげで迷う事は無かった。というか、上がってすぐに、どう見てもこれは朝市だろうと言う光景が目に入ってきたので迷うどころではない。路上に所狭しと広げられた生鮮食料品の数々。野菜も魚も肉も、「うちの冷蔵庫とつながってるどこでもドアがあれば!」とか考えてしまうほどに購入意欲をそそられたが、当然買ったところでどうしようもないので、目を楽しませるだけに留めておいた。それでも十分楽しかったが。

 果物だけでも買って帰ってホテルで食べようか、いや、それをやると一旦ホテルに置いてこないといけないからこの後のスケジュールが、とか色々悩んで断念。雑貨類も同様。でもこの時扇子は買っておけば良かったと後悔した。変にブレーキをかけると本当は必要なものにまでストップをかけてしまうのが困ったものだ。ちなみにこの後悔は最終日に回収される。

 さて。朝食をどうしたものか。基本その場で食べられるものはほとんどないし、店も開いてないわけではないが、適当に入ってみる?と妻に聞いてみると「お粥屋さんとかあると思ったんだけど…」という反応で、どうにもピンと来ない様子。じゃあまあ無理する事は無い。

 雰囲気を楽しんだのでそれで良しとして、再び地下に戻る。ここから中山方面へ地下街が広がっているのでそこを歩く事にして。その前にセブンイレブンで飲み物を購入。台湾での街歩きには水分携帯必須であるし、朝食がわりに軽く口に入れておくのも大切。私はパパイヤ牛乳と阿里山烏龍茶に鶏飯のおにぎり、妻はミネラルウォーターとお菓子を2、3買っていた。

 ほぼ全ての店が開店前で人けもほとんどない地下街をのんびりと歩いていると、一部がギャラリーになっていたりして、なかなか飽きる事が無い。
 そうして前回と同じあたりで地上にあがり、少し歩いて大友特産有限公司に到着。お店の人は覚えていてくれたのでスムーズに受け取り完了。白水牛の角、いい。非常にいい。しかし、実はこの時彫ってもらったハンコが今使っている物よりも1まわり大きかったので(ちょうどウチの施設長が使っているのと同じサイズのハンコ)、えらいひとの目に触れない範囲で使っている。「来年は今のサイズのハンコと同じのを作ってもらわないと」と思いながら。

 さて。事のついでと烏龍茶のティーバッグを買い足したりして、大友さんのお店を後にする。
 次は光華商場なので地下鉄に乗って移動するのが妥当なのだろうが、この日はそれほど暑くなかった事もあって「よし、歩ける。歩こう」ということに。歩いていくと私の好きな台北犁記餅店にも行けるな、という打算があった事は否定しない。
 またか、と思われるだろうが、また、パイナップルケーキの店である。ここはちょいと高級で、なかなかいいお値段がする。しかし、それだけの価値はある。断言できる。
 ここはパイナップルだけでなくメロンケーキもあるのが魅力で、どちらも15個ずつ購入。職場の同じ部署の人たちにだけお土産としてパイナップルとメロンを各1個ずつ渡したところ、ある方が非常に気に入ってくださって「もったいないんで1個とっときます」とのお言葉がいただけた。

 購入後、隣の頂好(wellcome)マートというスーパーマーケットへ。ドライフルーツだのメンマの瓶詰めだのという普段食べる用の物品を買い込む。ちなみにこの時買ったトマトのドライフルーツはトマト好きの後輩にお土産として渡したところ「日本でどっか売ってる店ないですかね」という高評価だった。

 ぼちぼち荷物が増えてきたが、まだまだ元気である。どんどん歩いて、光華商場まであと少しのところまで出た。ぼちぼちマッサージを受けておこうかということで、手近な店に入る。信頼と安心の台湾マッサージクオリティなので、どんな店でも最低限のレベルはクリアしているだろうと考えているので、この辺は非常に適当である。
 この油断は間違っておらず、この店も非常に気持ちよかった。足湯とマッサージのコンボも基本どおりだし、椅子にテレビがついているのも基本どおり。結構歩いたことと冷房大国に滞在3日目なのとで結構足が疲れていたようで、マッサージが非常に効いた。途中で眠りの世界に行ってしまうほどに気持ちよく、あっという間の1時間だった。

 さて。足も軽くなったところで再び光華商場を目指す。そういえば今年もそのホリデーマーケットをやっているという確認はできていなかったのだが、やっていることを微塵も疑わなかったのは今思うと不思議でならない。

 到着すると、無事に開催されていたのを確認してから新光華商場数位(デジタル)新天地ビルへ。買い物をするにしても先に腹ごしらえが必要なので。1階にフードコートがあるのだが、ここにも日本食のレストランがあったりするのはどうしたものか。
 敢えてチャレンジする選択肢もあったが、今回は避けて、普通の屋台風小吃のお店へ。妻がラーメン、私が魯肉飯と青菜炒め。「いくらだった?」「100元(2.8円換算で280円)」「安っ」とか言いながらあっという間に平らげる。

 しっかりエネルギー充填できたので、元気にホリデーマーケットへと出向く。台湾各地から持ち寄られた農産物があれこれ並んでいるのは見ているだけでも楽しいのだが、やはりいい物があると買いたくなるのが人情。特に妻は前回訪れた時ここで買ったお茶を友人にあげたところ大変好評だったそうで、ぜひ今年も、と気合いが入っていた。
 生鮮食料品が買っちゃダメなのは朝市と一緒だから目を楽しませるだけにしておくが、食べればうまい事を身を以て知っているので、やはりちょっとつらい。
 お茶に関しては昨年の八八水災と名付けられた大洪水の余波から阿里山産のものが無い。これは自然災害なので来年は復活している事を願うしか無い。

 それでもじっくり見て回れば出物はある。市場内を3周ほどしてようやく妻は品定めを終了し、お眼鏡にかなった烏龍茶を購入。私も試飲で1杯いただいたが、さすがじっくり選んだだけあって、良い出来の物であった。

 この余勢を駆って今度は数位新天地ビルの中へ。ここまで一切書いてこなかったが、実は夫婦揃って前々からパソコン関連で欲しい物があったのである。それは何かと言うと、ノートブック用の冷却ファンである。今年の夏の暑さにから来るパソコンの加熱には2人揃って手を焼いていた。冷却シートを冷凍して使用する事で何とかしのいできたが、何しろ手間がかかってしょうがないので、ここは1つ機械の力に頼ってみたくなった。
 あと、質のいいヘッドフォンも買おうと思っていたが、これはお勧めがことごとく日本製なので「ならさすがに日本で買う」という事で落ち着いた。

 冷却ファンは台湾製のものが豊富に揃っていた。さすが亜熱帯の国。しかし、その国よりも最高気温が高かったりするのはどうした事だ日本。
 大型の高性能本格派、お手軽な携帯可のもの、それぞれメリットデメリットあり、じっくり悩む。結局、妻は大型の物を選び、私はお手軽な方にした。結局持ち運ぶのはひと手間いるのでまだやった事は無いが、冷却シートと合わせ技でそこそこ活躍している。

 また、平べったいタイプのLANケーブルも購入。そろそろ今使っているヤツがダメになってきていたのにくわえ、こっちのタイプの方が高性能と聞いたので。完全にダメになってから切り替えて見たが、確かに速い。

 そして最後。本屋でさよなら絶望先生第二十集台湾版を購入して終了。購入後カバーを取って確認してみたが、さすがに通常版仕様で切り取り線はついていなかった。もしついてたらキャンペーンに応募していた人とかもいそうで恐ろしい。…というか、もし台湾版の特装版があった場合、あのキャンペーン的にはアリなのだろうか。
 そんな疑問を抱えつつも、無事に買い物を終えて、戦果にホクホクしながらホテルに戻った。

 今日は台北市内だけの移動だった事もあり、まだ夕飯には随分間があった。しかし、2人の行きたいところにズレがあったのでそれぞれ行くにはちょっと足りない。どうしたものか。
 出た結論は「別行動」だった。もう勝手知ったる街ではあるし、携帯も使えるし、たまには良かろうということで二手に分かれて行動開始。
 私が目指したところはアニメイト台北。移転して売り場が広くなったという事で、これは是非行ってみなければ、ということで事前に携帯に転送していた地図を頼りに最寄り駅の西門駅から歩いてみる。

 移転先は大通りに面していたため、あっさり発見できた。というか、目立ちすぎてないか看板。





 まぁ、とりあえず中へ。中は1階が本。地下1階がグッズが大半と若干のCD。あとコスプレ用品もあるようだ。とりあえず地下から探検開始。「もうさすがに絶望先生グッズは無いだろうなぁ」とか思いつつも、諦めきれず3周すると、見つかった!あった!奥の方に、探さないと見つからないように置いてあるのはネタ的においしかったのだが、店内なので撮影できない。色々ある中に埋もれるようにしてひっそり存在しているのが「どこ行ってもこんな扱いですか!」な感じで非常に良かった。
 品揃えは数種類。去年買った冷えピタはやはり大人気だったようで、まだあった。あとは懺のグッズがメインだが俗の物もあった。売れ残ったのかどうかは怖くて聞けなかった。
 聞けなかった、と言えば、ここはアニメイトとは言えさすがに日本のアニメイトカードは使えないのだが、せっかくなので「日本在住でも台湾のアニメイトカード作れますか?」と聞けば良かったと後になって思った。
 というのも、レジの人が日本語OKだったからなのだが。この時は対コミケ用に冷えピタだけ購入して上にあがる。

 今度は上の本屋ゾーンを探検して見ると、ネタが多すぎて書ききれない。とりあえず記憶の限り書いてみるのだが、まず、台湾オリジナルのアニメ誌(frontier)とコスプレ雑誌(FancyWorld)らしき物を発見。即購入。そして、奥のほうへ進むと18禁コーナーがあるのだが、日本では18禁になっていない作品も18禁になっていたりするのはある意味当然なのかも知れない。特にKiss×sisな!
 Kiss×sisは限定版(さすがに日本語版)も置いてあったりして、台湾青少年のアレコレもしっかり鷲掴みしている模様。
 しかし問題はさらにその奥だ。なんと日本の同人誌が1冊100元均一で販売しているではないか。証拠画像が無いので信じられない方を納得させる材料が無くて申し訳ないのだが、ネタでもなんでもない。あと、同じ場所にふるーいアニソンやラジオドラマのCDも中古販売していた。ツインビーパラダイスのCDを見てちょっと買おうかと思ったが、理性を総動員して思いとどまる。

 結局買ったのは現地の雑誌2冊と絶望先生の冷えピタだけだが、非常に満足した。

 続いて、台北牛乳大王と言うジュース屋に向かう。単なるフルーツジュース屋なのだが、何しろ台湾の果物のうまさを知ってしまった身としてはどうしても一度生絞りで飲んでみたかった。
 アニメイトの近辺だと獅子林ビルの中に入っているそうなので、また地図を頼りにどんどん歩く。ちなみにこの辺にはメイド喫茶とかもあるのだが、以前入った事があるので今回はパス。

 若干土地勘がある事も幸いしてか、割とあっさり目的のビルが見つかる。中は携帯電話売ってたりゲーセンがあったりとなかなか楽しそうだったが、まずはジュースだ。メロンやらマンゴーやら色々あるのだが、やはりここはパパイヤ牛乳一択で。
 まず困ったのが、フタのギリギリまでなみなみと注がれたためフタを開けないとストローが挿せなかったこと。こんなのは流石に初めてだ。
 というわけで量は申し分無し。味は、ただ一言、うまい。とことこと暑い中歩いてきたこともプラスには作用しているのだろうが、これはそれを差し引いても、わざわざ飲みにきた甲斐がある味。コンビニ売りのものより舌触りが滑らかで香りも喉越しも後味も良い。
 飲み終えて、さぁ、どうしたものか。ホテルに戻るには時間的にも体力的にもまだ余裕がある。

 手近な場所で面白そうなところと言うと萬年商業大樓という若者向けのビルがあるのでそこへ向かう。ガイドブックには「オタクビル」等と書かれている事もあるようだが、確かにそういった店もあるものの、シルバーアクセだの靴屋だのTシャツ屋だのといったおしゃれげな店も多いので、実感としてはあまり「オタクビル」という感じはしない。まぁ、ネットカフェにプラモ屋、古本屋に本格的なゲーセンその他諸々が揃っているのだから決して間違いではないと思うが、フロアごとで印象が違いすぎて、むしろカオスである。
 というわけで、もし行かれた場合、1階2階だけ見て引き返すともったいないのでご注意願いたい。

 さて。目当ての1つだったDVD屋が無くなっていたりしたのは痛かったが、上のゲーセンで素敵なものを発見した。

 「機動戦士ガンダム 戦場の絆」台湾版である。公式サイトにも載っていないのだが、この目で確認してきた。もちろん大変な人気で行列も長大。軽い気持ちでやってみるにはちょっとハードだったので断念。





 代わりに「新宿24時 全国大追跡スペシャル」をプレイ。しかしこれ、輸出していいゲームなのか?ちなみに私の前には台湾人の可愛い少女が真剣な表情でガスガス銃を撃っていたし、私の後にはオタ少年4人組が順番にプレイしていたので現地でもそこそこ人気がある模様。

 以前来た時には怒首領蜂大往生もあったし、ここのゲーセンは濃い。

 満足した、と言うかむしろ「もう勘弁してください」というくらいに満喫して外へ出る。素直に宿に戻るのがちょっともったいなく感じたので、駅に素直に戻らずぶらぶら街歩きをしていたらメイド服着た女性がチラシを配っていたのでもらう。日本で言うラウンドワンみたいな総合アミューズメント施設のもので、バッティングセンターがあることにちょっと驚く。

 しかし、立ち寄るにはちょっとだけ時間が足らない。諦めて駅に向かい、宿に戻る。妻は既に戻っていた。戦果の女性用靴を見せてもらったが、正直私には良し悪しが分からない。満足げなのを見て「良かったね」と言うばかりである。

 さて。この旅最後の夕飯をどうするか。士林か饒河街あたりの夜市へ行くのが妥当と思われたが、最終日という事とここ数日結構な距離を移動した事とが相まって結構疲れている。正直億劫だった。
 もういっそルームサービスでいいんじゃないかとまで発案したがこれは通らず。ホテルの中のレストランはどうかとか、地下街はどうかとか色々考えたものの全て却下され、結局台北駅2階のフードコートに再び向かう事となった。

 昨日同様1周した後、ここの夜市コーナーで食べる事にした。込んでいたので席の確保に若干苦労したが、案外と回転が早くちょっと待つとすぐに空席が見つかった。
 何軒かある店を見比べて迷った挙句、結局年齢不相応な肉っけの多いメニューにしてしまったが悔いは無い。というか不思議と胸焼けも胃もたれもしなかったのはどうした事か。「あれ?消化力が昔に戻ったのか?」と勘違いしたが、日本に戻ると元の木阿弥だったので台湾にいる時だけの現象だったようだ。ちなみにこの日は食べ終えて、まだ若干胃袋に余裕があったので、デザートとしてフルーツのたくさん入った豆花を食べるという怪挙を達成し、非常にいい笑顔で宿に戻った。
 ちなみにこの日は冷蔵庫を空にしなければならないので夜食は買って帰らなかった。

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今さらですが非公開に変更
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四十路オタです。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。
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一次創作及び二次創作に関してはpixivで発表しております。興味をお持ちいただいた方は上部のリンクからお願いいたします。
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