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漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。
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※この文章は2016年1月31日に発行された同人誌「声を詠むひと。声優ラジオのすすめ」に掲載していただいたものです。この度さよなら絶望放送復活の報に接し、こちらを転載する許可を発行者のレコン・ギス田さんから頂戴しました。
 以下の文章から私のさよなら絶望放送に対する思いの一端を読み取っていただければ幸いです。


       絶望放送黙示録

   ◎そもそも『さよなら絶望放送』とは?

 『さよなら絶望放送』とはアニメイトTV WEBで配信されていたWEBラジオです(更新は2007年8月28日から2011年8月31日まで。全203回)。携帯サイト『声優アニメイト』でも本編とは違う携帯版が配信されていました(2007年9月4日から2011年8月31日まで更新。同じく全203回)。番組に投稿されたメール総数 は最終回までで17万1000通以上にも及びます。 パーソナリティは主人公糸色望役の神谷浩史さんと日塔奈美役の新谷良子さんが務められました。
漫画『さよなら絶望先生』を原作としたアニメの放映をきっかけに生まれた訳ですが。この絶望放送はちょっと、いや、かなりおかしいラジオでした。本来であれば2つか3つに絞った厳選エピソードを面白おかしくご紹介すべきところ、星の数どころか人体の体内細菌数にも匹敵するこの番組のツッコミどころを厳選することができませんでした。大変恐縮ですが以下、箇条書きでひたすら列挙させていただきます。その伝説的存在っぷりの一端がわずかでも伝われば幸いです。

   ◎絶望放送のツッコミどころ
・第1回でパーソナリティは二人とも「なぜ自分が選ばれたのかわからない」と述べ、その主張は最後まで翻されることはなかった。
・アニメイトTV WEBで放送しているのに「アマゾンで買え!」「アニメイトで 買わなくていい!」とパーソリティが断言する。プロデューサーは怒るどころか「それでいい」と絶賛する。
・「リスナーは3人しかいない」と言い張る。挙句危険なネタの際には「聴くな!」とまで言い切る。たまに危険なネタでなくても「我々の声優生命にかかわる のであんまり聴かないでください」とのたまう。
・「チャックが開いていることを注意するにはどうしたらいいか?」の例えにアニメの音響監督を使ったために、その方に『チャック亀山』という濡れ衣なあだ名が 誕生し、あげく定着。その方が他のラジオにご出演なさった際にもそのあだ名にま つわる投稿が行なわれるなど飛び火。なおご本人からお叱りをいただくことはなかった模様。
・番外編は手を替え品を替え『本当に絶望できるラジオ』になるためパーソナリティもスタッフもリスナーも心身共に消耗する。そのため放送後は毎回苦情メールが殺到。当時感想ブログをやっていた筆者は番外編のたびに呻き声を上げながら更新する羽目に。なお個人的なトップ(ワースト)はホットでクリーミィなという修飾語が付された 『ときめきナーミンナイト』。何度聴いても心身共に消耗必至。
・パーソナリティの誕生日には毎年絶望的なプレゼントが贈呈される。パーソナリティが出演する絶望先生以外のアニメと引っ掛けたピンクのカーディガンとか学生服とか。もしくはリクエストに対して全力で方向音痴を起こし、「確かにそうは言ってたけど、これは欲しかったものと違う!」とパーソナリティを絶望させるパターンも発生。
・その絶望的なプレゼントがきっかけで番組に“さのすけ”というマスコットが誕生。思わぬ人気が出て漫画家さんがお遊びで自作の隅っこに登場させるなどしたため『さのすけを探せ!』というコーナーが誕生。企画に乗っかった漫画家さん達がそこかしこにさのすけを出没させる事態に発展する。最終的には絶望先生アニメ本編への進出をも果たす。さらには本来無関係である出没先の作品がアニメ化された際にもアニメ出演を果たすなど快進撃はどこまでも続いた。ただし、著作権的に限りなくイエローな存在であるため、あまり前面には押し出せなかった。
・アニメの元締めキングレコードのサイトから絶望放送がリンクされず、非公式ラジオを自称する。その後もキングレコード及びそのレーベルであるスターチャイルド絡みの黙殺及び不遇ネタは番組終了まで思い出したように発見され、不定期連載的に投稿が継続。
・アニメにも原作の漫画にもラジオのネタが反映される。しかもその反映速度が無性に早い。相互の反応するタイミングの異様さに「いつ描いてんだ」「いつ収録してんだ」「どれだけギリギリで納品してんだ」とリスナーや読者や視聴者にざわつかれる。
・コーナーに原作やアニメと関係ないものが続々登場する。挙句、絶大な人気を博す。
・ラジオの公開録音なのに、毎回毎回やっていることがあまりにも視覚的なので最終的にDJCDではなくDJDVDが発売されてしまう。
・携帯版は聴ける人間が限定されるから、という理由から内容が本編からさらに危険度が増す。本編で危険なネタは途中で携帯版に飛ばされ(絶望放送では「ワープ」と称する)る。例外的に逆転現象(「逆ワープ」)も起きたことがある。
・携帯版とはいえ構成作家とディレクターにBLネタでコントをさせる。公開録音でもさせる。結果ディレクターが動揺したままイベント突入となり、ミスを連発。
・回によってはゲストが絶望先生の話を一切しない。しないのに面白い場合は特に苦情などはどこからも来なかった模様。ただし、ゲームネタオンリーで丸々1回突っ走った際はさすがに苦情がきた模様。
・コミックマーケット78の企業ブースにさよなら絶望放送が出展(構成作家の事務所名義での申請)。ミニブースにはありえないほどの絶望的長蛇の列が形成されたため列の作成そのものが一時停止される。見かねた漫画家の氷川へきる先生が最後尾の看板を持つなどの手伝いに急遽参戦。この功績により氷川先生には絶望レジー賞が授与される。なおこの時、構成作家とディレクターは会場を勘違いして有明ではなく幕張へ行ってしまう絶望的ミスをしでかし、盛大なツッコミを受ける。
・アニメが終わってもなお番組が続いていたためゲストから「まだやってたの?」とツッコまれる。
・絶望放送終了に際し、それまで頑なに番組とは間接キャッチボール形式でのみ関わってきた原作者の久米田康治先生から音声メッセージが到着。その中に「リスナーのみなさん」「ラジオがなくなっても、どこからともなく受信できる筈です」「絶望放送のリスナーなら、そういう電波をどこからともなくキャッチして必ず聞こえる筈です」「それを聞いて頑張って下さい」という内容があり、これはいくらなんでもさすがに...と思っていたところ、後日『さよなら絶望放送特別版〜糸色望のオ ールナイトニッポンR〜』がニッポン放送にて流れるとの知らせが来着。「このことだったのか!」と腑に落ち、久米田先生へのリスペクトが高まる。
・このオールナイトニッポンRは絶望放送の大トリを務めた形となり、後に発売されたこの回のDJCDでは本放送で拾いきれなかった最終回の感想メールを拾い上げるなどし、補完する役割も果たした。
・配信は何年も前に終了しているのにもかかわらず、なぜか公式サイトは2015年12月31日現在も残されており、投稿用メールフォームも使用可能となったままであった。

 と、すみません。程々にするはずが異様に長くなってしまいました。まだ1割ぐらいしか書けていない気がしますが、どれほど延々と書き綴ってもまだ書き足りないと思われますのでここまでとさせていただきます。


   ◎で、結局何が面白かったん?

 さよなら絶望放送はなぜ面白いのか。どこが面白かったのか。私個人の主観で大変恐縮なのですが、一番の理由としてはあらゆることがネタになった、という点を挙げたいと思います。これに関してはもともと原作が森羅万象あらゆることをネガティブな視点からネタにしていた漫画だったのが幸いしていたのだと思います。
 番組内各コーナーのネタを原作の登場キャラクターに絡めるというのはアニラジの定番ではありますが、これが絶望放送の場合実に強力な武器となりました。
 例えば。陰が薄いことを嘆く『存在感が臼井君』、自分がありきたりであることをネタにする『普通って言うなぁ!』、さらには自分の特殊な性癖や好みについて 堂々とカミングアウトする『○○のばXXが大好きなの』等々。
 これを読んでおられる方の中にも「これだったら自分にも持ちネタあるわ」という心当たりがおありかも知れません。アニラジに限らずこの手のラジオ番組という ものは基本的には送られてくるメールのクオリティが生命線なわけですが。「あるある」「わかる」という共感ネタも「え?それはさすがに」というドン引きネタも。日常のちょっとしたトラブルから人生を大きく左右したエピソードまで幅広く 受け入れられることはリスナーの間口を広げ、毎週毎週の更新を実に期待に満ちた ものにしました。

 それどころか。原作の「特に意味のないことを大げさに言う」ネタから生まれたコーナー『ぐわんばっ!』なんてのもありまして。ディレクターがエフェクトやディレイ等々の音響効果を無駄に巧みに駆使して、これもなかなかに人気があったようです。そして。この一発ギャグ的コーナーは視覚的演出が使える公開録音では抜群の効果を発揮しました。私が参加した時にはサンバダンサーズが会場である日比谷公会堂のそこかしこから突如現れ、存分にダンスをしてから去って行きました。
 意味が分からないと思いますが、現場にいた私も未だに説明に困る出来事のひとつです。
そして。もうひとつ欠かせない要素を挙げさせていただきますと、ゲストの存在です。
アニメの出演声優さん達が招かれて番組に登場することはアニラジとして当然のことなのですが。そこはさよなら絶望放送らしくゲストを絶望させたり、むしろゲスト側から献身的とすら思える絶望的なネタ提供をしていただいたりしておりました。
 これも全てを拾うことが困難なため、こちらも先ほどと同様ごく一部ですが箇条書き形式にてご紹介させていただきたいと思います。
・クリスマスにケーキワンホールをひとりで食べつくした話をして自ら「さみしい!」「イヤなことがあったんですよ!」と叫ぶ。これがあまりにも衝撃的だったためか、以後ゲストにお招きする際は必ずケーキが振舞われるという吉例が成立。
・さよなら絶望先生そっちのけにして『アマガミ』ネタで盛り上がるまではまぁまだ暴走とまでは言えないレベルだったが、自ら率先して髪が寂しくなっている話をする。育毛や増毛関係の話題に全力で食いつく。挙句「ドリームブレイカーですから」と自称する。
・ゲームの話だけでワンコーナーのみならず番組全般を進行させ、パーソナリティの片方と盛り上がってもう片方を取り残す。そのため取り残されたもう片方は「今日は放っておいてもらっていいですか?」と言い放ち番組中にモンハンをやる羽目に。
・痴女騒動なるものが紹介された際に抵抗するもほぼ弁解させてもらえず、最後の最後にようやくチャンスを得るも結局挽回ならず。公開録音では衆人環視の元、最終的に自ら認めるという暴挙に出て周囲から止められる。


 と。以上ざっと匿名にて列挙させていただきましたが、ひとつだけ実名ネタをご紹介します。
アニメさよなら絶望先生で大草麻菜実役及び井上喜久子役を演じていた井上喜久子さんの17歳と一万日を祝う会を番組内にて挙行したことがありました(第75回)。この回では祝福するメッセージが各方面から届いたり、17歳と一万日に至るまでの歴史を振り返るコーナーが組まれるなど、概ね井上喜久子さんのために構成されました。
 結果としてさよなら絶望先生とはほぼ無関係に番組全体が進行しましたが、最後の最後に久米田先生のメッセージが井上喜久子さんに示され、あのきっこさんをして「絶望した!」と言わしめる事態になりました。そこには『一万歳おめでとうございます』と書いてあったそうで‥‥さすがの切れ味と言うほかはありません。
 最後に。スタッフの、パーソナリティの、そしてリスナーが持つ原作やアニメへの愛情が寄ってたかって積み重なって、摩訶不思議な模様を織りなし、あたかも一反の綾錦がごとき奇跡の番組を作り上げたのだと思います。この番組に出会えて、最初から最後まで伴走することが出来て、そして終わってからもこうして振り返る機会を与えていただけて。私は本当に幸せ者です。
 『さよなら絶望放送』には21巻(枚数は27枚)にも及ぶ大量のDJCDと1本のDJDVDがありますので、今からでも十分後追いが可能となっております。新品であろうと中古であろうと、機会があるようでしたら是非お手にとって聴いていただければと思います。 あ、全部まとめて聴こうとするとぶっ続けで30時間以上かかりますので、健康を損なわない範囲でお願いします。


 末尾ではありますが、この場をお借りして絶望放送に関わる全ての関係者に感謝と敬意を捧げるとともに、アニメ本編で藤吉晴美役を演じ、絶望放送にも多大な貢献をなされた松来未祐さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。


   参考文献
声優ラジオの時間アンコール及び声優ラジオの時間ゴールデン(共に綜合図書発行)

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今まさに正気を失おうとしているので完全に失われる前に文字にしておきます。
 何事かと言えばMixa Animation Diary Plus『さよなら絶望先生』トークライブが行われるとの報に接したためです。
 
 開催日時は2024年1月6日(土)、会場は池袋Mixalive TOKYO6階のTheater Mixa、進行台本は構成Tこと田原弘毅さん、音出しなどの演出は佐藤Dこと佐藤太さんがご担当なさるとのことです。

 メインパーソナリティは神谷浩史さんと新谷良子さん、ゲストに野中藍さんということで完全に絶望放送復活です!

 来世で会おう!と誓って終わったはずの番組ですが、今世で再会できてしまいました。この企画を実現するために動いてくださった全ての方々に感謝いたします。
 とりあえず仕事の予定がまったく立っていないので私はまず配信チケットだけ押さえますが、もし参戦できることになりましたら拙ブログにてレポートさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
 参戦できなくともいつもの感想という名の文字起こしを延々やっていくことになるとは思いますが。

 あと、同じ建物の地下2階でミニアフタートーク付きライブビューイングがあるそうですので併せてお知らせさせていただきます。

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先日お知らせさせていただきましたアニメ・声優ラジオを紹介する同人誌『声を詠むひと。 声優ラジオのすすめ』がCOMIC ZIN様において委託販売が開始されました。
 通販でも購入可能となっておりまして、そちらのページのサンプルのところには拙稿も掲載していただいております。興味がおありの方はこちらのリンクからお願いします。
 私も主催のレコン・ギス田さんから一部いただきましたが、アニメ・声優ラジオに詳しい方もそうでない方も総じて楽しく読める本に仕上がっていると感じました。
 何卒よろしくお引き回しのほど、お願い申し上げます。

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レコン・ギス田さんという方にお声がけを頂きまして、『声を詠むひと。 声優ラジオのすすめ』というアニメ・声優ラジオを紹介する同人誌に寄稿させていただきました。
 もちろんさよなら絶望放送について書かせていただいたわけですが。

 改めて振り返ってみて痛感するこの番組の化け物っぷり。年末年始の休みを削って久々に絶望放送と真正面から向き合い、その魅力を解きほぐすのに苦心惨憺しました。コンセプトが「声優ラジオを知らない人に、おすすめのラジオを紹介していく」でしたので。


 この同人誌はサークルRecord of the Deadさんによってコミティア115(1月31日(日)の11:00~16:00 東京ビッグサイト東5・6ホール)にて頒布されます。ジャンルはC、スペースNoはV27bとのことです。

 同人誌の詳細やその他の執筆者の方等々についてはレコン・ギス田さんのブログをご参照ください。

 お手に取っていただけましたら幸いです。

 どうかよろしくお願いします。

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相変わらず無駄に長い感想ですみません。お待たせして本当にすみません。

新谷良子 至極の普通

・秀逸なタイトルに感服。

・新谷さんの重みというのは創作物に『読者/視聴者目線キャラ』という存在が重宝がられるところと似ているかも知れません。

・初手から「あんまり覚えてないです」とパンチをかます新谷さんが相変わらずで何よりです。そこに「新谷さんにはそう言われる気がしてました(笑)」と返したインタビュアーさんもよく分かっていますね。

・選ばれた理由は今でも「なんでだろうな?」なんですな。まぁ、野中さんを選ぶ方が妥当というか、多くの人を納得させるだけのものはあったでしょうけれども。そのifは、現在では全くもって想像が出来ません。

・「神谷さんは先輩ですし、どうしていいかわからないですよ」このどうしていいかわからないというスタンス、結局最後までいくらか残っていたようにも思います。あの絶妙な距離感があってこその絶望放送だったかと。

・絶望放送の出鼻を飾った某ドーナツ事件ですが、8年前のことを「未だに申し訳なくて」とおっしゃる新谷さん。自称「あんまり真面目じゃない」とか、謙遜がすぎますよ。まぁ、それでこそ新谷さんなんですけど。

・「あそこまで全力でふざけてくれる大人たちがいなかったら、絶対に何もできてなかった、本当に1クールで終わってたんじゃないかなって思います」同じことを繰り返し書いて大変恐縮ですが、一般的なアニラジフォーマットで作られた絶望放送というのがどうしても想像できません。

・「私は”脊髄反射”で喋るタイプなんです」とは思っておりました。そしてこれまで感想を書きながら新谷さんの脊髄スゲェなぁと思ったことが何度となくあります。

・「私って『すべらない話』ができないんですよ」どっちかと言えば新谷さんは滑り芸の使い手ですよねぇ。しかも名人級の。

・「じゃあ、『南国アイスホッケー部』が好きって言っちゃったし、ちょっとくらい汚れてもいいかなって(笑)」その『ちょっと』がちょっとじゃなくなるのは世の中押し並べて起きがちなんですが、新谷さんの場合は大規模で発生しましたねぇ。振袖火事のエピソードを連想してしまいます。

・新谷さんの人生を変えたと言っても過言じゃない絶望放送ですが、恨み言のひとつふたつ出てもいいところなのにそれをプラスに転化しているあたり流石ですねぇ。

・さしすせソルトは何度聞いても笑えます。そして次に出た「ソイ」も思いがけない不意打ちでした。

・絶望放送における新谷さんの果たした役割は大きかったわけですが、具体的には「バランスをとる」ことを意識したがゆえだったのですね。

・新谷さんのラジオ師匠は田村ゆかりさんでしたか。師匠とは路線が違うようでいて、底流に近いものを感じることもあったりします。

・打ち合わせで内容を聞きすぎたり喋りすぎたりしないように、というのは前出のつ脊髄反射のためだとは思いますが、打ち合わせで寝てたことがあるっていうのは流石にびっくりです。

・オタクのネガティブノリと絶望放送のテイストがマッチングしたというのは大いにあると思います。『◯◯の××が大好きなの!』における大自白大会っぷりなども「ああ、ずっと隠してきたけど、ここではさらけ出せるんだ!」というネガティブゆえの強いエネルギーが爆発していましたね。

・今でこそ肯定的な捉えられ方をするようなケースも増え、間口が随分と広くなってきましたが、それでもまだ「オタクは叩いて平気、むしろ当然」みたいな風潮は残ってますからねぇ。この辺は感想とは別のお話になりますから程々にさせていただきますが、いずれブログででも書いてみようかと思います。

・震災後のイベントについてはやるかやらないか会議の前まで「どっちに決まっても嫌だなあ」だったのが「このメンバーだったらたぶんやったほうがプラスだなっていう思いが出てきて」に変化したというエピソードに、審判者としての新谷さんの秀逸さを感じます。

・絶望放送同窓会は先日Twitter上にも出てましたが、一度こっそり録音して流していただけないものでしょうか。

・言い出しっぺなのに「話すことがない」と黙ってしまう新谷さん萌え。

・「アニメがあるんだったらやりたいです。でも、ないのに同じものを同じチームでと言われたら無理だと思うので」これはもう絶対的な前提条件なんでしょうね。

・持って帰ったさのすけを「真ん中に置くのがシャクなので、隅っこに置いてます」とか言っちゃうのは、経緯が経緯だけに仕方ないかと。いじり方としては『ツンデレですね』なんでしょうけど。

・さのすけ、相方ができたんですね。貴重な写真も載ってます。

・絶望放送を聴いていたのに新谷さんを声優さんだと知らなかった方は、どうやってアニメイトTVにたどり着いたのか…。あと、声優さんでなかったとしたらなんだと思っていたのかがすごく気になります。芸人さんとかだと思われてたんでしょうか。

・初対面の相手に「絶望放送聴いてました」って言われたら、もう何を隠しても無駄すよね。ええ。

・「ラジオって大変ですけど、逆にありがたかったり。アニメの打ち上げで喋れって言われるよりは全然楽ですから」めっちゃ新谷さんらしいお言葉ですけど、こんなこと言う人他にいないんじゃないですかねぇ。それともみなさん意外と内心ではこうなんでしょうか。

・今や新谷さんも後輩を導く立場になられたわけですが。今度はその立場においての難しさがあるわけでして。それでも絶望放送を通じて磨かれた新谷さん流のやり方が、今後新たなラジオの魅力を引き出していってくれることを願ってやみません。

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再びこのカテゴリーでブログを更新する日がやってきました。そして、いつものことながらだらだら書いていたら分量が多くなりすぎたので2回に分けさせていただきます。すみません。本当にすみません!


 佐藤太×田原弘毅 アニラジ屋の矜持

・このタイトルを見て携帯版を連想したリスナーの挙手を求めます。いないとは言わせません!

・この対談は過去のトレーディングDJCDと内容が重複する部分がありましたので感想も重複するかも知れませんが、もう何年も前のことなのでご容赦ください。…って、今確認したらトレーディングDJCDの感想ってアップしてなかったですね。もう今更ですからやりませんけど。

・「なったらいいなあ」が全て実現した構成T。そりゃ奥様から「あの4年間あなたはおかしかった」って言われますわな。

・それに対して普通に仕事として受けただけな佐藤D。この対比がことごとくプラスに働きつづけていた4年間でしたねぇ。

・「送られてきたメールを今すぐに使わない」これはライブ感を重視する傾向が強いラジオにおいては珍しいやり方だと思います。おかげで何度でも聴けるSZBH仕様に。

・番組終了までに届いた投稿数17万通以上に対して「20万通に行かなかったのがちょっと残念」と述べる構成T。4年でプラス3万通あったら毛根以外にも絶望的なダメージが入っていたのでは…?

・佐藤D、過去に却下された手法を絶望放送にぶち込み、批判にも負けず見事SZBH仕様の一部として昇華させる好プレー。

・生放送アレルギーがあるラジオディレクターって。生魚を扱っていない寿司屋みたいですね。

・今でこそニコ生とかで普通に生放送やってますけど、この頃はWEBラジオで生放送?なんで?どうやって?みたいな時代でした。

・絶望放送の構成台本、3日がかりで書いていたとは…。まぁ、それだけの内容ではありましたね。

・割に合わないことを敢えてやるというのは成功したコンテンツにおいてはしばしば当てはまる現象でして。そもそもが原作であるところの「さよなら絶望先生」自体が明らかに割に合わない労力のかけ方をして作品の魅力を広げていましたね。

・綿密かつ長時間にわたる濃厚な打ち合わせあってこその絶望放送。しかし、ここで初めて明かされたように思いますが、やっぱりアジアさん(諸事情あって拙ブログでは神谷さんのことを敢えてこう表記しております)が台本作成に絡んでいたんですね。テイストと言いますかフレーバーと言いますか、台本に構成T以外の要素を感じる部分が確かにあったんですよね。具体的に「ここ」という指摘をしようと思えばCD全部聞き直さないといけないでしょうけど。

・「全部の引き出しを使ってネタを読む」ぴろし17歳とかいう、この番組さえなければ世に出なかったであろう謎のキャラクター。

・新谷さんを評して「普通の天才」とは実に正鵠を射ていますな。ただ、「無我の境地」はともかく「禅僧」はどうだろうか。

・避けて通れない東日本大震災の話題。そこでも「普通」だった新谷さん。さすがです。

・実際、非日常的な出来事に打ちのめされることってしばしばあるわけです。その時、新谷さんが「我々の帰るべき普通」として君臨していてくれることのありがたさ。絶望放送が終わって4年、いよいよ身にしみます。

・新谷さんの「黙るスキル」。会話に加わらない、でも確かにそこにいる。杉田さんゲスト回で如実に発揮されましたよね。兄とその友人が楽しく遊ぶ姿を見守る妹のようでした…というとちょっと美化しすぎですかね。でも「今回はほっといてもらっていいですか」はなかなか言えないですよ。

・新谷さんをパーソナリティにした決定打が「かってに改蔵のファン」だったのは高橋Pの好判断でした。新谷さんは『ファン代表』的なポジションにも座ることができる貴重な存在になっていたと思っています。

・今思えば絶望放送のフォーマットは第1回で既に完成していたんですねぇ…。バリエーションは豊富でしたけど、あくまで原点は不動でしたからね。

・「毎回が奇跡」というのは感想ブログを書いていた人間には痛切に響くところがございます。毎回苦労したのは量の多さのみで、うわ〜今回は面白いところがないぞ的な苦労はついぞございませんでした。

・ゲストの方々もまぁ、見事というかなんというか…。人間誰しも生きていれば絶望的体験の持ちネタはあるわけでして。それをプロのスキルでご披露なさるわけですから面白くならないわけはないんですが、それでも一種独特の「絶望放送だからこのくらいハッチャケてもいいよね?」オーラがありました。あと、ゲスト回で個人的に一番好きだったのはさおりん、一番ハマったのは杉田さん、一番笑ったのは親方でした。

・常連リスナーを「絶望放送のキャラ」として立たせたのは見事でした。リスナーのファンがつくようにもなったりもしましたし。ここで個人のお名前を挙げるのは控えますが、別のラジオ等で絶望放送当時のテイストで投稿なさっているのを見聞きしますと嬉しくなったりいたします。ええ。ハイ。

・「共犯関係」とは実に言い得て妙。基本、私は感想書きばかりしていて本体には貢献できなかったんですが、この表現はよくわかるつもりです。

・副委員長会議の実態は『あいつらあんな面白いことしやがって。だったらこっちはこうしてやる』という思いを腹に隠して馬鹿話に興じるおっさん達の集いだった模様。

・インタビュアーさんの「違う場所にいる熱いファン達による究極の素人コラボ」は実に言い得て妙。我々の『こういうことをやったら面白いだろうなぁ』がどんどん形になっていく夢のような時間が確実にそこにはありました。

・復活はして欲しいですけど、原作やアニメがあったから面白かった部分というのは確かにあるでしょうし、「復活は四期ありき」「もう1回アニメになる以外ない」というのは分かります。時代を超えた面白さがある一方で天地人揃ってこその面白さというのも存在するわけですし。

・文字屋かつ聴くだけリスナーだった私としては構成Tの「ラジオは言葉だ!」も佐藤Dの「ラジオは音だ!」もどっちも分かるのですが、この二人のスタンスの違い、せめぎ合いが番組に活力を与えていたのだとも思います。どっちかに特化していたら最後までついてこられなかったリスナーもいたかも知れませんし。

・原作最終回のテイストをラジオに生かすのは…、いや、それこそ久米田先生が構成作家でもない限りは不可能でしょう。「アニラジとしては先に終わって正解だった」という言葉は構成作家としての白旗かも知れません。

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神谷浩史インタビュー

・「やるならやればいいけど、なんで僕がやるの?」最初に依頼を受けた時からブレないアジアさん。

・野中藍さんと井上麻里奈さんでラジオやるのがオーソドックスだっていうのは、絶望放送の割と早い時期に出てた発言でしたよね。その場合どんなラジオになってたのかが最早想像出来ないレベル。

・新谷さんがいたからこその絶望放送だったというのは異論の無いところですが、「あんなことになった」っていう表現が的確すぎて言葉がありません。
 

・インタビュアーの方の「新谷さんが壊れていく過程が番組の歴史」っていう表現も同様に的確にも程があります。

・全員に久米田作品へのリスペクトと愛情が根底にあった上で「『絶望先生のラジオがやれるんだ!』」っていうのが一番のモチベーションだったというのは番組の実に早い段階からバシバシ伝わってきましたね。

・「こいつら、あの時のスタッフだ。知ってるぞ」仕事は積み重ねが重要である事を教えてくれる大変良いエピソードなのに爆笑してしまうのはなぜなんでしょうか。

・アジアさん、コーナーで一番のお気に入りは『良子・不良子・普通の子』というのは以前もどこかでおっしゃっていたように思いますが、改めてここで明言。『絶望先生』という作品から一番遠いコーナーのはずなのに、親和性は非常に高かった。その現象はこの後の部分でインタビュアーさんによって『血の通ったメディアミックス』と表現されてます。

・「当時は本当にウザかったですからね(笑)」今読み返してもウザいって本物だと思います。

・「原作があって、そこから派生してアニメーションを作って。アニメは忠実に原作に寄っていくっていう方向に進化していったんです。そして、その両方をいじり倒すラジオがある。で、結果として、そのラジオをいじってくれる原作とアニメという構図になっていって。今現在、こういう形で成り立っているコンテンツはたぶんないと思うし、当時としてもなかったと思うんですよね」ちょっと長いですが、重要なので全部引用します。所謂オンリーワン的なコンテンツは、それに関わる人間が日々何かを積み重ねていく中で奇跡のようなプラスサイクルによって生み出される物だと思っております。計算はしつつも、その計算を超えたところにあるものにしか成し得ないというか。昔風の表現だと『天の時、地の利、人の和の揃い踏み』でしょうか。それが絶望放送にはあったのだと思います。

・長くなったので分けて書きますが、絶望放送っていうのは4年という時間をかけて誰もが意図しなかった方向へと進化していきました。絶望放送という史上稀に見る存在が途方もなく成長していく姿を見守ることができて本当に幸せでした。

・「どんな失敗をしても、どんな愚痴を言っても全部ネタになる」絶望放送があらゆるネタに懐広かった全ての根源はこの辺でしょうね。

・常に最悪の事態を想定しつつ、そこに至らなければいいというネガティブハッピー思考は実に絶望放送的。コーナーで言うと『ポジティブですよね〜』。なのにアジアさんがあのコーナーを苦手としていたのは単純に投稿レベルが高すぎたんでしょうか。

・「完全に『絶望放送』はネタラジオでしたから」宣伝とか告知とか少なかったですよねぇ。そもそも初手から『ヤギ対ロシア女』とかありましたし。

・間口の広さ、投稿のしやすさはTさんの構成力によるところが大きかった訳ですが、それをアジアさんの言葉で分析しつつ語られると、その偉業に改めて頭が下がります。

・絶望ネームの武力介入は…。まぁ、しょうがないですね。番組ごとのスタンスがありますから。よそで見かけていいネタだと誇らしくなるってのはジンと来ます。私も他番組で絶望ネームを耳にすると嬉しくなるものですが、中でも軍手のイボ対ロシア女さんの快進撃は未だとどまらぬようで何よりです。

・ラジオ番組はスポンサーありき。これはラジオに限らず商業コンテンツでは当然の事ですが、いかに許してもらうか、もしくは目の届かないところで上手くやるかが腕の見せ所のようで。絶望放送は後者だった気がします。もっと言うと一歩進んで放し飼い状態というか。

・「相手との距離感をしっかりと考えた上で、相手を尊敬し、尊重した上で喋るということが、誰かとラジオをやる上で重要なことだと思います」「本当に困った時は相手を信じて投げるしかないし、相手が困った時は自分が何とかするしかないし。それは持ちつ持たれつなので」さぁ、あなたは絶望放送のどの場面が浮かびましたか?割とボールのぶつけあいだったこともあったかも知れませんが、根底にはこういう精神があればこそ、ですね。

・CM目当てでラジオ聞き始めるってのはなかなか風変わり。そして構成作家つながりでコサキンへ…。しかし、ここであっさり明かされましたけど、絶望放送の収録ってTACスタジオだったんですね。で、調べてみたら今はTACじゃなくてプロネックスって名前になってますな。あんまり赤坂には詳しくないのですが、地図を見ながらこれまで番組内で出てきたスタジオの情報を聞き直してみますと、なるほど、となります。というか、公式サイトの画像に一目で納得。

・アジアさん、ブギーナイトリスナーだったんですな。てことはアニメでやった『熱血電波人間倶楽部』の元ネタはご存知だった、と。私も学生時代はリスナーでした。ちなみに元ネタのラジオドラマで一番好きなのはコンパイラです。まだCD入手出来るようでしたらぜひ原作ご一読の上お聞きください。というか、あのCDに入ってた曲はなんだかんだで今でも聞いてますね、私。

・最後の公録はDVDにしていただいたおかげで不参加だった私でも十分に楽しめました。にしても、「おっぱい党の党員の格好をして、選挙演説をしながら登場したんです」の部分は絶望放送を知らない人が読んだら何事かと思いますよね。単なる事実なんですけど。

・「演説内容をリスナーのみんなが覚えていて、僕よりも先にそれを言ってくれたんです。「こいつら、本気でバカだなあ」と嬉しく思って。こちらが提示したモノに対してリスナーが全乗っかりなんですよね。一切の否定をしない。「100%で受け入れる姿勢が俺たちにはあるんだ」という気持ちが、イベントをやると凄く伝わってくるんですよ」なんで全乗っかり出来るか、と言えばそりゃあこれまでの信頼がありますから。どんな変化球だって受け止めてみせるぜ!的な。創り手とリスナーのキャッチボールを長くやる中で醸成された成果のひとつがあのイベントだったんだと思います。

・糸色望のオールナイトニッポンR。ネットラジオが深夜ラジオの世界に殴り込み。個人的には大成功だと思いますけど、知らない人たちが楽しめたかどうかは分かんないので…。今でも覚えているのは新谷さんの『この人編み出し過ぎじゃないですか』です。というか、この番組うっかり聞き直すと作業ストッパーで危険。

・「どこが評価されたんだと思いますか?」「いやー、まったくわからないです(笑)」まぁ、そうおっしゃると思いました。

・タイミングがあわなかったらあそこまで面白くなったかどうか、というのはありますね。

・絶望放送をもう一度、というプレッシャーは大きく強いんでしょうなぁ。あんなに面白く出来るのか、という不安は無理もないところです。それでも私は信じてます。

・「オチのない話を始めたとしても、結局オチに導いてくれる空気があの番組にはあったんですね」「落ちたところで、佐藤ディレクターが音楽を絡めて、ちゃんとネタに昇華してくれる」投げっぱなしでもちゃんと終わった感があるのは佐藤Dの妙技によるものでしたなぁ。あと、オチのないことに違和感がないのは原作の影響も…。

・「とても面倒くさかったですけど(笑)。いや、本当に面倒でしたよ。だけど、やったらやったぶんだけちゃんと理解してくれる場でした」そうおっしゃってただければ、リスナー冥利に尽きるというものです。

・他番組に一切フィードバック出来ない経験…。でもきっと何処かで生きていると思いたい。

・「限界を超えていける原動力はリスナーなので。そういう得体の知れない分母に支えられているラジオ番組は魅力的だなって僕は思います」またいつか、みんなで『共犯』になれる日が来ることを願っています。

拍手[18回]

 ああ、このカテゴリータグを再びつけて記事を書く日が来ようとは。ただし思いのほか時間がかかったので前後半に分けて書きます。
 とりあえず、これなに?という方はこちらをご覧下さい。

番組紹介

・これを書いた人は余程のヘビーリスナーでその上かなりの文章構成力をお持ちなのだと思います。まさしくプロの仕事です。この1ページにあの4年間プラスαがみっちり詰まっています。私がやろうとして出来なかった事のひとつがここにあります。

 

高橋Pとタケさん対談

・正式タイトルは別なんですが、この表記でないとしっくりこないので。

・コーナートップに『アニラジの理想型』の8文字があって脳と心にジンと来る物があります。

・絶望放送は製作委員会側からの立ち上げではなく高橋Pから働きかけたそうですが、そうでなかったら恐らくこういう番組にはならなかったでしょうね。

・アニラジの人気や面白さをうまーく錬金して制作費を回収し番組を息長く続けていくのはやはり『稀』なのですねぇ。
 
・最初はやはり野中さんがノミネートだったんですね。そのふたりだったらどうなっていたか、の試みも新谷さんお休み回で実際に聞けましたが。その場合4年続いたかなぁ…。いや、そもそも初手からスケジュール合わなかったんですから、有り得ない架空ですな。

・高橋P曰く『版権ギリギリなこともやっていたので』っていうのはやっぱり“限りなくイエローな存在”でお馴染みのさのすけでしょうねぇ。

・副委員長会議がこの上なく機能することで原作&アニメ&ラジオの相乗効果を産んでいた事を再確認。

・佐藤D、他の番組で出来なかった事を絶望放送にブチ込む。

・講談社ライツ、3〜5回目で番組にお墨付きを与える大英断。そこにプレッシャーを感じた佐藤Dと構成Tの気持ちは痛いほど…。

・「どんどん汚れていく。この番組のせいだ!」でもまぁそれがウザンヌ役につながったと思えば…。あ、収支の試算とかはしない方向で。

・「アニメイト通販では買うな!」の暴言に対して高橋Pの「それでいい」発言。どっちかってーと高橋Pのほうが暴言だよなぁ、これ。

・絶望放送が1年で終わらなかったのは高橋Pが原因か…。アジアさんにさらっと告げるあたりの周到さはなんとも敏腕。

・「よくポカをしたので」誰の発言かは書くまでもありませんので割愛しますが、自覚はあったんですね、タケさん。

・「不思議な優しさがある番組」「ダメな人間を救うんですよ。決して切り捨てない」タケさんが言うと説得力あるなぁ。

・最後の公録についてのエピソードはひとつひとつが胸を打ちます。参加してたらもっと来る物があったんでしょうけども…。

・4期があったら続いてたのかなぁ、と思うともっとDVDを周囲に買わせておくべきだったと猛省。

・きっこおねーちゃんの17歳と1万日企画、衣装のレンタル代だけで10万越えるとか…。なお、制作費を救済する女神は自前の衣装で参戦した模様。

・原作&アニメ&ラジオの“三すくみ”は確かに機能しましたが、それ以外の部分で割とボロッボロだったのが余計に目立ちましたよね、ええ。

・男性と女性でコンビ組んでのキャスティングはギャンブル要素の高いものでしたが、この大博打は見事的中。馬券で言うと万馬券。麻雀で言えば役満。高橋Pも「あそこまで化学反応を起こしてドカーンと行くとは…」「想像の遥か上」と絶賛。

・高橋P曰く「毎週でなくても○周忌とかの節目でイベントをやるのはあり」とのこと。この発言、拡散希望!というか、具体的に何をどうしたらいいのかがハッキリしたらぜひ情報流していただきたい!


 アジアさんこと神谷さんのインタビューについてはまたのちほど。

拍手[12回]

・ゲーム回( ゚∀゚)o彡゜ゲーム回( ゚∀゚)o彡゜というわけで今回は表紙を懐かしのあのゲーム達が飾っております…1つだけ違うのがあるけどね。だからどうしてそう加工が巧みなんですかさとちさん。うっかり『あれ?アマガミのファミコン版なんて出てたっけ?』とか思っちゃったじゃないですか。
・で、裏表紙は紋別港…わざわざこの1枚のために紋別まで出向かれるさとちさんには心底脱帽です。
・今までは割とたくさんの回が収録されていたはずなんですが、今回は88回と89回のみです。さとちさん、お気に入りなんですね。
・この2回は杉田さんゲスト回でほぼ全編ゲームの話題で埋め尽くされた訳ですが、読み返せば読み返すほど放送内でのゲーム濃度の濃さが不可思議な痛みすら伴って蘇ってきます。
・実際問題、これ、絶望放送も絶望先生も知らないゲオタに読ませても十分堪能させられると思うんですよ。古い話題多めなのがちょっとハードルかも知れませんが。私がコミュニティに参加しているニコニコ動画のうp主さんでレトロゲーム動画メインの方がおられるんですが、この方に読ませてみたくなりました。
・毎回毎回画像が楽しい事には触れさせていただいてるんですが、今回はこれまでにも増して良い画像が豊富で1つに絞る事が出来ません。どうしても、ということになると、悩んだ挙句に27ページの右側4コマめのぽっちゃりモビルスーツでしょうか。次点で「サラマンダーより、はやーい!!」ですかね。三席が『かってに改蔵』のロゴ入り単三乾電池。
・画像と言うと、話題に上ったゲームのカセットなりディスクなりの画像が概ね用意されているのがさすがでした。『魔道物語』のゲームギア版カセットとか、かなりの衝撃です。
・さて。掲載されている放送回のころの思い出なんですが、今回収録されているのが2回分ということで今回はパスで。

拍手[3回]

・『18』では80回から87回分が取り上げられております。表紙は胸元に指を突っ込む奈美。カワイイ絵柄からの危うさってなかなか貴重だと思うのです。
・裏表紙はカップヌードル風デザインの「タマゴのちゅるるんヌードル」でした。そう言えばタマゴのちゅるるんですが、私もあのあと何度か金沢には行きましたが、まだ食す機会に恵まれておりません。いずれ…。
・この時期の絶望放送と言えばなんと言ってもTKHSです。これ、よくやったよなぁ、ホントに。今考えるとこういう奇跡的な企画を連発していたわけで。絶望放送の猛威というものを改めて感じるとともに、その渦中にどっぷり浸れた幸せに感謝するばかりです。それ以外ではさのすけファミリーのさのすことアレの誕生が。
・文字と絵とで読み返しても十分DJHiroCのいっぱいいっぱいっぷりが伝わってくるんですよねぇ。いつもながらのさとちさんのセンスも勿論ですが、この回は諸々インパクトが強すぎてちょっとしたきっかけさえあればあの二人の掛け合いが綺麗に脳内再生余裕なんですよねぇ。特に「リラックスしてくださいね」のくだり。
・脳内再生余裕なネタとしては「まつやとり野菜みそ」ですね。このあとしばらくして、私の家の近所のスーパーでとり野菜みその取扱がされるようになったので勝手に絶望放送の功績の一つに数えております。
・あと、18ページ右側のタイトルが「紀洋軒のシュウマイおいしいやよ!」って書いてあるんですが、さとちさんもベイスたんご存知なんですね。こういうところで自分の好きなものが出てくるとそれだけで嬉しくなります。
・今回の周到ネタ画像で一番のお気に入りは9ページ左側2コマめの『さよなら絶望放送 パンツ見せないから恥ずかしくないもんキャンペーン商品(抱き枕)』です。段ボール箱の画像を加工なさったのか段ボールにご自身で印刷なさったのか分かりませんが、もう脱帽です。勿論実在しませんが、もし実在したらこういう段ボール箱で郵送テロを実施して欲しかったものです。
・第80回から第87回までの個人的な思い出はなんと言ってもアニメさよなら絶望先生の第3期決定の朗報が流れた事です。3期にして、85回にして、ようやく絶望放送で最速発表が出来たというのも思い出深いですが、この発表に際して「誰がどの役やるか書いてない」「どうする?神谷さん霧ちゃんだったら」というやりとりで大いに笑わせていただきました。ああ、あの頃はまだ希望に、そして絶望に満ちていた…。

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1975/04/02
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今さらですが非公開に変更
趣味:
読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
自己紹介:
四十路オタです。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。
艦これ提督ですがリポートをここにあげたりとかいう事はしておりません。攻略記事を書けるほど上手でもないので。
一次創作及び二次創作に関してはpixivで発表しております。興味をお持ちいただいた方は上部のリンクからお願いいたします。
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