漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。
久々にどうしても感想を書かずにはいられない作品に出会いましたのでこちらを一時復活させます。
本作はpixivのほかジャンプルーキーにも掲載されている漫画です。 かいつまんで紹介いたしますと、飲んべの先輩女性瀬川佐和と下戸の後輩男性篠崎聡太が織りなす、一見すると中学~高校みたいで実はそうでもないという、社会人ラブコメです。 先輩女性の名前が私の高校時代の想い人と同じだというのと後輩男性が私と同じ下戸というのに惹かれて読み始めたんですが。これがどうにもハマってしまいまして。自分の来し方と重なる部分があれこれあるのも原因なんでしょうけども。大人なのに中高生みたいな清い関係のまま進むラブコメは当世それなりに数を増やしておりますが、中でも一番のお気に入りになりました。 基本的には佐和ちゃん先輩に振り回される青年聡太くんを愛でるスタイルですが、なんでもない日々をふたりらしく積み重ねる日常回もじんわりと味わい深いです。 そうしていくうちに想いを寄せて、すれ違って、また重なって……というじれったくもこの2人らしい道行きを進んでいきます。 もし興味を持ってくださいましたらpixiv上で無料でほぼ全て読めますのでお目通しください(pixivアカウントがなくてもこちらからお読みいただけます)。単なる惚れた腫れたではない、人生の苦い部分をちゃんを噛み締めてなおその先に滋味深い幸せの待つ作品です。 お気に召していただければ幸いです。同人誌も現在5巻まで刊行されております。書き下ろしが絶品なので出来ればこちらも読んでいただきたいですね。5巻の書き下ろし部分は特に最高すぎていつまででも語れそうです。購入はこちらからどうぞ。 PR
以下はTwitterで@HusachiakiR18にて投稿したものの自己まとめです。ブログ用に多少文章を手直ししております。
さて。今回は水星の魔女第19話におけるシャディクの気持ち悪さについて少し書いてみます。個人的な印象と分析なので的外れでしたらご容赦ください。 彼に同情の余地があるとすればその生い立ちから自分を誇大に見せ続け期待を集め続けなければならなかったということですが、残念ながらそれが今回全て悪い方に出ました。 シャディク・ゼネリはアーシアンでも別格の成功者です。せっかく手に入れたサクセスを台無しにはできないわけです。しかしその成功は脆く崩れやすいものでもあります。養父に見限られればそこまでで終わってしまう儚いものです。ゆえにその成功を維持し続けるためにはなんでも知っていてなんでもできるように見せ続けなければならない。 そんな、一度の失敗が致命傷になるかも知れない立場の彼には酷な話かも知れませんが、気持ち悪いものは気持ち悪いので色々と書いていきます。 ミオリネの隣というシャディクにとって公私共に垂涎であったはずの地位は一方で全てを失わせるリスクの高いものです。一度たりともグエルに挑まなかったのも敗れて養父から見放されるリスクを考慮したものだと推察します。 そういう前提に立って今回の挙動を振り返りますと。自分が誰よりもミオリネを理解して大切に思っているという態度をとっていますが。彼はそうする資格を既に失っている自覚がありません。ここがまず気持ち悪い。 自己保身に走りつつ、自らが直接ミオリネに対する責も負わず。安全地帯から他責だけを行う。まぁ、気持ち悪いですよね。 そしてここからは完全に私の邪推ですが。今回の「汚したな」発言で再認識したのはシャディクにとってミオリネは崇拝対象だったんだろうなという事です。「守れなかったな」ではなく「汚した」という表現はそういう感情の発露だと読み解きました。 生身の人間としてのミオリネ・レンブランではなく偶像として見ていたから隣に立ってその偶像が壊れてしまう事を恐れ、また自らの手で傷つけ壊してしまうことも恐れていた。彼の本音は「俺のものにも誰のものにならないでくれ」だったんでしょうな。 憧れというものは少年が成長していく中で乗り越えるべき壁なのですが。上述のとおりそうするにはシャディクは守るべきものが多すぎました。それらを失うリスクを取らず、そして心の中の偶像を守るにはこれまでのように達観した態度が都合が良かったわけです。 グエルは自分にないものを持っている者同士としてミオリネを諦める言い訳にはちょうど良い組み合わせだったわけです。で、自分のせいでこうなったことを無視して「汚したな」と責めた裏には「俺に無いものを持っていた癖に」という歪みがあるわけです。 なんだか取り止めがなくなって来ましたが。鬱屈した感情と女性を必要以上に神格化し憧憬を抱く姿が混ざり合ってあの特有の気持ち悪さを生み出したものと考察します。 以上、益体もない考察にお付き合いいただきありがとうございました。 久々にこういうものをやってみましたが、なかなかに楽しいです。一方でこれやっていると小説が書けなくなるので程々にしておきます。 なんとも残念なことに最終巻とのことです。 1巻の感想を書いておきながら2巻の感想を書こうとしても書こうとしても書けなかったので3巻どうしようかと思ったんですが、完結記念ということでいささか書かせていただきたいと思います。 本作の素晴らしいところは1巻の感想でも色々と書きましたので、ちょっと視点を変えてみたいと思います。 この三年差という作品は年齢差という壁を乗り越えて幸せな結婚をした和哉と瑞希の二人が幸せであり続ける物語です。 なぜ、あり続けることができるのか。何によってそれが可能なのか。 新婚時代のエピソードとして象徴的なお話があります。 久しぶりに一緒の夕食を食べられるはずだったのに「遅くなる」とメールする和哉に「プリンで許す」と返す瑞希。 幼なじみとして長く共に過ごした二人は怒り方も許し方も心得ているのだなとニヤニヤさせられる訳です。小さなすれ違い行き違いとその解決を積み重ねて、これからも二人は幸せであり続け、そして息子の尚人くんに呆れられ続けていくのでしょう。 それこそ尚人くんの結婚式で「うわー、花嫁さん綺麗」「瑞希だって綺麗だったぞ」みたいな会話をしているであろうことが容易に想像できてしまいます。 また、ニヤニヤポイントとしては、三年差という壁のため、長い時間を共に過ごしつつもなかなか恋愛関係に進展させられなかった『餓え』を満たしているシーンですね。ええ。砂糖を吐く思いとはこのことかと。 餓えは追いかけ続けた瑞希のほうにあるものだとばかり思っていましたが、3巻では「あれ?これ和哉のほうもじつは…」というシーンがしばしばあり。 ラス前のエピソード『うちの奥さんが可愛い』を読んで、その餓えはこんな風に一生かけて満たしあっていくんだろうなぁとしみじみしました。 いやもうぜひここは私の駄文で知るのではなく本編を読んでいただきたい。ブラックコーヒーが練乳に変わります。 そう。愛することと愛されることに終わりはないのです。それを知るからこそ、この二人は幸せであり続けるのでしょう。 そして。最終巻ということでもう一人の年の差コンビ土屋さんと日向くんの関係にも進展がありました。怯えや戸惑いに揺れて距離を取ろうとしてしまう土屋さんに対して日向くんがめげず挫けず距離を詰めていく男気が見どころです。 最後に。 1巻の感想でも書きましたが、この『三年差』という漫画は私の幼少期からの強い渇望を満たしてくれる素晴らしい作品でした。 苦労した先には幸せが待っている。その幸せがどんなものか、存分に楽しませていただきました。 作者の島崎無印先生には感謝しかありません。本当にありがとうございました。 クリックすると三年差 3巻のAmazonのページへ飛びます
先日『三年差』の感想を書いてみて思いの外楽しかったのと最近ぱったり小説が書けなくなってしまったのでならば封印することもないかと思い、ちょこちょこ感想をアップしていくことにしました。
などと言いつつごく短いながら『三年差』の二次創作小説をpixivにアップしたりもしているので今後については何のお約束もできない状態ですが。 しょうもない前置きはこのくらいにして。 OYSTER先生作の『新婚のいろはさん』は幼なじみである始くんと彩葉さんの、からっぽの部屋から始まる新婚生活を描いた漫画です。これを書いている現在、『月刊まんがタウン』誌にて連載中で単行本は2巻まで刊行されております。 本作はふたりが結婚して新居を構えるところから始まります。ベッドと机と卓上灯しかないところから「初めての共同作業」を無事こなし、ふたりが家を築いていく過程を楽しんでいくのが本作の醍醐味だと思っています。 喜びあり不安ありいちゃつきあり。幼なじみでありながらも空白期間があるゆえのギャップもあり。 その合間合間に姉さん女房の彩葉さんが色々なイタズラや仕掛けを繰り出すアクセントがあって。自分で仕掛けておいて怒ったり照れたりする彩葉さんがとにかく可愛いです。 彩葉さんは「やっぱりほおっておけない」とか「私くらいさびしがれ!!」とか名言も多くて実に私好みです。 また、身一つで知らない土地に嫁いできたところなど我が家との類似点なんかも結構あったりして、その辺も個人的に引き込まれた理由の一つであるかも知れません。 そして。4コマ漫画を愛する哲学少女早倉さん、女子力が高い漫画家仲間の花飾先生、格言ラーメンの謎めいた女性店主と脇を固める面々も皆一癖あって愉快です。 脇キャラで私の一番のお気に入りは冷静ようでいて好きなことにはしっかり熱くなり、時に暴走までする早倉さんです。暴走した後の打ちひしがれる姿まで大好きです。水泳部なのでキュートな水着姿もおがめます。 脇キャラといえば始くんの育ての親っぽい春江おばさんの登場予定はあるのか、それとも刑事コロンボシリーズにおける『うちのカミさん』ポジ(もしくはスレイヤーズシリーズにおける『故郷の姉ちゃん』ポジ)で登場しないのか。出てきたら最終回っぽいような気もするので見てみたいような見てみたくないようなアンビバレンスがあります。 最後に。漫画家の始くんこと軒並ライジ先生作品として作中に掲載されている4コマ漫画も個人的にツボです。一番好きなネタは今のところ「そうめん世界一」です。これは確かに早倉さんもファンになるな、と納得の出来でした。
島崎無印先生の「三年差」(ガンガンコミックスpixiv)を読んで、どうしても衝動が抑えきれず久しぶりにブログで感想を書いてみようと思います。当然のことながら大量にネタバレを含んでおりますので未読の方はまずご一読いただいてから以下をご覧いただければと思います。
また。久しぶりにもほどがあるというくらいブランクが空いているのでどのくらい頑張れたかわかりませんが精一杯書かせていただきました。 そして当然のことながらこの文章は私の個人的な感想であり、作者である島崎無印先生の意図するところとは全く無関係であることを先に明記させていただきます。 さてさて。長ったらしい前置きはこのくらいにして。 私は小さい頃から割とたくさんの漫画や小説を読んできましたが、その中でも恋愛物に関しては一つの不満がありました。 多くの場合「紆余曲折を経てふたりは晴れて恋人同士になりました。めでたしめでたし」で終わってしまって、どういう風に幸せになったのかが描かれることがほとんどなかったのです。 物語としては山谷のない場面は特に盛り上がるわけでもないのでやりづらいのかも知れませんが、私は「苦労した先にある幸せ」を求める子供でした。 そして本作は私の子供の頃からの強い渇望を満たしてくれるものだったのです。 三年差、距離の隔たり、そして何より異性として見られていないという最大のハンディを乗り越えて見事『追いついた』瑞希ちゃんの、その後の幸せっぷりはブラックコーヒーを善哉に変えるくらいに甘く暖かなものでした。 小さな頃からずっと想い続けていたのに、当の本人はどこ吹く風の知らん顔。妹扱いどころか一時は弟みたいな扱いだったり。そういう態度に接するたびに瑞希ちゃんの心は傷ついてきたんだろうと思います。 だからこそ、結婚してから『今までやりたくてもできなかったこと』にチャレンジしてみたりお姉さんぶったりしたがるんだろうなと。 そして。そんな今までの負け戦を取り返すべく色々仕掛けているようなのですが。惚れた弱みというかなんというか。 いってらっしゃいのチューにしても「そういうとこだぞ和くん!」「好き」にしてもあんまり勝ててないなぁという印象です。 ただ、今までと違って結婚後の『負け戦』の味は苦みや痛みを伴うものではなく、非常に甘い甘いものだと思われますのでそういう意味では報われて良かったなぁ、と。 そして。和くんはそんな瑞希ちゃんの想いの気づいていなかったのか、気づかないようにしてきたのか。作中、中2の瑞希ちゃんに「ドキドキした」という“自白”があるわけですが。 それを手掛かりにして読み解くとやっぱりそれなりに瑞希ちゃんのことを意識はしていたようですが、それを敢えて封じていたのだろうなと思います。それが意識してのことなのか無意識なのかはまだ推測するだけのエピソードがありませんが、個人的な経験則では大体男子というのは無意識下で好意を持った女子に嫌われるようなことを避けているものです。 私が和くんの立場だとしたら迂闊に瑞希ちゃんに好意を示して嫌われたり気持ち悪がられたり遠ざかられたりするくらいならば、いっそ現状維持に努めようとするでしょう。懐いてくれている幼なじみという貴重な存在を失う事を考えたらその先にどんな幸せが待っているかも知れなくとも、次の一歩は踏み出しにくいものです。 こういう表現が正しいかはわかりませんが、人生において恋人や彼女は作れたとしても幼なじみは二度と作れないのです。 自分の小さい頃からの失敗も成功も、笑顔も泣き顔もその全てを知ってくれている幼なじみは何にも代えがたいものだと感じればこそ、おいそれと恋愛感情を抱いたりできなかったのではないかと思うのです。 男というのはちょっと優しくされただけで相手が自分のことを好きなんじゃないかと思ってしまうくらいに勘違いの名人であると同時に、その勘違いの名人であることを自覚している生き物でもあります。 自分の気持ち及び瑞希ちゃんの気持ちに勘違いがあった場合に取り返しがつかなくなったらと思うとそれを押し殺してしまおうとすることは無理もないのかも知れません。 だからと言って勇気を振り絞って東京まで追いかけてきた瑞希ちゃんの決意に気づけなかったのは流石にどうかと言わざるを得ませんが。 最後に今後読んでみたいネタを羅列して締めたいと思います。 ・呼び方が「和兄」から「和くん」に変わった瞬間 これは期待というよりもほぼ確信に近いものがあります。島崎無印先生のことですから私がこんなところであれこれと気を揉むまでもなく素晴らしい作品に仕上げてくださるものと信じております。 ・ちゃんと彼氏彼女になってからの初デート やっぱり渋谷なのかそれとも別の場所なのか。「帰りたくないなぁ」と駄々をこねる瑞希ちゃんを新幹線に無理やり押し込んだりするのか。興味は尽きません。 ・3人で車に乗っている時に自分がトイレに行きたいのに尚人くんをダシにしようとする瑞希ちゃん 「尚人、トイレ行きたくない?」と聞かれた時に賢くしかも気配りの出来る尚人くんはどうするのか、非常に興味があります。トイレに行きたくなくても(ああ、ママがトイレに行きたいんだな)と察して「パパー、トイレに行きたい」と言うのか、それとも「パパー、ママがトイレに行きたいって」と真実を告げてしまうのか。 という感じで、感想とも分析ともつかない内容になってしまいましたが、以上です。何年かぶりにこういうものを書いたので非常に拙い文章ですが、拙いと自覚しつつもそれでも書かずにはいられなかった、というところに私の思いを感じていただければ幸いです。そして出来うるならばこの素晴らしい作品が一人でも多くの方に読まれるようになれば幸甚です。
大変面白かったというのがまず前提としてありつつ。
まぁ、舞台が舞台なのもあるんですが、やたらと親近感が湧くというか、似たような状況をたくさん味わった記憶があるというか。 我が家は妻が5歳年下だったり、もともとバイト先が一緒だったりと、男性側がヘタレなせいで年下なのに女性上位だったりするところが大志&恵カップルとよく似ておりますし。ええ。結婚しても改善するどころか悪化するんですよ、これ。 あと、長谷部&ルーシーカップルとの類似点を言うと、うちの妻は名前が悩みというほどではありませんが、男の子が生まれるもんだと思っていた先方のご両親が女の子用の名前を用意していなかったため、私の上司に同名者がいたことがあったりしたという哀しい記憶が。加えて、スカート穿かないところと男慣れしてないところも共通しますなぁ。それと付き合うようになるまで大変苦労をした事も共通点として挙げさせていただきましょうか。まぁ、あちらさんは結局最終回でも好意を相互確認しつつまだくっつく直前という、ある意味一番美味しいシチュエーションで終わってましたけど。 恋愛はこの先が醍醐味ではありますが、あの時期はあの時期で醍醐味以上のなんともたまらん妙味がありますなぁ。 その先のことについては、娘の出生届を受理した人の息子と当の娘が結婚したらなかなかドラマチックだけど、結婚式はなかなか大変そうだなぁ、などなど夢想しました。 それと、実は三好さんにも共通点がありまして。ここでは断片的に書いてますが、私も実は大学院ドロップアウト組でして。言ってた分だけ初任給は高めに設定してもらえたので丸損にはなってないんですが、修士号は取得出来ないまま今に至っております。行こか戻ろか思案橋、といった感じの最初の方の三好さんには大変トラウマを抉られ…いやいや、親近感をおぼえたものです。 キャラの好みとしては、最初千早一択で完全に独走態勢だったんですが、ラス前と最終回でルーシー株がストップ高を記録しまして。最終回の長谷部と差し向かいで赤面乱舞は「ズルいぞ!」と叫びたくなるくらいにドストライクでした。いやまぁ、それでも恵が個人的な好みのトップにはいるんですけど。 恵は、普段の物静かでありつつ辛辣な言動と、趣味や恋愛に対して注ぐ情熱の濃密さが大変よろしい訳ですが、そこにもってきてラストに5人そろい踏みでコスプレしている時の絶妙な表情が、もう、ね。真骨頂ですな。 そして、しっかり巻き添えられている他の3人もいいですね。一番馴染んじゃってるのは塔子ですが、途方に暮れつつ自分を見失っていない三好さんが素晴らしかった。 あと、三好さんと言えば。好み的には完全ノーマークだった三好さんの、ラストのレストランでのお説教にちょっときゅんと来ちゃったんですが、どうしたもんでしょうか。説教プレイはハードル高いよなぁ…。 とまぁ、久しぶりでしたのでだいぶとりとめも無く書き散らしてしまいました。 pixivをご覧いただいている方にはもうご存知かも知れませんが、上記のような本作への分析や愛情を間違った方向に発露した二次創作を先日書き上げました。今、もう1本を仕上げ中です。どちらも何の因果か18禁方面なのでうっかりこちらにアップ出来ないのですが、アカウントをお持ちの方以外にもご覧いただきたいのでなんらかの方法を現在模索中です。
皆様あけましておめでとうございます。
休止中ではありますが、ニコニコ動画で視聴していたら書かずにいられなかったので書いてしまいました。小説のほうは一向にままならない状況だというのに…。 新年早々何をやっているんだ、と御笑読いただけましたら幸いです。 アバン ・「二度寝するような兄は死んでいいに決まってるじゃない」二度寝こえぇぇ。 ・「冒頭からキャラ設定無茶苦茶になってんぞ」見てる前提なんだ、化と偽を。 ・「ヤンデレってーかそれ狂人だよ!」いや、ヤンデレ自体がそもそもとして狂気を多分に含んでるから。 ・「コイについて語ろうぜ、月火ちゃん」鯉のぼりの時期に合わせてのカープ談義ですか。いや、違うんだろうけど。 オープニングソング ・オープニングの切ない感じがまた色んなところを貫いてくれます。 ・これ、黒のほうの主題歌ということで、白の方は主題歌変えてくるんでしょうか。 ・阿良々木くんは本当に土下座がよく似合うなぁ。 ・CMまでBS11と一緒なのか。 ・「百戦錬磨のお前にしか聞けないことなのだが」百戦錬磨にして百戦百勝っぽいのが恐ろしい。 ・「なんとまぁ!」「驚くっていうか、轟くよ!」非難轟々、ではなくて何より。 ・「犬が喋ったくらいの衝撃だよ」絶対来ると思ったよお父さん。 ・「ごめんお兄ちゃん、もう1回言ってくれる?」「どの時点からが普通で、どの時点からが好意なんだ?」「乙女かお前、正座!」阿良々木くんは乙女だよね、うん。 ・「対象をHさんとしよう」ひたぎさん、ではないんだよね。 ・この本屋さん撫子スネイクにも出て来たなぁ。 ・「兄の個人情報握りたくない」知らない方がいいことってあるよね。うん。 ・「それは恋でしょう」「人を好きになったことって無いんだよなぁ」中学時代の恋にまつわる愉快な逸話とかは無いのですな。 ・「そんなのはまぁ、なんとなくだよ」「そんなんでいいんだよ」そんなんでいいんです。というか、恋愛はそんなんのほうが上手くいくと思います。定義付けとか理論武装とかはむしろ足かせ。 ・「どういう理由でっていうのを教えてもらおうか」「なんとなくでなんとなくで、なんとなくなんだよ」瞳で表現するのは実に良い手法ですね。 ・「理由付けは色々可能だけどさ、そういうのはぜんぶ嘘だもん」「理由付けっていうか、こじつけだもん」ですな。だからこそ、恋愛を条件闘争にする傾向を私は好みません。 ・「もう決めつけちゃえばいいよ」「かもしれるよ!」「決定したのか!」「予定は未定じゃない!」悪い顔してるな、月火ちゃん。 ・バールのような物を自在に操る末妹。 ・「その子の胸を揉みたいと思うのも」「違う」違わない。 ・「触るとか、揉むとか、露骨な言葉を使わないでいただけますか」「タッチする」「露骨でなくなって、可愛くはなったけど」緩和はしたが解決はしていない模様。 ・「ほれ、さわってみ?」大胆だな。 ・「いたいわぁー」中学生の胸は敏感なので触るときは優しく柔らかく。 ・「お兄ちゃん妹のおっぱい触り過ぎ」名言再び。 ・「お兄ちゃん、欲求不満なんじゃない?」男子高校生なんて絶えずそんな感じ。everytime hungry. ・性欲を恋と取り違えてしまっても別にいいという気はする。プラトニックの良さは私も重々承知ですが、恋愛と性欲を完全に切り離すのも不自然極まる行為という物です。 ・インフレスパイラルは007の用語じゃない。 ・「タッチパネルって平面じゃねーか!」窪地でなかっただけマシだということで…。 ・「Hさんを僕の魔手から護らなければ」そうだね。うん。 ・「僕のために喜んで犠牲になれ」長女は割と喜んで犠牲になりそうな気がする。 ・「Hな本を買えばいいよ」月火ちゃんのオススメを聞きたい。 ・「なぜそれを!」兄が妹に対して隠し事など不可能だ!…でも彼女の存在は隠しきってたんだよなぁ。 ・妹とエロ本談義とか、恵まれた家庭ですよね。 ・「いや、これ汗だよ」「それが全部汗だと!」売れそうなくらい豊富に存在している。 ・火憐ちゃんは相変わらず馬鹿だなぁ。いい意味でも悪い意味でも。 ・躊躇無く脱ぐのは仲がいい証拠ですか? ・そして火憐ちゃんのアドバイスは相変わらず役に立たない。 ・Hさん登場。 ・「いえー、元気してる?」失敗。いいなぁ、こういう失敗をする茶目っ気。 ・「えい」変態が変態行為を働いている。 ・眼福。いただきました。ごちそうさまでした。 ・「歩こうか、少し」腰を落ち着けて、ではなく歩きながらのほうが話しやすいことがあるんですよね。 ・「いなくてもいいような妹が2人」空気のような存在というヤツですな。実際にいなくなるとこの上なく取り乱す訳ですが。 ・羽川さん、化の頃よりなんか怖くなってる気がする。 ・複雑な家庭環境。 ・「笑えねえよ」笑う要素は皆無でしたな。 ・「ままならないもんだよ、本当に」「ままならないし、つまらないよ」ままならないことは、苦痛に変換されやすい。 ・「今朝、お父さんに殴られたの」と、いうセリフを聞いて自分がオヤジに殴られたことが無いことにハタと気づきました。 ・「なんだその、自虐的な言い方」不幸が続くと自虐が定着するんです。 ・「いいじゃない、1回くらい」本人がそう思っていないことを他人に信じさせるのはちょっと難しい。 ・「このことは、誰にも言わないでください!」ここはPVでも使われておりましたな。 ・「羽川が何でもしてくれるの?」「何をしてくれるのがベストなんだろう」ふくらんでるなぁ。 ・「いや、サイテーの男だと思う」何を今さら、という程にはまだ付き合いが長くないんですよね、まだ。 ・シリアスとギャグの入れ替えが高速で行なわれております。 ・「選択肢が多過ぎる」「いや、むしろこれは小論文だ」受験生らしい単語のチョイスですな。 ・「1つです!」「ホントもう、頭痛がしてきたよ」頭痛、ね。化でもキーワードでしたね。 ・「どうせ行くトコなんてないしね」それが彼女の日常。 ・「そうやって私の全身を舐めるように見ることが願いなの?」それはそれで素敵。 ・「殴られた傷を舐め回したいのだ!」思ったより高レベルだった。 ・舐め回しはしなかったのか。というか、治療させろという意味だったのか。さすがは紳士阿良々木。 ・「たぶんあの人達は、私の顔も覚えてない」ガハラさんと入れ替わっても分からなかったりしたらどうしよう。 ・「かわいい妹にただいまくらい言えよ」火憐ちゃんはブレない。 ・「欲求不満の解消どころか、もやもやは増すばかりだ」そのもやもやは性欲とは若干違う何かだね。 ・Mr.アロハことホームレス中年登場…の前に忍様登場。何か随分ラブラブじゃないですか、お2人。 ・血よりドーナツっすか。随分堕落しておられますな。 ・忍様、野獣の目でドーナツを欲する。 ・犬扱い。こんなにも猫っぽいというのに! ・ゴールデンチョコレート。そんなにも、そんなにもですか忍様。 ・そして忍野メメへの手土産だったはずのものは全て忍様へ。 ・アロハ中年、随分久しぶりだなぁ。 ・「言えないようなことが起こった」この辺はさすがと言うべきでしょうな。 ・「障り猫」『さわり』がダブルミーニングなのは西尾節。 ・「普通ならね」「委員長ちゃんは普通じゃないだろう」この言葉は説得力に溢れている。 ・「あの委員長ちゃんに、障り猫はドンピシャだ」ドンピシャだからこそ、引き合っちゃったんでしょうな。 ・「今から委員長ちゃんの家を訪ねるんだよ」「彼女の無事を確認してくるんだ」「こんな時間に家を訪ねて、どうやって羽川に会うんだよ」うっかりすると意味深な行動になってしまいますな。 ・人物の識別がパンツですかそうですか。さすがです阿良々木くん…いや、阿良々木さん。 ・「にゃんだ、おまえ」この猫語を待ってたぜ! ・「そいつらはご主人の両親って奴らしいぜ」「お前が適当に処分してくれ」「にゃんにゃらお前が殺してもいいぞ」物騒。 ・「そうやってにゃんでもかんでもご主人に期待してんじゃねーよ!」期待、ねぇ…。期待になっちゃうのか、これ。 ・猫は猛獣。 ・「俺がご主人を自由にしてやるんだよ」「お前たちにはできなかった事だよ」他人は本人じゃないからね。 ・忍様、見守る。 ・「そのまま死んじゃうんじゃないかと思ったよ」勿論普通は死んでる。 ・忍様、退場。 ・「だけどこの場合、相手が悪かった」「相手と言うか相性かな」基本スペックが羽川翼だもんなぁ。 ・「触らぬ猫に祟り無しだ」それでも触らなければならない場合には、この警句はマイナスかも。 ・エナジードレインと言われるとリッチーというモンスターを思い出して私も頭痛が。 ・「そういう意味じゃないんだけどねぇ…朴念仁」齢18にして初恋がまだと言い切れる男だからねぇ。 ・着信146件か。12時間でこの数量って事はほぼ5分に1回ペース。 ・「既に状況は開始されてしまっている」「素人の、それも未成年が出る幕じゃない」真っ当な大人のご意見。 ・「バランサー失格だよ」こう殊勝に出られると強く言えない阿良々木暦の特性を理解しての発言なのかな。そこまで狡(こす)っ辛くはないとは思いたいですが。 ・「技術の、実力の問題だ」「強いて言うなら、この僕の邪魔をしないコトこそ、君にとって大事な仕事なのさ」専門家にフリーハンドを与えることこそ、素人にできる最大のお仕事。しかし、そう簡単に割り切れないよなぁ。 ・ブラック羽川、夜空に舞う。 ・留守中に女の子の部屋に忍び込む。さすがです阿良々木さん。 ・そして怪異の王も夜空に舞う。 ・一体何を見たんだ。 ・なんちゅうところにしがみつくのか。そして動じない末妹。 ・「きもちわるーい」ひでぇ。 ・「おまえたち姉妹はどれだけその場のノリで生きてるんだよ!」「しょうがないじゃないお兄ちゃんの妹だし!」大いに納得。 ・家に部屋が無い。物理的に居場所が、無い。 ・「だまりあぐねる」この一語から溢れ出ている言語センス。 ・「なに?私達だけがたより?」嬉しそうだなぁ。らぶらぶだなぁ、この兄妹。 ・悩むねぇ、阿良々木くん。 ・寝相悪いなぁ、ファイヤーシスターズ。 ・お、ガハラさん。さすがに今回は出番これだけかな。 ・「そろそろ来るんじゃないかと」任せておけと言っておきながら、しれっとこう言えるのが『飄々としている』ということなのでしょうな。 ・20回程バトルになって、20回程負けた。よく生きてるなぁ。 ・「おじさんには目の毒だね」同意。 ・意味の無いナイスポーズありがとうございます。 ・「戦略と戦術を持って人を襲う怪異なんて聞いたことねーや」概ね怪異的なものは自然災害みたいなもんですからな。颱風や地震がもし与えるダメージをより大きくしようと工夫する存在だったらと思うと背筋が凍ります。 ・完全に乗っ取られたら殺すしかなくなる。器ごと壊すしか、手段がなくなる。それはまさに最後の手段。 ・善良なだけの人間なんているはずもなく、か。だからこそ、自己の無謬や完全を主張する人間はうさん臭いものです ・「そりゃあ猫ってのはかぶるものだからさ」ちょっと笑ってしまった。 ・空蝉の術乙。 ・直江津高校、相変わらずの奇怪な構造。 ・黒板に予告編でお馴染んだあの絵が。 ・舐めるな。机を舐めるな。 ・「お前は限度額の無い変態か」阿良々木さんはなんというか、こう、色々青天井。 ・「裁判じゃ何も認めないぞ!」地裁じゃなくて家裁だから、虞犯でも十分なんだよなぁ。 ・シャフトメーブツ謎ポーズ、健在。 ・ストレスの発散で人を襲うのは珍しくない現象。 ・「悪事って楽しいからにゃ」でもその楽しさは続かないんだよね、これが。困ったことに。 ・「ご主人を助けたいんだろう。だったらそれは俺に任せておけ」随分と力強い断言を。 ・「ご主人は俺に同情なんかしていなかった」羽川翼の真骨頂はどうやらここからですか。 ・「ふつうのおんにゃのこであろうというのがご主人の唯一の願いにゃ」普通でないからこそ、普通であることにこだわりがあって、普通であるために努力を惜しまない。日塔奈美の対極。 ・「機械のように倫理を全う出来る」凄絶。 ・「あばよ」「おまえはにゃんか、がんばって幸せに暮らせ」切ない別離の辞。 ・「ダメだ。ぼくはやっぱり、羽川のことが好きだ」「好きすぎて触れない」「この気持ちは恋じゃないな」「もうとっくに、恋を超えていた」「羽川のために死にたいって思ってるんだもの」そういう恋があってもいいと思うんだけどなぁ…。恋じゃないと規定してしまうから、悲しみは繰り返されてしまったのでしょうね。 ・一環して土下座。幼女に土下座。素敵な絵面。 ・忍様に踏まれるとか、なんというご褒美。なんという恵まれた境遇。 ・世界を取れそうな忍様のキック力。 ・土下座で妖刀獲得。にしても、口からか。 ・「委員長ちゃん軽量級だからねぇ」自分では『重い』って言ってたけどね。 ・「気持ち悪いよねぇ。凄まじいまでの善性だ」「怪異より怖い」凄絶さというのは恐怖をもたらします。 ・「あれだけ正しい人間とひとつ屋根の下で暮らすなんて」構成するメンバーの陰と陽がある程度まで噛み合ないと家庭は家庭として機能しません。 ・「どう考えたって、羽川のせいじゃないだろ」「委員長ちゃんのせいだよ」あんまり清々しい気持ちにはなれない一刀両断。 ・「それ以上言うな。殺したくなってくる」たとえ相手が恩人にして友人であったとしても。 ・「僕はただ、下着姿のネコミミ女子高生に欲情してるだけなんだよ」完全な嘘ではないからこそ、真実を被い尽くすに足りる。 ・「阿良々木くんのベストフレンドとして忠告しておきたいことはあるかな」ベストを名乗るのか。 ・「僕には僕で策はあるよ」「策じゃないか。期待だよ」ある程度の根拠がある期待は成算を成り立たせる要素足り得ます。 ・30分。 ・下着が黒から赤へ。 ・「阿良々木くん、大丈夫?」おお。形状はブラックだが喋りは翼だ。 ・「ウソをついて人を信用させて。いけなんだ」普段の阿良々木暦ならば取らない方法だろう。なりふりかまわない、本気が伝わってきます。 ・「語尾ににゃーにゃーくっつけるのが、キャラ設定だったんじゃないのかよ」あの状態の最初から、ある程度羽川翼自身の意思と意図が働いてたんですな。 ・「いつからバレてたの?」あんまり動じてないな。 ・「お前はお前のままなんだよ」「それがお前なんだよ」自分を自分として受け入れる作業には苦痛が伴う。飲み下せないこともたくさんある。 ・「すげーやさしいし、すげー強ぇよ」これは褒め言葉のはずなのに、別の何かとして刺さってるなぁ。 ・「だけど羽川、それがお前なんだよ!」「お前はその性格のままで一生生きていくんだよ」言い切っちゃった。 ・「無茶言わないでよ」「私だってつらいんだよ」「私だってつらいんだよ」もっと早くこの言葉を言える相手が見つかっていたら良かったのにね。 ・「お前は怪異に身を委ねた」自ら望まずにそうなってしまった阿良々木暦の言葉故に重たく響く。 ・たとえ幸せになっても、今のことを一生夢に見るって言葉には貫かれました。実際、今現在の自分に起きていることなので。 ・「猫を理由にするな」「自分で自分を引っ掻いてるようなもん」自傷行為というにはちょっと度が過ぎてますけどね。 ・ストレス解消の方法がおかしいです阿良々木さん。 ・「なってくれないんだ、私のヒーローに」なっていたら、この事件はそもそも発生してなかったでしょうなぁ。 ・「死んじゃえ」この連呼、名演。 ・「なにをしたのよ。私に!」「刀をあらかじめ飲み込んでおいた」これ、自爆というのもちょっと違うな。こういうのは何と言うべきなんでしょうね。 ・「そんなデタラメな刀があるだなんて」刀も使用法もデタラメでしたな。 ・「お前だってなんでも知ってる訳じゃないんだな」「お前だって知らないこと、まだまだ知らないことあるんだよ」「『なんでもは知らないわよ、知ってることだけ』って、いつもみたいにそう言ってくれよ!」なるほど。副音声での『ふたりだけの特別なフレーズ』理解。 ・「なんて幸せなんだ」そうだね。望む相手に殺してもらえるのは、十分幸せだと思う。 ・「僕たちは可哀相なんかじゃねーよな!」阿良々木暦が言いたかったのは、これですね。 ・「アホかこの従僕は」( ゚∀゚)o彡゜忍様( ゚∀゚)o彡゜忍様 ・「目の前の事しか見えておらんな」未熟者です故。 ・「阿呆が」「見とれ。見蕩れとれ」忍様、お手本を示す。 ・「いいよな、羽川」「一生このままなんだけど、それでいいよな」「いいわけ、ないでしょ」この時はまだ諦めてないどころか、ここからまだ射落とす気満々だったんだろうなぁ。私の中で『sugar sweet nightmare』の歌詞がこれまで以上に切なくリフレインしています。 ・「これでは撫でられない」忍様、スネる。 ・「ブラック羽川としての記憶は完全に失っている」憶えてたらちょっとしたどころではないトラウマでしょうからね。 ・怪異すら取り込む女、羽川翼。 ・「羽川にとって家族ってずっと怪異だったんじゃないかな」怪異的存在だったのは間違いないところかと。 ・「結婚しちゃえばいいじゃん」「そうすれば委員長ちゃんにはずっと手に入らなかった家族が手に入るじゃないか」「妥当な取引だと思うけどね」忍野メメがバッサリ行き過ぎにも見えますが、この朴念仁にはほぼベストなアプローチかな、これが。 ・「羽川の気持ちってのがあるだろう」「だけど、阿良々木くんの気持ちってのもあるんじゃないのかい?」嫌いではない、ということ、好意を抱いているということ、それだけでは恋愛を成立させることに十分ではない…。 ・「僕は羽川に恋しちゃってねーよ」「そういうことにしておこう。それが一番幸せだ」阿良々木暦が踏み切れなかった、踏み込めなかった理由を思うと実に切ない気持ちになりますね。羽川翼という女性の背負った諸々に怖じ気づいたり重さに耐えられなくなったり、というのだったらまだしも、触れないくらい大事な存在になっちゃったせいなんですから…。 ・「僕に求めてくれちゃったら良かったのに」「助けてって言わなきゃ、助けを求めてないってことにはならない」「好きって言わなきゃ好きってならないことにはならない」人間は常に表現することに苦しみ続ける不便な生き物ですから。 ・「あいつのことを好きだなんて、一生言うことは無いんだから」「お前以外の誰かを好きになるだろう」「お前以外の誰かと恋に落ちる日がきっと来る」それでも、あの時間が無かったことにはならない、あの気持ちが嘘にはならない。これを以て瞑すべし、と言うにはまだ足りていないが…。 ・そして、あの瞬間へ。 ・実に面白かった。震えが来るくらい、背筋が凍るくらいに、痛みを覚えるくらいに面白かったです。この2時間は実に充実しておりました。この充足感は、なんとも久しぶりに味わいました。ありがとうございました。 追記 エンドロールの『仁鐵』ってやっぱりアンタだったのか、蝉丸P!
・最近うっかり見逃しが多いです。というわけで発売からしばらく経ってしまいましたが、ようやく入手しまして、こうして感想を書く事が出来ました。
第36話 ・新幹線で名古屋へ。いざ開幕という時のこのワクワク感はプロ野球ファンならではの至福。 ・「実央ちゃんが大学生か」「おばちゃん嬉しい―」基町ねーさん、もう自分を『おばちゃん』言う事に微塵のためらいもないな。 ・大曽根からゆとりーとラインの罠にハマる3人。ナゴドに行くんだったら全然便利じゃないんだよなぁ、あれ。地元の方にご教授いただいたんですが、名古屋駅からなら基幹2バスで萱場下車がオススメです。 ・ナゴドはチケット入手も手強いんですよねぇ…。2012年は行ってないので分かりませんが、当日券が3枚並びで取れる事はほとんど無かったですね。 ・ゲートくぐってグラウンドが見えるまでの、宝物のような時間。「ワクワクする!」する。するよね。うん。 ・「転げ落ちそう~~」(そして狭い)どんどん言ってやってください石田先生。まぁ、改良される事はまずないでしょうけど。 ・ビジター観戦で、向こうのファンに囲まれてひとりの時の居心地の悪さ…。んで、席間が狭いから当たるんだよなぁ、ここ。 ・「今年もおとくいさんっ」ああ、あるある。ありすぎて困る。 ・(くるな!)(ダメな自分)開幕から負けてると来ちゃうよね、ネガティブ思考。 ・『前田ーっ 2点タイムリーッ』負けてる時のこの一撃は本当に痺れる。目の前にかかった霧が一気に晴れる心持ちです。 ・「私…」「今年からドームでバイトします」「赤い帽子の人を見つけます」「大好きな野球のそばで」「応援をご一緒できない日が増えます…」「2年たてばいろいろあるよね」2年で実央は本当に大きく変わったよなぁ。ま、応援してると人探しは捗らないし…。 ・『どんな時も』『応援は』『自分から!』そのとおり! ・「負ーけーたー」勝っても負けても、その後の感想戦は楽しいものです。 ・「新幹線次が最終なんですよねっ」もうちょっとなんとかして欲しい。せめて走れる時間が決まってますから繰り下げろとは言いませんが、静岡から東京行き(東京からなら名古屋発大阪行き)最終新幹線連絡の特急を走らせるとか…。いやまぁ別会社だからやらないんでしょうけど。 ・『今年は今年の応援をするんだ』毎年、思いを新たにしての開幕戦。それがあるから、開幕は楽しい。 延長戦第6話 ・眼鏡を買うみなみ。試着してる眼鏡のデザイン、全部もとネタがあったりするんだろうなぁ。ちょっと思いつきませんが。 ・篠田投手のゴーグル眼鏡か。昔だったら『小宮山眼鏡』だったんだがなぁ。 ・ほわほわ髪にあう野球選手っぽい眼鏡なんてありませんがな。だからって「で 髪切ったん」は大胆不敵すぎますわ。 第37話 ・『実央 ドームに立つ』あの声で、という注釈が石田先生のノリノリ具合を表しておりますな。 ・「おたふくビールいかがですかーっ」広島県民の心を貫きそうな銘柄ですな。やっぱり黒ビールなんだろうか。 ・なれないうちは転ぶそうですね、やっぱり。 ・研修の日はマエケンノーヒットノーランの日でしたか。8kg背負って笑顔で3時間。きつい仕事だけど、成り手は絶えないんですよね。 ・大声を出して、一気に開ける視界。 ・『もう前しか向けないよ』『走れ!』『手を振れ!』『マエケンのように前に進みたい』 ・エキサイトシートに怯える基町ねーさんとみなみ。私も東京ドームではありませんがグラウンドレベルの座席から観戦した事ありますが、確かに迫力が段違いです。 ・「姉さんっ姉さんっ!!守ってる選手の…」「尻がすぐそこに!」女性はそれ言う人多いよなぁ。 ・実央のバイト同期は太田日南子。太田は太田川からかな? ・どこのファンか聞かれて嬉しそうに「広島」って挙手しちゃう実央が実に可愛くて。 ・(まさかカープファンひとりだけ?)なぜたくさんいると思うのか。だって読売のホーム球場だよ? ・「私はね」「野球なんか大っキライ」日南子は吐き捨てる。嫌いな物の近くで働くのは大変だなぁ。 ・「太田さんは」「嫌いって言いきれる程野球のそばにいるんだね」「だからうらやましいの」そうだよね。嫌いになるからには嫌いになる由来がなければならない。全く触れてこなければ嫌いになったりはしない。…でも、録画ズレが原因で嫌い、とかだったら接点無いまま嫌いになるか。 ・「んもぉ!頼むよ打撃陣!」1-0負けはねぇ。ピッチャーが可哀相だよね。うん。毎回毎回同じ打者に同じところに投げて同じようにホームラン打たれるピッチャーはちょっとアレだけど。 第38話 ・球場でバイトしていると、慣れるまでは試合経過の把握とかはムリだそうですね。慣れると、逆に試合経過にそって売って回ったりしてるそうですけど。大阪ドームの売り子さんはマリーンズファンがチャンステーマで飛び跳ね回った直後にどっと売りに来ますからねぇ。本当によく見ている。 ・髪質が剛毛であることを気にしているのか実央。十分可愛らしいのになぁ。 ・球場観戦では傘より合羽ですな。スワローズは傘が応援グッズですし、イーグルスはポンチョがお馴染みですけど。で、マリーンズは『選手が濡れてるんだから俺らも濡れよう』という馬鹿が多いです。慣れると平気です。 ・雨に濡れながら、相手チームの選手の記録達成を目撃する。慣れないとキツいでしょうな。慣れると両チームのファンが一緒にその選手の応援歌歌ったりして楽しめますよ。 ・脇役ねぇ。実央は『今どき』の子ではないのが引け目のようで。でも十把一絡げではない魅力があると思うんだけども。まぁ、自分で気づくにはもうちょっと時間が必要かな。基町ねーさんが良き見本になってくれるといいんですが。私は脇役として存在感を放つ事こそ快感を覚えたりする訳ですが、脇役である事に引け目を感じ、物足りなさを感じ、惨めさを覚える気持ちは分からんではないです。そうある事こそ健全なのかも知れません。 ・脇役の話題ついでに。我が愛する千葉ロッテマリーンズは長きに渡って脇役でありました。しかし、脇役だからこそ悪役になり、相手チームの胴上げを阻止すると言う愉快で哀しい美学が育ちました。その挙句2010年には3位から日本一になるという脇役ならではの大暴れをやってのけてくれました。 ・「こちとら大洋の遠藤投手の尻から足にホレてからずっとファンなんだ」「さすがにその頃はわかりません」分かろうよねーさん。北別府や大野が居た頃だよ。田代とかポンセとか覚えてないかなぁ。つか、この部長とは語り合ってみたい。 ・「20年優勝してないチームの苦労は知らないけどね!」遠藤の頃からのファンだとそうなるのか。優勝した時に『38年ぶり!』って話題になったのに。 ・「負〜け〜る〜か〜よ〜」「燃えてる!?」それでこそ基町ねーさんだ。 ・「私もかっこいいおばさんにならにゃあね」ですな。ねーさんは今でも十分カッコイイですけど。ま、47歳がまだ現役なんですから、30代なんてまだまだですわな。 ・「次は勝つぞぉー」「こーんちくしょー」あるある。というか、なるなる。 延長戦第7話 ・Yahoo!プロ野球の速報は私も長くお世話になってますが、あのキャッチフレーズは結構楽しみですよね。作中にも出てくる「万能内野手 塀内」は一番のお気に入りです。本当に万能だったら…。あと、「衰え知らずの力投派リリーフ 薮田(こっちが正確)」も出てきますけど、さすがにこれは褒め過ぎ。 第39話 ・「ニック・東出離脱!!」「ギャー」悲嘆のあまり楳図かずお風になってしまう実央。 ・しかし、苦あれば楽あり。西武ドームで2日連続観戦のお誘い。このテーブル席はダグアウトテラスかな? ・「毎年交流戦の食べもの楽しみー♪」西武ドームは屋外扱いで火が使えるから色々あって楽しいです。 ・「5人席のひとり分余ってるって言ったでしょ?」「のひとり連れて来ていい?」「あーいいよー もちろん!西武ファン?」「姉さんのファン」また出たか。ねーさんモテモテだ。 ・「赤い帽子の人」基町ねーさんの見合い相手の画像から、思わぬ再会。 ・しかし、ようやくかなった念願だというのに、怯える実央。ま、経緯が経緯だもんなぁ。 ・「基町さんは」「カープが優勝するの怖くないですか?」「優勝して欲しい気持ちだけでもう20年応援してて」「それがプツンと切れませんか?」「「終わった」って気になりませんか?」「優勝という目標にたどりついたら応援の熱が冷めるんじゃないかって」「怖くないですか?」「本当は負けるからこそ応援が続くんじゃないですか?」「怖いことあるかァ」「あのね カープにも黄金時代があってさ」「初優勝まで26年かかったのにその後」「Aクラスあたり前の強さを保ったの」「父もね 優勝をのがしてもそれまでよりくやしくなくなったって」「来年優勝すればいいかって」「楽な気持ちでいられたって」「そ・れ・で!!」「どうよ!」「今!?」「20年たっちまったよおぉぉ」「今年の優勝が来年につながらないって知ってる」「勝つのは今しかないんだって知ってる」「それこそ怖いくらいに」「今日の勝ちをのがしたらいつ勝てるかわからん!」「だから負けはくやしいんじゃ!」「負けても優勝しても応援するわよ」「次の勝ちのために」「今日の勝ちのために」「実央ちゃん今だよ」「今なのよ」「今日勝てよ!!」大変長くなってしまいましたが、ここには石田先生の溢れんばかりのカープへの愛情に満ち満ちておりましたので全て引用させていただきました。そうなんです。優勝して終わりじゃないんです。そこで満足してたらまた逆戻りなんです。 ・赤い帽子の人は、須藤由宇。由宇はカープの二軍の球場があるところですね。 ・野球に夢を追い、夢を追い、そして夢破れ。それが、赤い帽子の人だった。 ・「私」「マツダに行きます」乗り越える勇気は、球場で生まれたもの。野球がくれたもの。 第40話 ・マツダスタジアムに向けて。バイトで働き、手紙を書き。 ・一方でみなみはオールスターで岩手に。昨年会った中学生とはニアミス。惜しい! ・ねーさんは堂本からのアタックが再び。おせっかいな心配をする部長とケンケンガクガク。そんな平和もあっていい。 ・「ご心配なく部長」「こっちがあきらめないから」ちったぁ骨のあるところを見せるじゃないか。でもまだ基町ねーさんはやれんなぁ。 ・そして実央はついにマツダスタジアムに。 ・「あきらめない人たちがまわりにいたから」「泣いてばかりの日々から」「こんな遠くに くることができた」弱いチームを、弱くても応援する。弱いからこそ応援する。そこにある力は、人を強くする。 ・しかし。約束の座席にあったのは赤い帽子の人の姿ではなく、1通の手紙だった。 ・野球に夢を追いつづけて、破れてもなお追い続けた人間が球場をまともに見ることが出来なかったその心情に似たものを、私も持っています。 ・ブログなのでいささか自分語りをさせていただくと。私は14歳の頃からずっと小説家になりたいという夢を持ち続けています。今でもそれは完全には消えておりません。そんな私が、書きたくても書けなかったような、渇望するような思いで目指していた何かを形にされてしまった作品たちを読めるようになるまでに、随分とかかりました。そのある種の頂点である『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズは、今でもまだ手にとる勇気が持てずにおりますが。なので、この須藤由宇の気持ちはよく分かるつもりです。でも、やっぱり自分が愛してしまった物は、離しがたいのですよ。つらくてもくるしくても、きっと由宇はいつかまた野球に戻ってくる。時に癒されて、もしくは、今回の実央との件のような温かなふれあいをきっかけに。 ・「野球の神様 ここにいますか」「私なんかに会いに来てくれてありがとう」「野球に会わせてくれて ありがとう」「また球場で会いましょう」たくさんたくさん、拾いたい言葉がありました。でも、このフレーズが全てだと思いました。野球を見ること、野球場で応援すること、野球を介してたくさんの人や物と出会うこと。野球があるおかげで、私の人生はこんなにも豊かになった。奇しくも、この文章を掲載する日付は10月19日。伝説の10.19と呼ばれる日であります。全く意図はしておらず、完全な順送りだったんですが、やっぱり野球の神様っているのかな、とは思いました。 ・そして、ボールは実央から日南子へ。6巻で一旦実央編は完了しまし、主役交代して作品自体は続くようです。以降の物語も勿論、読み続けていきますよ。ええ。 |
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プロフィール
旧世代オタクなので言う事も発想も古いです。
HN:
ふさ千明
年齢:
48
性別:
男性
誕生日:
1975/04/02
職業:
今さらですが非公開に変更
趣味:
読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
自己紹介:
四十路オタです。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。
艦これ提督ですがリポートをここにあげたりとかいう事はしておりません。攻略記事を書けるほど上手でもないので。 一次創作及び二次創作に関してはpixivで発表しております。興味をお持ちいただいた方は上部のリンクからお願いいたします。
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