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久々にこのカテゴリで書かせていただきます。ただし、今回取り上げるのは平成ではなく昭和のアニメですが。
 と、いうのもですね。ついうっかり、標題のこの番組がサンテレビで再放送しているのを発見してしまったんです。
 絶望のあまり『いいのか?放映当時ですら阿鼻叫喚だったんだぞ』的なつぶやきをしましたところ反応してくださった方がおられまして。
 そこから色々思い出すことがあったりしましたので文章としてまとめてみました。
 この作品の本放送は1976(昭和51)年10月3日からということなので、資料を調べて初めて自分(昭和50年生まれ)が再放送組だったことを知ったんですが、その割にみんな見てましたなぁ。再放送なのにテレ東のゴールデンでやってたおかげでしょうか。ゴールデンでアニメの再放送とか、今はさすがにテレ東でもやらないことですが、今に通ずるルーツのようなものを感じますね。

 また、本作は全50話なので約1年間かけて放映されていたことになりますが、これは当時としてはそれほど珍しいことではありませんでした。ただ、今回この全50話というのが実に大きな意味を持ちます。

 不思議な世界の魔王ベルトサタンが己の魔力を取り戻して再び君臨するために主人公ポールのガールフレンドのニーナをさらうのですが、その事実をニーナの家族を初め街の人々が誰1人として信じてくれないという強烈な鬱展開が当時の子供の心を痛撃しました。
 まぁ、リアルな思考とすれば当然なんですが、子供向けアニメでやることとしてはどうなんでしょうか。しかも荒唐無稽な設定が叩かれるような時代でもなかったというのに。

 ほのぼのしたオープニングソングから地獄の鬱展開。しかも、オープニングの歌詞である程度示唆されているというのが、もういけません。「大人は誰も信じちゃくれない」という文言はこの手のお話の歌詞にありがちなんですが、先述のとおりニーナの両親を初めとして、全ての大人がこの歌詞そのまんまの行動をとりまして。

 なにしろニーナの行方を現実世界で探している刑事さんに不思議な世界の話をしては「捜査の邪魔をするな!」と怒鳴り散らされる始末でして。

 結構冒険部分は活劇としてもドラマとしてもよく出来ていて、ベルトサタンの『魔王』の名に恥じぬ悪逆ぶりと、それに怯えつつも自尊心を失わずポールやニーナのために比喩でなく命懸けで便宜を図ってくれたりする不思議な世界の住人達の生き様に胸を打たれたりもしたものですが。
 そのメインのはずの部分よりも、ポールが酷い目にあうシーンばかり憶えているのはやはり子供心に人と人が分かり合えない辛さが一番深く刻まれてしまったからだと思います。

 さて。以下お話する内容は、重要なネタバレを含みますのでこれから新規に視聴される方はお読みにならないようにお願いをいたします。

    以下ネタバレゾーン

 と。大仰な注意書きを終えたところで一番書きたかったことを書かせていただきますと。

 このお話、資料によれば本来は最終話にポールがニーナを救い出して大団円というのが当初の予定だったようですが(オープニングソングからもその辺は明らか)、なんと半分にも到達しない17話で救出されてしまうんですね。その後はポールとニーナがコンビでベルトサタンに立ち向かうという、どっちかと言うとタイムボカンシリーズっぽい路線に変化します。

 ここから先は私の完全な邪推ですが、阿鼻叫喚した全国の子供達の声を親達がテレビ局やタツノコプロ等制作サイドに届けたがゆえの路線変更だったのではないかと思う次第です。
 私の記憶でも確かに途中でニーナが助け出されて、以後コンビでベルトサタンと戦うという展開に憶えはありましたが、それは17話よりももっと後だと思っていました。それだけポールが周囲から糾弾され爪弾きにされる展開が辛かったということなのでしょう。

 そんなに辛かったにも関わらず毎週欠かさず見ておりました。テレビ画面(当時はまだブラウン管)に向かって憤慨したり悲嘆したりする私を見かねた母親からは『そんなにまでして見なきゃいけないの?見なきゃいいんじゃないの?』と諭されたりもしましたが、どうしても見ることをやめられなかったのです。それどころか母親に対して「なんてヒドいことを言うんだ」と逆恨みに近い心情を抱いたものです。
 そんな胸を抉られるようなドラマにこそ、人を引きつける魅力があるのだと今となっては分かるのですが。むしろ、自分が文章を書くにあたってはそのくらいのものを書けるようにならねば、とすら思うのですが。なかなかこの辺も思うようにはなりません。

       以上ネタバレゾーン

 以上、重大なネタバレを含む部分でした。

 最後に。あの頃のタツノコは結構な頻度で油断ならないトラウマアニメを送り出してくるので(ガッチャマンFとか)、今後視聴なさる方々もくれぐれもお気をつけ下さい。




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 球場ラヴァーズの感想を書きおえて、これで感想を書く物が一段落しましたので、久々に、本当に久々に平成懐古話を書かせていただきたいと思います。

 ストックしていたのは実は別のネタだったのですが、球場ラヴァーズにあてられて色々思い出してしまいましたのでこれで書かせていただこうと思います。

 ご存知の方は多いのでしょうか少ないのでしょうか。この『ミラクルジャイアンツ童夢くん』という作品は、今は色んな意味で無理だと思われる実在の選手がバンバン出てくる野球アニメでございます。
 主人公の新城童夢が、父・夢人の遺志を継いで小学生ながら読売巨人軍に入団し、数々の魔球を駆使して活躍するというストーリーです。当然というか必然というか、童夢くんのライバルになるのは実在しない少年選手ばかりで、その中のひとりは男装女子です。童夢くんと恋仲になったりもします。

 巨人なので当然放映していたのは日本テレビ系列ですし、東京ドームのイメージキャラクターとして人形になったりもしていました。私は当時巨人ファンでしたので、なんのためらいもなく視聴していたのですが、他球団のファン、特に一切の描写が無かったパリーグのファンだった人には実に複雑な思いを抱かせた作品だったのではないでしょうか。

 ストーリーはアニメとしては割と王道路線で、少年の成長やらラブコメやらが描かれていて普通に楽しめたのですが、トラウマだったのはやたらインフレしていく魔球描写でした。

 最初の『東京ドームの、ドーム球場ならではの気流を活かした消える魔球』であるスノーミラージュボールや同様の理屈で開発された分身するレインボースパークボールまではまだ良かったんですが、球速が300km近くにまでなってしまうサンダーバキュームボールや野球のボールからなぜかブラックホールが発生するハイパースピンブラックホールボールはさすがにちょっとついていけませんでした。

 これをフィクションとして割り切るにはちょっと現実味がありすぎました。なにしろ実在の選手達がわらわら出てくるのですから…。コロコロコミックに連載されていた『リトル巨人くん』のように人間ドラマメイン路線だとアニメとしては厳しかったんでしょうけれども、魔球で無双→破れる→特訓→新魔球で無双→破れる→特訓→さらに新魔球で無双というエンドレスワルツは子供でもキツかったです。あれがなければもっと好意的な記憶として残っているんでしょうけども。


 あと、蛇足的に今思い出したことを書きますが、阪神タイガースに大財閥の御曹司が入団したり大洋ホエールズにトンガから来た巨漢の少年が入団したりしたのはやっぱり『巨人の星』リスペクトだったんでしょうか…。

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 先日MAG・ネットで見たAKB0048が思いのほか面白かったので、本作の存在を思い出してしまいました。当時のあの熱狂を言葉でちゃんと伝えられる自信がないんですが、せっかくの機会なので書かせていただきます。

 本作はテレビアニメではなかったのでご存知の方も少ないと思いますので、というか私も実は全部は見終えてないんですが、まず、どんなアニメか、ということからお話させていただきますと。

 本作は原作小説が先行して1993年6月に、その後OVAとして1993年9月にそれぞれ1巻が発売されました。小説は全2巻、OVAは全4巻まで発売されました。

 西暦199X年、日本政府が突如自衛隊の民営化を発表したところ、それに唯一参入したのが芸能プロダクションで、彼らはパイロット達をアイドル化させてしまった、というところからお話は始まります。

 参入した事務所のひとつである取石プロダクションの社長の娘たちが、本作のヒロイン取石家5人姉妹(長女神無、次女弥生、三女五月(OVA版は皐月)、四女卯月、五女水無)でして、彼女らが戦闘機や輸送機、攻撃ヘリなどに乗って縦横無尽に活躍しつつ、アイドルとしても活動すると言う大変カオスなお話でした。

 ハイ、某アニメとは違ってもともと戦闘機に乗る設定で始まっております、このお話。往年の名機に乗れる事にはしゃぐアイドルの女の子なんてこの作品以外じゃなかなかお目にかかれません。

 声優さんは神無が玉川紗己子さん、神無が天野由梨さん、皐月が三石琴乃さん、卯月が草地章江さん、水無が椎名へきるさんと実にそうそうたるメンバー。

 また、5人の声優さんたちが実際に同名のアイドルグループとして活動する等、当時としては割と画期的な事をしておられたのも強く印象に残っております。ライブやファンクラブイベントだけじゃなく、確かマスコミ各社周りとかもしてたんですよねぇ。野球記事目当てに買ったスポーツ新聞にハミングバードの記事が載っててかなり驚かされた覚えがあります。

 そんなわけですからして、もちろん声優さんたちは作中のアイドルソングを歌ってそのCDが発売されたり、また実際のライブでも歌うなどもされておりました。

オープニング主題歌「LoveWing」



同じく「LoveWing」の声優さんバージョン




 すなわちアイドル(兼任)声優という訳です。

 声優さん、特に女性声優さんはこれ以前にもアイドル業界出身の方がおられたり(この辺りのお話もいずれ書きたいところですが)、また、アニメキャラのイメージソング、所謂キャラソンも当時既に数多く発売されておりましたが、現在の規模になったきっかけのひとつは、この作品だったのではないかな、と思っております。声優さんが二次元と三次元をつなぐ存在として認識され始めたのも。

 私は原作が当時作家買いしていた吉岡平先生だった縁で、発売即購入。それがきっかけでアニメのほうも近所のレンタルビデオ屋で借りてきましたが、結局そのレンタル屋が2巻までしか置かなかったので3巻4巻は未見のままという非常に申し訳ない状態でして。いずれニコニコアニメチャンネルなどに加わることを期待して待っていたりします。

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 はい。今回は物凄くマイナーなネタを持ってきてしまいました。たくさんの方を置き去りにするネタですいません。でもその名のとおり私の中では避けて通れないトラウマアニメなのでご容赦ください。

 知名度があまりない作品だと思いますのでちゃんと解説をしましょう。本作は平成3年10月4日~平成4年9月25日にかけてテレ東系で放映されたテレビアニメです。

 ヒーロー星(星の名前です)から夏休みを利用して地球の盛蕎麦市にやってきた主人公源氏あげだま(CV:佐々木望)が普段は小学生として生活しつつ、事件が起これば相棒ワープ郎と合体してあげだマンに変身し、謎の合成獣と戦いご町内の平和を守るというアクションギャグアニメです。

 あげだマンの対立軸となるのがノットリダマス11世こと九鬼雷蔵とその孫の九鬼麗(怨夜巫女に変身)、そしてその部下の鈴木田中佐藤の3人衆なのですが、どうにもこいつらがダメダメで、見れば見るほどに非常に愛着がわいてしまう困ったヤツらでした。
 金にモノを言わせて横暴の限りを尽くす成金の雷蔵、その雷蔵にワガママいっぱいに育てられた上、仕事で忙しく飛び回る両親の愛情を知らずひねくれてしまった麗、安月給でコキ使われる上にそんなに有能でもないためやられ役の哀愁漂う部下3人衆。ハッキリ言って途中からは悪役サイドを楽しみに視聴しておりました。

 挙句、作中では監督初めとするスタッフが悪ノリの限りを尽くしております。監督本人がキャラとして登場したり小ネタとしてパロディを随所に差し挟んでくるぐらいならまだ良かったんですが、テレビアニメで堂々と1回まるまる宮崎アニメのパロディ回をやった上(第37話「クッキーはつむじ風」)、当時大好評放映中だったセーラームーンの月野うさぎと本作のヒロイン平家いぶきの中の人が同じだったため、ワンダーいぶきに変身するシーンをそのまんまほぼ同じにした上決めゼリフもほぼ同じ(「愛と気合いの小学生美少女戦士ワンダーいぶき(仮名)、あげだマンに代わっておしおきよ!」)にするなどの大変な問題作でした。


 問題作と言えば、忘れられないのがエンディングテーマソングで。2パターンあったうちの後期バージョンがその名も『完全無欠の女王様』です。九鬼麗役の玉川紗己子さんが朗々と歌い上げるこの怪曲は歌い出しからして『♪クレオパトラも楊貴妃も小野小町も目じゃないわ』ですよ。その後も自らの素晴らしさを自画自賛し続けた挙句、締めは部下3人衆の1人が『麗様、救急車来ました!』と言うセリフで終わります。残念ながらこの中にウソは1個も入っておりません。こんなもんを毎週毎週欠かさず見てたらそりゃ私のアニメオタクっぷりも悪化しますわなぁ。


 あと、夕方枠(18:00~18:30)のテレ東系アニメとしては今では信じられないというかほぼ不可能なことと思いますが、小学生ヒロインを堂々と脱がしてます。悪役の九鬼麗もハイパー怨夜巫女に変身するシーンで、シルエットヌードなどではなくかっちり肌色(一部ピンク色)で脱がされてます。
 いい時代でした…じゃなくて、とんでもないアニメでした。

 で、これが今だとニコニコアニメチャンネルに入ってるんですよね。怖くてまだ確認出来てないんですけど、宮崎アニメパロった回とか、変身おヌード回とかは無事に視聴出来るんでしょうか。見たところ『諸事情により欠番』とかにはなってないようですけど…。だとしたら随分ニコニコ動画も肝が太いというか腹が据わっているというか。正確には最終回の第51回が見れないみたいですけど、この件とは多分無関係かと。

 ともあれ。うっかり勧めるには全51回と大変長い作品ですし、長く続いた分当たり回もハズレ回もあります。それでもぜひ、今日(こんにち)のアニメの隆盛を築いた90年代の影のあだ花として、妙に色んなところで愛されてしまった本作を、ぜひぜひ一度ご覧いただきたいものです。


 くどくどしくならないようになるべくさらっと書いたつもりですが、それでもこの分量…。何しろここまでご紹介した中でも私にとっちゃ一番のトラウマアニメですからねぇ。

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 実家には資料が唸りをあげるほどにあるんですが、今は手元に無いのでネットで検索した情報と記憶で書きますので、不十分な内容になるとは思いますが、どうかご容赦ください。
 にしても調べてみたら食玩とか出てたんですな。ビックリ。

 本作は1993年1月25日から7月19日まで全26回に渡って放送されたテレビアニメでした。また、これも調べて知った事ですが、現在まで続く製作委員会方式の嚆矢でもあります。

 まぁ、今ですからわりかし冷静に書けてますけど、アニメ化発表当時は大いに困惑したもんです。何しろその頃の私は今で言う『原作信者』、しかもバリバリの。どっちかと言うとむしろ狂信者?というくらいに。
 その私が落胆とともに迎える事になったこのアニメ化。情報を入手すればするほどに「ほとんど別ものじゃねぇか!」と叫んだり叫ばなかったり。
 まぁ、ご存知の方はご存知しょうけれども、何しろ設定から何から改変というレベルではなく、初めてその事を知った時には正直落胆しました。まず絵柄からして小説版の挿絵とまったく違いましたし(後日、この影響で小説の挿絵担当が交代するという事態に)、肝心の主人公であるジャスティ・ウエキ・タイラーもおっさんから20歳の青年に。中身も無責任というよりは飄々とした性格に。その乗り込む軍艦も重巡洋艦『阿蘇』から駆逐艦『そよかぜ』に。その他の面々も大なり小なり改変が施されてしまっていました。

 そもそも。アニメ化の1年半ほど前に発売されたカセット文庫版の無責任艦長タイラーがあまりにも原作に忠実で、テープがすり切れるんじゃないかというほどに愛聴していた私には、耐え難いほどの大幅改変でした。
 カセット文庫版と言えば。アニメ化に伴って声優さんが全面的に交代となっていたのも残念要素でした。まぁ、そもそもテレビアニメ版が原作とはまったく異なるキャラクターになっているので、今思えばその辺はしょうがなかったんですが、カセット文庫版があまりに理想的だったもので当時は大いにがっかりしたものです。

 と、ここまで散々あれこれとネガティブな話を書いてきましたが、アニメの放映が始まるとしっかり全話見てしまったわけです。そりゃもう、ビデオに録画してしっかりと。

 オシャレでカッコイイオープニングテーマ『just think of tomorrow』、原作の事さえ忘れてしまえばちゃんと面白い本編、そして見事にクールダウンさせるエンディングテーマ『ダウンタウンダンス』。ぶつくさと文句を垂れつつも、見ないではいられないのが何とも悔しかったですねぇ…。
 「くそ!何でこれがタイラーなんだよ!これならタイラーじゃなくても良いじゃないか!」そんな嘆きを何度発した事でしょうか。これがオリジナルアニメだったら何のためらいもなく絶賛できたでしょう。しかし。『無責任艦長タイラー』と名がつけば、やはりそこには自分が大ファンである原作テイストを求めてしまうのです。ストーリーにもキャラクターにも世界観にも。
 ですんで、割と原作そのままに近かったセッシュウ・ミフネ中将及びススム・フジ中将などは安心して楽しめたキャラでした。

 苦い顔をしながら半年かけてこのアニメを見ていた私は、全て見終えて大きくため息をついた後「面白かった」と白旗を揚げました。高2の冬~高3の夏というある意味青春時代真っただ中の時期だったので、そうするのはかなりの精神力が必要でしたが…。
 敗北宣言をして吹っ切れた私は放送終了後間もなく始まったラジオ番組『タイラー無責任倶楽部』も録音しながら聞いていました。ただし、当時の資金力の限界から、OVAには手が出ませんでしたが。

 かくて私は原作とアニメの違いという大きな壁を克服し、大概のものを楽しめる身体になってしまったのでした。これがトラウマアニメでなくてなんでしょうか。

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 本作は1996年10月1日から1997年3月25日までテレビ東京系で放送されたSFラブコメアニメです。

 ぶっちゃけると第一印象は『うる星やつら+ガンダム+αというテイストのアニメ』でした。入口は。ああ、可愛い女の子とメカなアニメなのか、と。まぁ、実際可愛かったですし。見てみようか、くらいの気持ちで見始めました。

 ところが。あっさり人が死ぬなど展開がハード、SF設定がしっかりしている、ラブコメ展開が意外とぬるくない、大人がちゃんとかっこいい、しっかり焦点を当てるに値する練り込まれた脇役キャラ、劇中アニメ『ゲキ・ガンガー3』に専門チームが編成されていて70年代アニメのノリをこれでもかこれでもかとガッツリ再現、意外なところに意外なパロディ、等々、見れば見る程あれ?おや?ほほう…と引き込まれる強烈な作品でした。
 『木星蜥蜴』という名のエイリアンだったはずの敵が実は、という展開になるころには完全にトリコでした。何と言うか、うまいんですよね、色々。予想は裏切り期待は裏切らない、というか。

 テレビで26話を見終え、1998年夏に公開された劇場版まできっちり追っかけて、重い重いシビアでシリアスな設定と展開と、そこに差し込まれる隠し味のようなコメディとに完全にしてやられた挙句、「え?コレで終わり?」という突き放されたような居心地の悪さが心に残ったラスト。まさにナデシコは私にとってトラウマアニメという名称にふさわしい存在です。


 一方、本編で色々詰め込んだ反動なのか、CDドラマなどでは徹底したお遊びも披露してくれてます。とっくに終わったあとの2000年に発売された『お洒落倶楽部』と『続・お洒落倶楽部』は特に。


 こんなありさまなんで、セガサターンで発売されたゲームも買いました。2つとも。今まではこういうメディアミックス作品にあまり良い思い出がなかったので買わずに来たんですけども、このゲームもファンアイテムとしてなら文句無し、そうでなくても恋愛シミュレーションでありつつ戦闘もそこそこ楽しめるという作りを割と堪能しました。

 あ。一番好きなキャラですか?勿論ルリルリですが何か?不幸な生い立ちとそこから立ち直っていく姿、その過程で無表情さが徐々に表情豊かになっていくところなんかはもうたまりません。ルリルリが心を開いていく一方で、開いた相手がおさまるところにおさまっちゃって、初恋は実らないんだなぁ…なんて切なくさせられたりしたのも良い思い出です。あと、私自身が苦労性なのでジュン君の立ち位置が他人事とは思えなくて、劇場版でちょっとだけ報われたのが嬉しかったなぁ。

 とまぁ、いつもながらつらつらと書き連ねてしまいましたが、未見の方に興味を持っていただけたら嬉しいですね。今回しっかり伏せたところを、実際にご覧になって膝を打っていただけたら、もう望外の喜びです。

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 平田信逮捕記念ということで、今年初の平成懐古話は、実はオタ業界にとっても衝撃の年だった1995年を振り返ってみたいと思います。この2つがどうつながるかがお分かりにならない方はぜひ『オウム事件』でググっていただいて、当時の衝撃を知っていただきたいと思います。

 さて。この年に始まったアニメは多数ありますが、その中でも『新世紀エヴァンゲリオン』『新機動戦記ガンダムW』『スレイヤーズ』『飛べ!イサミ』『天地無用!』『神秘の世界エルハザード』あたりが個人的に熱かったタイトルです。多分実家を漁れば今挙げたタイトルはまだ当時録画したビデオテープが残ってるんではないでしょうか。
 エヴァに関してはまぁ紹介不要でしょうが、個人的な思い出としては、『ふしぎの海のナディア』『トップをねらえ!』ですっかりガイナックス作品にハマり込んでいた私でしたが、事前情報の不足から第1話は友人が録画していたビデオで見る事になってしまったのが痛恨事でした。最初は家族と一緒に見てたんですが、アスカが来た回あたりからのラブコメ展開に気まずくなって、ビデオ録画を後で一人で見る形式に切り替えました。その後、どんどん過激なシーンが増えていったのでこの選択は正解だった問いまでも思っています。まぁ、もっと言うとエヴァの情報量の多さから何度も何度もビデオを見返したり、果ては気になったポイントをメモに取ったりまでしたので、集中するためにも1人で見て正解だと思いました。

 また、当時友人から電話で「今度のガンダムは見ろ!主人公の決めゼリフが『お前を殺す』なんだよ!」と強く勧められた『ガンダムW』はそれから10年以上の時を経て妻の嫁入り道具として我が家にDVDがやってきて、約半年をかけて見ることになりました。まだファーストガンダムの呪縛から逃れられずにいた当時の私には、まだ敷居が高かったんですよねぇ。今でも結局W以外はちゃんと通して見てませんが、これは機会が無いからで、機会さえあればGとか0080とか見てみたいものは割とたくさんあります。

 また、上記に列挙したアニメの中でも特筆したいのが『飛べ!イサミ』です。なんと言うか、入り込むのが遅かったんですが、入り込んでからは割とどっぷりでしたねぇ。メインの3人がタツノコアニメ『未来警察ウラシマン』『赤い光弾ジリオン』等を思い起こさせる立ち位置で、かてて加えてご町内アクション路線というのが私の好みのど真ん中だったもので。気に入ったあまり漫画版も全巻揃えてしまう程度にはハマり込みました。しかし、まさかこの作品の主演声優さんを後日野球関係でお見かけする事になろうとは、この時は夢にも思いませんでした。

 また、アニメ関係で触れておかねばならない件としては、この年に『永遠のルパン3世』の山田康雄さんや『ミスターお爺さん』の宮内幸平さん、『説明せねばなるまい』の富山敬さんがそれぞれ亡くなり、個人的に耳馴染んでいた声優さんが世を去られたということで忘れがたい年でもあります。

 また、ゲームで言うとこの年には『ドラゴンクエストVI』『鉄拳』『第4次スーパーロボット大戦』『バーチャーファイターリミックス』『三國志V(パソコン版)』等が発売、そしてサテラビューシステムやバーチャルボーイなど任天堂が新しい試みを開始した年でもありました。個人的には友人宅でわいわい楽しみながら遊んだ記憶が強い時期です。成人していたというのに、ノリが完全に中学生でお恥ずかしい限りです。

 さらに。この年はコミケが20周年を迎え、それを記念して夏に初の3日間開催を行なわれております。また、東京国際見本市会場の閉鎖に伴い、この年の冬で晴海の定期開催が終了しました。このころはほぼ毎回参加をしておりましたが、本を売ったりもせず、始発で出発したりもせず、勿論コスプレもしないという感じで実にぬるい参加態度でございました。どうしても買いたいものがある、というよりはお祭りに参加する事自体が楽しみというレベルでしたので。コミケ自体の空気も、まだまだ牧歌的なものが残っていたように記憶しています。

 曲がりなりにもイベントで売るような本に書き手として参加するのはこれからさらに2年後のことになります。この本では迂闊にも実名で18禁小説を書くという暴挙に出ましたので、うっかり他人に見せたりあげたりできない困った代物です。

 イベントで思い出しましたが。確かアニメ関係者による阪神・淡路大震災チャリティーイベントがこの年の4月にあって、そこで私が東映動画見学権を落札した記憶があるんですが、詳細が思い出せない上にググっても特に情報が出てきませんでした。情報をお持ちの方は是非お寄せください。

 というところで、いつも以上にグダグダですが、今回はここまでとさせていただきたいと思います。記憶の裏を取る為に調べていくうちに書きたい事がたくさん出てきてしまい、書ききれなかった内容も多いので、機会があればまたこういう形で書いてみたいですね。

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 もともと大人向けの内容ですが、今回はちょっと色々憚るネタを扱いますので、お読みになりたい方はお手数をおかけして恐縮ですが「つづきはこちら」をクリック願います。


 また、今年に限ってこの日は勤務でしたので、事前予約により更新しております。いつもは事前予約更新の場合は朝7時に設定するんですけど、今回は朝っぱらから読む内容でも無いので敢えてこんな時間にしました。諸々ご了承いただけましたら幸いです。

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 私、物心つく前からアニメを嗜んでおりましたおかげで、すっかりどっぷりこの道に浸り続けておるわけですが。無数に見続けてきたアニメ作品の中でも、特に良い意味でも悪い意味でも人生に影響を与えたと言えるものがいくつかございます。そんな作品について、思い出話を…と思っております。


 今回は『ふしぎの海のナディア』でございます。ええ、たまたま出かけて行ったソフマップでブルーレイ版なんてものを見てしまったもので、色々思い出してしまいまして。


 このアニメは私がガイナックスという存在を心に強く刻んだのみならず、後のオタ的活動の基礎をつくったといっても過言ではないのです。


 まず、本作をご存じない方のために簡単に説明しますと、本作はNHK総合にて1990年~翌91年にかけて放映されたアニメです。原作はジュール・ヴェルヌの『海底二万里』ということになってますが、コレを鵜呑みにするとエライコトになるくらいにはかけ離れた内容となっております。

 内容としては、古き良き冒険活劇アニメと言いましょうか。謎の宝石ブルーウォーターを持つ少女ナディアとそれを助ける少年ジャンが、ブルーウォーターを追うグランディス一味から逃れていくうちに悪の組織ネオアトランティスと万能潜水艦ノーチラス号との戦いに巻き込まれていく、とまぁ、至極簡単に、というかいささか乱暴にまとめるとこんな感じです。

 作中に、これでもかこれでもかとふんだんに盛り込まれたパロディネタの数々。当時のNHKでは信じられなかった大胆なサービスシーンの存在。怒涛の展開で度肝を抜いてくれたストーリー。しかし、一番の魅力は斬新でいてそれなのになぜかどこか懐かしさを覚えたキャラクターたちでしたね。

 しかし、これが私のトラウマアニメになったのは、これらの要素ばかりではなく、いささか自業自得の面がございます。

 本作の映画版が上映されるという時に、テレビ版総復習ということで友人宅に合宿をして数人で徹夜して1話から一気に最終話までぶっ通しで見るという強烈なことをしてしまいました。全39話だったので大体20時間弱でしょうか。まさに寝食を忘れて大いに楽しんだわけです。あの濃密な魔空間で過ごした時間は私のオタ人生での大きな財産でございます。

 そして翌日見に行った映画版が半分近くテレビ版の総集編的内容で見に行った全員ずっこけるという派手なオチがつきました。


 面白い物は皆で共有するとさらに面白くなる。それを知ったおかげで、私のオタ活動はいよいよ本腰になってしまいました。そんなわけで、『ふしぎの海のナディア』は私のトラウマアニメとなっております。

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 前編では話の流れから書けませんでしたが、というかうまくまとめることができなかったんですが、私のラノベ歴にはもうひとつの流れがありました。

 前編にもちょろっと書きましたが、『ロードス島戦記』にも私は手を出しております。しかし、小説に勝るとも劣らぬほどに私を捉えて離さなかったのが、『ロードス島戦記』のテーブルトークRPGリプレイ版です。
 まずテーブルトークRPGについてお話させていただきますが、これは何かと言いますとゲームマスターと呼ばれる役割の人間がコンピューターの代わりとなって状況説明や戦闘等の処理を行ない、人間同士が会話によってゲームを進めていくRPGのことです。で、リプレイというのはこの内容を文字で起こして再現したものです。

 私はどうにもこれが大好きなのです。何がそんなに一体ツボったのか、文庫として出版されていた『RPGリプレイロードス島戦記』3冊を揃え、友人に広め、高校に上がるか上がらないかくらいの時期にはサイコロを振って実際にプレイをするまでになりました。
 このリプレイはロードス島戦記からクリスタニア、そしてソードワールドへと受け継がれ、ソードワールドのRPGリプレイはほぼ全て買い揃えました。今はソードワールド2.0へ進化しましたが、今でも新刊が出ると飛びつくように買ってしまいます。昔のリプレイもちょくちょく読み返してたりします。現在ほぼラノベから足を洗ってしまっているので、ほぼ唯一私が買い続けているラノベのシリーズと言えます。

 何がそんなに楽しかったのかと振り返ってみますと、やはり「人と遊ぶ」という事自体の持つ魅力が大きかったのではないかと思います。ちょうどこの頃世に出た『ストリートファイターⅡ』が対戦格闘という道を切り開いてくれたおかげで、ゲームを楽しむ幅が広まったように、同じキャラクター、同じシチュエーションでも、遊ぶ人間によって結果も楽しみ方もまるで違うということが、私にはきっと無限に広がる遊び場のように思えたのでしょう。

 読みものとしてのリプレイの魅力は、ゲームマスターとプレイヤーが協力してつくっていく物語が、時にねじれ、時に思わぬ回り道をし、時に大胆なショートカットを行ない、小説とはまた違う複雑な展開をしていくことと、その物語が必要な道具一式揃えれば自分たちも参加できるという身近さにあったように思います。

 RPGリプレイは当然ですが会話がほとんどですので一見すると戯曲や台本と類似したもののようにも見えますが、実際は読者が世界に参加できるラノベなのだと私は思っています。


 こうして所謂非電源ゲームの世界に足を踏み入れた私は、その後麻雀というお決まりコースの他にも『ディプロマシー』や『カタンの開拓』と言ったテーブルゲーム&ボードゲームの世界にも突入することとなっていきましたが、それはまた、別の機会にでも…。

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