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現在更新は不定期になっております。ご承知置きください。あと、ツイッター始めました。https://twitter.com/Husachiaki
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・1冊丸々安政の大獄です。というか、この巻だけで収まりきっておりません。次巻以降にはみ出しております。というか、同日に出た乱の最新号ですらまだまだ松陰先生ご存命ですし。
・乱で毎月読んだものを1冊通してまとめて読んでの感想なのでかぶることも多いのですが、この巻は通して読むことで井伊大老の異様さが一層くっきりしたように感じます。地獄への道は善意で舗装されているとはよく言ったものです。
・もう一人、善意で動いてトンでもないことになっちゃった人として松陰先生を外すことは出来ませんねぇ。そもそも「日本を守る」という意識では、大老もこの人もある意味同じはずなのに…。立場が違えば目的が同じでもたどる道が違う、という簡単な言葉では片付けたくないですが、うまく噛み合えばより良い道があったのにと思わずにはおれません。
・また、通して読むと、なんとかこの偉材逸材を温存しよう、助けようと周囲の人々が如何に必死であったかが、連載時よりも更によく伝わってきました。
・江戸に送られる場面での富永有隣の叫びは何度読んでもいいですねぇ。傲岸不遜というよりも不満屋というべきこのひねくれたおっさんの、切ない声が聞こえてくるようでした。『寅次郎』がおそらく唯一の理解者だったんでしょうねぇ。
・叫びと言えば。シーボルト親子の再会も非常に良かったです。潮出版社版(現リイド社刊のワイド版)で読んだあの別れのシーンから作中で30年、リアルタイムでもその半分くらいは経過してしまいましたが、そのおかげでシーボルトにとっての家族の絆の強さ、重みが染み入るように伝わってきました。「帰って来た」「約束通り私は帰って来た……!!」「お帰り…」「お帰りあんた…」「お父様…」はこの巻屈指の名シーンであり、風雲児たち幕末編のハイライトのひとつでしょう。私は旧版からずっとこのシーンが読みたかったし、読み続け来て本当に良かったです。
・その直後の、二宮敬作との師弟再会シーンも良かったですね。ギャグまじりでしたけど。敬作さん、生きててよかったなぁ。あの事件の後たくさんの人が死んでしまったけど、本人も拷問にもあい脳卒中にもなったけど、敬作さんは生きててよかったなぁ。
・鎖国の解除は良かったと思うその一方で、国内事情よりもある意味厄介な諸外国との折衝に四苦八苦された現場の役人たちには頭が下がる思いです。私自身が現役いち小役人なので他人事とは思えません。
・最後に。前日更新分の乱二月号の感想で『初登場?』等と書いてしまいましたが、旧1000円札の人は既に出ておりましたな。失敬。

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旧世代オタクなので言う事も発想も古いです。
HN:
ふさ千明
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1975/04/02
職業:
今さらですが非公開に変更
趣味:
読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
自己紹介:
三十路オタです。そろそろ三十路の残りのほうが少なくなってきました。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。

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