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漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。
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X(旧Twitter)上で作者の方に「全コマ感想書きたいくらいこのお話が好きです」と言ったら「読みたい」とのお言葉をいただきましたので急遽書くことにいたしました。流石に全部はやめておきますが、ほぼ全部になると思います。
 その回というのはこちらからお読みいただけます。

 P1
 2コマ目 これから恋人が自分に抱かれるために来るというのに浮き立っていないのが実にいいです。ただでさえ「好きな人の初めて」は怖いものなのに、経緯からしても浮き立つどころではないという。
 3コマ目 回想コマですが、たぶん主人公(以下青年と表記)はこのセリフが重く響いているんでしょうねぇ。本来なら甘やかな響きを持って然るべきなのに。
 4コマ目 この間が好きです。読み手に想像の翼を広げさせるコマが今回いくつもあるんですが、その最初がここですね。
 5コマ目 緊張感があるから反応も速いという。
 P2
 1~2コマ目 ヒロイン(以下さわちゃん先輩)登場。こちらも緊張を含みつつ、少しの期待感も見てとれるのは私だけでしょうか。あと、着飾らない程度にかわいい服着て来るさわちゃん先輩とざっくりにも程がある服な青年との対比にはこれから起こるであろう出来事に対する心境の違いが見てとれて面白いです。
 3コマ目 ちゃんと飲み物に氷を入れるあたりの気の利き方は普段どおり。でも、そのあともお盆に乗せたままなのが「それどころではない感」を映し出してますね。
 4~6コマ目 共にお詫びから入るのはお互いがお互いを想いあっているから、と感じました。沈黙は相手の言葉をかみしめているのか、それとも自分が言うべき言葉を確認しなおしているのかな、とも。あと、ちゃんとさわちゃん先輩を上座に座らせるところに青年の受けた躾の良さが見えます。
 P3
 このページはやり取りの流れ上、コマごとではなくページ総体として書きます。手を握る青年と、開いているさわちゃん先輩の対比が面白いですね。落ち着いているのはどちらなのかよくわかります。
 あと、青年がここで言う「俺たちのペース」などというものに具体的なビジョンがなかったことはこれまでのお話で明々白々なので読んでいて「ああ、まだこんなこと言ってる」と思いました。
 そして「そうたくんはさ」「私のことえっちな目で見てる?」って言われて今さら慌てる青年は覚悟が足らないなぁ、とも。
 P4
 1コマ目 ここで自信を持ってではなく後ろめたく答えちゃうのが青年の青年たるゆえん。ずっとこの罪悪感と戦ってきたのは過去のお話を読んで重々承知とはいえ。この期に及んでまだそんな感じなのかという思いもありますね。
 2コマ目 デリケートな話題ゆえに気づかって話す姿がけなげでかわいいですね。
 4コマ目 ここの距離は互いの心の距離を表しているように映りました。
 5コマ目 「相談もないまま」というのが重要で。結局青年は「俺たちのペース」などと言いながら具体的な相談をしてこなかった=進める気がなかったことを指摘されてしまいます。

 このページで総じて言えることとして。大事にするとは何なのか、という問いかけをするさわちゃん先輩の瞳には怒りも嘆きも悲しみもなく。ただただ純粋でまっすぐで。彼女なりにこの問題についてじっくりと考え、答えを携えてきたんだな、ということが見てとれます。
 P5
 1コマ目 実に冷静な指摘なんですよ。ちゃんと覚えててちゃんと振り返って分析しているわけです。
 2コマ目 対して「あ‥そうか‥」とか言ってしまっている青年よ。本当にこの問題から逃げ回っていたのだな、と。
 3コマ目 その逃避すらも想定済みなんでしょうね。さわちゃん先輩はここで一番言いたかったことを切り出します。
 P6
 1~2コマ目 片務的であった不自然な関係への指摘。まぁ、好きな人に対して格好つけたいのはわかるんですけどね。
 3コマ目 時々さわちゃん先輩男前発言しますよね。
 4コマ目 ちゃんと「怖かった」とも言うのがまた偉い。逃げられたくないからとウソをついたりしないのが本当に偉い。
 5コマ目 この期に及んでまだ「でも」と言う。流石に仏のさわちゃん先輩でもそれは許さないわけですよ、ええ。
 P7
 拙作で「何か大事なものを手に入れるには必ず痛みを伴うってこと。あたしは知ってるし、お前だって知ってるだろ?」と書いたことがありますが。傷つけないことだけが愛情ではないというセリフを言って欲しいなと思っていたのでこのページは本当にグッときます。。
 P8
 3~4コマ目 一生見ていられるこの表情。慈愛に満ちていて、そこはかとなくエロスが漂っていて。満点です、満点。そら青年もきゅんときますよ。「私の恋人はそうたくんしかいないんだもん」「そうたくんがいいの」ですよ?甘い。前回のことがあるからこそしっかりと甘い。
 P9 
 1コマ目 なんだかんだ青年は経験を積んでいるのだな、ということが良くわかります。手の添え方がとてもこう、手練れのソレ。
 2コマ目 さわちゃん先輩の手の位置がとってもえっちで良いです。ほかにどこ置くねんという話ではあるんですが、身を任せている感が強くて好きです。
 4コマ目 感触を反芻しているんですよねぇ、ここ。
 5コマ目 嬉しそうだな青年。
 6コマ目 そしてさわちゃん先輩はもっと嬉しそう。「ちょっと」とか言ってるけどそこは恥じらいということで。
 P10
 2コマ目 描写されていないので想像の翼を広げますが。この時ブラジャーはつけてたんでしょうか?揉んでいる感じにノーブラ感があります。だとしたら準備万端にもほどがありますよさわちゃん先輩。
 3コマ目 切なそうに誘うのいいですね。こうなるのを、この時をずっとずっと待ってたんでしょうねぇ。
 4コマ目 なのにまだ「あんまり煽んないで」などと言う青年。お前なぁ‥‥。
 P11
 「ぜんぶあげる」で終わって、あとのことすべてを読者側にゆだねるのが最高ですよ。R18小説書いている人間がこんなことを言う資格はありませんが、秘すればこそ花。
 P12
 1コマ目 そそくさとズボン穿いてるところがとっても青年らしくて笑ってしまいました。
 2~3コマ目 一人反省会。まぁ、たっぷり反省したまえよ、と。
 P13 
「ばかだな ホントにばかだ 俺」青年やっと気づいた。しかし過ちて改めるに如くはなし。
 P14
 1コマ目 書き文字の「こいつ」に爆笑。矢印と活字とで何重にも強調されてしまう青年の青年。
 2コマ目 自然と頭を撫でるしぐさがいいですね。愛情あふれる姿で。
 3~4コマ目 身体が離れた瞬間目を覚ますのめっちゃ好きです。すみません敢えて自分語りをしますが我が身にも覚えがあります。こういう姿を見ると愛おしさもストップ高ですよ。
 あと青年の声裏返ってそう。と言うかビビりすぎ。
 P15
 1コマ目 さわちゃん先輩のおしりがとってもとってもえっちで眼福でございました。
 3コマ目 ここの不安げな表情が堪らない。
 4コマ目 「心配しなくてもめちゃめちゃよかったです」と言いながら額に口づけるあたり女慣れしてるなぁ、と。
 5コマ目 目をそらして距離を取るとさわちゃん先輩不安になるじゃろが。
 P16
 1コマ目 「愚息」言い方古風。それこそR18小説書くときに一人称だとどう言わせるかで毎回悩む部分ではありますが。
 2コマ目 「やっぱりもの足りなかったんだ!」やっぱりってあたり、なにがしかを予習してきたのが読み取れますね。えっちでいいです。すごくいいです。
 3コマ目 青年、ようやくさわちゃん先輩がエロすぎると白状しました。ここまで長かったなぁ。
 4コマ目 照れつつもちょっと嬉しそうなのがほほえましい。
 P17
 1コマ目 かわいい。もうすべてがかわいい。
 2コマ目 こんな風に誘われたいものです。
 3~6コマ目 悩んだ末にちゃんと「したいです」と言えて偉い。もう隠すんじゃないぞ。
 7コマ目 さわちゃん先輩からおほめの言葉。見栄っ張りの青年をよく知るだけに、その言葉にどれほど勇気が必要だったか重々承知なんでしょうねぇ。
 P18
 1コマ目 息も絶え絶え。何回したんだろう。 
 3コマ目 「いっぱいきもちよかった」えっちがすぎる。この表情も好きです。嬉しそうで幸せそうで。ここまでの道のりはこのためにあったのかというくらい好きです。
 4コマ目 「わたしえっちなこなのかな‥」お気づきになられましたか。
 P19
 1コマ目 「俺はえっちな先輩いいと思う」異議なし。
 2コマ目 初期のほうで無表情な青年を笑わせようとして失敗するエピソードありましたけど、たぶんさわちゃん先輩がずっと見たかった表情これなんだろうなぁって。可愛げがあってとても良いです。
 3コマ目 「かわいい」「好き」「大好き」万感の思いがこもってます。
 P20
 1コマ目 本当に。受け入れてくれるというのが一番の幸せだと思うんですよ。それに対しては「ありがとう」が一番ふさわしい言葉だと思います。
 2コマ目 欲しいもの全部手に入れました、の顔。
 3コマ目 プロポーズは、それはそれで段取りつけてカッコつけてちゃんとしたいんだろうなぁ青年。

 以上です。総論的な感想もあるっちゃあるんですが流石に今はやめておきます。
 おきたいおり先生、最高のお話を本当にありがとうございました。


 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。

 82話の感想をお読みになる方はこちらへどうぞ。

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1975/04/02
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今さらですが非公開に変更
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読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
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四十路オタです。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。
艦これ提督ですがリポートをここにあげたりとかいう事はしておりません。攻略記事を書けるほど上手でもないので。
一次創作及び二次創作に関してはpixivで発表しております。興味をお持ちいただいた方は上部のリンクからお願いいたします。
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