アオバ自転車店06巻感想
アオバは最近じいちゃんが出て来なくなって寂しかったんですが、今回久々に工一過去話で出てきてくれて嬉しかったです。「細かい作業のくりかえしが最後に大きな差となってあらわれる」とかじいちゃんカッコいいよじいちゃん。というか、今現在はじいちゃんは一体どこにいるのかと。てっきりあの後世界編が盛り上がっていくもんだと思っていただけに残念至極です。
それ以外で良かった話は「飲んだら乗るな」と「2人の母」と「蝉と桜」でしょうか。
「飲んだら乗るな」はずっと気になっていた自転車の飲酒運転ネタを取り上げてくれました。自転車事故だって人は死ぬこともあるんです。たかが自転車ですが、されど自転車なのはこの漫画を読む人ならよくお分かりの事と思います。不便を忍ぶ心をとりもどすのが先か、それとも酔いが一瞬で醒めてしまう薬が普及するのが先か。ともかく、自転車が殺人機械にならないことを願うばかりです。
「2人の母」ではコードネームGにおびえるかわいいワカバさんが見られました。いいなぁ。やっぱりCV井上喜久子で読んでしまいます。アニメ化は難しいまでも、CDドラマくらいなら実現しませんかねぇ。
あと、「お客さんの自転車は水曜だけを外して故障したりしません」は「平日の9時から5時までしか動きません」と言いやがった保険屋に聞かせてやりたい言葉です。
「蝉と桜」は今と昔はつながっていること、変わってしまったけど変わってないものもあることを描いた良作です。先の大戦で出征し亡くなった方の事を「英霊」と書けば仰々しく感じたり、ちょっと敬遠してしまいそうになる人もいるでしょうけれども、ふとしたきっかけで、それは意外とごく身近な存在だったりすることに気がつくのではないでしょうか。
あと、スク水ヒバリちゃんは147ページの扉のと165ページのがベストかなあ。
今回はこんなところで。
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