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漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。
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 起床は朝7時。日本時間だと8時。いつものことだが、妻は疲れていて起きてこない。
 起こすと機嫌を直すのに大変な労力がかかるので、起こさないようにそっと部屋を抜け出し1人で朝食を取りに行く。

 ここの朝ご飯はシェラトンには譲るものの、質量ともに十分なものを提供してくれる。そもそも選択肢に和洋中揃ってるだけでまず十分だと思う。ただ、個人的には和をもう少し減らしてもいいから、中や洋のおかずのバリエーションを増やして欲しい。ぶっちゃけ言うと、納豆は無くていい。どうしても和だというのなら味海苔を希望。

 最初に和メイン、次に洋メインで食べて、〆はフルーツとヨーグルト。腹をくちくして部屋に戻ると妻はまだ寝ていたので、起こさないようにと屋上のルーフガーデンへ行ってみる。ジャグジーと四阿を備えたミニ庭園で、池には錦鯉が泳いでいた。道挟んだ向こうには台北駅が有るんだが、そのことが信じられなくなるような光景。摩訶不思議。せっかくなのでガーデンの写真と台北駅の写真をケータイで確保。

 ほどほどに楽しんで部屋に戻ると、もう既に起床していた妻に怒られる。「起こせ」と。「朝食を楽しみにしていたのに食べ損ねた」と。
 こういうときは反論しても無駄なのでひたすら平身低頭。

 その甲斐あってなんとかご機嫌が直ったのでまた本日の予定を相談する。故宮博物院やら迪化街やら候補地は色々挙がったのだが、結論は「前回行きそびれたメイド喫茶に行こう」だった。今思うと、メイド喫茶は土日でも開いていたが、迪化街が日曜お休みだったので、この日のうちに行っておけば良かったと反省しきり。ちなみに、迪化街に有るというコスプレ衣装を作ってくれるとの噂があるお店には今回結局行きそびれた。

 ホテルから地下道へ出て、地下鉄で一駅、西門へ。6番出口から地上に上がると、地図を確認しながら目的地へ向かう。
 地上に上がったらまず回れ右して交差点へ出る。ここを左折し、すぐ後方にある中華路という大通りをずんずん進む。中国時報のビルのところでまた左折し、武昌街二段という名前のついた道に入ってすぐの所に目立つ看板があった。

 これは…。

 とりあえず撮影。



 田中理恵さんは台湾でも人気らしい。


 アニメイト(台湾では安利美特)が入っているビルの1階と2階は別の本屋なので、エレベーターで4階に上がる。エレベーターの中がこれがまた…。




 下りたフロアはキャラクターグッズフロア。全面キャラグッズが所狭しと棚にみっちり。まぁ、それは日本のアニメイトと一緒なのだが。私のこのフロアにおけるサーチ対象はもちろん絶望先生グッズ。1周ぐるっと回ったがは見つけられなかったので「ないのか!やっぱりないのか!」と絶望しかけたものの、2周目で無事見つかった。結構新しめの物が並んでおり「在庫処分ではないのだな」とちょっと嬉しくなった。
 しかし、台湾オリジナルのものは無く、日本で買えるものばかりなので「端から端まで1個ずつ全部」とかいう行動には出なかった。

 結構迷った挙句、かさばるうろぺんぬいぐるみはパスし、逆の理由からコースターを選択。あと、土地柄を考えてそくひえも購入。徘徊に耐えきれなくなったら開封して使う算段。お値段はレートが有利なおかげで日本で買うのとほぼ同じかちょっと高いくらい。商品自体は日本から輸入しているので本来もっと割高なはずなのだが、円高というのは恐ろしい。

 購入後、住所と地図の入ったアニメイト台北店(正確には台北西門店)の名刺をいただいて3階へ下りる。3階は本にCDDVDが並んでいる。翻訳ものに加え、日本直輸入の本も多数。DVDもたくさんあったが、当然と言えば当然なことにCDは言葉の壁に阻まれて少数在庫のみ。
 絶望放送かうらGおのCDがあったら買おうと期待していただけにこれにはがっくり来るが、考えれば考えるほど自明な結果なので気を取り直して本を物色することに。台湾版のアニメ雑誌に絶望先生の記事があれば買おうと思っていたのだが、表紙には載っていなかったのでだいぶ迷う。アジアさんや新谷さんあたりも記事になっていなかったようなので、スーツケースの容量を鑑みてスルー。その後も、メジャーマイナー問わずみっちりと翻訳漫画やライトノベルが並べられている書棚を見ているだけでも楽しくなってくるので、ぐるぐるぐるぐる回って堪能してから階段を下りて店の外へ。

 ぼちぼちといい時間になってきたので、隣のメイド喫茶でお昼ご飯を食べることに。



 可思客と書いてCOSIC Cafeと読むらしいこのお店は、アニメイトの隣のビルの2階にある。階段を上がって中へ入ると、さすが平日だからか、空いている。「日本人の方ですか?」と聞かれたので素直に「ハイ」と答えると、日本語のメニューが用意された。店内は落ち着いた雰囲気なのに、置いてあるインテリアがサンダーバード1号や宇宙戦艦ヤマトのプラモとか人間大のロボット模型だったりとか、方向性がやっぱりアレである。

 料理は時間帯的にスパゲティのみとのことだったので、妻がクリーム、私がミートソースを注文。待ち時間、店内インテリアに対するツッコミを一通りしたあと、置いてあるメイドノートを読んだりして充実して過ごす。
 思いのほか待ったのは、おそらく茹で置きのスパゲティが無かったためと思われる。味は無難で、偏食でなければだいたい安心して注文できるレヴェルではないかと思われる。

 エネルギーを補給したので、店の外へ出て西門の街をぶらつく。もらったレシートを見て店の名前が『開拓珈琲館』と書いてあったので「結局店名はどっちなんだ?」と悩んだりしながら、とりあえず足は萬年商業大樓へ。
 ここは3年前にも来たことがある。おしゃれビルかと思えばガンプラやゲームも売っている上にゲーセンや漫画喫茶もあるカオスビルである。
 大体、ここに入っているおしゃれげな店も『天下一武道会』と書かれたTシャツ売っていたりするから、日本のおしゃれビルよりは随分オタクに優しい仕様である。

 古本屋で各種初回限定版漫画やら無数の日本直輸入古雑誌やらを眺めたり、プラモ屋で日本の軍艦とドイツの戦車ばっかり置いてあって、肝心の台湾海軍の軍艦が無かったことにがっかりしたり。ちなみに、大日本帝国海軍所属として生を受け、その後戦時賠償艦として台湾に引き渡された雪風(台湾での名前は丹陽。駆逐艦ながら旗艦として迎えられた)も置いてあった。ちなみに丹陽バージョンの雪風は青島から出ているので、どうしても欲しかったら日本で買えばいいのだが。

 体力と時間に余裕があったので前回はスルーしたゲーセンにも足を向けてみた。クレーンゲーム以外は台湾オリジナルのものは見られなかったが、せっかくなのでいくつかやってみる。怒首領蜂・大往生とかは軽い気持ちでやってクリアできる代物ではないが、それでもなんとか1面だけは突破できた。ちなみに、ビデオゲームは格ゲーが主流で、もじぴったんはあったら面白いだろうけど多分無いだろうなと思っていたが、やはり無かった。

 ふらっと寄っただけだったのに、結構堪能して外へ出た。一旦ホテルに戻ろうかということになり、西門駅を目指すことになったのだが、見事に道に迷う。というか、どうせ妻はここを読んでないので書いてしまうと、いつもの悪いクセで、分かっていないのに先へ行くものだからどんどん外れた方向へ進んでしまう。気温が35℃とかその辺りで推移しているので、ちょっと歩くだけでも結構消耗するので「諦めてタクシーで」と言ったのだが、聞いてもらえない。
 結構な時間をぐるぐるしていたが、耐えきれなくなって私が先導する。持っていた地図と大きな建物とを見比べて、大体の方角に当たりをつけると、そう時間をかけず西門駅に出ることができた。

 消耗が激しかったのでとっとと帰ろうとしたが、今度は私の悪いクセが出て、台北駅の鉄道グッズショップ臺鐵本舗に足が向く。来ると毎回買わずにはおれない臺鐵時刻表をまず確保し、この他に『全国鉄道旅行ガイド』(意訳)と『台北バス案内』(意訳)も購入。あと、『鉄道旅行』という雑誌の最新号が欲しかったのだが、置いてあったのがうちにあるヤツまでで買えなかった。あと、買えなかったと言えば鉄道Tシャツは欲しいデザインのものがあったがサイズが合わずに購入断念。

 ちょっと心残りはあったものの、概ね満足の行く結果だったのでホクホク顔でホテルに戻った。

 部屋でちょいと一休みのつもりだったが、結構疲労がたまっていたようで、目が覚めたのがもうだいぶ遅い時間だった。

 疲れを取ろう、という主旨で、前々から行ってみたかった呉神父健康中心というマッサージ屋さんに行くことを提案。ここが地下鉄の駅からちょっと遠いので、時間節約のため(ここが重要)タクシーで、というとすんなり要求は通った。運転手さんに地図を示すと、すぐに理解が得られ、走ること10分あまりで目指すビルについた。
 ただ、ビルがガイドブックだと百貨店と書いてあったのだが、現状は普通の雑居ビルだったのと、名前が十足健康に変わっていたのとでちょっと戸惑いつつも、無事にたどり着けた。

 中へ入ると、ちょうど空いていてすぐにできるとのこと。足裏だけでなく全身マッサージもできるということなので、各30分ずつ受けることにした。
 ここは対応表を見ながら足ツボマッサージを受けられるので、「ああ、今やってるところが痛いってことは、自分はどこどこが悪いのだな…痛い痛い痛い」と理解しながら受けることができる。

 まず長椅子で足湯を10分ほど受けてから、専用の施術用椅子に移る。夫婦揃って眼精疲労が持病なので、目/肩/背中/腰あたりとつながるところは特にぐりぐりと念入りにほぐされる。私は偏頭痛持ちなので、それプラス頭も。

 長いような短いような30分が過ぎ、今度はベッドに移って施術を受ける。指が悪いところを的確に探り当ててくれる効果的なマッサージに、足をほぐされたことと相まって、すぐに眠たくなってしまう。気がつけば30分はあっという間にすぎていた。

 これで1人1000元は大変安い。格安というほかは無い。

 店を出て、夕飯の算段でもしようかと思ったが、まだそれほど切実でなかったため、すぐ近くにあった『頂好(wellcome)』という名前のスーパーに行ってみることにした。
 実は、前回及び前々回台湾に来た際、台北101の中にある食料品売り場で普段使い用に烏龍茶のティーパッグを買っていたのだが、「これは普通にスーパーで買ったほうがお得に違いない」と思い、買い物の機会をうかがっていたのである。

 ハイ、大正解。
 そう言いたくなるくらいに充実した品揃えと安い値段。天仁茗茶の凍頂烏龍茶100個入りが130元。台湾産の乾燥マンゴーが49元。3個入りのパイナップルケーキ20元。
 この他、ホテルのリンスインシャンプーが気に入らなかったのでシャンプーとコンディショナーも購入。これは台湾産ではなく香港のメーカーのもので、2つセットで145元。洗顔フォームを持って来忘れたので探していたら使い慣れたビオレのを売っていたので購入。119元。ついでにカミソリも。これは日本の貝印は置いてなかったのでジレットの2本セットを選ぶ。45元。

 他にも色々買いたいものはあったが、まだ2日目なのと、このあとも移動するスケジュールなので自重。

 買い物終了後は、程近くにある誠品書店という本屋へ。ここは日本で言うと紀伊国屋かジュンク堂に該当するであろう巨大書店。書店部分は24時間営業だし、それ以外にも文具やCDDVD、フードコートまで揃っている。

 まずは書店部分へ行き、雑誌コーナーで台湾プロ野球を扱った『職業棒球』の九月号を発見して確保。事のついでに『Taipei Walker』(もちろん台湾角川発行)九月号も確保。この他、専門書コーナーで野球解説本を探したのだがそもそもスポーツ書籍のコーナーが無い。途中、中華民国秋海棠地図、という蒋介石以来の行政区分で中国大陸を描いたものを発見したのでこれも確保。北京が北平になってたり首都が南京だったりするので現実とのギャップが楽しい。

 結局諦めて、以上の3点だけ購入。レジに誠品書店のオリジナルエコバッグがあったのでこれも購入。

 文具コーナーを見てからフードコートに行ったら、もう営業時間が終わるとのこと。じゃあ、ということでCDDVDコーナーを丹念に見て回る。日本アニメのコーナーはもう昼間散々見たので、今度はアニメ以外の日本映画のコーナーを見ていたら、小津安二郎シリーズの他に戦争ものが思いのほか充実していてビックリした。日本海大海戦とか連合艦隊とか。どの層に受けているのか。やはりお年寄り向けなのか。
 あとはクラシックCDコーナーで買うか買わないか、かなり迷ったが最後は手ぶらで店を出た。

 さぁ、夕飯の算段だが、もう遅いしコンビニでなんか適当に買って帰ってホテルで喰うか、とも思ったが、せっかくなのでまだ開いているであろう士林夜市に向かう事にした。台湾だとこの「せっかくだから」が結構原動力として生きる。

 誠品書店前に止まっていたタクシーに「我想去士林夜市」と書いたメモを見せ、夜道をすっ飛ばす事20分ほど?で到着。



 さすがに人でみっちりという事は無かったし、一部にはもう閉まっている店もあったが、それでもまだまだ十分にぎやかで、食べるものにも不自由しない。目移りするので、焦って飛びついて「あ、あっちのほうが良かった!」にならぬために、とりあえずぐるっと一周回る。

 回った結果選択したのが棺材板という、字面だけではとても食べ物とは思えない不思議な名前のソレである。おおざっぱに言うと1/3斤くらいに厚切りした食パン(耳はカット済)のなかにクリームシチューを放り込んで揚げるという、これだけだと大変油染みてこってりした料理に思われるだろうが、意外とそうでもない。

 前回台湾に来た時に台南でこれを食べて旨さが忘れられなかったので、夕食のボリュームとしては物足りないが「ここでとりあえず棺材板を食べてからもう1件回ろう」という結論で決着。

 中身の具材が色々選べたので、私は牛、妻が鶏を選択。他には羊とか海鮮とか大体6種類ぐらいあったと記憶している。

 うまい。台南のものを台北に持って来て大丈夫かと思ったが、大丈夫だった。そもそもあんまり土地柄が関係しない食材だし。これまであんまり物を食べてなかった事もあって、あっという間になくなる。

 2件目はふつーの店。魯肉飯があって青菜炒めがあってという至極オーソドックスなお店。ビールが置いてあるのが珍しかったけども、我々は基本飲まないので恩恵にはあずかれず。その他、目についた結構あれこれ注文し、「あれ?頼みすぎた?」と思うくらいに頼んで、それでも空腹の成せるワザから無事全部食べきることができた。

 さすがに食べ過ぎたので、市場内をうろついて胃の中をデフラグする。途中、目についた冬瓜茶を見て「おお、冬瓜茶がある」と言ってたら店の人が注文と勘違いして用意されてしまう。タピオカ入りでおいしかったのだが、胃の中をデフラグしているさなかだったので若干苦しみながら、それでも漢方の力か、飲んでいるうちに胃の中が楽になって来る。
 余裕が出て来たのでトドメに台湾ソーセージの香腸をいただいて〆とする。

 帰路もタクシーでホテルに戻った。。夜市は地下鉄剣潭駅が目の前にあったのだが、もうお腹いっぱいで動きたくなかったというダメな理由で。


 あんまり載せすぎると重たくなるのでページを分けました。


 絶望先生ひえぴた



 絶望先生コースター


 アニメイト台北の袋



 メイド喫茶入り口

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1975/04/02
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今さらですが非公開に変更
趣味:
読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
自己紹介:
四十路オタです。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。
艦これ提督ですがリポートをここにあげたりとかいう事はしておりません。攻略記事を書けるほど上手でもないので。
一次創作及び二次創作に関してはpixivで発表しております。興味をお持ちいただいた方は上部のリンクからお願いいたします。
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