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漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。
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 前回、ちょっとした試みとして本編とさぷりめんとを分けて感想を書いてみましたが、特に賛同も不評もいただきませんでした。書くほうとしては各々に集中できたので今巻でも継続したいと思います。


本編
・零戦と並行して飛んでるのは飛行艇の九七式大艇ですな。所謂水上飛行機です。あまり知名度はありませんが優秀な機体でした。
・試作0号機のパイロットは因縁ある相手。
・「野良犬どもめ…!!」「表に出るならしつけくらい済ませて来い!!」これは『紳士たれ』がモットーの海軍軍人とも思えぬ粗暴さ。
・「…翼もエンジンも無しに空を飛べるだと…?」「ふざけやがって…!!」嫉妬か。
・「なんだあの動きはー!?」機械の機動と人間の機動じゃ勝負にならない。むろん、小回りが効く人間の動きのほうが有利。
・「こいつー」「これまでの戦闘機とは次元が違う…!!」そらもう、大和民族の知恵と技術の結晶ですから。装甲は紙同然でしたけどね。
・京介の足に絡み付くのは、亡き父の幻影。
・「人間らしく生きたいならそんなものは捨てろ!!」「でもお父さんー僕は能力者なんだ!」「それが僕なんだよ…!」「僕はー」「僕でいることをやめたくない!!」親に自らの存在を全否定されちゃうのは呪縛となるに十分。そしてそれを振り切れて良かった。
・「君はこのままでここにいていいんだ」振り切った切っ掛けは隊長のこの言葉か。
・速度を上げて、敵を引きつけ反転一撃。軍オタとしても熱くなれるシーンでした。
・勝利に沸く超能力部隊の面々に、冷や水をぶっかける謎の潜水艦の存在。
・潜水艦を追っている飛行機はどうやら九六式水上偵察機(三座式)っぽいです。ちゃんと資料に基づいて描かれているからモデルを追いやすいのが軍オタ的には高ポイントです。
・超能力とはいえ紙飛行機に人が乗って飛んでるところは非常にシュールですな。
・潜水艦を拿捕するのに催眠幻覚かぁ。良いアイディアだが文化の違いにより失敗。にしても椎名先生は人魚お好きですなぁ。ノリノリの男どもと、ツッコミを入れてる管理官の対比が愉快。
・潜水艦が追っていたのは、謎のイルカ。「我々ハー」「政治的亡命ヲ希望スル!!」伊号はこうやって生まれたのか。
・「僕が行く!!」京介吶喊。そこにひらめく銀翼の援軍。「つかまれ、坊主!!」昨日の敵は今日の友。
・魚雷を破壊し、イルカ救出を果たした京介の表情の明るいことと言ったら…。平成のやさぐれたあの目つきとは到底同一人物とは思えない。
・しかし、この時の笑顔が輝いていればいるほどに、後々の運命の過酷さが重くのしかかる。
・新章突入。舞台は再び現代へ。追われる男と、追う女と。
・「状況は不明です!」「自殺の許可をー」この殺伐さ。ブラックファントムならでは。
・「敵を全滅するまでが戦争です!」「100人の敵と戦うときは99人をもって中程とせよ!」近代戦の心得にしても殺伐としすぎ。
・「僕の力はいずれ最後の一滴まで使う時が来。る」「君らの手で負えるうちは任せておかないとね。」「次世代を育てるためにもーさ。」言ってることは間違ってないが、やたら物騒に響く。
・影チル2名もいよいよ学校デビュー。先輩たるチルドレンがフォローを…紫穂だけなんか物騒なこと言ってるけど。
・クラス分けで別々になってることにショックを受ける澪はなかなかかわいい。
・「何か手違いでもあったかな?」「ま、いろんな友達を作るにはその方がいいかもな。」皆本がまたひとつおかんっぷりを上げた模様。
・「みんなを頼むよ、薫…!」「頼りにしてる。」ここだけちょっとギャルゲーっぽいとか考えちゃう私の頭がギャルゲー脳。
・そして、フェザー。「そろそろ話し合った方がいいわね。あの子たちのー」「…ううん、私たちの未来のこと。」いよいよ別れの時。
・最後の話し合いの場は、皆本と1対1で。
・場面変わって、手術室。1つの命を救うための呉越同舟。
・「い…いいだろう。」「貴様がそこまで言うなら用件を教えてやる。」頬を染めるな頬を。
・「ごめんねー。」「合体のジャマしちゃってえ。」合体って。釣りバカ日誌か。
・「しゅっ……」「修二の元カレと元カノ!?」「あんた両方イケるの!?」何をどうやったら賢木が一番嫌がるか把握してるなぁ。
・「少佐につきあってしばらく観察してたけどー」「あんた退屈しのぎに女口説いてるだけじゃん?」「医者としてエスパーとして、自分の能力をフルに使えない欲求不満。」「はけ口にされる女もカワイソウだと思うなー。」この辺はようやく掘り下げられましたね。もっともっとダークな理由があるかとおもってましたが、割と普通でした。
・「お前より異常な奴ってのを初めてみたぜ。」「こいつらだけは許せねえ。」医者として大人としての矜持。
・「君は必ず家に帰れる。」「そして最後にはー」「いつまでも幸せに暮らすのさ。」「おとぎ話のハッピーエンドのようにね。」「僕が、」「そうしてみせる。」「もう二度としくじったりはしない。」半世紀以上かけて醸成されたトラウマだなぁ。
・「また一緒のクラスで、」「嬉しいよ、澪!!」どんどんジゴロの腕を上げている薫。
・そして、フェザーと皆本と。「ここで話をするっていうのか!?」この辺で私もぼちぼち察しがついてきました。ここは、何度も何度も皆本を苦しめた悪夢の、あの場所だ。
・「知ってるんでしょ、ミナモト」「私の正体を。」「お前はやはり…」「薫か!?」「未来から時間を超えて戻ってきた薫なのか!?」まぁ、やっぱりそれだと似てるのも納得。
・未来の薫が見せた、悪夢のような現実。これからあるかも知れない残酷。
・手術完了直後、姿を消す兵部。
・「あんたひきとめて」「俺が!?」だからって「一緒にいてくれ!」は豪速球過ぎるだろ。
・「これはー」「これは本当に起こったことなのか?」「私には起こったこと。」「あなたたちにはこれから起こること。」直視するだけでも消耗しそうな未来図。
・「本当に勝手な奴ね!」「僕は犯罪者だからね」このへんのやりとりは姉弟だったことを彷彿とさせる。
・「でもおそらく、」「何をしても未来は変えられないわ。」「あなたたちの誰も「黒い幽霊」には勝てない。」「僕らのやってきたことに意味はないのか!?」「何をしても幸せな未来を作ることはできないっていうのか!?」突きつけられても、ハイそうですかと受け入れられるものではない。
・「…そんなことあらへん。」「ウチらは幸せやったもん。」「皆本はんのおかげやで。」ここはまるで遺言のようだ…きっつい。これはきっつい。
・トリプルブーストを拡張して時空を超えてしまったか。それをするためにどれほどの壁をのりこえたのかなぁ。
・「な…何よ、葵ちゃん」「わ、私は今さら皆本さんと話すことなんかー」雰囲気がそんなに変わらないのな、紫穂。
・異分子である自分達の存在がイレギュラーとして世界の必然を乱す、か。椎名先生のSF魂を垣間見た思いです。
・重い重い現実を飲み込んで帰宅したら、そこは変わり果てていた、と。動じずに飯食ってる賢木と管理官はいかがなものか。
・「あたしたちの中学2年は、」「そんな風に始まった。」激動の予感しかしない。
・兵部が消え、フェザーが消え、取り巻く空気は重くなる一方…。
・「ジャマしたらー」「HDレコーダーの留守録を全部消す!!」ヤな脅迫。
・妨害思念波は皆本独特の武器。まぁ、誰しも混乱させるネタの1つ2つは持ってそうですけどね。
・「僕はもう死んでいる男なんだ。」「今もここにいるのは思い残しがあるからにすぎない。」「たとえいなくなってもあまり悲しまないでくれ。」これもまた『遺言』だね。澪に突きつけるにも関わらず、この正直さはどうだ。
・皆本がバレットを抱きかかえるシーンで正直な反応を見せるパティの通常運転がむしろホッとする。
・花見か。これが最後の宴になったりするのかなぁ…秀吉でたとえると、北野の花見というよりも醍醐の花見っぽい雰囲気が。
・おまけの兵部京介語録、全部元ネタがあるのは分かるんですが、全部ここでネタバレするのも大人げないので敢えて黙っておきましょう。


さぷりめんと
・毎度キャッチーなカバーのフルカラー4コマですが、今巻でも男性キャラしか居ないのに非常にキャッチーでした。椎名先生の三つ子の魂を見た思いです。
・大豆と芋で構成されたのか、あの胸は。気持ちは分かるが、影響には個人差があるぞ葵。
・同じゾンビでも、科学的に証明できる奴は平気で、そうでない奴はダメ。…なんとかならんのか紫穂。
・乙女とおっさんが同居する薫の研究レポートが書きたい。
・「年寄りが悲しくなる理由なんかいくらでもあるから。」「神経痛とか残尿感とか」「適当なことを言うなあッ!!!」
・「乙女カ オ前ハ。」兵部は確かに乙女な部分持ってると思う。
・超能力って治癒能力にも向けられるのか。コレは純粋に羨ましい。あと、どんどん己の黒さを隠さなくなっているナオミに更生の機会はあるのか。
・食おうとしたら相棒。強力な説得力。
・報われない真木シリーズも毎度お馴染み…。本作中一番の取り越し苦労男に乾杯。
・「公式が病気!!!」お前が病気だパティ。
・「リア充呼ばわりされた!?」「フラグも立たないのに!?」「納得いかねぇぇー!!」バレットはフラグ立ってる気がするよ。ベストエンディングに到達するための難易度は鬼だろうけど。
・気になる人程見つけちゃうシリーズ、紫穂編。萌えどころというのともまたちょっと違う気がするが、かわいいねぇ。
・「どんだけおっぱいが気になるのって話よ!!」そりゃ気になるってばさ。しかも成長過程のだもの。
・カマボコ板と使用済猫カンで自らの弔いの準備…。笑えねぇ。
・悠理、いい子だ。
・「あれ絶対幽霊ですって!!」実際は幽霊より厄介な何かでした。
・私は長髪にしたことがないのですが、妻が長髪なのでこの辺の苦労はよく分かります。

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旧世代オタクなので言う事も発想も古いです。
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ふさ千明
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49
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男性
誕生日:
1975/04/02
職業:
今さらですが非公開に変更
趣味:
読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
自己紹介:
四十路オタです。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。
艦これ提督ですがリポートをここにあげたりとかいう事はしておりません。攻略記事を書けるほど上手でもないので。
一次創作及び二次創作に関してはpixivで発表しております。興味をお持ちいただいた方は上部のリンクからお願いいたします。
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