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漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。
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風雲児たち幕末編
・祝センターカラー。見開きで劇画調彦根藩士たち。相変わらずみなもと先生が描く爺様はいい味出してるなぁ。
・「直ちに小石川まで同道案内せいーっ」激するあまり槍の石突で畳をぶっ叩く七十六歳。押しとどめる弟も七十越えてんだよなぁ。
・あと、今回読むにあたってWikipediaの該当項目見てみたら風雲児たち幕末編が引用されてました。
・まぁ、実際問題彦根から江戸までやってきたら一息入れないと討ち入るどころじゃありませんわな。
・門前で示威行動繰り返されたら身柄預かってる方はたまったもんじゃありませんな。細川藩の諸氏には同情します。砲二十門あろうとも千人相手じゃなぁ。
・幕府側も折れて、伝馬町送り決定。送別会が盛大だったのは、やっぱりそれだけ井伊直弼が嫌われてたってことなんでしょうな。
・そうかぁ。彦斎ここに居たんだよなぁ。何度も何度も思うことですが、歴史って連綿とした繋がりなんですよねぇ。
・そしていよいよ直接対決へ。互いに武士なので仲裁されても引かないし譲らないし。謹慎中の斉昭まで陣頭指揮。
・混乱期に怪情報が流れるのは今も昔も。ここで旗本チルドレン出てくるのも結構胸熱。
・ここでようやく江戸参府途上の薩摩藩ご一行の場面に。何カ月ぶり…いや、年越えしてるか。久しぶりにも程がある。
・「重大なお話ゆえその前にお人払いを」さすがみなもと先生。いつもながら、可能な限りはギャグを入れてきます。
・「水戸藩がついにやったか……」意外性ゼロなのな。『いつかやると思ってました』というレベルなのな。
・「大老の首を落としたのが次左衛門でごわりもすっ」「んじゃ薩摩が主犯にされっどー」藩としては最悪の結果に。
・「薩摩に帰るーっ」一歩間違えりゃ大問題になる大決断なはずなのに、あっさりとまぁ…。
・大久保一蔵版伏見要駕策はかくして水泡に帰す。一週間の差で歴史の流れは変わってしまった。
・そして身内を幕府に渡さないための一団の、その心中やいかに。
・困った時には改元。人心一新という意味では一理ありますが、悲しいかな、これが有効打たりうるには時代が既に乱世でありすぎた。
・かくて安政は終わり、一年限りの万延がスタート。翌年改元する習慣な理由は「ググればわかるけどね」と書いてあったのでググってみましたが、甲子、戊辰、辛酉の3つの年は区切りと見なされ改元する習慣があるそうですね。勉強になります。
・「アホな努力をしてる間に江戸の危機を鎮めたらどうだー」いやまぁ、でも人心の安定ってのは大事ですよ。それで仕事が終わったと思ったらもちろんダメですが。
・瓦版の頃からテキトーにでっち上げる伝統は変わってないなぁ。
・大ネタだけあって、落首の豊富なこと豊富なこと。出来もいいし。それだけネタの多い事件だったということでしょうけれども。
・で、そのネタ元の主役たちは伊勢で捕縛、と。あれ?伊勢だったかな捕まったの。記憶があやふやです。半端に知識があるもんだからかえって良くないです…。


剣客商売
・剣の名人が薪割りしているシーンは塚原卜伝先生以来の剣豪の王道。
・秀、再び。父の墓参の帰途、出くわした事件は子供が襲撃される痛ましいもの。
・生き残った子供を連れて、小兵衛先生のところへ。困ったときの小兵衛先生。
・秀と子供を家に泊め、小兵衛先生は家の周りを巡回。
・「おはる、そっと舟を出せるかえ?」「あい、出せますよ……」「月はないが舟に灯りを、入れたくないのだ。」「大丈夫、ですよ、あの男の子を何処かに移すのかね?「ほう、えらいな……よくわかったものじゃ。」「それくらいわかりますよう……もう……」この辺の呼吸は夫婦だなぁ。
・月のない闇夜に舟をこぎだすおはる。それを見守る秀。
・「手裏剣の名人が炊く飯の味、楽しみじゃな……」すっかり食い道楽の人だよね小兵衛先生。初期は『女の味が云々』とかも言ってたのに。
・「父上、弁当を持ってまいりました。」そんな小兵衛先生にとっては何よりの親孝行です。
・警戒云々の話をしている途中から視線が弁当に釘付けになる小兵衛先生。
・「ふむ、炒り鶏に玉子焼きか、こいつはいい。」「何しろ大治郎、手裏剣の名人がこしらえた味噌汁には、閉口したよ。お秀は毎朝あんなに薄い味噌汁をやっているのかねえ……」「父上はちかごろ贅沢になられましたな。」さすがの大治郎も若干あきれ気味。
・「三冬はどうじゃ?」「母上のお仕込みにて……」「こいつめ。」時代を代表するような剣豪親子による実に平和な会話。
・帰ろうとする大治郎を引き止めて一緒に酒。
・一方で、襲撃して撃退された者は痛みでうめいていた、と。自業自得。
・味方だったはずの男まで襲撃して、挙句そっちだけしか仕留められていないというのは何とも間の抜けた話です。そりゃ元締に合わせる顔も無いというものです。
・で、自分も殺されちゃう…。
・「誰か人をよこしましょうか?」「何、大丈夫さ。飯の仕度は元長の亭主にたのんだ。」小兵衛先生の関心事は常に飯オンリー。
・「ま、ゆっくり相談をしよう。どうじゃ泊まっていは、行かぬか?」「私はちっともかまいません。」「よし、それならのみ直そう。食い物も元長からたっぷりと届いているからのう。」どう見てもそっちがメインですよ小兵衛先生。
・「この年齢になると、もう女より按摩だねえ。」「大先生、そんなこと おはるの御方に申しあげますよ。」小兵衛先生、これ、偽らざる本音なんでしょうけどねぇ。
・白金の元締もみたらし団子食べながら報告聞いてるし…。
・しがらみが絡み合って抜け出せなくなっているのか。
・元締の握っている剣客は小兵衛先生と同門だった者の弟子。小兵衛先生に打ち砕かれて身を持ち崩していっちゃったのはどうにもやるせないですなぁ。
・「いぁあ元締、あの…」「秋山の爺さんだけはだめだ…」「手を出さぬがいい、この大野床作がいうことだ、間ちがいはない。」打ちのめされた相手というのは如何ともし難いものです。二十両が百両でも動かないでしょうな。
・「先生、私がいなかったのでさびしかった?」「ああ、さびしかったよ。」「やっぱり私がいないと困るねえ?」「ああ困る。」平和な会話。
・「私もこんな子がほしい。」「わしにはもう生ませる能力がない。」「またそんなこという……」「だってそうだろう?」「知りませんよう。」切ない会話を…。
・小兵衛先生が絡まないと知って、三十両で引き受ける大野。剣の腕しか知らないから甘く見ている模様。
・かくて襲撃するも、罠にかかってあっさり返り討ち。
・「母上怖かったでしょう?」「うちの先生なら安心だけど若先生ではちょいとたよりないよう。」さりげなくのろけるのな。
・「それにしても弥七、どいつもこいつも大人どもがたわけたまねをするおかげでばかを見るのは子供たちじゃな。」「いつの世にもこのことは変わらぬ… 呆れ果てて物もいえぬわえ。」現代でも、残念ながら…。

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旧世代オタクなので言う事も発想も古いです。
HN:
ふさ千明
年齢:
49
性別:
男性
誕生日:
1975/04/02
職業:
今さらですが非公開に変更
趣味:
読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
自己紹介:
四十路オタです。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。
艦これ提督ですがリポートをここにあげたりとかいう事はしておりません。攻略記事を書けるほど上手でもないので。
一次創作及び二次創作に関してはpixivで発表しております。興味をお持ちいただいた方は上部のリンクからお願いいたします。
拙ブログはリンクフリーですが、ご一報いただけるとありがたいです。
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