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マッサージの効果か薬膳が効いたのか、それともベッドが良かったおかげか。いずれにしても大変良い目覚め。

 妻の目覚めも悪くなく、朝食を食べる余裕もあった。

 主食となるものは小麦系が食パンにデニッシュ、ワッフルとフレーク各種。米飯系は普通の白いご飯や粥に加え十六穀米もある。あと、これは主食と言って良いかどうか分からないが、ふかしたサツマイモまであった。

 さて副菜だが。
 基本的にはシーザーパークと大きな差は無い。向こうでもやっていた卵のリクエスト調理がここにもあったし、ハムを注文して1枚1枚切ってもらうのも同様。生野菜各種、スクランブルエッグ、ソーセージ、中華風野菜炒め、中華風肉野菜炒め、ハッシュドポテトと豊富だったがスープは味噌汁のみだった。西洋系の方々は困らないのだろうか。 

 デザートはフルーツが5種類に小豆餡を使った餡餅。
 最後に飲み物だが、珈琲とミルクはアイスもホットもあったものの紅茶はホットのみ。また、烏龍茶は存在そのものが無くちょっと残念。他にはクランベリー、グァバ、オレンジの各ジュースと、なぜか『白湯』があった。

 白ご飯をメインにしつつも、おかずは極力野菜を多めに取るように心がける。特に生野菜は台湾で食べ歩きメインな食生活をするとなかなか食べる機会が無いので積極的な摂取を行なう。ちなみに日本ではあまりお目にかからないが台湾のホテル朝食ではお馴染みなアルファルファが実は好物だったりする。

 ドレッシングの種類が豊富なことにも後押しされて割と美味しく平らげ、デザートのフルーツに締めの珈琲までじっくり堪能して部屋へと引き上げた。
 
 さて。本日の予定であるが、今回の旅の主目的のひとつである高雄のお廟行きはとりあえず保留とし、もうひとつの主目的であるお茶その他の買い出しをメインとすることに決定。
 私にとって台北でお茶と言えば峰圃茶荘さんだが、妻が冬の一人旅で見つけてきた迪化街のお茶屋さんが大変良かったので今回はそこにも足を向けることとした。

 ただし。この迪化街というのがなかなかにクセモノで、MRTの駅からもそこそこ遠いし、タクシーで行くにもこのあたりは道幅が狭いので思ったとおりの場所で下ろしてもらえる自信が無い。

 歩くこと自体を忌避する訳ではないのだが、この日の陽射しが暑いを通り越して痛いになりつつあることが懸念の種だった。
 異国の地で熱射病など避けねばならない。少なくとも極力対策を立てて臨まねばならないと考え、資料やら地図やらをあれこれ検討した結果バスで行くことにした。

 迪化街最寄りと思われる南京西路口バス停に行くには206番のバスが良いようであり、それに乗るにはMRT西門駅からが適切と思われた。

 出発前に水分を多めにとり、かつ移動中の飲み物も携帯して部屋を出た。

 西門はホテルの目の前を通っている板南線の駅なので乗換えも無くスムーズに移動完了。
 構内の案内板に従い、5番出口から地上へ出る。
 陽射しはさらに強くなっており、中華鍋で炒りつけられているような気分になりつつ、バス停へ。天母行きという比較的長距離な路線のためかバスはなかなか来なかったが、幸い屋根付きベンチ有り木陰も有りという恵まれた環境だったので、陽射しさえ『当たらなければどうということはない』…は言い過ぎにしてもバスが来るまでの時間をどうにかこうにか耐える事が出来たが、そうでなかったらおそらく手近なタクシーを捕まえて運を天に任せたドライブをするか、もしくはホテルに一時撤退を余儀なくされていただろう。

 空港同様、何台も何台もバスを見送ったあと、ようやく206番のバスがやって来た。車内に満ちる冷気をありがたく全身に浴びながら、悠遊カードをタッチ。
 椅子に腰掛ければ車窓を楽しむ余裕も出る。何度もこの街に来ているのにちゃんと見ることがなかった北門(清朝時代の遺構)もしっかり確認。
 降りるべきバス停もLED表示のおかげで把握出来て、大阪や福岡でバスを使うのとあまり変わらない感覚で無事任務完了。

 さて。バスで北上してきた延平北路を渡ると、もうそこは問屋街。厳密には迪化街ではないらしいが、厳密な区画もないので別に気にせず目的の店へ進む。
 アーケードではないが歩道が屋根付きだったりするのが地味にありがたい。まぁ、歩道を歩けば「おみやげどう?」「からすみあるよ」等々声をかけられたりするわけだが。
 漢方薬やからすみを買うつもりは無かったが、ドライフルーツは好物なので立ち止まって検分。『六安堂参薬行』や『黄永生参薬行』というお店でガンガン試食を勧められ、これがどうにも美味かったのでこちらもガンガンと購入する。毎回購入するパイナップルやマンゴーに加え、今回は試食して美味かったイチゴも追加。
 持って来たトートバッグをドライフルーツでいっぱいにして、再びお茶屋さんを目指す。彰化銀行のところで左折し、西へ少し歩くと目指す茶樂樓がある…のだが、シャッターが閉まっていた。
 年中無休と聞いていたのだが、どうやら臨時休業のようである。昨年冬にこの店を訪れた妻の情報によると店主が唐突に茶畑に出かけたりする可能性もあるらしいので、多分そういうことだろうと判断。
 まさかの事態にやや呆然としたが、そんな悠長なことをしていられないくらいに暑い。近辺を無目的にうろついているだけで倒れそうに暑い。
 体力の消耗を避けるためにも次なる目的地峰圃茶荘さんへとっとと向かうことにする。それこそ立っているだけで干物になりそうな暑さなので移動手段はタクシー一択となる。
 幸いにも5分も経たぬうちに目の前に空車のタクシーが現れてくれたので、素早く手を挙げ、乗り込む。
 峰圃茶荘の名刺を見せると、運ちゃんは大きく2回うなずいて車を発進させた。実になれた感じで10分走るか走らないかのうちに車は店の前に。このあたりの知名度の高さはさすが老舗。
 店内に入ると、店主の蒋老人は先客対応中。次の予定があるでもないので店内商品を確認しつつ待つ事しばし。
 先客の購入が完了し、我々の番が来た。勧められた椅子に座ると、早速好みのお茶の種類をたずねられる。「阿里山の高山烏龍茶をお願いします」と答えると、老人はすかさず茶葉を茶器に投じ、試飲用の一杯を用意してくださった。
 まぁ、ここのお店の試飲は一般的な日本語で言うところの『歓待』なのだが。
「ゆっくり、香りを楽しみ、ワインのように味わって飲んでみて下さい」
とのお言葉だったが、すっかり暑熱にやられてしまった私は我慢が足らずあっという間にカラにしてしまい「早すぎますよ。もったいない」とご指摘を受ける羽目に。 

 2杯目からは喉も潤い、ゆっくりゆっくりと香りも味も楽しみながら飲むことが出来た。
 口から鼻に抜ける甘さすら含んだ芳醇な香りは阿里山烏龍茶ならではのもの。嗚呼、嗚呼。これだ。これを求めて、これが欲しくて、我々は毎年毎年この国を訪れているのだ。

「これでお願いします」

というと、購入希望品を記入するA4両面の発注シートを手渡される。ちなみに勿論表記は日本語。これに記入している間に、空になった茶碗が再び琥珀色の液体で満たされる。

 お茶は自分たちで飲む分にお土産として送る分を含めるとかなりな量になり、そこに台湾島の形をしたパイナップルケーキと舞茸チップスも同じく自宅用お土産用に大量確保したら、総計で大きな紙袋2つ分になってしまった。
 また今年もやってしまいましたなぁ、と夫婦で顔を見合わせて苦笑いしていたら老人から「ホテルまでお荷物をお届けします」とのお言葉を頂戴する。
 
 実はこのあと、ここの近所にある『光南大批發』という日本で言うヨドバシソフマップ的なチェーン店で時計のバンド交換をするつもりだったので一も二もなくお願いする。
 ではこれにて、と挨拶をしかけたところで老人は
「マンゴーもおつけしておきます。ホテルで食べてください」
と言い、孫におやつをあげるかのような表情を見せた。

 さて。身軽な状態で光南大批發を目指す。道すがらに昨日食べ損ねた胡椒餅のお店があるので、妻のご要望に従いこちらで一息つくことに。


 灼熱の昼日中に食べる胡椒餅もなかなか乙なものだが、夜市で大行列が出来ていたもうひとつの理由を身を以て理解出来た気がする。

 小腹を満たし、イザ!バンド交換と意気込んでお店に入ったものの。目当てのバンドが見当たらない。正直もう体力ゲージが限界に近かったこともあり、素直に白旗を掲げて店員さんに聞いてみる。咄嗟なのと疲れていたのとで、口をついて出たのは怪しい英語。
このとき「I want to change this watch band」かなにか言ったと思う。もっとカタコトだったかも知れない。ともかく、これで通じた。
 通じたのは良かったのだが、在庫が無いので取り寄せになるとの返答。実は手元にはバンドの切れた腕時計が2つあったのだが、もうひとつのほうも在庫切れだそうで、万事休す。
 確認してみれば前にバンド交換したのが2009年。もう5年も前のことだ。在庫が無いのもムベなるかな、である。
 ここでもうひとつ別の腕時計を買っても良かったのだが、もう何かを選択する余力が無かった。くらくらする頭をどうにかなだめて、台北駅にたどり着く。直射日光を浴びなくなった途端に少し楽になったのだから、やはり南国の太陽というのは舐めてはいけない。ここ数年適度にスコールと遭遇してきたりして心身に優しい状況が続いていたので、すっかり慢心していたようだ。

 しかし今宿に帰ってしまうと昼食を食いっぱぐれる。貴重な台湾での一食を棒にふるのはいかにも勿体ない。そう思ってフードコートで牛肉麺など食べてみたのだが、半分しか入らなかった。やはり体調の悪い時に欲をかいて無理をするとロクなことが無い。

 せっかく台北駅に来たのに構内にある鉄道グッズ屋に立ち寄る根性も無くMRT乗り場に急ぐ。
 國父紀念館駅で下車し地上に戻ると、再び目眩が襲ってきた。逃げ込むようにホテルに戻り自室で横になる。
 目が覚めた時、時計は17時を少しまわっていた。窓越しに感じられる陽射しは依然として強かったが、体調が回復したおかげで出かけようという気持ちも復活していた。
 それにしても夫婦というのは面白いもので、私が目覚めてしばらくすると妻も起きだしてきた。

 自然、さぁて、このあとどこへ行くベエかという話になる。
体力が回復したとは言え万全ではないし、明日以降のことを考えると無理は出来ない。
 こういう時、答えはひとつ。本屋、である。
 台湾におけるジュンク堂的存在である誠品書店。ホテルからMRTでひと駅隣の市政府駅の裏手にはその誠品書店があるのだ。
 中にはレストランもあったりするので、夕食もすませられる。ちなみに誠品のとなりは阪急百貨店なので、そこでも夕食可…というかそこで夕食をとるのが普通の選択なのだろうが、ここは日系百貨店ということで日本でお馴染みすぎるお店が多々入っている。さすがに台湾に来てまで『ぼてじゅう』だの『さと』だのはちょっとためらわれる。
 まぁ、何にせよ誠品で本を買ってから、その時の気分に合わせて店を選ぼうという結論に至った。
 買い置きのパパイヤミルクで水分補給をして外へと出る。
 夕暮れ時、風こそ凪いでいるものの昼間と比べたら歩きやすさは雲泥の差。MRTでひと駅なら歩いたほうが早いと、てくてく進む。エアコンで冷やされた身体には多少の熱気がむしろ心地いい。一日中このくらいの気温気候であればもっとあちこち出歩けるのだが。
 昼間と違い心身ともに余裕がある状態なので市政府駅や阪急百貨店が見えてきた時には「え?もう?」という感じだった。

 市政府駅はMRTの駅であると同時にバスターミナルでもあり、ここから方々へ高速バスが旅立っている。それこそ桃園空港や港町基隆へもここから出発できる。台湾ではあまり見かけないコインロッカーも少ないながら備え付けられている。コンビニやフードショップもある。

「帰りはここから空港へ向かってもいいな」なんてことを話しながら、入ってきたのと反対側へ抜けると目の前が誠品書店のビルだ。

 目当てのものはあるが、まずは最上階のオーディオコーナーへ。以前の旅行記でも書いたとおり日本と台湾ではDVDはダメだがCDとブルーレイは共通規格なので買っても問題無い。
 何か掘り出し物でもあれば、とうろついてみるが今イチピンと来なかったので本売り場へと降りる。

 ちなみにこの時私が探していたのは『日本皇族的台湾行旅』という本。その名のとおり台湾が日本だった時代にこの地を訪れた皇族の旅についての本である。こういう台湾ならではの本は是が非でも押さえておきたい。おカタい内容だが冊数は出ているらしいのでこのクラスの本屋なら簡単に見つかるだろうと思っていたのだが。
 これが、見当たらない。まず新刊コーナーにない。アレッと思い歴史コーナーや台湾コーナーを探るも見当たらない。見落としてしまったのか、それとも売り切れてしまったのだろうか。判然としないまま置いてありそうな場所をぐるぐるまわり続ける。溶けてバターになるくらい歩き回っても見つからない。

 iPadをベースにした在庫検索機があったのだが、キーボードが発音記号式でなかなか思うように字を変換出来ない。どうにかこうにか『日本』だけは変換できたのでとりあえずそれで検索してみると無数に情報が出てきて手に負えない。
 途方に暮れつつあれこれボタンをいじってみると日本語変換設定が出てきた。何でこんな機能がついているのかとか悩みだしたらキリがないのでとりあえず検索。その結果によると、ちゃんと歴史コーナーの棚に在庫はあるとのこと。
 しかし、やはり無いものは無いのである。
 きっと最後の1冊が売れてしまったのだろう、とついに諦めて帰ろうとエスカレーターに乗ったところ、1つ下の階も本売り場であることに気づく。ただ、本以外のものも半分くらいのスペースを占めているのでそんなに期待は出来ない。

 まぁ、それでも見るくらいなら、と新刊コーナーに足を運んでみたところあっさり発見。
「上から見てまわったのが敗因だったか」
と今さら嘆いてみても仕方ないので、平積みになっている本をレジに持っていって無事任務完了。
 本来なら翻訳された日本漫画購入とか色々目論んでいたのだが、心身ともに疲れてしまったので今回はこれにて撤退。
 夕飯をどうしようか、という話もあまり盛り上がらず、結局帰りのコンビニでカップメンやらおにぎりやらを買ってホテルですませることにした。この時買った鯖のおにぎりやらカップメンやらが結構旨かったので全く悔いはなかったが。

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今さらですが非公開に変更
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読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
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