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漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。
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前日が思いの外盛り沢山なお買い物デーだったので本日は本格的に休養日とすることに決めていた。
 ドアノブにDon’t disturbをぶら下げ買い込んでいたパンや果物で朝食とし、まったりと過ごす。
 食べ終えると、家人は洗濯をしたいということで荷物を抱えてコインランドリーへと向かっていった。ならばということで私もお土産用のパイナップルケーキを買い出しに行くことにした。
 というわけで。何度目かの移転により台北駅の西側に置かれることになった高速バスターミナルから基隆行きに乗る。
 30分程の乗車で港町基隆に到着した。
 港前の広場で毎年恒例の1枚を撮影してから、強い日差しを帽子で誤魔化しつつ目当ての李鵠餅店へと向かう。
 いつもの身振り手振りにてパイナップルケーキと、ここでしか見たことがないストロベリーケーキを30ずつ購入。毎年買っているおかげでおなじみになったピンクの大袋に詰めてもらってバス乗り場へと引き返す。
 部屋に戻ると先に家人は戻っていて、もう昼だが食事をどうするかという話になった。

 シーザーパークのレストランで食べてもいいし、どこか外へ食べに行ってもいい。「何が食べたい?」という話になって我々の脳裏に浮かんだのは台北駅にあった姫路駅の駅弁屋『まねき』だった。
 駅弁を買ってきて部屋で食べるのもいいのだが。どうせならやはり列車内で食べたい。
 「じゃあ折角だから」ということで出かけることにした。
 どこへ行くのか。あんまり近すぎても弁当を食べるのには向かない。
 在来線なら新竹、新幹線なら台中が良いだろうということになったが、在来線は直近の特急も急行も満席。
 じゃあ台中まで行ってデザートに現地の美味しいものを食べて帰ってこようという結論に至った。
 とはいうものの。台中はまだ行ったことがなかった。厳密に言うと通過のみで降りたことがなかった。なので土地勘がほぼない。
 ガイドブックをめくって調べてみると宮原眼科という店が目に止まった。ここはもともと眼科だった建物をリノベーションしたアイス屋さん。
 ネットの情報ではどうにもやたら並ぶらしいということだが、その場合は第四信用合作社という系列店(ここも信用金庫をリノベした店)に行くことで決定。
 売り場に行くと長蛇の列が作られていたが、券売機ではスムーズに買えた。ただし、直近の列車は指定席が満席だったのでグリーン車で行くことになってしまったが。
 待ち時間が短いので取り急ぎまねきの店舗に行くと岡山名物豚肉蒲焼便當(弁当)なるものが目立つところに置かれていた。お値段は1つ160元。
 不意打ちに弱い我々は1も2もなくこれに決定。
 13時11分、列車が台北を発車すると早速フタを開けてちょっと遅めの昼食を開始した。程よい濃さのタレに肉もご飯もどんどん進む。付け合わせの卵焼き、インゲン、ジャガイモ、紅ショウガと組み合わせて食べるとさらに良い。列車が桃園に着くまでには弁当は綺麗さっぱりカラになっていた。
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 グリーン車のサービスでもらったコーヒーを飲んで食後のシメとした。
 14時15分、定刻どおり高鉄台中駅着。
 ここから台鉄新烏日駅へは徒歩移動。20分の待ち合わせで新竹行き區間車(各駅停車)に乗る。
 日曜日とはいえ結構な混み具合。14時45分、台鉄台中駅着。

 いつの間にか人口で台湾第二の都市になっていた台中(それまでは高雄)に12年目にして初の訪問。
 ちなみに現在の高架化された台中駅舎は3代目で先代の駅舎は大正6年完成の赤レンガ造り。現在は国定古跡にしていされているため取り壊されることなく3代目の横に変わらず鎮座している。
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 その2代目台中駅から歩いて5分ほど行くとこれまたレンガ造りの大きな建物が見えて来る。これが宮原眼科。
 思っていたより遥かに大きい。個人経営の病院というイメージからはかけ離れた規模である。店内はイートインと物販に分かれており、物販はまだしもイートインは事前情報どおりの大行列。店の外に延々と伸びていた。
 ということでこちらも事前の計画どおりさらに5分ほど歩いた先にある第四信用合作社に移動する。
 こちらにも行列ができていたが、宮原眼科よりは遥かに短く冷房の効いた店内に並べたのでならばいいかということになった。
 並んでいる最中に店員さんが注文を取りに来る。我々が言語不如意の日本人と知ると日本語がわかる方に交代してくれて、無事注文完了。
 非常に凝ったトッピングなので注文してからも列の進みは遅い。しかし多彩なアイスの種類を見ているだけで結構飽きがこない。

 ようやく我々の番が回ってきたのでアイスを受け取り席についた。
 それにしてもでかいアイスだ。もちろん単に大きいだけでなく味も実に良かった。グドくない爽やかな甘さは長蛇の列にも納得できるレベルだ。
 その上トッピング各種もワッフルコーンもカサ増しの賑やかしではなく単体で食べても十分美味い。
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 ただ、美味いのはいいのだが冷たいものを涼しい店内で食べているとあちこちやられそうになる。こうなることを予期して注文しておいたホットの紅茶が胃に嬉しい。

 せっかく来たのだから他にも1カ所2カ所廻ってから帰っても良かったのだが。
 この日だけなのかいつもそうなのかはわからなかったが台中市街地はどこもかしこも賑わっていて、うろつくにもちょっとためらわれるレベルの混雑ぶり。
 無計画に来たこともあって疲労が蓄積する前に帰ることにした。
 帰りは台鉄でそのまま台北まで乗って帰ろうと目論んだものの、狙った列車がことごとく満席。彰化から海線経由で、というルートまで試したもののこれすらいっぱいという。自願無座(立席乗車)という裏技にチャレンジしようかとも思ったが、2時間半の立ち詰めは流石にきつい。
 仕方ないので来た時と同じ新烏日からの高鉄ルートで戻ることにする。
 台中から乗った區間車は積み残しが出る混雑っぷりで車内はラッシュ並みの押し合いへし合いだったが、乗車時間10分なので致命的なダメージにはならずに済んだ。

 高鉄台中駅で券売機をあたってみると来た時同様指定席が満席であり、帰りもグリーン車をおさえる羽目になった。これで「贅沢にも往復グリーン車で台北から台中までアイスを食べに来ただけ」ということになった。
 ひたすら混雑混雑だった台中が別次元の出来事であるかのようにゆったりした空間でうたた寝などしつつ17時54分、台北駅着。
 時間帯的には夕食の頃合いである。なんだか食べてばかりだが一旦ホテルに戻ると出るのが面倒になるのでこのまま食べてしまえということになった。
 少しでも空腹になるように地下街をうろついてから台北駅2階のフードコートへ。
 私はここで待望の虱目魚定食に豚足を追加して注文。
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 台北市内には虱目魚を食べられる店はあちこちにあるのだが、ワサビ醤油でいただけるとなると私はここと饒河街夜市入口にある海鮮料理店くらいしか知らない。
 脂ののった白身にワサビ醤油を合わせ、白飯の上にのっけて食べるのは至福の一語だった。

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今さらですが非公開に変更
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読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
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一次創作及び二次創作に関してはpixivで発表しております。興味をお持ちいただいた方は上部のリンクからお願いいたします。
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